■下の「速報」でもお伝えいたしましたように、うっかりDQ5をクリアしてしまいました。
ゲマをね、倒しにいったはずだったんですよ。
トヘロス唱えていったら、全然敵が出なくてね(苦笑)もちろん、ゲマも楽勝ですよ(とどめをさしたのはビアンカちゃんだった。メラゾーマで)
その後、レベル上げしつつ、ボスまでの道のりを調べてました。
一言一言、ビアンカちゃんがメチャメチャ可愛くてねえ、ソレを読んでは「萌え」つつ、のた打ち回りつつ、下見をしてたはずだったんですよ。
 
……気付いたらボスが目の前。
 
え?
ここ、最後だったの!?
 
油断してたから、テっちゃんと息子、MP0なんですけど?(来る途中、メタルキングのパルプンテにやられた)
仕方ないから戦い始める。
ビアンカちゃんが三回も戦闘不能に陥る。
結局生き返らしてから馬車に放り込んで、ピエールを呼び出し。
 
気付けば終わってた。
最終メンバ、テス、息子、ピエール、娘。
 
……なんか、何かが違う……。
 
まだ台詞とか押さえてないので、もう一度戦いにいきます。
EDのビアンカちゃんとか、めさめさ可愛いんだ。本当に。めろめろ。彼女は本気でテっちゃんが大好きですね。
かーわーいーいー。
レベルも上げたいし、クリア後のお楽しみも頑張ります。
DQ8はもうちょっと封印。
 
 
■新婚旅行 アルカパ編 2 (ビアンカ視点)
闇の中で、じっと天井を見つめる。闇に慣れた目は、天井を走る柱を見分ける程。もうベッドに入って随分たつのに、まだ眠れない。
隣のベッドからは、テスの規則正しい寝息が聞こえてくる。もうすっかり眠っているみたい。
ため息。
私は音を立てないように起き上がって、窓から外を見る。
町全体が眠っているみたい。暗い大通りには誰もいなかった。
小さかった頃、私とテスがおばけ退治にむかったのも、こんな時間だった。今見てみても、ビックリするくらい暗い。
よくやれたものだ、と思った。
 
 

「ビアンカちゃん」
急に声をかけられて驚いて振りかえる。囁くような声だったけど、今のは寝言じゃない。
「ごめんね、起こしちゃった?」
「ううん」
テスは起き上がったりはしないで、声だけ返してくる。
「どうしたの? 眠れない?」
「……ちょっと昔の事を思い出して……」
私は眠れない事を否定しないで答えて、ベッドの方に戻る。
テスはじっと私を見ていた。
闇の中でも分かる、優しい真っ黒なつやつやの瞳。
「……悲しい?」
「ううん、悲しいとか、そんなんじゃないのよ。昔は昔、今は今だもん」
「……」
テスは何か言いかけて、結局何も言わなかった。
「……それに今はテスが傍にいてくれるもの。とても幸せ。悲しいなんて、ないわよ」
「……そう。……よかった。……本当はここに泊まるのはよくなかったんじゃないかなって、思ってた」
テスの声はとても低くて、やわらかで、優しい。
泣きそうなくらい、優しい。
包み込まれるみたい。
「ねぇ、テス。……そっちに行っても……いい?」
テスはしばらく私を見つめていた。そして頷いた。
「うん、いいよ」
テスはベッドの中で少し動いて、私が入り込めるだけのスペースを作ってから、掛け布団を少しだけ持ち上げて私を招き入れてくれた。
私は素早くテスのベッドに潜り込む。
そしてテスの腕を枕にするみたいにして、テスにくっつく。
「あったかい……」
「ビアンカちゃんが冷えすぎなんだよ……。一体どれだけ起きてたの? こんなに体冷やして……。風邪ひいたらどうするつもり? 風邪って侮れないんだよ? ビアンカちゃんも知ってるでしょ?」
テスはブツブツ説教しながら、私をぎゅっと抱き締めてくれる。
「ごめんなさぁい」
暖かい。
しばらくしたら、ふわりと眠気が襲ってきた。
私はゆっくりと目を閉じる。
このまま眠ろう。
そう思った、ら。
 
 

「ビアンカちゃん」
テスの声に目を覚ます。
「なぁに?」
とろとろとした眠気の中、返事をする。
幸せな気分。
「あの、そろそろ、自分のベッドに戻ったほうが……そのほうがしっかり寝られるかと思います」
 
 

眠気が吹き飛んだ。
これは……どういうことかしら?
一緒に寝るのがイヤってこと?
え?
私魅力無いのかしら。
それともぐっすり眠りたいのかな?
色んな事が頭のなかを巡っていって、考えがまとまらない。
 
 

「……なんで?」
「ちょっと時間切れ……これ以上は紳士的に振る舞う自信がありません」
意味が頭に染み込んでくるまで時間がかかった。
意味がわかったら、笑えてきた。
「いや、笑い事じゃないですよ?」
テスがかなり真剣だから、ますます笑えてくる。
 

この人、可愛いわ!

 
 
「テス、私達結婚したよね?」
「しましたよ?」
「だったら、別に……ねえ?」
「……」
テスはテスで私が何を言いたいのか、暫く頭に入らなかったらしい。しばらくきょとんと私を見ていて、やがて
「!!!」
……どうやら意味を理解したみたい。
はっきりと分かるくらいにうろたえた。
「……あの、いいんでしょうか?」
「いいよー」
私はにこにこ笑って答える。
「テスってさ、照れたりはずかしかったりすると敬語になるよね、私に対して」
「え!?」
「なんだ、気付いてなかったんだ」
私はクスクスと笑う。テスはちょっと居心地悪そうに咳払いしたあと私をじっと見つめて
「……好きだよ、ビアンカちゃん」
って、ささやくように言った。
「……愛してるわ、テス」
私もにこりと笑ってから答える。
テスは私を抱き寄せると、おでこにそっとキスしてくれた。

 
それから私達は、コレまで以上に仲良くなって。
思いっきり朝寝坊した。

 
 
■ぜ、全年齢対応って、どこまでですか?(笑)
いいよなゲームは暗転できて(笑)キャラクタ視点は暗転できないからなあ。暗転みたいな終わりかたにしたけど。
にしし。

それといって、何を書いたわけでもなかったのにとっても恥ずかしい。ああ、いやだいやだ。
 
アルカパイベントは初めて見たときビックリしたよ。
「愛してるわテス」→暗転
だもんなー。あの衝撃は忘れまい。
 
■というわけで、とりあえず精神的に山場を切り抜けました(早い山場だな、おい)
次はレヌール城を一回で終わらせたいと思います!(希望)
しばらく早送りで!(笑)
■……夜中の3時にうっかりクリアしてしまいました。

予定外です。

DQ8でも……やるか。
■携帯のアプリのかまいたちも、もう随分慣れてきました。
 
そんなときにこの陰陽編。
 
……ちょっとカンベンしてマジで。




つうわけで、ネタバレしてます。
そのうえ、ちょいと怖いです。ホラーの苦手な人は読まないほうがいいかもしれません。



 
こわかったこわかった。
いや、ありきたりの内容なのかもしれない。
ホラーとしては当たり前なのかもしれない。
でもあえて言う。

怖えぇーーー!!!
 
マドで真っ二つにされて殺された時はちょっと本当に呆然としちゃったよ。
死なないですんでも、同じ死に方を俊夫さんが……(泣)

西洋甲冑に刺し殺されたこともあったなあ。


そんな中、ようやくNo1エンディングへ。
どんどん人が死んでいくのよ。
加奈子ちゃんが首をえぐるくらいに絞められて。
美木本さんが胸を貫通して外壁に打ち付けられて。
俊夫さんが体を真っ二つにされて。
みどりさんが首を落とされて。
啓子ちゃんが喉を掻き切られて。
夏美さんが焼き殺されて。

もう生きてるの、小林さんと僕と真理だけ?
うそん、カンベン。

しかし話は続く。
焼死した夏美さんが「見んといて」と言いながら香山さんの目をえぐってるときに私はもう死にそうな気分でしたよ。
香山さんは夏美さんに殺されたのかなあ。
うーうー。

逃げて自分の部屋に閉じこもる僕と真理。

遠くの方で悲鳴。

そして逃げてくる小林さん。


それを追ってくる死んだはずの人々!
喉掻き切られた加奈子ちゃんと啓子ちゃんが……胸を貫かれた美木本さんに連れられて……。
首を落とされたみどりさんが、首を抱えて……。
上半身だけの俊夫さんが這ってきて……。
焼けた夏美さんが目をえぐられた香山さんを引き連れて……。

歩いてくるんだよーーーーー!!!!!
 
しかも助けた小林さんに真理が殺されちゃったよーーーーー!!!

そんな気はしてたんだーーーーー!!!!!

そして小林さんを殺してED。
……え、マジ?
コレで最終????

