今日のDQ5 (79)
2005年3月7日 今日の「DQ5」■いたスト、DQ5主人公=通称テっちゃん出しました。
勝因は「パルプンテ」レベル30に上がるという効果の御蔭です。
圧勝ってわけでもないのがダサいですが(笑)
テっちゃんの動きは、一つ一つが格好いい。
ダイスを投げるのが格好いい。立ち姿がクール(でも何か常時悩んでいるようにも見える)支払い時のがっくり感もなかなかいいかんじ。
こんなにクールだったのか。そうかー(笑)
敵にビアンカちゃん、フローラさんがいると、彼女達がカワイイカワイイ。二人のバトル(笑)そしてテっちゃん世話焼かれまくり。でも……「商人」は使い慣れないキャラクタなので、スフィアバトルが難しい。
■滝の洞窟 1 (ビアンカ視点)
ルーラでは山奥の村には帰れませんが、そういうことはまあ、多めに見てください。
色々寄り道とか長々と書いてまいりましたが、ようやく水のリングを探す探検が始まりました。
どっち視点で書くか、とっても迷いました。
これからも迷うことでしょう。
……洞窟探検の話は書くの苦手なんですけどー。
まあ、この洞窟はビアンカちゃんが一杯しゃべるから、書きどころは満載なんですけどねー。
追伸。
ちなみに、ビアンカちゃんの腕の中で、スラリンはテっちゃんに対して勝ち誇ったように笑いました。
テっちゃん、嫉妬です。でも本人は気付いてなさそう。
勝因は「パルプンテ」レベル30に上がるという効果の御蔭です。
圧勝ってわけでもないのがダサいですが(笑)
テっちゃんの動きは、一つ一つが格好いい。
ダイスを投げるのが格好いい。立ち姿がクール(でも何か常時悩んでいるようにも見える)支払い時のがっくり感もなかなかいいかんじ。
こんなにクールだったのか。そうかー(笑)
敵にビアンカちゃん、フローラさんがいると、彼女達がカワイイカワイイ。二人のバトル(笑)そしてテっちゃん世話焼かれまくり。でも……「商人」は使い慣れないキャラクタなので、スフィアバトルが難しい。
■滝の洞窟 1 (ビアンカ視点)
「ほ、本当にこの剣を使ってもよろしいのですか?」
ピエールは驚いた様子でテスを見上げる。
「うん、いいよ」
テスはにこりと笑って言うと、同じ剣を装備する。
「使いやすそうだよね、コレ」
「それにとても自分が強くなった気がします」
「お互い慢心しないように気をつけようね」
テスとピエールはそんな事を言い合って、軽く剣を触れ合わせ、やがて軽い練習試合みたいなのをした。
終わるのを待ってから、
「そんなに違うものなの?」
私が尋ねると、二人とも大きく頷いて「全然違うよ」っていうような事を言った。
「ビアンカちゃんの鞭はどう?」
「とってもいい感じ」
「良かった」
テスはにっこり笑った。
「ええと、じゃあ、これからルーラで村に戻って、ビアンカちゃんに水門を開けてもらいます。で、そのまま北上して滝の方へいってみようと思う。何かあると思うんだよね」
テスは地図を広げて、私達に見せてくれた。
確かに、あの大陸には他に水に関係するところはないみたいだった。
「もし、なかったら?」
私が聞くと、テスは苦笑して「まあ、その時は近くの小島とかに祠とかないか調べるしかないよね」って答えた。
ルーラで、村に戻る。
そのまま、村には入らず私達は山道を歩いて南下する。水門についたのは夕方だった。
テスたちが乗ってきた船が、泊まっていた。
「じゃあ、開けるわね」
「怪我とかしないでね?」
テスが不安そうに私を見た。
「大丈夫。私にまかせてね?」
にっこり笑いかけて胸をどんとたたく。水門を開けるのは初めてだけど、そんなに難しいことじゃない。
「えっと、ここをこうして……」
私は教えられた手順で水門をあける。
川をさえぎっていた鉄の扉がゆっくりと開く。
「さ、行きましょ?」
船に乗って、船長さんに紹介してもらう。
船長さんはとっても豪快かつ気さくな人で、私が一人増えたくらいでは全然動じなかった。
むしろ「綺麗な姉ちゃんは大歓迎だ!」とか言って歓迎してくれた。
水門を通る。
西日で水面がキラキラ光ってる。吹き抜けていく風がとても涼しくて気持ちがいい。
波の音を聞くのは久しぶり。この村に引っ越してくる時、ポートセルミまで船に乗ったとき以来かも。
甲板の少し向こうにテスが座ってる。風に目を細めて、沈んでいく太陽を見ているみたいだった。傍にはゲレゲレが寝そべっていて、もたれているみたい。
一枚の絵みたいだった。
何か、とても綺麗で、そのくせ、綺麗過ぎて嘘くさい。
私は何だか笑っちゃいそうな気分になった。
見納め。
だから一つ一つの場面を、ちょっとしたしぐさを。
全部憶えておこう。
「ねえ、一番星!」
私は空を指して、テスに叫ぶ。
テスは空を見上げてから、私を見て「ほんとだ!」って笑った。
次の日の昼頃、滝に到着した。
物凄い水が上から落ちてきている。
「この上を歩いたことあるんだ。ルラフェンの西なんだよ、ここ。もうちょっと西に行くととっても綺麗なルラムーン草があるんだよ。……時間があったらビアンカちゃんにも見せてあげたいなあ」
テスはそういって、西の方角を見つめた。
「いつか見に行ってくるわ」
私は笑って言うと、テスのほうを見る。
「ねえ、どうするの? これから」
テスはじっと滝を見つめて
「ねえ、この奥、何か横穴があいてない? 洞窟があるみたい」
私や皆は、言われてじっと滝を見つめる。
落ちていく水の向こう側に、大きな横穴が口を開けているのがうっすらと見えた。
「ありますね」
ピエールが答える。
「ね? じゃあ、コレに入ってみよう」
「え!」
ビックリした声をあげたのはスラリンだった。
「オイラ、水で流されたらどうしよう?」
「流れないようにボクが抱きしめててあげるよ」
「オイラ、どうせならビアンカがいい」
テスが不機嫌そうにスラリンを見る。私は笑った。
「いいわよスラリン。抱きしめておいてあげる」
スラリンは歓声を上げて私の腕の中に飛び込んできた。
そしてスラリンはテスのほうを振り返る。そのあとテスが顔を引きつらせていた。……何かあったのかしら?
滝の向こうには、広い空間が広がっていた。
後ろから水の落ちる音が響いていて、それが空洞のなかで響いて不思議な音になっている。
上を見上げると、とても天井が高い。
奥のほうも随分、入り組んで続いているみたいだった。
「なんだかすごいところね……! 水門の先にこんな洞窟があったなんて……。何だかドキドキしちゃうわ。小さい頃二人でお化け退治に行ったのを思い出すわね!」
「だから、一緒にはならないよ。全然魔物の強さも違うんだからね?」
「あら、テス守ってくれるんでしょ? 危険な目にあわせないって約束してたじゃない?」
「そりゃ……そうなんだけど」
テスは困ったように笑って、皆を見た。
「ピエールとゲレゲレ、一緒に行こう。あとの皆は船を守ってて? ビアンカちゃん、できるだけボクらは危険な目にあわせないように気をつけるけど、ビアンカちゃん自身も気をつけてね?」
「わかってるわよ」
「オイラまた留守番かよー」
「いってらっしゃい、テスさん」
皆が口々にいろんなことを言うのを、テスは笑ってみてた。
「じゃあ、行こうか」
テスが先頭で歩き出す。私やゲレゲレ、ピエールが続く。
わくわくしてる。ドキドキしてる。
どんな冒険になるのかしら?
とても楽しい気分。
でも、同じだけ寂しい気分。
お別れの時間が、どんどん近づいている。
ルーラでは山奥の村には帰れませんが、そういうことはまあ、多めに見てください。
色々寄り道とか長々と書いてまいりましたが、ようやく水のリングを探す探検が始まりました。
どっち視点で書くか、とっても迷いました。
これからも迷うことでしょう。
……洞窟探検の話は書くの苦手なんですけどー。
まあ、この洞窟はビアンカちゃんが一杯しゃべるから、書きどころは満載なんですけどねー。
追伸。
ちなみに、ビアンカちゃんの腕の中で、スラリンはテっちゃんに対して勝ち誇ったように笑いました。
テっちゃん、嫉妬です。でも本人は気付いてなさそう。
今日のDQ5 (78)
2005年3月6日 今日の「DQ5」■いたスト、DQ5主人公までなかなか辿り着きません。
変なところでセーブしちゃったせいで、勝てないー。
うー、強いなあ、ティファとテリー。
ウチの店には誰も止まらないしー!
このゲームやってる間、DQ5でレベル上げしてたら、どれだけ上がるのかって思うととっても時間が無駄な気分。
■カジノにて (ビアンカ視点)
グリンガムの鞭と、はぐれメタルの剣、ゲットです。
グリンガムの鞭は、結納品と呼ばれてました(笑)
ネットで「60万枚を稼ぐ方法」というのを検索して、実行したんですよ(苦笑)マジメに遊んでません。ズルです。
テっちゃんが言ってた「最初の並びが決まってる」というのは、そのサイトで知りました。
コレを手に入れたら、強かった強かった。
武器を買わなくていいから、お金もたまったし。
……いいじゃん、このくらいのズルは。
明日から水のリング探しに行きます。
変なところでセーブしちゃったせいで、勝てないー。
うー、強いなあ、ティファとテリー。
ウチの店には誰も止まらないしー!
このゲームやってる間、DQ5でレベル上げしてたら、どれだけ上がるのかって思うととっても時間が無駄な気分。
■カジノにて (ビアンカ視点)
……私、何してるんだろう。
私はぼんやりと、回り続けている絵柄を見つめてる。
今居るのは、オラクルベリーのカジノのスロット置き場。
私の武器だとか防具だとかを調達してくれる筈だったテスが連れてきてくれたのが、ここだった。
「ねえ、遊びに来たの?」
不安に思ってテスに聞くと、曖昧に笑う。
「ま、一日くらい、大丈夫だよ」
「……遊びに来たのね? あとでフローラさんに言いつけるからね?」
「うわ、それだけはやめて……」
テスは私から視線を外して天井を見上げる。
本当は、私と想い出作ってくれるつもりなんだろうけど。何かちょっと的外れなような、気持ちだけ受け取っておくべきか、何だか複雑な気分だわー。
「……ちょっとだけよ?」
「うん、わかってるよ」
私が仕方なく笑ってテスの肩を叩くと、テスはちょっとほっとしたように笑った。
「じゃあ、コイン引き換えてくるね」
テスはそそくさとコイン交換所に走っていった。
……というやり取りを経て、スロットをしているんだけど。
全然当たらないし、ちょっと熱中してる間にどんどんコインは減っていくし、気付けばテスとはぐれてるし。
……私、何やってるんだろう。
私にテスがくれたコインは、今入れたコインでお終い。
やっぱり外れて、こういうのって当たらないものなのねーって思う。
スロットを離れて、テスを探してカジノの中を歩く。
いろんな人がいた。
負けて泣いてる人、勝って喜んでる人、そういう人を観察してる人。ホント色々。
色々回ってみたけど、結局テスがいたのもスロット置き場だった。私がいた、1ドルスロットじゃなくて、10ドルスロットのほうだった。
見てみると、手元にかなりのコインを持ってるみたいだった。
「テス」
「あ、ビアンカちゃん。楽しい?」
「外れた人が楽しかったって話って聴いたことないわ」
「……外れちゃったの?」
「外れたのよ」
私が不機嫌な声で言うと、テスは苦笑した。
「テスは当たってるの?」
「そこそこ」
そういって、足元の箱を指す。いつの間にかコインの山が出来てる。この量って、そこそこって言わないんじゃないかしら?
「平たく言うと、つまらないんだけど」
私はとうとう思ってることを言う。
「……ま、当たらなきゃつまらないよね?」
テスはそういうと、立ち上がる。スロットからコインが吐き出された。また当たったんだ、テス。
テスは出てきたコインを箱に入れて、私を見る。
「遊んだ?」
「当たらなかったからストレスたまったけど、遊んだわ。……私達が小さかった頃って、北の橋がなかったから、ここまで来られなかったのよね」
「うん、まあ、来られてもお父さん達はカジノには入れてくれなかっただろうけどね」
テスは笑った。
「ま、当たってたコインは使い切らないと勿体無いよね? でもこの枚数じゃそれと言って良いものもらえないしね?」
テスはそう言うと、スロット置き場の一番奥にある大きなスロットを見上げた。
「あれ、やってみようか?」
「あれって、一回100ドルだよ?」
「コイン、あるよ?」
「当たってたのねー!」
私はテスを見上げる。テスは曖昧に笑った後
「人がやってるのを見てるでしょ? 当たる時って、最初の並びが決まってるみたいなんだよ。だからね、人がやってあきらめた後の並びを見て、当たる並びになってるスロットにコイン入れると大体当たるんだよね」
「……観察したの?」
「うん」
「そんなにうまくいくもの?」
「大体ね。まあ、憶える人なんて居ないだろうから、カジノのほうもそういう人の想定はしてないって事だね」
テスは言うと、コインの入った箱を持って100ドルスロットの方へ歩き始める。私もあわててそれについていった。
テスはじっとそのスロットを見る。
「六回くらいまわすと当たるよ、コレ」
「見てたんだ?」
「うん。空くのを待ってた」
「うーわー、酷い客だ」
私の言葉に、テスは苦笑するとスロットにコインを入れる。
私はスロットに背を向けて腰掛けた。
相変わらず、カジノは盛況で悲喜こもごもがあちこちで巻き起こっているみたいだった。
「ビアンカちゃん」
声に振り返って見上げると、テスがスロットのリールを指差す。
一番下の列にスイカがそろいかけてた。
「あたるよ、これ」
テスの声と同時に、スロットがとまる。
大きなファンファーレ。
そしてジャラジャラと出てくるコイン。
周りの客の唖然とした顔。
「な、何枚当たったの?」
「30万枚」
「……!!!」
「このままもうちょっとまわすとね、当たるんだよ」
「……そうなの?」
「うん、最終的には60万枚くらいいくと思う」
「……」
「負ける賭け事なんて、するだけ無駄だよ」
「その言葉は、ここに居る人大半を敵にまわすと思うわ」
「基本的に、賭け事は負けるように出来てるんだよ。分母を説明しないで、当たった人の事だけクローズアップされるから、当たる数が多く思えるだけなんだよね。さて、このくらいあれば足りるから、行こうか。暫くこの台当たらなくなるし」
「それにしても、いつそんな観察してたの?」
「ヘンリー君とこの町寄ったこと有るから、その時。まあ、遊んでないんだけど。お金なかったから。……設定変わってなくてよかったよ」
「……あー、カジノの人が気の毒」
テスはコインの入った箱を持って、交換所に歩いていく。私もその後に続いた。暫く待っていると、テスは引き換えた景品とともにやってきた。
「はいこれ、ビアンカちゃんの分」
一振りの鞭を、テスがくれた。
「いいの?」
「これのために来たんだよ」
「そっちは?」
テスは剣を3本持っている。
「コレは、ボクとピエールの分。もう一本は予備」
「そっか……。遊びに来たんじゃなかったんだ」
「遊びに来たんだよ。ビアンカちゃんが当たらなくて残念だったけど」
テスはそういって私に笑いかけた。
どうせなら、当たるときの見分け方くらいは、教えといてほしかったわ。
グリンガムの鞭と、はぐれメタルの剣、ゲットです。
グリンガムの鞭は、結納品と呼ばれてました(笑)
ネットで「60万枚を稼ぐ方法」というのを検索して、実行したんですよ(苦笑)マジメに遊んでません。ズルです。
テっちゃんが言ってた「最初の並びが決まってる」というのは、そのサイトで知りました。
コレを手に入れたら、強かった強かった。
武器を買わなくていいから、お金もたまったし。
……いいじゃん、このくらいのズルは。
明日から水のリング探しに行きます。
School Rumble 6 (6)
2005年3月5日 今日の「本」(漫画)
■今日の本
『School Rumble』 ISBN:4063634337 コミック 小林 尽 講談社 2004/09/17 ¥410
残りの5〜7巻読みましたよ。
何で6巻の画像かって、播磨気に入ってるから(笑)
「妹さん、どうやら俺達はつきあっているらしい」ですよ(笑)
どうするどうなる、これからの播磨!
というか、播磨くん、人生波乱万丈すぎ。
あまりにあまりな展開に唖然としつつも大笑い。
そんな感じでした。
ちなみに好きなキャラクタ、かわりました。
もちろん、今も烏丸大路君スキですが。
麻生くんだよ、これからは!
思いっきり好みの外見してらっしゃる。黒髪真ん中分け、長身、切れ長の目! ついでに運動神経良くてさわやか!
そりゃ萌えますよクラクラですよ。
あと、微妙に花井君もすきよ。
8巻も楽しみ。
『School Rumble』 ISBN:4063634337 コミック 小林 尽 講談社 2004/09/17 ¥410
残りの5〜7巻読みましたよ。
何で6巻の画像かって、播磨気に入ってるから(笑)
「妹さん、どうやら俺達はつきあっているらしい」ですよ(笑)
どうするどうなる、これからの播磨!
というか、播磨くん、人生波乱万丈すぎ。
あまりにあまりな展開に唖然としつつも大笑い。
そんな感じでした。
ちなみに好きなキャラクタ、かわりました。
もちろん、今も烏丸大路君スキですが。
麻生くんだよ、これからは!
思いっきり好みの外見してらっしゃる。黒髪真ん中分け、長身、切れ長の目! ついでに運動神経良くてさわやか!
そりゃ萌えますよクラクラですよ。
あと、微妙に花井君もすきよ。
8巻も楽しみ。
今日のDQ5 (77)
2005年3月5日 今日の「DQ5」■現在、少し先に書かねばならない「テっちゃんのプロポーズの言葉」について悩んでます(笑)
前々から考えていた台詞は、今のテっちゃんでは言わないだろうな、と思ったからです。書き続けてると、微妙に性格って変わってくるものですね。ちなみに今、三択で迷ってます。
それで、その話を友達に相談したところ、「読む楽しみがなくなるから、あんまり先は言わないで」との事。
「先の話で決まってることといえば、ビアンカちゃんと結婚することくらいだ」と言ったら、爆笑されました。
そしてその上で「この展開でフローラさんと結婚してたら、私は夜中でも抗議の電話をかける、メールじゃなく電話する!」と力説されました。
あはははは。そりゃそうだ。
というわけで、先の展開が分かってるこの話ではありますが、のんびり見守っていただけるとうれしゅうございます。
■山奥の村で 6 (ピエール視点)
ホイミンはホイミスライムの子どもだったのね。知らなかったなー(苦笑)
というわけで、久々のピエール視点です。はっきり言って書かなくてもいい話です。でも書く。ビアンカちゃんが一瞬で皆に溶け込んだっていう説明だということで。
明日はオラクルベリーです。
何度も言いますが、コレは小説である前に、「プレイ日記」です。オラクルベリーに行ったんだから仕方ない。
理由?
明日わかるけど先に言うと「グリンガムの鞭」です。「はぐれメタルの剣」です。
それだけのためじゃー。
ビアンカちゃんに叱られまくったわー。
ということで、明日はオラクルベリー。
前々から考えていた台詞は、今のテっちゃんでは言わないだろうな、と思ったからです。書き続けてると、微妙に性格って変わってくるものですね。ちなみに今、三択で迷ってます。
それで、その話を友達に相談したところ、「読む楽しみがなくなるから、あんまり先は言わないで」との事。
「先の話で決まってることといえば、ビアンカちゃんと結婚することくらいだ」と言ったら、爆笑されました。
そしてその上で「この展開でフローラさんと結婚してたら、私は夜中でも抗議の電話をかける、メールじゃなく電話する!」と力説されました。
あはははは。そりゃそうだ。
というわけで、先の展開が分かってるこの話ではありますが、のんびり見守っていただけるとうれしゅうございます。
■山奥の村で 6 (ピエール視点)
走ってくる足音が聞える。
あの走り方は主殿。
かなりあわててこちらへ向かっているのが分かる。
我々は馬車の中で、主殿の帰りを待っているところ。水門の鍵は借りることが出来たのだろうか?
「ゲレゲレ、居る!?」
馬車のドアをいきなり開けて、主殿が叫ぶ。
「主殿、ドアを開ける時はノックと何度もいってるでしょう」
「あ! ごめん! 次から気をつける!」
「テスはいっつも同じ事を言う」
スラリンが聞いていて笑うが、主殿はあまりその事は気にせずに、馬車の奥に向かって呼びかける。
「ゲレゲレ! ゲレゲレ出てきて! ビアンカちゃん! ビアンカちゃんが居たんだよ!」
その意味が私には分からなかったが、ゲレゲレには分かったらしい。さっきまで全く興味なく寝そべっていたゲレゲレが、急に起き上がり、そのまま馬車の外へ出て行く。
「皆も外へ来て? ビアンカちゃん、暫く一緒に行くことになるから、紹介するよ」
我々が馬車の外へでるのとほぼ同時に、村のほうから一人の女性が歩いてきた。
明るい雰囲気を持った、すらりとした女性。
人間の美醜はあまり良くわからないが、この女性は、きっと美しいのだと直感的に思った。
近くにくると、周りの空気すら浄化されていく感じ。
ゲレゲレが甘えた声を出して、その女性に鼻先を近づける。
「あら、ゲレゲレ大きくなったわねー! ……ネコじゃなかったって、本当だったのねー」
彼女はゲレゲレの頭を撫でながら、しみじみと言う。
「ねえ、皆の事紹介してよ」
彼女は主殿を見上げて、笑いかける。綺麗な笑顔だ。
「うん」
主殿も笑うと、我々のほうを見た。隣に立つ女性を見て一度にっこりと笑いかけた後、彼女の事を紹介し始める。
「皆、暫く一緒に旅をしてくれる、ビアンカちゃんだよ。水門を開けてくれて、そのあとも水のリングを探し出すまで一緒に行ってくれる予定。ボクの小さい頃からの友達で、ゲレゲレの本当の意味での命の恩人だよ」
「こんにちは。ビアンカよ。短い間だけどよろしく!」
ビアンカ殿は右手を軽く上げて我々に笑いかけた。
よく笑う方だ。太陽が似合う。
「皆の事も紹介するね」
主殿は今度は我々を紹介し始める。
「まず、スライムのスラリン。ボクの初めての仲間だよ」
「よろしくな! ビアンカ!」
「よろしくね、スラリン。可愛いわね、あなた」
ビアンカ殿はしゃがんでスラリンと視線を合わせてから、スラリンの体をぷにぷにと押してみている。好奇心旺盛なようだ。スラリンのほうは、照れたように笑っている。
「こちらはスライムナイトのピエール。とってもマジメで強いんだよ」
「初めまして、ビアンカ殿」
「はじめまして、ピエール。私の事はビアンカで良いわよ?」
彼女はしゃがんだまま、私を見上げて言った後、立ち上がる。
「そのような失礼な事は出来ません。主殿のお友達ということは、私にとっては仕えるに相当する方です」
ビアンカ殿は驚いたように目を見開き、やがて大きな声で笑い出した。
「主殿だって! いつそんなに偉くなったの? テス!」
「偉くなった憶えはないよ……」
主殿は恥ずかしそうに頬を染めて、ぼそぼそと反論する。
「でも、ピエールにとってはこれが一番自然なのよね?」
ビアンカ殿は笑いすぎて出てきた涙をぬぐいながら、私に尋ねる。
「はい」
「じゃ、仕方ないか。それにしても主殿にビアンカ殿! 何だかくすぐったいわー」
ビアンカ殿はまだ笑っている。本当に明るい方だ。
「で、こちらは魔法使いのマーリン爺ちゃん。何でも知ってるんだよ」
「そんなに物知りってわけでもないがの。こんにちはお譲ちゃん、暫しの間よろしゅうな」
「こんにちは、マーリンお爺ちゃん」
ビアンカ殿はマーリンと握手する。やさしく手を握っているのが分かる。
「この子はホイミン。ホイミスライムの子どもだよ」
「こんにちわー、ビアンカさん。ホイミンね、ビアンカさんのこと、すきー」
「あら、ありがとう。こんにちはホイミン」
ホイミンはにこにこと笑いながらビアンカ殿の周りをふよふよと漂ったあと、その腕に巻きついた。
「あら、ホイミンは甘えん坊ね。可愛いわ」
そんな調子で、全員の紹介が進んでいく。そのたびにビアンカ殿は全員ときちんと挨拶をした。そして、最後に
「皆いい子で、テスに懐いてるのね。私お邪魔かしら?」
「そんな事ないぞ! ビアンカ!」
スラリンが飛び跳ねながらビアンカ殿に言う。
「一杯居た方が面白いぞ!」
「そう? 有難うスラリン」
既にみんなの中に見事に溶け込んだようだった。
「で、いよいよ水のリングを探しに行くのですね?」
訊ねた私に、主殿は首を横にふった。
「ビアンカちゃんが武器も防具も持ってないから、最初にソレを買いに戻るつもり。ルーラを使えば手早くできるでしょ?」
「そうですね、武器や防具は必要ですね。ではサラボナへ戻るのですか?」
その問にも、主殿は首を横にふった。
「オラクルベリーに行こうと思う」
……何故。
ホイミンはホイミスライムの子どもだったのね。知らなかったなー(苦笑)
というわけで、久々のピエール視点です。はっきり言って書かなくてもいい話です。でも書く。ビアンカちゃんが一瞬で皆に溶け込んだっていう説明だということで。
明日はオラクルベリーです。
何度も言いますが、コレは小説である前に、「プレイ日記」です。オラクルベリーに行ったんだから仕方ない。
理由?
明日わかるけど先に言うと「グリンガムの鞭」です。「はぐれメタルの剣」です。
それだけのためじゃー。
ビアンカちゃんに叱られまくったわー。
ということで、明日はオラクルベリー。
今日のDQ5 (76)
2005年3月4日 今日の「DQ5」■昨日、車でDQ3の曲を聴いていたら、どーにもこーにもまたDQ3がやりたくなりました。
もう刷り込みなのかもしれません。
一年半に一回くらいやり直したくなるんだよね……。
DQ5くらいのクオリティでPS2に移植してくれないかな。
キャラクタはしゃべらなくてもいいから、立体になったDQ3の世界を歩いてみたい。
もちろん名前は今までどおりでね。
もう彼女達にはこのDQ5以上のキャラクタ設定あるからさ。
幾らでも文章書けそうなんだけどなー。
やりたいなー、DQ3。とりあえずFC版かSFC版で。
GBC版はちょっとグラフィックがねー、なんかねー。
■山奥の村で 5 (ビアンカ視点)
オレンジの旬は、春です(笑)
いいよ、なんかファンタジーなんだし、よその世界には夏の終わりに取れるオレンジも有るんだよ!(言い訳)
なんかさ、ビアンカちゃんって、オレンジのほうが似合うじゃない?
だから。
理由なんてそれだけです。
さて、ようやく村を出たわけですが、もう4回とか云ってますよ?