う、うそでしょ。

 
 
■ちなみに、一番最初に見たEDが一番マトモなEDだったらしい。ミイラを壊して、最初の二人以降は誰もしななかったし。

……でもねえ。
うーわー。って感じだった。
 
かまいたち1の方をあわせても、コレが一番嫌な話だったかも。
1の全員ころされた後、真理に殺されるのもかなり嫌だったけど。

  
 
 
■そういえば、アプリの「1」の方の「暗号編」
たまに検索に引っかかってるので、答えておきます。
今日はネタバレの日。

「シュプールの宝」を発見した人は、もう、暗号の解き方はわかってますね?
おなじとき方を、本文の時にも使うのです。
どこを読めばいいかは、小林さんが既にヒントを出しています。
小林さんが言っている場所を、暗号の解き方にしたがって読むと、某箇所で「○○を○○!」という命令文が出てきてます。
その通りにすると、新しいEDに辿り着きますよ。

かなり後半の部分です。
がんばってください。
 

 
 
■今日はここまで。

次のアプリは怖くないといいなあ。
 
 
 
■27日の日記、割と反響がありました。
皆さん口を揃えて「おもしろい」と。
アドバイスも頂きました。
 
みなさん、恋バナ好きですねー!!(笑)
 
まあ、他人のこういう話は基本的に面白いですしね。
悩んでウジウジされると腹立つし、自慢されたらそれはそれで腹立つし、いちゃつかれるとイライラするけどね。
 
あれだけあっさりしてて、根本的に悩んでなくて、切羽詰ってないと、イラつかないしむかつかないから面白いだけですんでいくんでしょうね。割と幼い感じだし(笑)

多分、面白い恋愛話なんて、あとは破局物くらいだよ(笑)
あはははは。
ちなみに、前に進んだのか進んでないのかは、本人と連絡とってないから知らないですよ。
 
とまあ、軽くこんなことをかける程度に、私は今日も恋愛には無縁で生きております(笑)
何度もネタにして悪いなO槻君(伏字になってない)

私のほうはといえば(一応自分の事もネタにして公平にしておこうと思う)結婚願望がないわけでもないが、今すぐどうこうしようという気はなく、むしろ「今すぐ見合いしろ」とか言われたら絶対に反抗するとは思うので、もしかしたら結婚願望はないのかもしれません。
内省はしたくない方向で。
深く考えずに生きていきたいです。
 
ちなみに「昔、恋愛関係関係なく一緒にお出かけした、好きだった人(振られたけど)」の人はどうやら日記を見てなかったらしく、それといったリアクションはありませんでした。
よかったよかった。
相手はウチのサイトのアドレス知ってるから微妙にドキドキしちゃってたよ(笑)
 
ちなみに今でも結構好きだということに、先日気付いた。
……あー、面倒くさいことに気付いちゃったよ。って感じ。

 
まあ、その程度の「お前中学生か」(むしろ今の中学生の方がもっと進んでいるかもしれない)という感じの初々しさ(初々しい?)で生活してます。
 
うん、春休みだから昼までねてるとかね、そんな人生。
あんまりにもやることなさすぎて暇です。
水槽でも洗おうかな。
 
 
 
■で、本日、ようやく来年度の事が決まりました。
来年度も、今年度と同じ勤務先です。
非常勤講師は3月末が一番嫌な時期です。
「来年の職はあるのか……!?」というドキドキ感で。
 
で、来年もとりあえず職を確保いたしました。
15時間なので、今年よりは忙しい。当たる学年にもよるけどね……。
まあ、張り切って生きていこうと思います。
基本は「毎日その場その場を適当に切り抜ける」という、全く余裕のない感じでやっていこうかと。
 
久しぶりに用事があって某北方の高校へ電話したら、お世話になってる学年主任が電話に出た。
電話だとあんな声なんですね主任。
別の学年にかけちゃったかと思ってビックリしたよ。

 
 
■今日はここまで。
■昨日は眠くて、レベル上げもゲマ討伐も(ラスボスでもないのに討伐とか言ってるよ……)ドラクエ8もやりませんでした。

ドラクエ8は始めたらそれはそれで日記書きたいしなあ。
どうしたもんかなあ。
しかもどうせまた8の主役も「テス」って名前だろうしなあ(苦笑)
どうしたもんかなあ。
コレが書き終ってから、なんていってたら、8いつまでたっても始められないしなあ。
ドコで妥協するかなあ。
 
 
■新婚旅行 アルカパ編1 (テス視点)
ビスタ港から、そのままアルカパをめざす。見慣れた景色だったはずなのに、少し違って見えるのは、隣にビアンカちゃんがいるからかもしれない。
港から歩いて二日くらいで、アルカパについた。本当はルーラで戻れたんだけど、やっぱりちょっとでも一緒にいる時間はほしい。例え皆に冷やかされても。
……おかげで冷やかされるのにも慣れてきた。
いつもどおり町の入り口で皆と別れて、ボクはビアンカちゃんと町に入った。

「うわー、懐かしい!」
ビアンカちゃんは町の入り口で軽く叫ぶ。
「なぁんにもかわってないわ! 人はかわってるけど!」
キョロキョロと周りを見渡して、興奮したように頬を染めている。そして、ボクの手を引いて早足で歩きだす。
花畑に囲まれた教会。
橋の向こうの小さな小島も、花が咲いている。
「ここでゲレゲレを助けたのよね! 懐かしいなぁー」
「猫だと思い込んでたんだよね」
ビアンカちゃんがボクの手を離して、足元の花を摘みはじめた。
「綺麗ね」
ビアンカちゃんはニコニコと笑いながら、いくつも花を摘んでから立ち上がると、それをいきなりぱっと空に向かって投げた。
 

花や花びらがパラパラと空から降ってくる。
雪みたいな白い花びら。
秋の冷たい風。
なのに、ここだけが春みたいな感じ。
 
 
その中でビアンカちゃんはニコニコ笑ってボクをしっかりと見つめていた。
「綺麗ね」
「うん」
「ねぇ、テス」
「何」
「一緒にいられるって素敵ね」
ビアンカちゃんはボクの手を握る。ぎゅっと。
「テスがここにいてくれてよかった。……テスはこれまで結構大変だったけど、きっともう、大変な事は起こらないの。人生の辛いことは全部済んじゃったの。これからは、きっと良いことしか起こらないわ」
 
ビアンカちゃんはそう言ってにっこり笑う。
ボクもつられて笑った。
 
「テスはここに居る。生きてる。もういいことが始まってる。神様もそんなに意地悪なわけないもの。これから、世界はテスにやさしいの」
「例えばビアンカちゃんに逢わせてくれたり?」
そう言ったらビアンカちゃんはクスクス笑って、済ました顔で「そうよ」って答えた。
 
 

ビアンカちゃんが言ってることは、子供じみた夢みたいな事だったのかもしれない。
けど、その言葉はとても嬉しくて、絶対にそうなるだろうって気がした。
予言ってこんな感じなのかもしれない。

 
ボクらはしばらく見つめあってて、急に恥ずかしくなってお互い目を逸らした。
「私たち何やってんのかしらね」
ビアンカちゃんが恥ずかしそうに頭を掻く。ボクも苦笑しながら頷いた。
「本当にね。皆の前ではしないように気を付けよう」
ボクらは頷きあって苦笑しあう。
ビアンカちゃんはそのあと、「なるべくね」って付け加えた。

ボクらは町の奥にある大きな宿の一番良い部屋をとった。
もちろん、ビアンカちゃんの元実家。
人手に渡ってるとはいえ、やっぱり懐かしいらしい。ビアンカちゃんはしみじみと宿のあちこちをみている。
 
新しい持ち主は、丁寧に宿を使っているんだろう。宿はどこもピカピカに研かれていて、ビアンカちゃんはそれが嬉しいって喜んでいた。
「ここでかくれんぼやったよねー」
ビアンカちゃんはバスタブを指差して笑う。
「ごめん、あんまり覚えてない」
ボクが謝ると、ビアンカちゃんはまた笑った。
「まあ、小さかったからね、仕方ないか。……テスったら毎回ここに隠れるんだもん、探しやすかったわー!」
ビアンカちゃんはバスタブを覗き込むと、お腹を抱えて笑っている。
「そんなに笑わなくても……」
「ごめんごめん、思い出すとやっぱり……」
ビアンカちゃんはまだ笑ってる。あんまり笑うからさすがにムッとしてきた。
「どうせ単純だよ。昔も今も」
「ごめん、怒ったの? ねぇ、ごめんね」
ビアンカちゃんは上目遣いでボクを見る。
ずるいなぁ、そんな風にされたらこれ以上怒れない。きっとそんなのもわかっててやってるんだろうなぁ。
ずっと小さい頃から、きっとずっと先まで、ボクはビアンカちゃんにこんな風に振り回されて、あしらわれていくんだろうなあって、ちょっと思った。
まあ、別に悪いことじゃない。
 
「……も、いい。怒ってないよ」
「ウソっぽい」
ビアンカちゃんもそう言いながらも、もうボクが怒らないのがわかってるみたい。また宿のあちこちを見はじめた。
 
「どこもかしこもちゃんと覚えてる自分の家なのに、自分の家じゃないのよね。……変な気分だわ」
少し淋しそうな顔つきで呟いたのに、次にボクを見上げたときはもう元気ないつもの顔に戻ってた。
「ご飯食べにいこうよ」
ビアンカちゃんはボクの手を引いて歩きだす。
 
 
 