一晩しか経ってないのに!(笑)
力入れすぎ! いいじゃん別に!
しかし明日の日記ではまだ旅立ちません、多分。
みんなの紹介で終わることでしょう(笑)
もう刷り込みなのかもしれません。
一年半に一回くらいやり直したくなるんだよね……。
DQ5くらいのクオリティでPS2に移植してくれないかな。
キャラクタはしゃべらなくてもいいから、立体になったDQ3の世界を歩いてみたい。
もちろん名前は今までどおりでね。
もう彼女達にはこのDQ5以上のキャラクタ設定あるからさ。
幾らでも文章書けそうなんだけどなー。
やりたいなー、DQ3。とりあえずFC版かSFC版で。
GBC版はちょっとグラフィックがねー、なんかねー。
■山奥の村で 5 (ビアンカ視点)
宿のおかみさんや近所の人に、水門を開けるために暫く村を出ることと、お父さんの事を頼んだりして、こまごまとしたものを買って家に帰る。
家に帰ると、もう旅装束に身を包んだテスが、玄関先の階段に座って地図を見つめていた。
まだコッチに気付いてないみたい。
やっぱり、綺麗だわ、テス。
ぼんやりと見つめていたら、テスが地図から目を上げる。
「あ、お帰り」
テスが私を見てにっこり笑って言った。
「うん、ただいま」
答える。
ああ、やっぱり低い声。
昨日の夜話をしている時も、ドキドキしてたの。
随分慣れたけど。聞くたびに何だか変な感じ。
背は高くなっていて見上げないと顔が見えないし、
ふとした時の気遣いとかで感じる。
テスは、大人になってた。
今だって、大好きな人との結婚のために、命をかけてる。
さっきの地図を見る真剣な目。
他人に向けてる目なのにね。
息をのむくらい綺麗で素敵だった。
「ごめんね、待たせて」
「そんなにあわてなくていいよ、ゆっくり用意してきて?」
テスは私を見てにこりと笑って、また地図に眼を向ける。
私は頷くと家の中に入る。
ドアを閉めて、深呼吸。
絶対、好きだなんて知られちゃダメ。
両頬をぱしんと叩いて気合を入れる。
「頑張ろう!」
お父さんに軽く挨拶して、私は家を出る。
階段の一番上から、テスに声を掛ける。
「お待たせ!」
テスが立ち上がって、私を振り返る。
見下ろす、テスの顔。
「やっぱり、テスの顔って、見下ろす方がしっくりくるわ」
「そうだね、ボクも見上げる方が自然な気がする」
私達はお互い声を上げて笑う。
「行こう?」
私は先にたって歩き出す。
「あれ? ビアンカさんお出かけ?」
ウチの補修にでも来てくれたのか、ドッガさんが不思議そうな顔をして私を見る。
「うん、水門を開けに行くの」
「危ないよ、オラ代わってあげるだよ?」
「でも、今年はウチが管理してるんだし。大丈夫よ。テスもこう見えて強いし」
そう言うとドッガさんはキッとテスを睨む。
「おい! ビアンカさんを危険な目に合わせたらオラが許さないからな!」
「……危険な目にあわせたりはしません」
テスが困ったように言う。
私はドッガさんに笑ってみせる。
「大丈夫よ、すぐ帰ってくるから」
ドッガさんと笑って分かれてから、暫く行くと果樹園の手入れをしていたマリーさんに、「あら? お出かけ?」って笑って、もぎたてのオレンジをくれた。
「ビアンカちゃんて、皆に好かれてるね」
「というより、村が小さいから皆仲がいいのよ」
ふーんってテスは相槌を打つと、村を見回す。
「いい村だよね」
「うん」
村の入り口で、テスが立ち止まった。
「あのね、ビアンカちゃん」
「何?」
「言っておかなきゃいけないことが、あるんだけど」
「何?」
テスは少し私から視線をはずした。
「あのね、仲間たちの事なんだけど」
「ああ、ゲレゲレの事見てくれてる人たちだよね?」
私が笑いかけると、テスは複雑そうな顔をしてから、決心したように私を見る。
「実はね、皆、人間じゃないんだ……」
「え? じゃあ、何よ」
「……魔物」
私は一瞬考える。
何かの冗談かしら?
その割りに真剣な顔だし。
第一、テスって冗談とか苦手そうだし……。
これは、本当に魔物なんだわ。
「すごい! けど、何で?」
「何か、どうしてか良くわからないんだけど、ボク、魔物から悪い心を抜く力があるみたいで。自分でもどうやってるのかいまいち分かってないんだけど。……で、皆がついてきてくれてる」
「へー。早く会ってみたいわ。ねえ、ちゃんと私の事紹介してくれるよね?」
「それはもちろん。皆の事もビアンカちゃんにちゃんと紹介するよ」
「じゃ、早く行きましょ。早く会ってみたいし、今までテスの面倒見てくれてた御礼も言わなきゃね」
「……」
テスは苦笑してから頷いた。
「じゃあ、ちょっと先に行って説明してくるね。ビアンカちゃんはゆっくり歩いてきてくれればいいから」
テスはそういうと、先に歩いていく。
その背中を見送ってから、私は村のほうを振り返る。
引っ越してきた時は、静か過ぎてあんまり好きになれなかった。
今は、このノンビリした静かさも気に入ってる。
いい村だと思う。
今から、私はテスとの最後の旅に出る。
コレが終わったら、テスは私の知らない人と結婚する。
もう、会えなくなる。
知らないところへ旅立っていく。
私はこの村にとどまって、きっと死ぬまでここに居る。
覚悟は出来てたはずなのに、
何だかムネの奥のほうが冷たく痛い。
またこの村に、寂しい思い出が一つ増えてしまった。
私は一度大きく息を吐いて、それから拳を空に向かって突き上げる。
最後なんだから、楽しい旅にしよう。
最後なんだから、いい思い出を一杯作ろう。
それを抱きしめて、生きていけばいい。
一緒に居る時くらい、笑っていなきゃ。
「よーし! 頑張ろう!」
私は声に出して気持ちを整理して、それからテスとその仲間が待ってくれてる村の外へ急いだ。
オレンジの旬は、春です(笑)
いいよ、なんかファンタジーなんだし、よその世界には夏の終わりに取れるオレンジも有るんだよ!(言い訳)
なんかさ、ビアンカちゃんって、オレンジのほうが似合うじゃない?
だから。
理由なんてそれだけです。
さて、ようやく村を出たわけですが、もう4回とか云ってますよ?
一晩しか経ってないのに!(笑)
力入れすぎ! いいじゃん別に!
しかし明日の日記ではまだ旅立ちません、多分。
みんなの紹介で終わることでしょう(笑)
作家の犯行現場
2005年3月4日 今日の「本」(活字)
■今日の本
『作家の犯行現場』 ISBN:4101204349 文庫 有栖川有栖 新潮社 2005/01 ¥700
「旅の終わりは、ピリオドではなく疑問符」
有栖川さんの小説は火村先生のしか読んだことないんですけど、基本的に旅ものとかエッセイとか好きなので、ちょっとチャレンジ。
ミステリ作家が「事件現場」とした「場所」には、それなりの力があるんではないか?という観点から、さまざまな「事件現場」へ赴くエッセイです。
私は無知であり、読書の幅も狭いので、取り上げられている場所の名前も2つくらいしか知らないし、紹介されてる本も一冊しか知らないという体たらくでしたが、とても面白かったです。
行きたくなった場所がいくつか。
まずは「明石海峡大橋」
コレは森博嗣の「そして二人だけになった」の舞台。
「そして〜」は実は読んだ時意味が分からなかったんだけど(苦笑)最近書評サイトで読み方を学んだのでもう一回チャレンジしてみようかなと思っております(笑)
で、明石海峡大橋のアンカレイジには本当に入れるそうです。八階建て近代的ビルのようになっているそうです。
行ってみてー!
次に「とりっくあーとぴあ那須」
トリックアートというのは名前だけは知ってたんだけど、実物は見たことがないんで、ぜひとも見てみたい。
一緒に載ってる写真がとても面白かったんだよ。
写真も自由にとっていいらしいので、是非行きたい。
仲間内で行けばとても盛り上がると思う。
書き下ろしでついていた「騙し絵奇譚」が良かった。
有栖川さんの作品はやっぱり好きみたい。
その次は「鳥取砂丘」
ま、コレはミステリ云々関係なく前から行ってみたいんだけど…(笑)かなりハードらしいので、私には向かないかもね。
でも風紋の残る朝の砂丘はかなり見てみたい。
綺麗そうだ。
ちなみに行きたくないところナンバーワンは「戦慄迷宮」
富士急ハイランドにある、病院がモチーフのお化け屋敷。
全長700メートル、決まったルートなし。
ぜーったい行きたくない。
紹介されていた本も読みたくなるのが沢山あった。
森博嗣の「そして二人だけになった」は読み返さねばって思ったし、エドワード・D・ホックの「有蓋橋の謎」も面白そう。ホックは怪盗ニックのシリーズで読んでると面白いし、かなり期待できそう。
あと、綾辻行人の本が二冊「霧越邸殺人事件」と「十角館の殺人」が気になりました。
あと、水没の悪夢で紹介されてた4冊。
しばらく読む本に困らなさそう。
……って、今ホックの本を検索したら怪盗ニックのシリーズ、新しいの出てる!知らなかった!買わなきゃ!女怪盗サンドラって誰!
6冊目/100冊
『作家の犯行現場』 ISBN:4101204349 文庫 有栖川有栖 新潮社 2005/01 ¥700
地霊にいざなわれ、路地へ迷宮へ。「作家が創作という犯行を行なった現場」をめぐる旅。『ダ・ウィンチ』連載の「有栖川有栖 ミステリー・ツアー」に書き下ろし小説を2編加えた紀行エッセイ集。
「旅の終わりは、ピリオドではなく疑問符」
有栖川さんの小説は火村先生のしか読んだことないんですけど、基本的に旅ものとかエッセイとか好きなので、ちょっとチャレンジ。
ミステリ作家が「事件現場」とした「場所」には、それなりの力があるんではないか?という観点から、さまざまな「事件現場」へ赴くエッセイです。
私は無知であり、読書の幅も狭いので、取り上げられている場所の名前も2つくらいしか知らないし、紹介されてる本も一冊しか知らないという体たらくでしたが、とても面白かったです。
行きたくなった場所がいくつか。
まずは「明石海峡大橋」
コレは森博嗣の「そして二人だけになった」の舞台。
「そして〜」は実は読んだ時意味が分からなかったんだけど(苦笑)最近書評サイトで読み方を学んだのでもう一回チャレンジしてみようかなと思っております(笑)
で、明石海峡大橋のアンカレイジには本当に入れるそうです。八階建て近代的ビルのようになっているそうです。
行ってみてー!
次に「とりっくあーとぴあ那須」
トリックアートというのは名前だけは知ってたんだけど、実物は見たことがないんで、ぜひとも見てみたい。
一緒に載ってる写真がとても面白かったんだよ。
写真も自由にとっていいらしいので、是非行きたい。
仲間内で行けばとても盛り上がると思う。
書き下ろしでついていた「騙し絵奇譚」が良かった。
有栖川さんの作品はやっぱり好きみたい。
その次は「鳥取砂丘」
ま、コレはミステリ云々関係なく前から行ってみたいんだけど…(笑)かなりハードらしいので、私には向かないかもね。
でも風紋の残る朝の砂丘はかなり見てみたい。
綺麗そうだ。
ちなみに行きたくないところナンバーワンは「戦慄迷宮」
富士急ハイランドにある、病院がモチーフのお化け屋敷。
全長700メートル、決まったルートなし。
ぜーったい行きたくない。
紹介されていた本も読みたくなるのが沢山あった。
森博嗣の「そして二人だけになった」は読み返さねばって思ったし、エドワード・D・ホックの「有蓋橋の謎」も面白そう。ホックは怪盗ニックのシリーズで読んでると面白いし、かなり期待できそう。
あと、綾辻行人の本が二冊「霧越邸殺人事件」と「十角館の殺人」が気になりました。
あと、水没の悪夢で紹介されてた4冊。
しばらく読む本に困らなさそう。
……って、今ホックの本を検索したら怪盗ニックのシリーズ、新しいの出てる!知らなかった!買わなきゃ!女怪盗サンドラって誰!
6冊目/100冊
■大槻くんとカラオケ行ってきました。
2時間のプランです。
最初に歌ったのは100Sの「光は光」
やっぱりちょっと難しいなあ、この歌。
そこから沢山歌いました。記憶無いくらい(笑)
途中で一時間延ばして、さらに歌う歌う。
フロントから「延長するとフリープランに乗り換えた方がお得なのでそうしておきますねー」とか言われて、結局3時間15分。
途中で「この歌は不倫だと思うがどうか?」(半袖)とか「この歌のイメージは着飾った女の子のミイラを男の子が抱きしめて歌ってる感じ」(王国、だっけか? 歪んだ王国の歪んだ鏡がどうのってうた)とか、そんなことを話したりしつつ(笑)
歌ってきましたよー。
楽しかったー。
久しぶりな曲とかも歌いましたよ。決戦は金曜日とか。檄!帝国歌劇団(改)とか。
楽しい楽しい。
結局何曲歌ったんだ? わからない。
また行こうねカラオケ!大槻君!