ここに泊まるのはよくなかったんじゃないかな。まだ早かったんじゃないかなって、ぼんやりと思った。

 
■アルカパ到着です。
さくさく巻いていきます(笑)でも、今日も捏造100%です。
明日は丁度100回で、あのウレシはずかしの「アルカパイベント」です。狙ったわけでもないのに、うまいことアニバーサリーな感じですね。ああ、恥ずかしい。
全年齢対応なかんじにうまく書けるでしょうか(爆笑)
 
■ところで、ラインハットを書いてるころに作った「予定表」が出てきたので、ちょっと見直してみました。
100回は、予定ではグランバニアに到着後、試練を終えて王様になってるはずでした。
……今、ドコよ(苦笑)
 
まあ、ノンビリやっていきます。
■DQ8、買っちゃった(笑)
まだ封を開けただけです。まだやってません。
きっと始めるとこの文章書かなくなるので(こういうことに関しては、自分の事はよくわかる)まだやりません。
 
で、5の方はテっちゃん只今レベル50。
そろそろゲマに挑戦しますかね。
……この場合の挑戦は「楽勝後、鼻で笑う」の意味です。
 
 
■新婚旅行 ポートセルミ編(テス視点)
「大きな船ねー!」
ビアンカちゃんは船を見上げてぽかんと口をあけた。
ボクは無言でうなずく。
外海にもでられる船だって聞いてたから、ある程度大きいだろうとは思ってたけど……。
「大きいねー」
なんとか声をあげる。ビアンカちゃんも頷いた。
「ルドマンさんのスケールって、私たちとは何かケタが違うね」
ボクらは顔をあわせて苦笑しあう。笑うしかなかったって感じ。

見覚えあると思ったら、ビスタからポートセルミに乗ってきたときに使った船だった。ルドマンさんの持ち物、そういえばそんなことを聞いた記憶もある。
クルーは「なんと」と言うか「さすが」と言うか……リングを探すときに船を操ってくれていた人たちだった。ボクらにとっては有り難い。皆について、また説明をいちからしなくても良いって事だし。
「夕方には全部荷物が積みおわると思うっす! その後すぐ出発もできますが、オーナーは夜出発されるっすか?」
「……オーナー?」
ボクとビアンカちゃんは首を傾げて、思わず振り返る。後ろに誰かいるんだと思ったから。実際には誰も居なくて、話し掛けてくれたサミュさんが苦笑している。
「オーナーはテスさんっす! ルドマンさんから名義が代わったんすよ!」
「……あ、そうか」
ボクとビアンカちゃんは再び顔を見合わせる。
「ルドマンさんから買ったって考えて毎月貯金しようとか考えてたんだけど、月幾らの何年ローンになるのかしら」
「見当つかないよ……。ボクらもしかしなくても、今すごい状況にいる?」
顔が引きつるのがよく分かる。お互いに虚しい空笑いをした。
「で、オーナー! 出発はどうしますか!?」
「明るくなってからで……明日の朝で良いと思います」
ボクはなんとかかんとか声を絞りだすようにして答えると、船の準備をクルーのみんなに任せて、ビアンカちゃんと港をあとにした。
 
 
 

町のなかは相変わらず波の音と、カモメのなく声がたえずどこからか聞こえてきている。
ボクとビアンカちゃんは手をつないで、目的もないままぶらぶらと町を散歩した。
途中で見かけた定食屋で軽く食事をしながら、ボクらは地図をみる。
「ビスタに向かうのよね? 途中でカジノ船の近くを通るんだねー!」
「先にカジノ船にいく?」
「どうせ当たらないけど、ちょっと寄ってみたいわね。特別室って泊まってみたいし。……けど、テルパドールだっけ? そこへ行くときに寄れるわよね?」
「航路的には問題ないよ」
「じゃあ、カジノ船はその時でいいわ。アルカパに早く行ってみたいもの」
「やっぱり、故郷は懐かしい?」
「戻った事がないから、分からないけどたぶんね、懐かしいと感じるでしょうね。いやな思い出とかないし」
ビアンカちゃんは笑うと、運ばれてきた林檎のゼリーを見て目を輝かせた。

翌朝、ビアンカちゃんに叩き起こされて(やっぱり宿で眠るとぐっすり寝てしまって寝過ごしてしまう)町の外に皆を呼びに行った。
皆はもちろんちゃんと起きていて、めずらしくボクが「ちゃんと朝といえる時間」に町を出てきたと言って驚いている。
「ビアンカと結婚したから張り切ってるんだろ」
スラリンが「へっ」って鼻で笑うように言う。
「張り切ってるのは、むしろビアンカちゃんだよ。……今日だって叩き起こされて……」
答えると、皆が声をあげて笑った。
「もう負けててどうする! 最初が肝心なんだぞ!」
スラリンがボクの足に体当たりしながら叫ぶ。
「何の勝ち負け? それって。いいじゃない、別にビアンカちゃんが楽しそうならそれで」
「けどさー」
「ビアンカちゃんはまだ旅に不慣れなんだし、ダンカンさんと別れて生活するのは初めてなんだからさ、そういう辛さとか淋しさとかが紛れるなら、別にボクは尻に敷かれてても気にしないよ」
ボクのことばに、皆か「ハイハイ、言ってろよ」みたいな事を言って馬車に入っていく。
「もー何でもいいから、船に乗ろう」

「それではビスタに向けて出発ー!」
ビアンカちゃんの合図に、クルーの皆が「オーッ!」と答える。
船長が次々に号令をかける。クルーの皆がそれに答えてキビキビと動く。
やがて、船が動きだす。
ぐんぐんと進んでいく。港が小さくなっていく。それとともに、ポートセルミの町が小さく遠くなっていく。
不思議な感覚だった。
どういうふうに説明をしたらいいのか、分からない感覚。
ビアンカちゃんも皆も、神妙な顔つきで小さくなっていく町を見つめていた。
 
これから、長い長いたびになる。

 
■というわけでようやく重い腰を上げて旅を再会いたしました。
とはいえ、まだまだ新婚旅行。
一応「プレイ日記」なので(まだ主張)ゲームをした順番で書いていくつもりです。
多分フツウの進め方とはちょっと違うとおもいます。
 
■恋バナってどうなのよ、死語だよ。

というわけで、今日は大槻君(女性)と遊んでまいりました。
にしし。
たまには私だっていつものメンバと違う友人と遊ぶことだってあります。ホントたまですけどな。大槻君が忙しい人だからしかたねえよな。

 
■お昼を食べにデニーズに行ってまいりました。
割とデニーズって、ランチでもがっつり量がありましてびっくりしました。……最近少食なのよ、風邪のせいで(笑)

で、イロイロとお話をしつつ食べたわけですけどね。そのとき何を思ったかうっかり恋のお話などね、いたしたわけですよ。
「恋愛ってなんだかよーわからん、好きってどんな感情だよー」という大槻君と
「とりあえず片思いしかしたことないべさ」という私。
なんと無謀な!!!

いや、というのもですね。
えーと、まあ、プライバシーっつーものがありますので、詳しくは書けないんですけどね。大槻君、先日USJに男性と二人で行ってきたらしいんですね。誘われて。
「おー、デートじゃないですかー、いいですなー」
「でも手も繋いでないよ」
「……はー、それはデートじゃないですなー」
「だよねえ?」
「つーかどのくらいなんですか、逢ってから」
「三ヶ月くらいかなー」
「……それは手を繋ぎたかったんじゃないですかー、相手が」
「どうなんだろうー、煮え切らないんだよー」
「繋いでやればよかったのにー」
「それって女の人がしてあげること?」
「それはわかんないですなー、なにせ片思いしかしたことないんでねー、参照経験がございませんなー」
「どうなんだろー?」
「わかんないよねー」
とまあ、そういう基本的に結論なんて出ないのが基本の、堂々巡りだってもうちょっと面白い受け答えするだろうよ、という会話でした。

そもそもなんでこんな会話になったんだか、もう思い出せない。
 
でも、いいな、おいらもそんな時代がある人生だったらよかったのに。
男の人とどっかに出かける。
おー、あこがれますなー(お前幾つだ)
いやいや、なかったわけでは御座いませんよ?
一応「二人で出かける」というシチュエーションくらいはありましたよ? もちろん、家族とです、なんてベタなオチなどなく。
ただ、確かに出かけはしましたけどね、本当にそういう「恋愛」関係ではなくね。どのくらい関係なかったって、オイラは相手の事が好きだったけどね、フラれた後だったからね(爆笑)
これ以上の「恋愛の関係じゃない」という関係ってないくらい、向かうところ敵なしな勢いで恋愛関係でない「二人で出かける」であったよ(笑)

……何であの人はオイラを振ったのに一緒にお出かけしてくれたのかなあ?(微笑)
 
大槻君のどうやら付き合っているらしい気がしないでもない彼氏を筆頭に、男の人のことはヨクワカリマセン。

本当に無謀なメンバでの恋バナ(死語)であったよ。
それはそれで無責任な感じで盛り上がって面白かったけどな(笑)
 
 
■デザートを食べに、共通のお友達「更級二月」が働いているカフェへ行ってみた。
が、二月は居なかった。
葉山ロールがおいしかった。
雰囲気の良いいい店であった。

これで二月が居ればからかえて最高だったのだが。
残念残念。

 