■今日はテスト一個目が終わりました。
さー、採点採点。
今回はちょっと考えて、配点を簡単にしたのだ(平たく言うと、二点と四点の問題ばっかり作った)
もうねえ、何が面倒って、点数計算なのよ。
まるつけるのも面倒だけどね。
あーあ。
がんばろう。
■今日はここまで。
頑張って仕事仕事。
2時間のプランです。
最初に歌ったのは100Sの「光は光」
やっぱりちょっと難しいなあ、この歌。
そこから沢山歌いました。記憶無いくらい(笑)
途中で一時間延ばして、さらに歌う歌う。
フロントから「延長するとフリープランに乗り換えた方がお得なのでそうしておきますねー」とか言われて、結局3時間15分。
途中で「この歌は不倫だと思うがどうか?」(半袖)とか「この歌のイメージは着飾った女の子のミイラを男の子が抱きしめて歌ってる感じ」(王国、だっけか? 歪んだ王国の歪んだ鏡がどうのってうた)とか、そんなことを話したりしつつ(笑)
歌ってきましたよー。
楽しかったー。
久しぶりな曲とかも歌いましたよ。決戦は金曜日とか。檄!帝国歌劇団(改)とか。
楽しい楽しい。
結局何曲歌ったんだ? わからない。
また行こうねカラオケ!大槻君!
■今日はテスト一個目が終わりました。
さー、採点採点。
今回はちょっと考えて、配点を簡単にしたのだ(平たく言うと、二点と四点の問題ばっかり作った)
もうねえ、何が面倒って、点数計算なのよ。
まるつけるのも面倒だけどね。
あーあ。
がんばろう。
■今日はここまで。
頑張って仕事仕事。
今日のDQ5 (75)
2005年3月3日 今日の「DQ5」■本日、友人の大槻くんとカラオケに行ったのですが(この話は日常の日記で詳しく書きます)その時に「今日のDQ5」について色々感想を頂いたわけです。
彼女はゲームのDQ5を知らない人なのです(これ、大前提)
大槻「ヘンリー君をね、ネットで検索して、髪の毛の色にショックを受けたんだよ」
高月「あー、緑ね」
大槻「しかも髪が長い」
高月「ああ、おかっぱね」
大槻「ショックだったよー」
高月「しかもヤツは白タイツでかぼちゃパンツだぞ」
大槻「それ以上言わないでー!」
どうやら、私が外見を説明しなかったのが原因らしいです。
……必要だったのか、と目からうろこ。
これから出るキャラクタはなるべく外見説明を書く約束をしました。
(他にも感想は貰ったんだけど、とりあえずここだけ御紹介)
■山奥の村で 4 (テス視点)
テっちゃん、ビアンカちゃんにしてやられる、の巻。
昨日の予告ではビアンカ視点だったのですが、テっちゃんのほうがしっくりきそうだったので、予定変更。
ようやく村を出そうですね。
……いやー、実はまだです。
今度こそビアンカちゃんの視点で。もう一回村の中。
その次がピエール視点、かな? 確か予定では。
あと3回くらいは水のリングを探しにいったりしません。
ここのイベント、ゲームではあっと言う間なのにね!(笑)
彼女はゲームのDQ5を知らない人なのです(これ、大前提)
大槻「ヘンリー君をね、ネットで検索して、髪の毛の色にショックを受けたんだよ」
高月「あー、緑ね」
大槻「しかも髪が長い」
高月「ああ、おかっぱね」
大槻「ショックだったよー」
高月「しかもヤツは白タイツでかぼちゃパンツだぞ」
大槻「それ以上言わないでー!」
どうやら、私が外見を説明しなかったのが原因らしいです。
……必要だったのか、と目からうろこ。
これから出るキャラクタはなるべく外見説明を書く約束をしました。
(他にも感想は貰ったんだけど、とりあえずここだけ御紹介)
■山奥の村で 4 (テス視点)
「あ、起きた」
目が覚めると、ビアンカちゃんがベッドの脇からボクを覗き込んでた。どうやら、起こしに来てくれたみたいだった。
「おはよう、テス。よく眠れた? 今、朝食の用意をするから、暫くたったら起きてきて?」
「あ、うん」
ボクの返事を聞いてから、ビアンカちゃんは手をひらりと振って部屋から出て行った。
ボクは欠伸をしながら起き上がる。
昨日は結局、ワインを飲みながら夜遅くまで、いや、むしろ明け方近くまで話をしていて、寝たのがさっきっていうイメージ。
あまりしっかり寝た気分じゃなかったけど、ご飯を作ってくれてるって話しだから、起きないわけには行かない。
昨日は、ビアンカちゃんの話を聞いているのが本当に楽しかった。引越しの時のてんやわんやだとか、この村につくまでの旅路。村についてからの仕事だとか。おばさんがなくなる話はちょっと辛かったけど、本当にのんびりした生活を送っていたみたい。
ボクの方は、ベラと一緒に妖精の村へいった話や、ヘンリー君との出会い。ヘンリー君とラインハットを救った話や、ベネット爺さんとルーラを復活させた話。そんな話をした。
もちろん、お父さんが死んだ時の話や、その後のドレイの日々ははなしてない。そんな話をして、心配されたり同情されたりするのは……嫌だ。
みんなの事も、きちんとは話せなかった。仲間が居ることや、名前はいえても、それが魔物だって事は言いづらい。
ゲレゲレとだけは再会できて、それがネコじゃなかったことは言ったけど。
ボクの人生は、あまり人に話せるようなものじゃない。
ちょっと、つらいけど、仕方ない。
起きて着替えてから、台所へ行くと、ビアンカちゃんは鼻歌を歌いながら暖めているスープをかき混ぜていた。
「おはよう。綺麗な歌だね」
「あら、ありがとう」
ビアンカちゃんはこっちを向いてにこりと笑った。
「悪いんだけど、お父さん起こしてきてくれる?」
「うん、いいよ」
ボクはそのまま部屋を横切って、ダンカンさんの部屋のドアを叩いて、一拍置いてからその部屋に入った。
「おはようございます、ダンカンさん。もうちょっとで朝ごはんだから、起きてきてくださいね」
「ああ、有難うテス」
そういうと、ダンカンさんはボクを手招きする。
ボクがベッドの脇にいくと、そこにおいてある椅子に座るように勧められた。
「なあ、テス。このことはビアンカに黙っておいてほしいんだが」
ダンカンさんはそんな前置きをしてから、ボクに静かに話し出す。
「ビアンカはね、実は、本当は私の実の娘じゃないんだよ。アルカパで宿屋をやってる時、魔物に襲われて息も絶え絶えになった若い夫婦が連れていた娘さんでね。まだ生まれたばっかりの赤ちゃんだったよ。結局その夫婦はなくなってしまって私が引き取ったんだよ。……だからこそ、余計にビアンカの事が不憫でね……。幸せにしてやりたいんだよ」
ダンカンさんは、壁の向こうに居るビアンカちゃんが見えるみたいに、台所の方を見る。とっても優しい瞳をしていた。
「私はこんな体だから、この先どうなるか分からないし……。テスがビアンカと一緒にくらしてくれたら安心なんだがなあ」
そう言って、ダンカンさんはボクを見る。
ボクは、その視線から逃げるように目をそらした。
「おじさん、ボクは……旅を続けるから……一緒に暮らすとか……幸せにしてあげるとか……無理だよ……」
ボクが搾り出すように言うと、ダンカンさんは小さく「そうか」っていって笑った。
暫く、ボクらは無言だった。
すると、ドアがいきなり開いた。
「ねえ、出来たよ?」
ビアンカちゃんがニコニコ笑って言う。
「そうか。さ、行こうテス」
ダンカンさんはそういうと立ち上がる。ボクもそれに続いた。
「さ、テスはこっちに座って?」
ビアンカちゃんに言われた席について、ボクらは朝のお祈りをしてからご飯を食べ始める。
「ねえ、食べながらでいいから、聞いてくれる?」
ビアンカちゃんがボクを見て話し出す。
「昨日あれから考えたんだけどね、水のリング探すの私も手伝ってあげるわ! だってテスには幸せになって欲しいもんね。いいでしょ?」
「な、何言ってるのビアンカちゃん! 危ないんだよ? お化け退治の頃とは違うんだよ?」
ボクがあわてて言うと、ビアンカちゃんはにやっと笑った。
「あら? いいの? 私が居なきゃ水門を開けられないわよ? だから、いいでしょ?」
そんな切り札が!
ずるい、ずるいよビアンカちゃん!?
「……分かった、それじゃ仕方ないもんね」
ボクはうつむいて搾り出すように答えた。
ダンカンさんが向かいで笑いをかみ殺している。
ビアンカちゃんは本当に嬉しそうににっこりと笑った。
「うふふ、また一緒に冒険ができるわね! 出かける時は声掛けてね、私ちょっと近所の人にお父さんの事頼みに行ってくるから、待っててね? その隙に行こうとしたら……一生水門開けてあげないからね?」
「……わかった、わかったよ」
ボクはもう、覚悟を決めるしかないって思って、お手上げですっていうのを示すように両手を軽く上に上げた。
「お昼頃、出発しよう」
ビアンカちゃんは頷くと、旅の用意をしに家を出て行った。
テっちゃん、ビアンカちゃんにしてやられる、の巻。
昨日の予告ではビアンカ視点だったのですが、テっちゃんのほうがしっくりきそうだったので、予定変更。
ようやく村を出そうですね。
……いやー、実はまだです。
今度こそビアンカちゃんの視点で。もう一回村の中。
その次がピエール視点、かな? 確か予定では。
あと3回くらいは水のリングを探しにいったりしません。
ここのイベント、ゲームではあっと言う間なのにね!(笑)
■よその地域の方はどうだか知りませんが、ここのところこの地域、とても暖かいのです。
いや、ちょっとウソ。朝は相変わらずさみーさみー。
でも、昼下がりとかにですね、外に出ると、とってもいい感じに春なんですよ。
日差しは暖かくてね。
でも風はちょっと肌寒くてね。
その風に乗ってやわらかく花の匂いがしてね。
ああ、いいなあ。って思うわけですよ。
私は春から初夏にかけての季節が一番好きですよ。
いい季節が来たなーって、最近思います。
いいなあ、春。
もうちょっと暖かくなれば最高だ。
■明日はテストで出題者なので、学校へ行ってテスト時間に教室回ります。
そのためだけに学校へ行きます。
ちょっと面倒。
そしていまだに模範解答を作っていないという怠惰っぷり(大丈夫、間に合うから)
ソレが終わったら大槻君とカラオケ行ってきます。
くるり祭りか100S祭りになるかと思います。
たーのーしーみー!
■今日はここまで。
いや、ちょっとウソ。朝は相変わらずさみーさみー。
でも、昼下がりとかにですね、外に出ると、とってもいい感じに春なんですよ。
日差しは暖かくてね。
でも風はちょっと肌寒くてね。
その風に乗ってやわらかく花の匂いがしてね。
ああ、いいなあ。って思うわけですよ。
私は春から初夏にかけての季節が一番好きですよ。
いい季節が来たなーって、最近思います。
いいなあ、春。
もうちょっと暖かくなれば最高だ。
■明日はテストで出題者なので、学校へ行ってテスト時間に教室回ります。
そのためだけに学校へ行きます。
ちょっと面倒。
そしていまだに模範解答を作っていないという怠惰っぷり(大丈夫、間に合うから)
ソレが終わったら大槻君とカラオケ行ってきます。
くるり祭りか100S祭りになるかと思います。
たーのーしーみー!
■今日はここまで。
今日のDQ5 (74)
2005年3月2日 今日の「DQ5」■最近、隣の席に座っている体育教師と、その斜め前に座っている理科教師が、DQ8の話題で盛り上がってました。
どうやら、もう終盤らしくて「マダンテ」がどうの、だとか「祈りの指輪を隙見て使ってる」とか、そういう話をしています。
私は突っ込んでいいのやら悪いのやら、ともかく笑いを顔に出さないように気をつけております。
DQ8、やってみたいなあ。
■山奥の村で 3 (テス視点)
パソコン様が「好き」という単語を毎回「隙」と変換してくれるので困っちゃいましたよ。
「ビアンカちゃんが隙だ」って何よそれ。
さて。夜の酒場では、村人のお兄ちゃん達面白いですよね。
ビアンカちゃんがどれだけマドンナかって話ですよ。
ビアンカちゃんのために頑張って家建てちゃう人が出るくらいですよ(ドッガさんですね、勝手に名づけた)それを冷やかす村人達ですよ。
村のお兄ちゃんたちでは、ドッガさん(個人的命名)が一番有力だったのかなあ?
空振りだけどさ。
「いつもは2年とかかかってたてる家を一瞬で建てた」という伝説の持ち主ですよ。ビアンカちゃん愛されてるなー。
そしてビアンカちゃんの反応は「きっと急に大工仕事が楽しくなったのね!」ですよ。
報われない、報われないよドッガさん!(勝手に命名)
オイラ画面見て笑っちゃったよ!
さてさて、次もまだ山奥の村です。
ビアンカちゃん視点ですよ。
そろそろ村をでて水のリング探しに行きましょうね。
どうやら、もう終盤らしくて「マダンテ」がどうの、だとか「祈りの指輪を隙見て使ってる」とか、そういう話をしています。
私は突っ込んでいいのやら悪いのやら、ともかく笑いを顔に出さないように気をつけております。
DQ8、やってみたいなあ。
■山奥の村で 3 (テス視点)
「は〜」
ボクはお湯の中で手足を伸ばして大きく息を吐く。
露天風呂だから、空を見れば満天の星空に細い三日月が浮かんでいる。
お昼ごはんを食べてから、夕食までの間、ずっとビアンカちゃんと話していて思った。
ビアンカちゃんは、この村できっとのんびりと過ごしてきた。
そりゃおばさんが亡くなるっていう寂しい出来事もあっただろうけど、ビアンカちゃんのノビノビとした笑顔を見ているとそう思う。
この村で、皆に愛されて、まっすぐに育って。
本当に可愛くなってて。
ボクはお湯をぱしゃんと顔にかける。
考えるだけでドキドキする。
話しているときとか、一緒に歩いている時とか、心臓の音が聞えちゃわないか心配だったくらい。
ああ、認めるよヘンリー君。
ビアンカちゃんは、ボクの女神なんだろうね。
フローラさんの時にはこんな気持ちにならなかった。
ボクは、ビアンカちゃんが、好きだ。
「あーあ」
ボクはもう一度大きくため息をつく。
ビアンカちゃんは、この村でこれからも幸せに生きていくべきだ。
下手に好きだなんて絶対に言っちゃいけない。
フローラさんと結婚は多分しないだろうなんて、間違っても言っちゃいけない。
「ボクは何をしに来たんだろう……」
何で先にビアンカちゃんに会わなかったんだろう。
何でフローラさんと結婚する話になってるんだろう。
何で。
何で。
何で?
「ともかく、なるべく早くこの村から出て行かなきゃ」
このまま居たら、きっとボクはこの村から出て行けなくなる。
ビアンカちゃんの前では、ボクはフローラさんの事を好きって振りをしよう。
ボクがビアンカちゃんの事、好きだって事、絶対に知られちゃいけない。
ビアンカちゃんは、ここで幸せにならなきゃ。
巻き込んじゃ、いけない。
ボクは気持ちを切り替えて、温泉を出る。
ビアンカちゃんに貸してもらった、おじさんの服はちょっと大きい。肩がずり落ちるのを引き上げなきゃすぐに肩がでちゃう。でも、丈はちょっと足りてない感じ。
肩、気をつけてないと傷が見える。そうしたら、傷跡は決して魔物との戦いでついたのじゃないのが、分かっちゃう。
気をつけないとなあ。
そんなことを思いながら、宿から出ようとすると、おかみさんに声を掛けられた。
「あ、あんた! ビアンカちゃんが下の酒場で待ってくれてるから、迎えにいって一緒に帰りなよ」
「え? ビアンカちゃんが?」
おかみさんが大きく頷く。
「結構長い事待ってるから、早く行っておやり」
「じゃあ、行きます」
ボクが地下の酒場に行くと、ビアンカちゃんはカウンター席でマスター相手に話していた。
村の男の人たちが、大きなテーブルで5、6人集まってお酒を飲んでいて、なんだか遠巻きにビアンカちゃんを見ているみたいだった。
「ビアンカちゃん」
声を掛けると、ビアンカちゃんがコッチへ歩いてきた。村の男の人たちの視線も、すーっと一緒に移動してくる。ビアンカちゃんは男の人たちが背後に居るから分からないだろうけど、結構「このやろう」みたいな不機嫌そうな視線。
「ビアンカちゃん、だとう?」みたいな声がぼそぼそと聞えてくる。
ビアンカちゃんは聞えてるのか、聞えてないのか、気にしてないのか、ともかくマイペースにボクを見上げてにっこり笑った。
「テス。どうだった? 温泉」
「気持ちよかったよ」
「お父さんの服、ちょっと大きいね。肩ずり落ちてる」
ビアンカちゃんがクスクス笑う。
ボクはあわてて肩を引っ張りあげると、話を切り替える。
「ところで、どうして酒場に居るの? ビアンカちゃん」
「お酒入っているほうが話しやすい話もあるでしょ? だから軽めのお酒を買いに来たのよ」
「ああ、なるほど」
「それより。ねえ、もうお互いオトナなんだから、ビアンカちゃんはやめてよ、呼び捨てでいいよ、ビアンカって」
ビアンカちゃん、後ろの男の人たちの目が怖いよ。
でも、それに気付いていないビアンカちゃんはニコニコと笑いながら「呼んでみてよ」とか云っている。
「び……ビアンカ」
顔がかーっと熱くなるのが分かった。
ビアンカちゃんの顔も、かーっと赤くなる。
「だ、ダメだよ、ビアンカちゃん。恥ずかしくて。やっぱりさあ、ビアンカちゃんはビアンカちゃんだからビアンカちゃんなわけだよ」
「そ、そうね、何だか恥ずかしいわね。まだちゃん付けのほうがマシだわ」
ボクらはお互いにあははははは、と空々しく笑った。
「帰ろうよテス。お父さんも心配だし。行こ?」
ビアンカちゃんはボクの手を引いて歩き出す。
「うん、分かった」
ボクは引っ張られながら、ちらりと振り返ってみる。
あー、男の人たち、不機嫌だー。
怖いなー。
やっぱりこの村早く出ないとなー。
パソコン様が「好き」という単語を毎回「隙」と変換してくれるので困っちゃいましたよ。
「ビアンカちゃんが隙だ」って何よそれ。
さて。夜の酒場では、村人のお兄ちゃん達面白いですよね。
ビアンカちゃんがどれだけマドンナかって話ですよ。
ビアンカちゃんのために頑張って家建てちゃう人が出るくらいですよ(ドッガさんですね、勝手に名づけた)それを冷やかす村人達ですよ。
村のお兄ちゃんたちでは、ドッガさん(個人的命名)が一番有力だったのかなあ?
空振りだけどさ。
「いつもは2年とかかかってたてる家を一瞬で建てた」という伝説の持ち主ですよ。ビアンカちゃん愛されてるなー。
そしてビアンカちゃんの反応は「きっと急に大工仕事が楽しくなったのね!」ですよ。
報われない、報われないよドッガさん!(勝手に命名)
オイラ画面見て笑っちゃったよ!
さてさて、次もまだ山奥の村です。
ビアンカちゃん視点ですよ。
そろそろ村をでて水のリング探しに行きましょうね。
■DVD見たよ
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/10/08 ¥5,040
映画館でも見たのに、借りてきて観ました。
しかも2回。
そんなにすきか、「花とアリス」。
ああ、好きだともさ!
というわけで、花とアリス。
青春映画だとか恋愛映画だとか色々言われてますが、結構少女マンガ的に普通に見られます。
普通の生活って、こんなものよね。
高校生のときって、こんな感じだったかも。
って感じで淡々としていてスキ。
やっぱり花とアリスに騙されていく宮本先輩がスキ。
あんな変わり者なかなか居ないぜ。
いい先輩ですよ。
ア太郎先輩(※芸名)も大好きです。
あの子、名前なんだろう。わからないんだよね。
アリスとお父さんの話が結構好きだ。
切ない部分と、笑える部分のメリハリも利いてます。
宮本先輩への真実を告白する、花の舞台袖のシーンなんて切ないよー(でも宮本先輩の心変わりの理由はわからない)
ともかく、恋愛映画でしょ?って敬遠してる人に見てほしい。
カワイイ話です。
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/10/08 ¥5,040
岩井俊二監督が、高校生たちの揺れ動く心情をリリカルで繊細なタッチでつづった青春ドラマ。ネットで配信した4つの短編が、長編作品として再構成された。あこがれの先輩を「記憶喪失」だと信じこませ、つき合い始める花と、彼女の親友アリス。3人の微妙な思いがもつれていく。
細かいカットで紡がれるオープニングから、花とアリスの自然な会話に引き込まれる。恋の成就のための無謀な嘘や、親友が恋敵になるといった一見ありふれた展開も、演じる鈴木杏と蒼井優の等身大の演技で、高校生の生き生きとした日常に転化。通学中のときめきや海辺のデート、バレエ教室での稽古風景などノスタルジックな映像に、岩井監督自身が作曲した音楽が絶妙にかぶさる。物語に感動するとか、興奮することはないが、観ていること自体が心地よく、知らぬ間に胸をヒリヒリさせる一篇。やはり岩井俊二はただ者ではない。
映画館でも見たのに、借りてきて観ました。
しかも2回。
そんなにすきか、「花とアリス」。
ああ、好きだともさ!
というわけで、花とアリス。
青春映画だとか恋愛映画だとか色々言われてますが、結構少女マンガ的に普通に見られます。
普通の生活って、こんなものよね。
高校生のときって、こんな感じだったかも。
って感じで淡々としていてスキ。
やっぱり花とアリスに騙されていく宮本先輩がスキ。
あんな変わり者なかなか居ないぜ。
いい先輩ですよ。
ア太郎先輩(※芸名)も大好きです。
あの子、名前なんだろう。わからないんだよね。
アリスとお父さんの話が結構好きだ。
切ない部分と、笑える部分のメリハリも利いてます。
宮本先輩への真実を告白する、花の舞台袖のシーンなんて切ないよー(でも宮本先輩の心変わりの理由はわからない)
ともかく、恋愛映画でしょ?って敬遠してる人に見てほしい。
カワイイ話です。
■高校生の皆様は、たぶん今日卒業式だったかと思います。
おめでとうございます。
そういうわけで、私は本日授業がないのでオヤスミでした。
で、いま入院中のおばさんのお見舞いに行ってきました。
なんか、やたら疲れました。
もう、80歳を越したおばさんなんですけどね、ああいう偏屈な年寄りだけにはなるまいと心に誓いました。
やっぱりねえ、人間丸くならないといかんね。
■先月の日記一覧を見てみたら、見事にDQ5日記ばっかりで、コレではいかんと思ったしだいです。
やっぱりねえ、日記を書くためにここを借りてるんだしね。
別に私の日常なんてどうでもいい人のほうが多いでしょうけどね。
日記なんだからさ。
一応ねえ。
という事でちょっと反省(笑)
今月は日記も力を入れようと。
DQ5も書いていきますけどね。
本も読まなきゃと思って、色々借りたり買ったりしてきました。
がんばろうー。
■今日はここまで。
おめでとうございます。
そういうわけで、私は本日授業がないのでオヤスミでした。
で、いま入院中のおばさんのお見舞いに行ってきました。
なんか、やたら疲れました。
もう、80歳を越したおばさんなんですけどね、ああいう偏屈な年寄りだけにはなるまいと心に誓いました。
やっぱりねえ、人間丸くならないといかんね。
■先月の日記一覧を見てみたら、見事にDQ5日記ばっかりで、コレではいかんと思ったしだいです。
やっぱりねえ、日記を書くためにここを借りてるんだしね。
別に私の日常なんてどうでもいい人のほうが多いでしょうけどね。
日記なんだからさ。
一応ねえ。
という事でちょっと反省(笑)
今月は日記も力を入れようと。
DQ5も書いていきますけどね。
本も読まなきゃと思って、色々借りたり買ったりしてきました。
がんばろうー。
■今日はここまで。
リヴァイアサン 11 (11)
2005年3月1日 今日の「本」(漫画)
■今日の本
『リヴァイアサン 11』ISBN:4840230064 コミック 衣谷遊・大塚英志 角川(メディアワークス) 2005/02 ¥578
「お祝いですよ
7人そろった……」
ますます、よく解らなくなってきましたリヴァイアサンです。
前巻で派手に登場してきた、賞金稼ぎダルアくんはよく解らないうちに退場。
いきなり出てきたススムくんがいきなり七人目。
ああ、もう頭がついていってません。
よく解らないので誰か教えてください。
同時進行的に「東京」での物語りも始まりましたね。
そっちも良くわからないー。
私阿呆なんじゃなかろうか(賢かったことなんてないけどさあ、そりゃ)
ともかく、次も楽しみにします。
『リヴァイアサン 11』ISBN:4840230064 コミック 衣谷遊・大塚英志 角川(メディアワークス) 2005/02 ¥578
「お祝いですよ
7人そろった……」
ますます、よく解らなくなってきましたリヴァイアサンです。
前巻で派手に登場してきた、賞金稼ぎダルアくんはよく解らないうちに退場。
いきなり出てきたススムくんがいきなり七人目。
ああ、もう頭がついていってません。
よく解らないので誰か教えてください。
同時進行的に「東京」での物語りも始まりましたね。
そっちも良くわからないー。
私阿呆なんじゃなかろうか(賢かったことなんてないけどさあ、そりゃ)
ともかく、次も楽しみにします。
今日のDQ5 (73)
2005年3月1日 今日の「DQ5」■封印の洞窟、クリアしてきました。
割とラクでした。
王者のマントを手に入れたわけですが。
……ださい。
■山奥の村で 2 (ビアンカ視点)
なんだか、山奥の村の話はとっても長くなりそうです。
なかなかテっちゃん旅立たないかも(笑)
どうでもいい話としては、テっちゃんの身長は175〜180くらい。ビアンカちゃんは165前後のイメージで書いてます。ああ、どうでもいい話だなあ。
ゲーム画面でかなり身長差あるもんねえ。
さてさて、明日はテっちゃん視点。
まだまだ村での話は続きます。
どうでもいいところに力を入れてまいります。
割とラクでした。
王者のマントを手に入れたわけですが。
……ださい。
■山奥の村で 2 (ビアンカ視点)
お母さんのお墓に参って、私は家に帰る。毎日の日課になってて、それが終わるとお父さんとお昼ご飯。
毎日同じ日々。
もう慣れちゃって、嫌だとかそういう感覚はないけれど、時々小さな頃を思い出す。
毎日がキラキラしてて、楽しかった。
お化け退治なんてした事もあったっけ。
思い出すと、その楽しかった日々に心が騒ぐ。
また、ああいう感覚を味わいたい。
でも、その頃一緒に居たテスはもういない。
今でも、ラインハットは憎い。
サンタローズはなくなって、テスもおじさまも行方不明で、そしてそのあと私はすぐにこの村に越してきた。
私はため息をついて立ち上がる。
「お昼、ナニにしようかな」
私は伸びをしてから歩き出す。
しばらく行ったところで、スレイさんに声を掛けられた。
「あ、ビアンカさん!」
「何?」
「さっきねえ、水門を開けて欲しいっていう旅人が来たから、キミの家紹介しておいたよ」
「え? そうなの? 変わった人ね。わかった、ありがとう」
私はスレイさんに手を振って家路を急ぐ。水門を開けるなんて、私がここに引っ越してきてから初めての話。どんな変わり者か早く見てみたい。
家に帰ると、床下の庭(なんでか良くわからないけど、私の家は高床式みたいになってる。だから、床下に庭がある)で草取りをしてくれてたドッガさんが
「あ、ビアンカさん、おかえりなさい! 何か、変な旅人がビアンカさんの家に入っていきましたよ」
なんて教えてくれて、そして上を向いて不機嫌そうな顔をした。
「そうなの? さっきスレイさんが教えてくれた人かしら? 教えてくれてありがとう」
私はドッガさんに手を振って、階段を駆け上る。
ドアの前で一回大きく深呼吸。
第一印象は大事に。明るく笑顔でご挨拶。
ドアを開けて、なるべく明るい声で家の中に声をかける。
「ただいまー」
入り口入ってすぐの部屋には、誰もいない。
どうやら旅の人、お父さんの部屋に居るみたい。実際、すぐにお父さんの部屋の方から足音がどたどたと聞えてくる。
お父さんが、男の人の手を引いて玄関の方へ走ってきた。
はっきりいって、こんな元気なお父さんを見るのは久しぶり。ここのところずっと寝たきりみたいな感じだったし。男の人、はっきり言ってお父さんの勢いに負けてる。
男の人が、コッチを見た。
背がすらーっと高い人。村の同じ歳くらいの男の人たちと比べても、多分一番背が高いんじゃないかしら?