■その後は大槻君のお家へ行って、ピアノを弾いてもらいました。
バイオリンもフルートも見せてもらったよ。
バイオリン弾きとフルート吹きはコレから尊敬しようと思った。
何あの肩こりそう、腕つりそう、指つりそうな楽器(笑)
アレを弾けるなんてすげー。
 
で、ピアノはジェノヴァをねだってあったので弾いてもらって、そのあとDQとか映画音楽とかも弾いてもらったんですけど。

あれだね、DQ3とか、やっぱり燃えるね。
小中の頃の脳に刻み込まれたDNAレベルの何かってあるね。絶対。
弾いてもらうとね、背中がぞわぞわーってするの。鳥肌たって。
脳内にばーっと話とか、戦闘画面とか、エンディングとかががーっと思い浮かんで、そうそうそんな旋律あったよとか、ここの曲好きだったとか。
がーっとね。浮かぶんですよ。
この脳内のメモリが他に使えてたらもっと賢く生きられただろうか?そうでもないだろうな。

ともかくね、やっぱり小さい頃の経験っていうのはすごく焼きつくもので抜けないんだと思いました。
あー、やっぱ「そして伝説へ」っていいよ。
くらくらー。
 
 
■風邪が治ったと思って、夕飯にカレーを食べたらちょっと吐き気。まだまだダメなのかもしれない。

 
 
■今日はここまで。
 
 
追伸。
大槻君、今日の日記「やべえよこれ!」とか思ったら遠慮なくクレーム入れてください。
 
 
 
■今日の本
ISBN:4344007247 単行本 森博嗣 幻冬舎 2004/12 ¥1,680

「ちなみに、使ってみたかった常套句ベスト・テンをすべてこの節で使用した。もう思い残すことはない」
 
私、やっぱりこの「水柿助教授」のシリーズが好きです。
もしかしたら、森センセの作品で一番すきなシリーズかもしれない。
……森ファンとして、果たしてそれはどうなのか。
どうもしないだろうよ。
 
今回も爆笑しつつ読みました。第五話とか、最高だね。大好きだ。
まあ、本当に読みながら爆笑したかといえば、さにあらず。
せいぜい本を読んで笑うといえば、肩を震わせて耐えるか、もしくは本当に笑っちゃうかどっちかくらいで、本当に笑った場合が「爆笑」なわけです。

……いや、私本を読んで笑うっていうのがマズそんなにないんですよ、かなり珍しい状況が観測されたということになります。

それにしても、この「水柿君」は多分、間違いなく、ほぼ「森センセ」なわけですよね?
……わりと弾けた人生送ってらっしゃる。
面白おかしいなあ。いいなあ、そういう人生。

成功者だからこそなのかな?
でも水柿君の人生を送りたいかといえばさにあらず、な気がしないでもない。
でも須磨子さんとは結婚したいかも(苦笑)
あの奥さんは最高だ。
……ああいう人に私はなりたい。
割と何にも動じてない感じで。そのわりに「私の人生は挑戦に満ちている」って言えちゃったりして。

須磨子さんは最高だ。
もし、森キャラになれるなら、須磨子さんか国枝先生だ。

とりあえず、このシリーズはまだ続くんだろうか?
続いて欲しい。連載誌は見たことがない。(そもそもこの田舎で売っているのかどうかも定かではない)

続く限りはきっと読むだろうなあ。



9冊目/100冊
■レベルは49になりました。
そろそろゲマでも倒しに行こうかとか思いつつ、いまだにレベル上げをいそいそとやっております。

でもなー、まだもうちょっと「楽勝後、鼻で笑う」って言うのにはレベルが足りないかなー?
 
でもそろそろDQ8もねー、欲しいよねー。
せっかく近所のゲオで安売り(4000円切ってた)してたのに、「まだ5をクリアしてないから」という理由で買わなかったもんなー(そして目玉商品だったからもうないだろう)

でもなー、何せゲマだからなー。
ラスボスの人より憎いからなー。ひねりつぶしたいからなー。
もうちょっとレベル上げるかー。
 
 
■これからの事 (ビアンカ視点)
村は、いつもどおりだった。
ノンビリと、同じ時間が流れてる感じ。
「旅が終わったら、こういうところでノンビリと過ごすのもいいかもね」
私はテスを見上げて言う。
「そうだねー、最終的にはこういうノンビリしたところがいいかもしれないね。……ずっとせわしなく移動し続けることになるだろうから」
テスも村をじっと見つめて答えた。
テスはお父さんの手を引いて歩き出す。と、いうのもお父さんは、慣れない船旅でちょっと疲れたのかふらふらしてるから。「気をつけて」とか言いながら、少しゆっくりと歩く。
「お父さん、暫く私達村にとどまろうか?」
そういってみたけど、お父さんは首を横にふった。
「そんな暇があったら、さっさと旅に出なさい。決心が揺らぐ」
って。
 
誰の決心かって。
多分、私も、テスも、お父さんも。
みんなの「決心」が揺らいじゃうんだろうな。

私は親元を離れたことがなかったし。
お父さんも私と離れるの、何だかんだで寂しがってくれてるし。
テスも、お父さんが病身だから、私を連れて行くことに少し戸惑ってるみたいだし。
勢いで行っちゃわなきゃダメなんだろうな。

そんな事を考えながら、家までの道を歩く。
途中で、よろず屋さんのおじさんと会った。
「あ、ダンカンさんビアンカちゃん、お帰り。どうだったね、結婚式は」
「え? おじさんなんで知ってるの?」
私が驚くと、よろず屋のおじさんのほうが今度は驚いて
「だって、ビアンカちゃんがかぶったヴェールは俺が作ったんだよ? あれ? 聞いてない?」
「聞いてないよ?」
答えて、あわててテスを見ると「あー」って慌てたような顔をする。言い忘れたことを反省したみたい。
「で、どうだった?」
「とっても素敵な式になったわ。きっとおじさんの作ってくれたヴェールの御蔭でもあるわね」
私が答えると、おじさんは胸を張った。
「まあね、俺の作るヴェールは天下一品なんだぞ。大昔だけど、ある国の国王さまにたのまれて作ったこともあるくらいだ。……あれはたしか……何て言ったっけな」
おじさんはそういうと少し考え始める。
「国王に頼まれたこともあったのかい、へー」
お父さんは驚いて目を見開く。
「お前、お姫様と同じ品質のものをかぶったんだねえ」
お父さんがマジマジと私を見ていった。
「ルドマンさんってすごいわね」
私も呆然として呟く。「貰っちゃって良かったのかしら?」

実はあのあと、ドレスもヴェールも頂いてしまって、今は荷物として馬車に乗せてある。そんな「良い物」だって知ってたら、ちゃんとお父さんに管理してもらったのに。
「あー、そうだ。思い出した。パパスという王子さまが結婚するときだったな、作ったのは」
よろず屋のおじさんは、手を叩いてそんな事を言った。
 
「え?」
私とテスと、お父さんの声が見事にハモった。
 
「誰って?」
「パパス王子だよ。そろそろ俺店に戻らないといかんから、もう行くな」
そういって、おじさんは最後に「おめでとう!」と言ってから足早に店のほうへ歩いていってしまった。

「ええと」
テスが困ったように声をあげる。
「……どういうことかしらねえ?」
私も困って、首をかしげる。
「……あやかったのかな。王族の名前に。……お父さんと王子様っていうのがどうしてもイコールになりそうにないしさ。まあ、王子様ってヘンリー君くらいしか知らないけどね」
「でも、パパスは結構品のある、いい男だったぞ」
お父さんがぼそぼそという。「どこか堂々としてたし」

私達は、道の真ん中で大きなため息をついた。

「……まあ、考えても答えのでる問題ではないしね」
テスはそういうと、もう一度大きく息を吐いてから、お父さんの手を引いて歩き始める。
私もその後ろからついて歩いた。
 
少し考える。
おじ様は、まあ、子どもでも分かるくらいに堂々とした素敵な人で、ちょっと「普通のオトナ」と違ってたけど。
ソレがどういう「違い」だったのかなんて、流石に今になっては分からない。
第一、子どもであるテスが「イコールにならない」って言ってるし。
良くある名前って感じでもないんだけど。
……なんなのかしら。