手足もすらりと長くて、やせてるけど筋肉質で、スタイルがいい。
意志の強そうな眉。優しそうな真っ黒な瞳。通った鼻筋。背中まで伸びた長い黒髪を、一つに纏めてる。
綺麗な男の人。
こんなに綺麗で格好イイ人見るのは、久しぶり。
多分、私が知ってる男の人で、二番目に格好イイ。
一番はもちろんおじ様。
何だろう、すごくドキドキする。
お父さんは興奮気味に私に向かって叫ぶ。
「ビアンカ! テスだよ! お前の友達のテスが生きてたんだよ!」
……テス?
私は目の前の男の人を見る。
私の知ってるテスは、6歳のまま。
ちょっとドンくさくて、ぼんやりしてて、でも優しくて強かった、かわいらしい男の子。
この人と、なかなかイコールで繋がらない。
「ひ、久しぶり。元気だった?」
男の人が、にこりと笑って私に挨拶してくれる。
その笑顔は、見覚えのある笑い方で、テスだってようやく納得できた。
でも、声はとっても低くなってる。
ああ、テス、男の人になっちゃったんだ。
当たり前の事なのに、何だかとっても衝撃的だわ。
でも。
とっても嬉しい。
「まあテス! やっぱり無事だったのね! サンタローズの村が滅ぼされてテスが行方不明になったって聞いたけど、私は生きてるって信じてた」
私はにっこり笑うと、テスの手を握ってぶんぶんと上下に振りながら握手した。
「だってあの時、また一緒に冒険しようって約束したものね」
「うん、そうだね」
テスは苦笑して頷いた。
やっぱり、低い声。ちょっとドキドキする。
「でも、あれからもう10年以上か……。色々積もる話を聞きたいわ。ゆっくりして行ってね!」
そういうと、テスは困ったような顔をした。
「えっと、あんまりゆっくりもしてられないんだ」
「あ、そういえば、水門開けて欲しいっていいに来た旅人って、テスか。何かあったの?」
テスは私から視線をはずした。
「えっとねえ、実は、ボク……結婚をね、考えてて。水のリングっていうのを探してるんだ」
「何ですって? まぁー!」
頭がくらくらした。
「えっと、でも、一日くらいは泊まって行きなさいよ。ね?」
「うん、わかった。お世話になるね」
そういって、テスはにっこりと笑った。
「さて。お昼ご飯だけど、テスが来てくれてたから材料足りないかも。買い物行ってこなきゃ。お夕飯の分も買わないといけないし」
「あ、ボクも一緒に行くよ。荷物くらい持つからさ」
「じゃ、おねがい」
私はテスと一緒に家を出る。何を食べたいかとか、好き嫌いはなくなったのかとか、そんな話をしながら、お店に向かう。
時々、すれ違う村の人がビックリしたみたいな顔をして私達を見たけど、気にしないことにした。
今しか、テスと一緒に居られないんだから。
よろずやさんで野菜やお肉を買って、荷物をテスに持ってもらって私達は家に戻る。途中でお母さんのお墓をテスが参ってくれた。
「元気だったのにね」
「うん」
テスはお墓をしみじみと見つめて、呟くように言った。
「おじさまは……?」
「うん、10年前にね、ボクを守るために……」
「そっか。おじさまも……」
私達は暫く黙って、空を見上げた。
今日もとってもよく晴れた青い空に、雲が浮かんでいる。
「そうだ! この村ね、いい温泉があるんだよ。テスも入って行きなよ」
私が言うと、テスはちょっと困ったような顔をしたあと、
「うん、でもボク、旅の途中で魔物と戦ってて結構傷跡とかすごいからさ、村の人ビックリすると思うよ。だから、今日はいいよ」
「うーん、じゃ、宿のおかみさんに閉店後に入れるようにしてもらってあげる。それなら一人で入れるから大丈夫でしょ?」
「じゃ、お願いしていいかな?」
「わかった。じゃあご飯食べたら頼みに行ってあげる」
「ありがとう」
私達は家に戻って、のんびりとお昼ご飯を食べた。
テスは多分、明日か明後日には旅立って行ってしまう。
だから、今だけは、一緒に居て。
沢山思い出を作っておこうと思った。
なんだか、山奥の村の話はとっても長くなりそうです。
なかなかテっちゃん旅立たないかも(笑)
どうでもいい話としては、テっちゃんの身長は175〜180くらい。ビアンカちゃんは165前後のイメージで書いてます。ああ、どうでもいい話だなあ。
ゲーム画面でかなり身長差あるもんねえ。
さてさて、明日はテっちゃん視点。
まだまだ村での話は続きます。
どうでもいいところに力を入れてまいります。
今日のDQ5 (72)
2005年2月28日 今日の「DQ5」■最近は「封印の洞窟」へ行っています。
昨日はムーンフェイスのパルプンテにしてやられました。
全員MP0って何なのよ。
■山奥の村へ (テス視点)
女神様、降臨。
テっちゃんの心はもう、すこーん!とビアンカちゃんに向かって一直線に落ちました。
フローラさんのときのふんわりとした感覚とは全然違うのです。
ああ、もう、楽しいなあ。
昨日はムーンフェイスのパルプンテにしてやられました。
全員MP0って何なのよ。
■山奥の村へ (テス視点)
宿で荷物を受け取ると、呆然とした気分で町の外に出る。すでに船が用意されていた。
……多分、ルドマンさんはアンディ君やボクが帰ってきたっていう話を聞いた時から船を用意していたんだと思う。
ボクは皆と恐る恐る船に近づく。
船長さんたちは最初皆を見て驚いたけど、
「世界は広いからな、あんたみたいな人もいるだろうよ」
なんていって豪快に笑った。世の中の人が皆こんな感じだったらいいのになあって思う。
「あ、そういえば、あそこに立ってる塔って何ですか?」
「ああ、あれな。ルドマンさんが立てたんだよ、魔物が攻めてくるのをいち早く発見できるようにってさ」
「へー」
ボクは塔を見上げる。結構な高さがあって、確かに魔物が攻めてきてもすぐわかるだろうなって思った。
船は、河を北の方向へのぼる。
この大陸で「水に囲まれたところ」っていうと、この河の北にある大きな滝あたりしか見当たらないから。
ルラフェンで上を通ったあの大きい滝みたいだった。
「あるといいな、水のリング」
「ねえ」
ボクとスラリンは甲板で太陽の光を浴びながら話をする。
サラボナについたときは夏の真っ盛りだったのに、もう夏は半分以上過ぎていた。
「結構風が涼しくなってきてるね」
「でも太陽はまだあつい」
「今くらいが一番いい季節かもね」
「オイラ暑いの苦手だ」
「あ、そうなの?」
「そう」
そんな風に話をしながら河をさかのぼっていくと、やがて大きな水門に辿り着いた。
「こりゃすすめんなあ」
船長さんが困った顔をして水門を見る。
「主殿」
ピエールが船から陸のほうを指差す。
「あそこに看板が」
「何が書いてあるかわからないねえ」
ボクらは船長さんにここで待ってもらうことにして、看板を見に行く。
看板には『水門の鍵はここから北東、山奥の村で保管しています。 御用の方は村まで』なんて書いてある。
「コレは行かないと駄目だね」
「そうですね」
ボクらは船まで一回戻って、村まで行くことを告げてから村を目指した。
村までは3日くらいかかった。山道はやっぱり時間がかかる。
今回は村ってことで、とくに皆には気をつけてもらって、ボクらは慎重に村に近づいた。
「じゃあ、行ってくるね」
「いってらっしゃい」
ボクは皆に見送られて村に入る。
村は山と緑に囲まれた、静かで落ち着いたいい村だった。
どこかから、硫黄の匂いがうっすらと漂ってくる。温泉がわいてるみたい。
畑が広がっていて、果実が実っているのが見える。
ゆったりと、ほんわかとした雰囲気の村。
「いいところだなあ」
ボクは大きく深呼吸してから歩き出す。
村の人たちは皆仕事にかかっていて、なかなか声を掛けづらい。
そんな中で、ようやく散歩をしている人を見かけて、ボクは声を掛けた。
「あの、スミマセン。水門の鍵を開けて欲しいんですけど」
「鍵? ああ、鍵ね! そんなこと言う人初めて来たよー。えっと今年はドコだったっけな? あんまり使わないから持ち回りで預けあってて。ええと……今年はダンカンさん家だ。ダンカンさん家。村の北に大きな家があるから、そこ、行ってみて」
「あの、ダンカンさんって……間違ってたらいいんですけど、もしかしてアルカパから越してきたとか?」
「そうだよ? 何で知ってるの?」
村の人はきょとんとボクを見る。ボクは曖昧に笑って見せて、お礼を言ってダンカンさんの家を目指した。
本当に大きい家だった。
高床式っていうのかな、階段を上がらないと玄関に辿り着かない構造になっている。床下には井戸とかあって、そこでも村の人が働いている。この村の人は皆働き者だなあって思う。
階段を上がりかけたら、床下で働いていた人と目が合った。何でかしらないけど、その人はちょっとむっとした目でボクを見た。
玄関をノックしてから中に入る。
部屋の奥から、咳き込んでいる声が聞えた。ボクはあわててそっちの方へ向かう。
丁度、ベッドから男の人が立ち上がってきていた。
「あの、大丈夫でしたか?」
「はて? どちらさまで? どこかでお会いしたことありましたっけ?」
男の人はきょとんとボクをみた。その顔に見覚えがある。ダンカンおじさんだ。
「あの、ダンカンさん、覚えてませんか? ボク、テスです。パパスの息子の」
おじさんはボクの顔を見て、目を大きく見開いた。
「こりゃ驚いたよ、テス! 生きとったのか! そうだ、テスだ! 面影あるよ、パパスにも良く似てる。いやー、大きくなったなあ! あの頃はまだほんの子どもで、ビアンカとよく遊んでたっけなあ!」
ダンカンさんはボクをもう一度じっとみて、やがて肩を叩いてくれる。
「で? 父さんは? パパスも元気なのかい?」
「……父はもう……」
「そうか……。パパスはもう……。テスも随分苦労したろう? たった一人でよく頑張ったな」
ダンカンさんはボクの手をとると、その手をやさしく撫でてくれた。
「うちでも母さんがなくなってね……。あんなに丈夫だったのに、わからないもんだよ。……そういえば、来る途中でビアンカを見なかったかい? 母さんのお墓に参りにいってるはずなんだが」
「え? 逢えませんでしたよ?」
「そのうち帰ってくるとおもうけどねえ」
そういっておじさんは玄関の方向を見る。
「ただいまー」
明るい声が部屋に響いた。
「帰ってきた!」
おじさんはボクの手を引いて、玄関へ急ぐ。ボクは引っ張られたまま、玄関に向かう。
女の人が立っていた。
明るい向日葵みたいな髪の毛。透き通った空みたいな瞳はきらきらと輝いてる。すっと通った鼻筋。すらっとした手足。
玄関からの光が、まるで後光のように見えて。
心臓が、止まるかと思った。
息は、実際止まってたかもしれない。
カワイイ。
そう思った。
女神様、降臨。
テっちゃんの心はもう、すこーん!とビアンカちゃんに向かって一直線に落ちました。
フローラさんのときのふんわりとした感覚とは全然違うのです。
ああ、もう、楽しいなあ。
今日のDQ5 (71)
2005年2月27日 今日の「DQ5」■メールが届いていました。
件名が「初めまして」で、知らない人の名前で、しかも男の人の名前でした。
添付メールではありません。重さも3KBです。
無作為のメールだろうか、どうだろうか。
かなり悩んでから開いてみました。
……今日のDQ5に対する激励メールでした。
嬉しかったです。ありがとうございました。お返事をさせていただきました。
それで「は!」としたんですけど、コレまでも何回か、知らない人の名前で「初めまして」とかいう件名であんまり重くないメールを3.4回消したことがあるような気が……。
丁度その頃無作為のメールがよく来てたんですよ……。
もし、メール送ったのに返事こねぇなあ、と思ってる方がいましたら、私が「怖い」と思って消したかもしれなせん。
そういう方、もしいらっしゃいましたらば、あの、よろしければもう一度送ってください……。
■サラボナの町で (テス視点)
スペシャルサンクス→Rinちゃん。
実はアンディ君の家でのフローラさんたちの台詞、メモをし忘れておりまして。たまたま色んなところのセーブデータを残していたRinちゃんを頼ってみたら、なんと残っていたのですよ、このあたりのイベントが。
いやー、持つべきものは友達です。
ありがとう、ありがとうRinちゃん!