結局答えなんて、ないんだろうけど。

久しぶりに帰った我が家。
「明日の朝出発するにしても、気分だけでもゆっくりしていこうね。ここはもう、テスの家でもあるのよ?」
私はそういうと、すぐに台所に向かう。
お父さんは横になるって言って、自分の部屋に行ってしまった。
テスがテーブルからコッチを見てる。
「何か手伝う?」
「じゃあ、玉葱剥いて」
頼むと、テスがこっちに歩いてきて玉葱を剥き始める。
「これからドコへ向かうの?」
「取り敢えずはポートセルミかな。船を借りに行かないと。くれるってルドマンさんは言ってたけどさ、まあ借り物くらいの気持ちで……」
「そうね、高いものだもんね。借り物くらいのつもりで乗ってたほうがいいかもしれないわね。その後は?」
「何処か行きたいところはある?」
「そうねえ、カジノ船は気になるし、でも、ルドマンさんが言ってたみたいに、昔のなじみの場所っていうのも気になるかなあ」
答えると、テスは少し嬉しそうに笑った。
「よかった」
「え?」
「昔なじみの場所に行こうと思ってたから。……ボクらの最初の冒険には、うってつけの場所があるからね」
「レヌール城!?」
私は思わずテスを見上げる。
「うん。昼間に行けば暗くないし、もうお化けもいないしさ」
「……言っておくけど、もうお化けとか暗闇は怖くないわよ?」
憮然として言うと、テスは隣で笑いをこらえてるのか、肩をすこし震わしてた。
「別に怖がってるのを見たいとかじゃないよ。……なんていうのかな」
テスは暫く言葉を捜しているみたいだった。
「やりなおし? ……違うなあ。再スタート? しきりなおし?」
どうやらいい言葉が見つからないらしい。しきりに色んな言葉を並べている。
「ともかくさ、アルカパとか、サンタローズとかさ。その辺が思い出の場所なんだから。そうなると、レヌール城は欠かせない」
「……サンタローズは、平気なの?」
私はテスをまっすぐ見て尋ねる。
思い出す惨状。
私は、あの村を、ほとんどちゃんと見ることが出来なかった。
「平気だよ。シスター達にも結婚を伝えたいしね」
テスはなんてことなさそうな様子で、軽く答えた。
「そう、じゃあ、そうしましょ?」

これからの事が決まっちゃうと、少し落ち着いた気がした。
旅の「苦労」より「楽しみ」の気分の方が、ずっと大きい。
甘いのかもしれないけど。
きっと楽しんで旅ができると思う。

 
……あれー?
新婚旅行に出かけませんでした。山奥の村で足止めくらっちゃったよ。
おかしい、おかしいぞー?
思い通りに進まないねえ。
■そういえば、昨日ご紹介した仲間になった「ギガンテス」。
ヤツには面白い(いや、笑えない)話があったんだ。
 
あいつ、私のビアンカちゃんを……。
一撃で……。
殺しおったんじゃよねー。
 
「魔物を仲間にするには、愛を持って戦いましょう」
 
 
……待ってテっちゃん。
ビアンカちゃんとギガンテスのどっちが大切なわけキミ?
 
たとえ、普段娘相手だったら、戦闘終了後ですら成功しない「ザオラル」をビアンカちゃん相手だったら戦闘中に一回で成功させたからって、騙されないよ?
  
 
 
■出発前に (テス視点)
「ポートセルミから船で南に向かえば、やがてテルパドールの国に着くだろう。しかし、せっかくの新婚だ。途中すこし寄り道をして楽しんで行くといい。まずはポートセルミから東近くの海にうかぶカジノ船。宿泊するときに私の名を出せば 特別室に泊めてくれるはずだ。それから2人でなつかしい場所をめぐるのもいいかもしれんな。幼なじみなのだから、なつかしい場所もあるだろう? 夫婦仲良く助け合いよい旅をなっ!」
ルドマンさんは、これからの事をイロイロと考えてくれたらしい。地図を指でたどりながら、テルパドールの位置と、カジノ船の場所を教えてくれた。
カジノ船は、ちょっと前に見たことがあった。
大きな船だった事を思い出す。
「旅立つ前に、フローラにもあっていってやってくれ」
そういわれて、フローラさんに会いに行く。
フローラさんは、二階の彼女の部屋で本を読んでいるところだった。
「もう、旅立ってしまうのですか? 寂しくなりますね。……それにしても、お二人の結婚式は見ていて本当に幸せそうで、うらやましかったですわ。また遊びに来てくださいね。その時は私も結婚しているかも知れませんことよ」
フローラさんは、口元を覆って笑う。
「きっと綺麗な花嫁さんになれるわ、フローラさんなら」
ビアンカちゃんはフローラさんと握手した。

ボクらは、ルドマンさんに心の底から感謝して、もう一度ルドマンさんにお礼を思いつくかぎり言ってから、ルドマンさんの屋敷をでる。
「ダンカンさんは宿屋だよね?」
噴水のある広場で、後ろから来てるビアンカちゃんを振り返って見る。
ビアンカちゃんは立ち止まってサラボナの町をしみじみとした表情でじっと見ていた。
「結婚式をしたから、かしら? なんだか町がキラキラして見える」
ビアンカちゃんはスキップしてボクのところまで来た。
ボクを追い抜いたところで、止まるとくるりと振り返る。
「ねえ、聞きたい事があるんだけど」
ボクの両手を握って、ビアンカちゃんはボクの目をじっと見つめた。
真剣な、瞳。
「なに?」
「理由」
「え?」
「今なら聞いてもイイでしょ?」
「何の?」
「……盾、貰えたから良かったようなものの、どうするつもりだったの?」
「……聞くの?」
ボクはビアンカちゃんから目をそらした。
ビアンカちゃんは、はっきりという。
「答えて」 
 

 
「この町の外に、ルドマンさんが建てた大きな塔があるの知ってる?」
「うん」
ビアンカちゃんは頷く。何でそんなの聞くの?って顔をして。
「誰もがこの町が魔物に襲われたって話を聞いたことないのに、この町が魔物に襲われるとき、いち早く分かるように塔を建てたって言ってた。他にもさ、ルドマンさんは船を連絡線に使わせてくれたり、寄付とかもかなりしてるみたいだしね」
「ねえ、何の関係があるの?」
「……つまり、ルドマンさんは社会貢献が好きな人なんだよ」
「それは分かるんだけど。だから何の関係が有るのよ?」
「そんなルドマンさんだから、伝説の勇者様が『天空の盾』を探してるって知ったら、絶対盾を差し出すよね?」
「え? それはまあ、そうでしょうね」
「ボクは勇者を探す為に、天空の装備を探してる。でも、ボクがその装備品を持ってる必要って、本当はないんだよ。使えないんだから。場所さえ把握してればいいの。ここにあるって分かってるんだったら、別に貰っていく必要はないよね?」
「……呆れていい?」
「呆れれば?」
ボクが苦笑して答えると、ビアンカちゃんはボクを見て大げさにため息をついて見せた。

「ついでだから、もう一つ聞きたいんだけど」
「今度は何?」
「そもそも、どうしてフローラさんのお婿さんに立候補したの? ……やっぱり盾が目的だったの?」
「盾は……半分くらい。半分はフローラさんに憧れてたから。一目惚れしたんだよ。……でも途中でアンディ君やフローラさんを見てて、勝ち目はないって思ったけど」
「……それで私に乗り換え?」
ビアンカちゃんは眉を寄せて、不機嫌そうに言う。
「そんな訳ないでしょ。ビアンカちゃんは、元々……その、まあ、ヘンリー君的に言えばボクの女神だったし。それに……山奥の村でビアンカちゃんに再会したとき、フローラさんの時とは比べ物にならないくらいの一目惚れをですね、したんですよ」
ボクはビアンカちゃんから目をそらして、ぼそぼそと答える。
ビアンカちゃんが、ボクのそらした目の方へ動いて、視界に入ってくる。
にこにこと笑ってた。
ちょっと、勝ち誇ったような笑顔。
「じゃあ、じゃあ! フローラさんが、テスを振らなかったらどうするつもりだったの?」
「振られるための言葉は一杯用意してあったよ。……前日の夜、ちゃんと先に予告したじゃない、『酷いこと言っても、見捨てないで』って。酷いこと言ったことでビアンカちゃんにも嫌われたら意味がないからさあ。……どうも別の解釈されてたみたいだけど。ビアンカちゃんには」
「……え?」
「だから、あの言い方でフローラさんがアンディ君を選ばなかったら、ボクがフローラさんに振られるための酷い言葉を一杯用意してあったの」
ビアンカちゃんが顔を顰める。
「どうあっても、絶対にテスに利益が行くようになってたのね、どの局面でも」
「……負ける賭けはするだけ無駄だって言ってるじゃない。その上、誰も不幸になってなくて皆幸せなんだから、まあ、大目に見てよ」
ビアンカちゃんは、あきらめたように息を吐きながら笑った。
「今回は多めに見るわ。でも、テスはいつも自分に利益が来るように立ち回る人だってことは、頭の片隅に入れておくことにするわ」
ビアンカちゃんは、そういうとにやっと笑って、ボクの手を引いて歩き出す。
「全部聞いてすっきりしたから、お父さん迎えに行かなきゃね」
「……そうだね」
 
今日、とりあえず一つ教訓を得た気がする。
『言わない方が、いい事もある』

 
■やっぱり、ウチのテっちゃんは性格悪いね。再認識、再確認。
「そんなことないよー」と言ってくれる友人の方々、気を遣わなくてもいいよ。

こいつ性格悪いべさ。
 
よそ様のやさしい主人公くんたちと何か確実に一線を画すね。
……何がいけないんだろうな。
ちょっと前、割と怒りの感情がはっきりしてるのが、違いといえば違いかなあと思ってたんだけど。
 
……ちがうなあ。
 
ひんまがってるもんな。
もう直らないだろうな。
……まあ、私の性格がひん曲がってるって事だよな。RPGの主役=プレイヤーだもんな。
あはははは。
 
 
■明日からようやく、テっちゃんたち旅に出ます。
のんきすぎる結婚関係話も、一区切りです。
あーあー、頑張ろう。
■前提1
私は今現在、かぜっぴきである。アブラっぽいものを食べると、もれなく胃もたれで気分が悪くなる。

前提2
私はエビとかカニとかイカとかタコが嫌いである。
 

そんなさなかに。
本日、中華で飲み会でした。
うわー、大ピンチ。
アブラっぽいものとかエビとかカニとかイカとかタコとかでるべさ!!!(笑)
 
とりあえず、食べられないものを残しつつ、油っぽいものをなるべくさけて、なんとかうまく食べてきました。
現在、胃もたれも御座いません。
……生きているってすばらしい!(大げさ)
お土産までついてました。
マンゴームースと杏仁ムース。
まだ食べてません。 

■そういえば、飲み会の時に話題になったのですが。
「天ぷらにつけるなら、どっち?」
1.しょうゆ
2.ソース

塩、天ツユはナシです。
答える気がある方はWEB拍手とかBBSでこたえてくれるとうれしいです(苦笑)
 
私はねー、どっちもつけたくない。
なしの方向がいい(笑)
答えになってないけど。 
 

 
 
■そういえば、アレだけ騒いでいた「DQ8」ですが、その後どうなったのか。
全然騒いでません。
結論から申しましょう。
「買いに行きました」

ただ、売り切れていただけです。
 
ので、DQ5に全力投球続行してます。
むしろレベル上げが楽しくなってきたので、まだまだいけそうな気がします(笑)
 
にしし。
 
 
 
■では今日はここまで。
 
■お知らせ。
昨日の分ですが、深夜にちょっと手直ししました。
ので、昨日早い時間に読んでいただいた方は、多少台詞が変わっておりますので、気が向いたらチェックよろしくです。
 
 
 
■風邪は風邪として、まあ夜中のレベル上げは続行しております。いや、ちゃんと布団はかぶってるべさ。大丈夫だべさ。
……たぶん。
 

で、テっちゃん現在レベル48。
考えてみれば「ボスを倒す前」という状況でこんなにレベル上げたDQは珍しいかも。
DQ1は最高レベルが30だから別として、コレまで一番レベルあげたのはDQ3の68あたりだったんだけど、それだってボスであるところのゾーマを倒してからノンビリレベルを上げたわけで。
おお、私DQ5好きなんじゃないの?(笑)
最近魔界で御登場の魔物ちゃんたちは1ターンで屠るようになったしなあ。強くなったのかも。
あ、そういえば昨日ギガンテスが仲間に入ったよ。
そんなくらいか、昨日あったことって言えば。
 
 
■結婚式の後で (ビアンカ視点)
朝、目が覚めたときテスの顔がすぐそこにあった。
一瞬、何があったのか考えて、そうだ、結婚したんだってじわじわと実感がわいてくる。

間近で見るテスの顔。
意志の強そうな、すっとした眉。
長い睫毛。
通った鼻筋。
綺麗な顔。
見てると自分の顔がにやけてくるのが分かる。
嬉しい。
今すぐ窓をあけて、世界中に向かって叫びたい気持ち。「羨ましいでしょー! この人が私の夫なんだぞー!」って。自慢したい。
笑いがこみあげる。
寝ているテスの鼻先に口付けると、テスは擽ったそうに顔をしかめてから、手で鼻の辺りをこすって、私に背を向けるように寝返りをうつ。
視界にテスの背中。
昨日の薄暗い明かりの中で見た傷跡より、明るい日の光の下で見る傷跡は、より凄惨だった。

確かに傷もショックだったけど。
それ以上にショックだったのは、テスの痩せた細い体。
あばら骨とか、浮いて見えた。そのくせ、その細い体についている筋肉は、びっくりするくらいしっかりとしていて。
 
……すごくちぐはぐな感じだった。
 
村で再会したときに、テスがとても少食だったことを思い出す。
あの時は「旅をしてるとどうしても保存食とかの関係で食べる量が少なくなるから、それになれちゃって」って言って苦笑してた。
けど、本当は。
昨日言ってた「飢えるか飢えないか」という状況で、テスの体はある一定以上の食べ物は受け付けなくなってるのかもしれない。
そのせいで、いまだに体が細いままなのかもしれない。
 
私は。
まだちゃんとテスを知らないんだ。
……たぶん。
 
嬉しい気分がしぼんでいく。泣きそうな気分。
深呼吸して、なんとか堪える。
まだ寝ているテスを起こさないようにゆっくり起き上がると、そっと着替えて、窓をあける。
秋の涼しい風が、部屋のなかに入ってくる。

落ち着かなきゃ。
 
 

テスは。
あの傷だらけの細い体で戦ってた。
魔物と。
絶望と。
挫けそうな傷だらけのテス自身の心と。
 
私が知ってた悲しみなんて、きっと比べものにならない。
だから、私が、傷を見て泣いてる場合じゃない。
 
深呼吸。
 
しっかりしなきゃ。
これから長い時間を一緒に生きていくんだから。
悲しみも、喜びも、分け合っていくんだから。

しばらくすると、テスが目を覚ましたのか、起き上がってきた。
ベッドの上であぐらをかいて、ぼんやりと首筋を掻きながら大きなあくびをしている。
私はテスに走りよる。
「おはよう、テス。よく眠れた? もうお昼近い時間よ?」
「あー、おはよう。もうそんな時間?」
テスはぼんやりとした声で私に笑いかけた。
いつもの笑顔。
私もテスに笑いかけると、頭をしずしずと下げた。
「こんなふつつか者ですが 末長くよろしくお願いいたします……」
テスはベッドの上で、かしこまると
「あの、こちらこそ、頼りにならない者ですが、末長くよろしくお願いします」
なんて頭を下げた。
お互い、頭をあげて顔を見合わせる。クスクスと笑いがこみあげる。
「なーんて、私らしくないセリフだったね。テス……。ずうっとずうっと仲よくやってゆこうね!」
私は右手の小指を差し出す。テスは笑って、小指を絡める。
「約束するよ、ずっと仲良しでいよう」

私とテスは着替えてから、用意されてた遅い朝食を食べる。
「これからどうするの?」
「うーん、とりあえずダンカンお義父さんを村に送っていかなきゃいけないし、そのまえにルドマンさんに挨拶していかなきゃね。……それからじゃないと、今後の事は予定できないかなあ」
テスはスープを飲みながらそんな事を言った。
「そうね、まずはルドマンさんに挨拶しなきゃね。それじゃ、ご飯食べたらすぐに行こうか」
「うん」
 
 
 
ルドマンさんの家に行くと、ルドマンさんが応接間で私達を待ってくれていた。
ニコニコと機嫌よく笑っている。
この人、本当に心が広い人なんだろうな、ってぼんやりと思った。
「よ! ご両人のおでましかっ。なかなか似合いの夫婦だぞ!」
私達を見て、からかうようにそんな事を言ってから、向かいのソファに座るように勧めてくれた。
特に断る必要もないから、言われたように私達はソファに腰掛ける。
「ヘンリーさんたちは今朝早くお帰りになったが……、テスのことをいろいろと聞かせてもらった。なんでも伝説の勇者をさがして旅をしているとか。そこでだ! 私からの祝いを受けとってくれい!」
ルドマンさんは私やテスに口を挟む暇も与えないくらいの早口でそんな事を言うと、自分の後ろにおいてあった大きな箱から、綺麗な装飾が施された銀色の大き目の盾を取り出して見せた。
 
心が、ざわめく。
初めて見るはずの盾なのに、どこかとても「なつかしい」。
ざわざわと、体のどこか奥のほうから何かの力が湧き出てきて、指先の方までチリチリとする。
なんだろう、この感覚。
 
「ウチの家宝の、『天空の盾』だ。伝説の勇者を探すのにきっと役に立つ。持って行きなさい」
「でも、これ、家宝なんでしょう?」
テスが慌てたように顔を上げる。
「いいんだいいんだ、持って行きなさい。それからポートセルミにある私の船も、自由に使っていいぞ。あの船ならかなりの長旅にもたえられるだろうからな。すぐに連絡しておこう」
ルドマンさんは、豪快に笑った後、付け加える。
「私の家で誰にも使われないままの盾や、ただ泊まってるだけの船なんて、宝の持ち腐れだろう? ……どうせ魔物が多くてなかなか船を使うことも出来ないくらいだ。うまく使ってくれる人に使われたほうが、盾だって船だって良いに決まってる。ともかく私は、テスたちが気に入ったのだ」
そういうと、ルドマンさんは満足そうに笑った。

テスは呆然とルドマンさんを見てる。
私ももちろん、呆然とはしたけど。ちょっと「呆然」の内容が違うような気がした。

 
■今日は半分くらい捏造>DQ5を知らない友人様へ。
 
■という事で、ようやく旅に戻れそうです。
ずっとビアンカちゃんの視点だったから、明日辺りまたテっちゃんに戻しましょうかね。
それにしても、おかしいなー。今日はもうサラボナから出られるはずだったのに。
出てない。
……なぜ。
 
■ところで、テっちゃんは裸(上半身だけだけどね)で寝たんだろうか? ……テっちゃん、秋の明け方は寒いぞ、気を抜きすぎだぞ(笑)
 
■すごろくを完全制覇しよう、そう思い立って、まずは「妖精の国」へ。「幸せの帽子」を手に入れるぞ!と。
4回ほど失敗して、ようやくゴール!
喜び勇んで宝箱に走り寄ったら……宝箱、空だった!!!
 