さて、明日はいよいよ! 山奥の村! 女神様との再会です!
目指せ! かわいらしい恋愛!(※苦手なジャンル)
目指せ! 切ない系!(※苦手なジャンル)
テっちゃんもビアンカちゃんもすっごく鈍いぞ! 頑張れ私!
件名が「初めまして」で、知らない人の名前で、しかも男の人の名前でした。
添付メールではありません。重さも3KBです。
無作為のメールだろうか、どうだろうか。
かなり悩んでから開いてみました。
……今日のDQ5に対する激励メールでした。
嬉しかったです。ありがとうございました。お返事をさせていただきました。
それで「は!」としたんですけど、コレまでも何回か、知らない人の名前で「初めまして」とかいう件名であんまり重くないメールを3.4回消したことがあるような気が……。
丁度その頃無作為のメールがよく来てたんですよ……。
もし、メール送ったのに返事こねぇなあ、と思ってる方がいましたら、私が「怖い」と思って消したかもしれなせん。
そういう方、もしいらっしゃいましたらば、あの、よろしければもう一度送ってください……。
■サラボナの町で (テス視点)
よく寝た。
そう思って起き上がる。窓の外は今日も暑そうに晴れ上がっていた。
あくびをしながら起きていくと、宿の親父さんの話だとボクは丸々二日寝ていたらしい。あまりにも気持ちよさそうに寝ていたから起こせなかった、と苦笑された。
……もちろん、追加料金を取られた。
ボクは宿に荷物を預けたまま、アンディ君の家へ行ってみた。
アンディ君の御両親は一階のリビングで呆然と座っていた。
「あの、こんにちは、アンディ君は大丈夫ですか?」
ボクは家の入り口から声を掛けて、中に入る。
「アンディはまあ、大丈夫だよ。確かに溶岩の流れる洞窟で大やけどはしたけどね、治療が早かったから。フローラにまで心配をかけてしようのない息子だよ」
おばさんは大きくため息をついてそういった。
「フローラちゃんは責任を感じてアンディの看病をしてくれとるんじゃ。本当に優しい子じゃよ」
おじさんは二階を見上げてやっぱり大きくため息をついた。
「お見舞い、行ってもいいですか?」
「ああ、行ってあげておくれ」
ボクは二階に上がる。
アンディ君の部屋。窓から吹いてくる風でカーテンが揺れている。その窓の前にある、小さな椅子に座ってフローラさんが眠っているアンディ君を見つめていた。
「あの」
ボクが声を掛けると、フローラさんがこちらをみた。
泣いているみたいで、目が赤い。
「アンディ君、大丈夫?」
フローラさんは力なく首を左右に振る。
「やけどのせいでアンディの熱がまだ下がらないの……。心配だからもう少し付き添っています」
フローラさんはそれだけ言うと、すぐにアンディ君の方を見る。
じっと、顔を見つめて。
時々流れてくる涙を拭いて。
冷たいタオルでアンディ君の額を拭いてあげている。
静かだった。
ボクは無言でフローラさんに頭を下げると、アンディ君の部屋を出る。
フローラさんは。
きっと、アンディ君の事がとても好きなんだろう。
大切で大切で。
心配で。
きっとほとんど寝ていない。
胸の奥がちょっと、重たいような、痛いような感覚。
ボクは大きく息を吐いた。
最終的には、きっと炎のリングとか、関係なくなっちゃうんだろうって、そう思う。
フローラさんは、アンディ君の事が好き。
アンディ君は、フローラさんの事が好き。
ボクのは。
きっとちょっとした憧れだけで、真剣な想いっていうのは、多分ない。
盾が気になるだけの、通りすがりの旅人。
「とりあえず、ルドマンさんにリング渡すか!」
ボクは無理やり元気な声で言うと、ルドマンさんの家に向かった。
ルドマンさんは、ボクが持ってきた炎のリングを見て、歓声を上げた。
「おお! 炎のリングを手に入れたか! うむ、テスとやら、よくやった! では炎のリングを預かろう」
ルドマンさんは、ボクからリングを受け取ると、暫くそのリングをじっと見つめて、それから満足したように頷いた。
「さて、残りは水のリングだが……。水のリングというからには、水に囲まれたところにあるのかもしれんな」
そういうと、窓の外をじっと見つめた。
「よし。町の外に私の船を泊めておこう。自由に使うと良い。客船に使ってるものとは違い、小さな船だが、キミと仲間たちが乗るには十分だろう」
「いいんですか?」
「ああ、いいとも。どうせキミはもうすぐウチの婿になるんだからな」
……なれないと思います。
その言葉を言いそうになって、ボクは大きく息を吸う。
その行動は、ルドマンさんには「喜び」に見えたらしかった。
「そろそろ結婚式の用意を始めなきゃならないな! キミは誰か結婚式に招待したい人はいないのかね? 遠方の人なら、今から招待せねば間に合わん」
「……そうですね……」
ボクは半分やけになって、ヘンリー君とマリアさんの名前を挙げた。もし、結婚しなくても、ヘンリー君なら事情の説明がしやすいし、もし、うっかり結婚しちゃった場合、やっぱり結婚式には来て欲しいし。
どっちになるにせよ、ヘンリー君なら招待してもらっても大丈夫。
それにしても、結婚にかける身内のパワーっていうのは、こんなに凄まじいものなんだろうか。
逃げられる気がしないんだけど。
「では、その方々を招待しておこう。がんばって水のリングを探してきてくれたまえ」
ルドマンさんの嬉しそうな笑い声に見送られて、ボクはルドマンさんの家を後にした。
スペシャルサンクス→Rinちゃん。
実はアンディ君の家でのフローラさんたちの台詞、メモをし忘れておりまして。たまたま色んなところのセーブデータを残していたRinちゃんを頼ってみたら、なんと残っていたのですよ、このあたりのイベントが。
いやー、持つべきものは友達です。
ありがとう、ありがとうRinちゃん!
さて、明日はいよいよ! 山奥の村! 女神様との再会です!
目指せ! かわいらしい恋愛!(※苦手なジャンル)
目指せ! 切ない系!(※苦手なジャンル)
テっちゃんもビアンカちゃんもすっごく鈍いぞ! 頑張れ私!
■CD聞きました
『極東サンバ』 THE BOOM 宮沢和史 CD ソニーミュージックエンタテインメント 1994/11/21 ¥3,059
いきなり「Far East Samba」が聞きたくなってiPodの中を探してみたら入ってなくて焦って、部屋を探してみたらCDなくて、再び焦りました。
結局、通常版がなくて、限定版が部屋に転がってました。
……通常版どこに行ったんだろうー。
で、聞きました。
やっぱりブームはいいです!
大好きだ!
もしかしたらこの「極東サンバ」が一番好きかもしれない。
やっぱり格好イイ曲が多いし、一番宮沢さんもイイ歌い方をしている。
あー、もうファー・イースト・サンバ格好良すぎ。
ヒューマンラッシュも好きだけど。
このCDは当たりが多いので、買っても損はないですよ。うん。
オススメ。
最近再びTHE BOOM熱再発。
やっぱりイイのはいつまで経ってもいいのです。
『極東サンバ』 THE BOOM 宮沢和史 CD ソニーミュージックエンタテインメント 1994/11/21 ¥3,059
ヒューマン・ラッシュ / 風になりたい / トーキョー・ラヴ / ファー・イースト・サンバ / 帰ろうかな / カルナヴァル / Poeta / モータープール / 東京タワー / イッツ・グロリアス / ブランカ / 10月 / それでも汽車は走る / HAJA CORACAO
1年3ヵ月ぶりの6作目は,ブラジル色が基調となっている。サンバも,ボサ・ノヴァも,まったくもって本格的。ファンはもちろん,CM曲で好きになったヒトも満足させる完成度の高さだ。シアトリカルな唄が少し気になるけど,そこが「極東」なのかな。
いきなり「Far East Samba」が聞きたくなってiPodの中を探してみたら入ってなくて焦って、部屋を探してみたらCDなくて、再び焦りました。
結局、通常版がなくて、限定版が部屋に転がってました。
……通常版どこに行ったんだろうー。
で、聞きました。
やっぱりブームはいいです!
大好きだ!
もしかしたらこの「極東サンバ」が一番好きかもしれない。
やっぱり格好イイ曲が多いし、一番宮沢さんもイイ歌い方をしている。
あー、もうファー・イースト・サンバ格好良すぎ。
ヒューマンラッシュも好きだけど。
このCDは当たりが多いので、買っても損はないですよ。うん。
オススメ。
最近再びTHE BOOM熱再発。
やっぱりイイのはいつまで経ってもいいのです。
今日のDQ5 (70)
2005年2月26日 今日の「DQ5」■今日遅くなりました。つーか次の日になってるよ……。
何だか、最近サイトに着てくださってる人の数が、地味ーに増えてきています。
大体の目的はこの「今日ドラ」みたいで……何だか見えないプレッシャーをですね、勝手にひしひしと感じてみたりしています。
ええ、あくまで勝手に感じてます。
テっちゃんが気に入られてるみたいで、ちょっと嬉しい。
ほら、テっちゃんって世間の「DQ5主人公」とちょっとずれてる感じがね……。
計算高く策略好き。
……よその優しくて慈愛に満ちた主人公様たちとえらい違いだー。
(いや、テっちゃんはいい子だよってほめてもらってますけどね。個人的見解としてね、計算高いし策略好きだなあと……)
ちなみにテっちゃん以外では、ヘンリー君が大人気のようです。
ヘンリー君とテっちゃんのコンビ大人気。
やっぱボケとツッコミがしっかりしてるのがいいんでしょうか?
■絶望の中で(ピエール視点)
とりあえず、戦闘での死は「放っておくと死に至る」という解釈にしてみました。
マーリン爺ちゃん大活躍です。不本意イベントと名づけて頑張ってもらいました。
テっちゃんは皆に愛されてます。
昨日の「今日ドラ」でのテっちゃんは、かなりあっさり死を認めてて、ちょっと失敗したなあと反省中です。
もっと生きることに執着あるはずなので、あとでサイトにまとめてアップするときはちょっとだけ手直ししようかな、とか考えてます。
……いや、一言増やすだけですけどね。「嫌だな」って。
さて、次は水のリング。
楽しいイベント目白押し!(の、予定)
何だか、最近サイトに着てくださってる人の数が、地味ーに増えてきています。
大体の目的はこの「今日ドラ」みたいで……何だか見えないプレッシャーをですね、勝手にひしひしと感じてみたりしています。
ええ、あくまで勝手に感じてます。
テっちゃんが気に入られてるみたいで、ちょっと嬉しい。
ほら、テっちゃんって世間の「DQ5主人公」とちょっとずれてる感じがね……。
計算高く策略好き。
……よその優しくて慈愛に満ちた主人公様たちとえらい違いだー。
(いや、テっちゃんはいい子だよってほめてもらってますけどね。個人的見解としてね、計算高いし策略好きだなあと……)
ちなみにテっちゃん以外では、ヘンリー君が大人気のようです。
ヘンリー君とテっちゃんのコンビ大人気。
やっぱボケとツッコミがしっかりしてるのがいいんでしょうか?
■絶望の中で(ピエール視点)
「主殿!」
目の前が真っ暗になった気がした。
何とか、ダークマンモスを片付けて、我々は主殿の下へ駆け寄る。
主殿は、血の海の中でグッタリとしていた。
「主殿! 主殿! 主殿!」
「テス!」
我々は口々に叫ぶが、主殿は全く反応しない。
「動かすな!」
マーリンの声が聞えた。
我々は一瞬、動きを止める。
「ホイミン、ホイミを!」
マーリンの声にホイミンがホイミを唱えるが、主殿の体は反応をしなかった。
死んでしまった?