いつクリアしたのよ私!記憶ねえよ!
あわてて袋漁ったら、幸せの帽子、持ってた……。
ビアンカちゃんにプレゼントした。

 
次は「魔界」のすごろく。
四回ほどゴール寸前の落とし穴に落ちた。
……でもクリアした。一応。セレブリティパスもらった。
 
次は「オラクルベリー」で、「カジノ船」
本気で全然やってなかったのがわかりますね(笑)
とりあえず、まあ、クリアはしましたよ。
……でも同じ時間をレベル上げに使えてれば、もっとレベルが上がってたんじゃないかなと思うと、残念な気分。

※25日午前1時、少々手直し※
  
■結婚式 5 (ビアンカ視点)
お祭り騒ぎが終わったのは、夜も遅い時間だった。
私とテスはルドマンさんの別荘で一夜を明かすことになっている。
 
……初めての夜。
認識すると心臓が物凄く早くなってきた。
 
 
どうしよう。
そんな事を思いながら、ゆったりしたパジャマに着替えてベッドルームへ行くと、テスも似たようなゆったりした服を着て、ベッドの端に座っていた。
ベッドの脇の蝋燭がぼんやりとした明かりをベッドに落としている。
高い天井から、月明かり。
幻想的だった。
 
「こ、こんばんは」
思わず他人行儀な挨拶をした私を見て、テスはちょっと笑った。
お互い緊張してる。
「あのさ、ビアンカちゃん」
テスは私のほうを見た。

ドキンとした。
テスの目は見たことないくらい真剣で、マジメだった。

「テス……」
私はドキドキしながら、ベッドに腰掛ける。
「……あのさ、ヘンリー君に聞いた」
「え?」
「……ヘンリー君と、話してたでしょ。本当はボクの恥ずかしい話を聞いていたんじゃなかったんだってね」
テスは苦笑してる。
「……うん」
なんだか、嫌な気分。
何か、すごく嫌な予感。
「それでね、ええと。……言っておきたいことがあるんだ。本当は再会した日に言った方が良かったのかもしれないけど。あの時はまさか結婚できるとは思わなかったから。……言って、驚かせたりしないほうがいいかなって思って」
「……何?」
私は動揺を隠すように、なるべく冷静に声を出す。
胸の奥のほうが、ちりちりする。
嫌な予感。
何か、怖い。
さっき知らされた、私の知らないテスが、ここにいる。
「ボクが言わなかった、10年を言わないと、きっとボクは前に進めない……気分の悪い話だから、嫌になったらすぐに言って。すぐにやめるから」
 
 
そういうと、テスは右手を左の手首にやる。
いつもつけてる、幅の広いバングル。
盛装してる時だって外さなかった。寝てるときにだって外してない、そのバングルを外す。
どこかで見たことがある気がする紋章が「焼き付けられてた」。

焼印。
驚いてテスを見上げると、テスはとても落ち着いてた。
 

「光の教団の持ち物につけられる、焼印だよ」
テスの声はどこまでも静かだった。
「ボクとヘンリー君は、7歳の時に……お父さんを殺した魔物につかまって、ドレイとして光の教団に売り払われた。……最初にこの焼印をつけられて、そのあとは、毎日が地獄だった。飢えるか飢えないかギリギリの量のご飯。体力以上の労働。逆らうと鞭で打たれて……。もうね、体中ボロボロ。心もね。毎日、誰かが目の前で死んでいった。次は自分かもしれないって、毎日思ってた。……毎日朝起きると思うんだ。まだ生きてるって。まだ逃げるチャンスがあるって気持ちと、また地獄で働かなきゃいけないって気持ちで。……多分一人だったらもう死んでた。ヘンリー君が居たから、助けてもらって生きてた。ビアンカちゃんを夢に見た。そのたび、励まされた」
テスは淡々と、ただ事実を並べる。
何の表情もうかがい知れない。
そのまま、バングルをまた左の手首にはめなおした。
幅の広いバングルは、焼印を全く見えなくした。
「……体中、ボロボロなの?」
「怪我してないところはないね。痕がいっぱい残ってる」
「……」
何もいえない。
何もいえなかった。
「……あの、さ。ゴメンネ、黙ってて」
テスは私を見て、呟くように言った。
「本当は、ずっと言うつもりなかったんだけど……そのうちばれることだしね。だったら、最初に言っちゃった方がいいと思って」
 
 
「ねえ」
私は決心して顔を上げる。
テスは、何もなかったような顔をしてた。
淡々と話してたから、そんな気はしてた。
何も感じてないんじゃないかって、思った。
あまりにつらい日常ばかりが続いたから、きっと、そのことについては麻痺しちゃったんだと思った。
「ねえ、テス。……体、見せてもらっていい?」
「……酷いよ?」
「覚悟した」
私は、無理やり笑った。
テスは暫く考えてから、やがて小さく頷いて服を脱ぐ。
 
息が止まった。
胸に大きく走った傷。
引き攣れたままふさがってしまった痕。
逆に、えぐれたままふさがった部分もあった。
やけどの痕。
変色したようなところもある。
テスが言ったように、怪我のないところがない。
胸も。
背中も。
傷だらけ。
「ねえ、触っても、いい?」
「いいよ」
私は一番目立つ、胸の大きな傷を指でたどる。
「……痛い……の?」
「もうふさがってるからね、痛くないよ」
テスは苦笑する。何事もなかったように。
 
何もいえない。
言う言葉が思いつかない。
私はただ、テスをぎゅっと抱きしめた。
「ねえ、好きよテス。世界の全部が敵になったとしても、私はテスが好き。絶対離さない」
テスは私の頭や髪を撫でながら、ただ頷く。
「ありがとう」
泣きながら、ただ思いつくことをひたすら言う。
次から次へ、涙が出てきてとまらない。
「……怖い?」
テスは小さな声で私に尋ねる。私は首を左右に振った。
「……悲しい。それ以上に、悔しい。悔しくってたまらない」
テスをぎゅっと抱きしめる。

 
 
そのまま、手をしっかり握りあって眠る。
このまま闇に落ちる事になっても、私はきっと後悔しない。

 
■今日も捏造だよ>DQ5を知らない友人様へ。
 
 
■というわけで、テっちゃんの過去を知って呆然とするビアンカちゃんです。
どうしても避けて通れない道だろうと思ったので。
脳内で喋ってたときは、もうちょっとテっちゃんの「奴隷時代の描写」は細かくて陰湿だったんだけど、書けなかった。文字数的にも、私の精神的許容的にも(苦笑)
どうも暗い話が苦手で。
逆に淡々と話してるテっちゃんが淋しいかなとか思うわけですが。……まあ、そういうことで。
 
■焼印って、多分本当は胸とか二の腕とか、そういう目立つところにつけるとは思いますがね、どう見ても公式絵、そういうのないし(当たり前)それで、公式絵と見比べて「あってもまあ、問題なさそうなところ」を考えたら、手首くらいしか思いつきませんでした。
いいじゃん、ご都合主義でも。
万歳、ご都合主義。
 
胸元や二の腕は、意識しないと見えないけど、手首って割りと視界に入るから、ショックはきついしさ、まあ、そういうことにしましょうよ奥さん(誰)
 
 
 
■明日は半分捏造、半分ゲーム進行に戻ると思います。
ではでは。

そうそう、熱は下がりました(薬の力だとおもう)
が。セキがとまらないかんじ。
 
■……風邪、ひいたみたい。
だるいー。
節々が痛いー。

……夜中にレベル上げしたのがいけないんでしょうか。
毎日テっちゃんのレベルを1個あげるのを目標に、やってたのがいけないんでしょうか。
 
……布団に入ってやってたのになあ(※関係ない)
 
ちょっと寝てきます。
 

■結婚式 4 (ビアンカ視点)
結婚式の後は、町を上げてのお祝いパーティーになった。
ルドマンさんが呼んだ楽団が、素敵なワルツを奏でてくれてる。
噴水のある広場に、いくつもテーブルが並べられ、その上には豪華なお料理がたくさん並んでいる。
お酒にいたっては、樽ごと並べられていて、誰でも好きなだけ飲んでいいようになっていた。
あちこちから、酔った陽気な声が聞こえる。
 
歌声。
笑い声。
 
少し向こうでは、ルドマンさんにお酒を勧められてテスが苦笑している。
私はフローラさんと話をしたり、ときどきテスのお酒を嗜めたりして(テスはものすごくお酒に弱いの)一緒に挨拶したりして、それなりに忙しく、楽しく過ごした。