体に冷たい水を浴びせかけられた気分。
「テス……死んじゃったのか?」
スラリンの震えた声。
マーリンが主殿の首筋を触りながら
「縁起でもない事云うもんじゃない! まだ生きとる! ……死なせてたまるか!」
叫ぶ。
「良いか、皆落ち着け。テスはまだ、生きとる。このまま放っておけば死んでしまうが、そんなことにはワシらがさせん」
マーリンが、我々をじっと見た。
「良いか、落ち着け。まずありったけの毛布やマントをもって来てテスを包め。なるべく体を冷やさないように、揺らさないようにな。ホイミンは気力が続く限り、ホイミをかけ続ける。体の方が反応をしなくても続ける。ホイミンが唱えられなくなったら、ガンドフとピエールが続ける。ガンドフとゲレゲレは体が温かいから、なるべくテスに寄り添っておく」
我々は言われたとおり、毛布で主殿を包んでそっと馬車に乗せる。皆無言だった。
主殿は血の気のない白い顔で、ぐったりとして。
本当は短い時間だったのかもしれないが、時間が永遠に感じられた。
「道具袋にキメラの翼が入っていたじゃろ、使おう。ルーラと同じ様にサラボナの町へ一瞬で帰ることができるはずじゃ。着地の時にテスに衝撃が行かないように気をつけよ」
我々は頷く。
「絶対、死なせない」
サラボナの町の入り口に着く。
「さて、それじゃワシは教会から神父を連れてくるかの。一番ワシが人間に近い形をしてるから何とかなるじゃろ」
マーリンが町を見据えて云う。
「主殿の事は我々が。マーリン殿お願いします」
「マーリン、走って走って!」
我々の声にマーリンは大きく頷くと、町の中へ入っていった。
暫く経って、マーリンが帰ってきた。
後ろには人間の神父を連れてきている。彼は我々を見て、ぎょっとしたようだった。
恐怖の顔つき。今にも逃げ出して帰っていきそうだ。
「あ、あの、御老人?」
神父の震えた声。
「テスを助けて!」
誰よりも先に叫んだのはスラリンだった。
「テスを助けて!」
必死で叫ぶ。
「主殿を助けてください!」
「テスさんを助けてー!」
人間の言葉を話せるものは、必死で叫ぶ。
話せないものたちも、必死でうなり声を上げる。
「……」
神父は我々を呆然と見つめたあと、やがて大きく頷いた。
「任せなさい。あなた方の大切な方が、私に助けられるなら、助けましょう」
神父は主殿の横に座り、やがて口の中で何かを呟き始めた。
魔法が始まる。
黄色い温かみのある光が、キラキラと光りながら神父と主殿の上に降ってくる。
やがてその光は神父の手の中に集まり始める。
「全知全能の神よ、この者の魂をここに呼び寄せたまえ」
神父が言うと、神父の手の中の光が、主殿の体にすーっと入っていった。
一瞬の静寂。
主殿の肌に血の気が戻ってくる。そして咳き込んだ。
右腕をのろのろと持ち上げ、口元をぬぐって。
やがてゆっくりと目を開ける。
「……あれ? ボク……どうしたんだっけ?」
呟きながら、体を起こす。
目の前に居る神父を見て、不思議そうな顔をして、それから周りを取り囲む我々の顔を不思議そうに見回した。
「貴方は、良い仲間をお持ちですね」
「……はい。あの、神父様、皆の事は町の人には……」
「云いません。こんなに良い方達ばかりなのを伝えられないのは残念ですが、姿形で魔物を嫌う人は大勢居ます」
神父が立ち上がる。
「それにしても、炎のリングというのは大変なところにあったようですね。貴方は死に掛け、アンディさんは大やけど。……ルドマンさんも大変な条件を挙げたものです」
「アンディ君、大やけどをしたんですか?」
主殿が訊ねると、神父は頷いた。
「もうこんな怪我を皆さんがしないと良いのですが」
ため息とともに云うと、神父は先に町に戻っていく。
「ええと、あの、皆ありがとう。ゴメンネ」
主殿は神父が帰ったあと、我々を見てすぐにそう云って頭を下げた。
「全くだ! 心臓がつぶれるかと思ったわい!」
マーリンが大声を上げて、主殿の頭をぺしんと叩いた。
「ごめんなさい」
「テスの阿呆! 死んじゃったら何にも出来ないんだぞ!」
「ごめんなさい」
スラリンが何度も主殿に体当たりをする。
主殿は全員に「ごめんなさい」といいながら頭を下げた。
「なんか……本当にごめんなさい。心配かけて……これからは気をつけるから」
「当たり前じゃ。さて、テス。とりあえずお前は今から街に行って、気が済むまで寝て来い。疲れがたまっておるじゃろ。ともかく寝て来い。次からの話はその後じゃ、お前さんが色々なことに今悩んでいるのはわかるが、今は全部忘れて体力の回復だけ考えておれ」
マーリンの言葉に、主殿は頷いた。
「寝てきます。あと、アンディ君のお見舞いもして来ます」
主殿は反省しきり、という顔で我々に頭を下げてからサラボナの町に入っていった。
とりあえず、戦闘での死は「放っておくと死に至る」という解釈にしてみました。
マーリン爺ちゃん大活躍です。不本意イベントと名づけて頑張ってもらいました。
テっちゃんは皆に愛されてます。
昨日の「今日ドラ」でのテっちゃんは、かなりあっさり死を認めてて、ちょっと失敗したなあと反省中です。
もっと生きることに執着あるはずなので、あとでサイトにまとめてアップするときはちょっとだけ手直ししようかな、とか考えてます。
……いや、一言増やすだけですけどね。「嫌だな」って。
さて、次は水のリング。
楽しいイベント目白押し!(の、予定)
今日のDQ5 (69)
2005年2月25日 今日の「DQ5」■毎回、いきなりプレイ日記を書き始めるのが恥ずかしいので、前置きの文章とかつけてるわけなんですけど。
……今日は書くことないなあ。何かなかったかなあ。
あ!
いたスト、弟がデブチョコボコースをクリアして、やることなくなったので私が担当するスライムベスコースも始めたみたいです。
……上手なやつはいいよなー。
今日の夜辺りにはテっちゃんが登場するかも、です。
■死の火山 3 (テス視点)
死の火山、何とか攻略です。
それより、テっちゃん死亡です。
「それじゃなくてもイベント盛りだくさんのここで、わざわざ何で主人公殺すかな。小説風だからって盛り上げなくても」
と思った方、間違いです。
コレは「プレイ日記(小説風)」です。
つまり。
死の火山の帰り道に実際死んだんだよテっちゃんが。
HPもMPも残ってたからレベル上げしながら帰ろうって思ったのが間違いだったよ。
ダークマンモスに「痛恨の一撃」を含む集中攻撃を食らうとは思わなかったんだよ。ピエールのベホイミが虚しかったよ。
というわけで、次回はテっちゃんを生き返らせる為に、皆が奮闘します。
ところで、DQの「戦闘での死亡」っていうのは、「物語の死亡」とは考え方が違うんだよね。どういう処理になってるんだろう。
うーん……。
……今日は書くことないなあ。何かなかったかなあ。
あ!
いたスト、弟がデブチョコボコースをクリアして、やることなくなったので私が担当するスライムベスコースも始めたみたいです。
……上手なやつはいいよなー。
今日の夜辺りにはテっちゃんが登場するかも、です。
■死の火山 3 (テス視点)
見つけた階段を下りると、床はとても狭いけど、広い空間に出た。周りでは溶岩が赤く燃えている。
「落ちないように気をつけてね」
ボクは後ろから来る皆に振り返っていうと、歩き出す。
一列になって歩いて、ちょっとだけ余裕があるって感じの床。
それを越えていくと、通路よりは広い床のところに、小さな祭壇のような場所があった。
その真ん中に、指輪が置いてある。
「これかな?」
ボクはその指輪をつまみあげた。
綺麗な、赤い宝石のついた指輪。
宝石の中で炎が燃えているみたいに見える。
「綺麗……」
ボクは皆にも指輪を見せる。
「中で炎が燃えてるように見えますね」
「不思議だね……。これが炎のリングで間違いなさそうだね」
ボクは暫く指輪を見つめる。
「そうですね、間違いないでしょう」
ピエールが頷いた。
「じゃあ、帰ろうか。……リレミトを使いたいところだけど、一階にアンディ君がいるだろうから、歩いて帰って声かけてあげよう。炎のリングはもう見つけちゃったから。水のリングでぜひとも頑張ってもらわないとね」
ボクは指輪を道具袋にいれると、歩き始める。
皆もそのあとに続いて歩き始めた時だった。
背後で、「ボッ」という炎が燃え上がるような音が聞こえた。
振り返ると、赤く燃えていたマグマが盛り上がって、やがて何かの形をとり始める。
それが三つ。
指輪を守っているのかもしれない。
やがて、ぬっとりとした姿の、怪物のような形になったマグマが、ボクたちに襲い掛かってきた。
「!!」
ボクらは慌てて戦闘態勢をとる。
「皆気をつけて!」
戦闘はちょっと長引いたけど、何とか勝つことが出来た。炎に弱いゲレゲレが少し大変だったけど、そんなに深刻なことにならずに済んだ。
ボクはゲレゲレにベホイミをかけながら、皆にも怪我がないか聞く。皆そんなに大変なことにはなってなかった。
「じゃあ、帰ろう」
ボクらはゆっくりと歩き出す。
来た道を戻るだけだから、迷子になることもなかった。
「あれ?」
一階まで戻ってきたけど、アンディ君は居なかった。
「もしかして、地下ですれ違っちゃったかな?」
「何本か分かれ道がありましたしね」
「……探しにいってまたすれ違ってもねえ」
ボクは少しだけ考えて
「ま、とりあえず一度外に出よう。皆にアンディ君が出てきてないか聞いてみた方がいいよ」
「そうですね」
外に出ると、空気がすがすがしかった。
洞窟の中も暑かったけど、洞窟の外は真夏の太陽がぎらぎらと照らしてきていて、それはそれで暑い。
けれども、風があって、空気がよどんでないだけ、ずっと外のほうが気持ちよかった。
ボクは、皆にアンディ君の事を尋ねてみる。
「ねえ、誰か出てこなかった?」
「ああ、弱そうな男が出てきて、すぐにキメラの翼で帰って行ったのは見たぞ」
スラリンがボクを見上げていう。
「そっか、とりあえずアンディ君は帰ったんだね」
「で? 炎のリングとやらは見つかったのか?」
マーリン爺ちゃんに聞かれて、ボクは道具袋から指輪を取り出す。皆がそれを覗き込んだ。
「すごーい、きれーい!」
ホイミンはそういうとボクの周りをふよふよと漂う。
「なんか変わった宝石だなあ」
「中で炎が燃えてるみたいにみえるでしょ?」
「きれーい」
「ま、なんにせよコレでお前さんは結婚に一歩近づいたわけじゃな」
「うーん、ソレがね、何かね、あんまり嬉しくない」
ボクが顔をしかめるから、マーリン爺ちゃんが不思議そうな顔をしてボクを見た。
「何かね、本当にすきなのかどうか、考えてみる方がいいと思って」
「それはまあ、そうじゃろうな」
「とりあえず帰ろう。考え事したいから、歩いて帰りたいんだけど、いい? ルーラだと時間が稼げない」
「ま、ええじゃろ」
歩いてサラボナを目指す。
ボクは、このあとどうしたいんだろう?
さっきマーリン爺ちゃんに言った気持ちは、本当。
ボクはフローラさんの事、本当に好き?
たぶんそれは違うと思う。
アンディ君が、フローラさんをずっとずっと思い続けていたっていうのを聞いて、結婚したい気持ちがなくなっちゃったっていうのは、多分、そういうこと。
けれど、盾は……やっぱり欲しい。
多分ボクは。
汚い人間なんだろう。
洞窟を出て、4日くらい経ったある日。
ボクらは山道で魔物と戦っていた。
相手は、三つ目で黄色い色をした、象。
確か、ダークマンモスって名前だったと思う。
力が強くて、体力がかなりある魔物。そのうえ、結構素早く動いてボクらより先に攻撃してくる。
なかなかうまく戦えない。
一撃一撃、攻撃を食らうたび、息が止まりそうな痛み。
「!!!」
一撃を食らって、一瞬くらりとした時だった。
ダークマンモスの、長い鼻にボクはふわりと持ち上げられて。
そして。
地面に叩きつけられる。
息が出来ない。
痛い、っていう感覚があったようななかったような。
骨の砕ける音が、聞えて。
「主殿!!!!」
「テス!!」
皆の叫ぶ声が聞えたような気がした。
目の前が真っ暗で。
ああ。
……ボク、死ぬんだ。
意外と、あっけなかったな。
皆……
ごめん。
死の火山、何とか攻略です。
それより、テっちゃん死亡です。
「それじゃなくてもイベント盛りだくさんのここで、わざわざ何で主人公殺すかな。小説風だからって盛り上げなくても」
と思った方、間違いです。
コレは「プレイ日記(小説風)」です。
つまり。
死の火山の帰り道に実際死んだんだよテっちゃんが。
HPもMPも残ってたからレベル上げしながら帰ろうって思ったのが間違いだったよ。
ダークマンモスに「痛恨の一撃」を含む集中攻撃を食らうとは思わなかったんだよ。ピエールのベホイミが虚しかったよ。
というわけで、次回はテっちゃんを生き返らせる為に、皆が奮闘します。
ところで、DQの「戦闘での死亡」っていうのは、「物語の死亡」とは考え方が違うんだよね。どういう処理になってるんだろう。
うーん……。
School Rumble 1 (1)
2005年2月25日 今日の「本」(漫画)
■今日の本
『School Rumble 1』 ISBN:406363244X コミック 小林尽 講談社 2003/05/16 ¥410
TVアニメをうっかりみたら、面白かったんですよ。
「面白いねー」と言っていたら弟がどこからともなーく借りてきてくれました。
とりあえず4巻まで読みました。
アニメでは2−Cの担任の先生がかなり淡々としていて好きなんですが(なんか、あの淡々とした話し方が、妙に自分がイメージしていた犀川先生に似ていてドキドキです)マンガの方ではあんまり出てこなくて残念。
主役の塚本天満ちゃんがかなり好き。
ボケててかわいい。
そして、てんまちゃんがほれてる「烏丸大路」くんが大好きだー!
あの子、おかしいよ!
おかしくて好き!
てんまちゃんに惚れてる播磨くんも不良のクセに面白おかしすぎ!
絵が可愛くて面白いので、コレは自力で買って揃えてもいいなーと思ってます。
面白いよ、コレ。オススメ。
『School Rumble 1』 ISBN:406363244X コミック 小林尽 講談社 2003/05/16 ¥410
TVアニメをうっかりみたら、面白かったんですよ。
「面白いねー」と言っていたら弟がどこからともなーく借りてきてくれました。
とりあえず4巻まで読みました。
アニメでは2−Cの担任の先生がかなり淡々としていて好きなんですが(なんか、あの淡々とした話し方が、妙に自分がイメージしていた犀川先生に似ていてドキドキです)マンガの方ではあんまり出てこなくて残念。
主役の塚本天満ちゃんがかなり好き。
ボケててかわいい。
そして、てんまちゃんがほれてる「烏丸大路」くんが大好きだー!
あの子、おかしいよ!
おかしくて好き!
てんまちゃんに惚れてる播磨くんも不良のクセに面白おかしすぎ!
絵が可愛くて面白いので、コレは自力で買って揃えてもいいなーと思ってます。
面白いよ、コレ。オススメ。