少しずつ、日は傾いて空が瑠璃色にかわっていく。
お祭騒ぎはますます陽気に、ますます加熱していっている。
「ビアンカさん」
声をかけられて振り返ると、そこには酔ったのか少し顔を赤くしたヘンリーさんが、にこにこして立っていた。
「ヘンリーさん」
「今日は本当におめでとう」
「わざわざありがとうございます」
もう何度目か分からないお礼を言いながら、頭を下げる。テスの友達とはいえ、ヘンリーさんは王子様だったって聞いてる。そのせいで緊張して仕方ない。
「あのさ」
ヘンリーさんは「どこから話したらいいのか」って呟きながら、少し困った顔をした。
「こんなめでたい日になんなんだけどさ、たぶん今日しかビアンカさんと話す機会がないと思うから……」
ヘンリーさんは頭を掻きながら、ぼそぼそと話をはじめる。
ちょっと前、テスが紹介してくれた時のハキハキした感じがなかった。
「ビアンカさんは、テスと一緒に旅に行くつもり?」
「ええ、そのつもりですけど……?」
私が首を傾げると、ヘンリーさんは何かを決意したような真面目な顔をした。
テスは向こうで、マリアさんと話をしている。
何か、とてつもないことを言われる予感がして、私は深呼吸した。
「一緒に行くなら、テスの手を離さないでいてやって欲しい」
「え?」
「あいつはさ、オレにとって唯一の親友でさ。家族と同じくらい大切に思ってる。……ある意味家族より大切になるときもあった。オレが命を掛けることがあるなら、多分家族の為か、あいつの為だろうと思う。……あいつさ、漸く人並みの幸せに辿り着いたんだ。だから絶対、その幸せをなくさないでいて欲しい。その幸せは、ビアンカさんが握ってる。だから絶対、手を離さないでいてやって欲しいんだ」
ヘンリーさんの声はとても静かで、とても真剣だった。視線は向こうにいるテスに向けられていて、とてもやさしい。
「あいつはさ、しっかりしてるように見えて、わりと抜けてるし、何かに集中しちまうとまわりが見えなくなるし、ちょっと危なっかしいっていうか……。結構目的のために手段を選ばないトコがあったりして……」
ヘンリーさんは少し言葉を探してるみたいだった。
「あいつさ、簡単に諦めたり、死んだりしないって約束したんだけどさ。……時々、破滅願望があるんじゃないかって、ぞっとする事があったんだ。基本が無茶するタイプなんだろうなって……思う」
「破滅願望?」
「自分の身を顧みないって感じ。だから危なっかしい」
私は遠くで笑ってるテスを見る。何にも憂いのない顔で笑ってる。小さいときと変わらない笑顔。
 
なのに、破滅願望がある?
 
「だから。やばいと思った時には遅いかもしれない。なんかヤバそうな事言いだしたり、やりだしたら止めてやって。あいつ、たぶん自分の命が一番軽いと思ってる。そんなことないのにさ」
ヘンリーさんは悲しそうな顔で笑った。
「オレ、あいつには幸せになって貰わないと困るんだ。あわせる顔がないっていうか……。オレ、先に幸せになっちゃったからさ」
「ヘンリーさん、色々ありがとうございます。私、テスに幸せにしてもらったから、今度は私の番ですね。任せてください」
私はにっこり笑って、胸をたたいてみせた。
「絶対、手を離さないわ」
 
 

「ヘンリー君」
いつのまにか、テスとマリアさんが私とヘンリーさんの所にやってきていた。
「何話してたの? なんかビアンカちゃんちょっと悲しそうな顔してるんだけど? ヘンリー君?」
テスが笑顔を見せる。少し引きつったような、怒ったような顔。
「いくらヘンリー君でも、ビアンカちゃんを泣かせたりしたら許さないからね……?」
笑顔のまま、指の骨を鳴らして脅してる。
……子どもじみてる。本当に破滅願望なんて有るのかしら。
 
「そんなんじゃねぇっての! テスがガキの頃からどれだけビアンカちゃんビアンカちゃんって言ってたかとか、どれだけ女神ビアンカに夢中だったかとか、それでオレがどれだけからかって面白かったかとか、そういう結婚式にはつきものの恥ずかしい暴露話しかしてねぇ!」
「ヘンリー君の馬鹿ー! そんな恥ずかしい事言うことないでしょー!?」
テスが耳まで真っ赤にしてヘンリーさんに文句を言う。ヘンリーさんは笑いながら走って逃げていく。
それをテスは追い掛けていく。
……まさかさっき聞いたのが初めてだなんて思わないだろうな。詳しく聞きたいけど、もう聞けそうにない。何よ、女神って。
私とマリアさんは取り残されて思わず苦笑した。

それにしても。
私の知らないテスを、ヘンリーさんは知ってた。
ソレがとても、悔しくて淋しい。
私が、一番じゃないのが淋しい。
一番じゃなきゃ、嫌だ。
 
 

頼まれたって、手を離したりしない。
私は、テスと一緒に幸せになる。
誰にもジャマさせたり、しない。

 
■DQ5を知らない友人様へ(※私信)
今日のは私の捏造だよ、100%(ドコまでが捏造か分からないっていうからさ……)
 
■なんか、もう、プレイ日記じゃなくなってきましたね。
ちゃんとしたプレイ日記として成立しているのは、前置き部分だけ(笑)レベル上げしたとか、エビルマウンテンに登ったとかね(笑)
現在テっちゃんレベルえーと、46か7(憶えてない)
 
■ということで、本日は捏造によるビアンカちゃんとヘンリー君の対話です。明日も捏造です。もしかすると、あさっても捏造です(苦笑)
もうね、小説でいいです。どうでもいいです。プレイ日記として成立してないのは、もう開き直ります。
多分、こういう話をしたんじゃないかなと。思いましたので、書きました。えー、捏造です。
 
 
……ダメだ、本気で腕がだるくなって来た。
こりゃ風邪だ、絶対風邪だ。熱は測らないぞ、測って高かったら嫌だからな!(笑)
 
 
……寝よう。
 
■昨日はなんだかおめでたい日でした。
というのも、友人たちが誕生日プレゼントをくれたのです。

 
まずはいつも一緒に遊んでくれてる高校のときからの仲間が、毎年恒例の「花束」をくれました。
さらに「手作りクッキー」も!
とてもおいしかったですよ。花束もとても可愛かったし。
ありがとう、友人様たち!
 
ところで、そのとき友人T(特に名を秘す)に
「いくつになったの?」
と聞かれました(笑)
 
私は高校から10年ほど彼女とずっと同じ歳のとり方をしたはずです。一年に二歳も歳をとったこともなければ、何年か歳をとらないことがあった、という事実もありません(笑)
 
……とりあえず、同い年だよ(笑)
もう、お互い歳ね(笑)
 
 
■さらにそのあともう一人、今度は中学の頃からの友達が、やっぱりプレゼントをもって来てくれました。
日記に書いてみるもんですね(笑)
くれたのはスヌーピーのタンブラー。
めっちゃかわいいの!
素敵!
スヌーピー大好き!
 
借りてたCDを返したり、楽譜を貸したりしました。

ついでに「DQ5の100回記念にイラスト頂戴」と言っておきました。
にしし。書いてくれるって!(ここに書いて逃げ道をなくしておこう・笑)
 
 
■お家のホットカーペットが壊れました。
切なく寒いです。
もう最近は電気屋でホットカーペットは売ってない(季節はずれ)
 
……寒いー。
どっかで売れ残ってろー!(笑)
 
あしたまたホットカーペットを探すたびに出ます(笑)
 
 
 
■今日はここまで。
 
 
 
■最近は、エビルマウンテンのお膝元でぼんやりとレベル上げをしております。
現在テっちゃんレベル46。
まだまだ低いですね……。頑張らねば。
 
そんな中、魔界にやってきて初めてモンスターを仲間にすることが出来ました。
……魔界、確かレベル40頃から居たような気がするんですけどね。ようやく魔界の魔物ちゃんたちから「お前は強い」と、みなされるようになったらしいです。
長かったなー。
 
ちなみに仲間になったのはキラーマシンの「ロビン」。
……強いんだろうケド、今のところ馬車組です。ゲレゲレと交代で……(苦笑)
 
 

■結婚式 3 (ビアンカ視点)
「それでは、本日これより神の御名においてテスとビアンカの結婚式を行います。それではまず、神への誓いの言葉を」
神父様の凛とした声に、私とテスは頷く。
神父様はそんな私たちを見て満足そうに微笑んで頷いた。

「テスはビアンカを妻とし…すこやかなる時も病める時も、その身を共にすることを誓いますか?」
「はい」
テスはにっこり笑って答える。
「なんじビアンカはテスを夫とし…すこやかなる時も病める時も、その身を共にすることを誓いますか?」
「はい、誓います」
私は誇らしい気持ちで頷きながら答えた。この返事で私は、神様に見守られて、身も心もテスのお嫁さんになったわけで。
何だかとっても素敵な気分。
「よろしい。では 指輪の交換を」
神父様はそういうと、二つのリングが乗せられた平たいトレーを取り出した。
  
片方は、私とテスが一緒に探し出した、水のリング。
天窓からの光で、見つけたときよりもさらに輝きが増してるように感じる。とてもキラキラしている。
もう片方は、初めて見るリング。多分これが話に聞いていた炎のリングなんだろう。水のリングと元々対になってたみたいな感じ。とても綺麗なリングで、宝石の中で炎が燃えているみたいに見える。
テスは水のリングを手にとると、私の左手の薬指にそっとはめてくれた。
私は炎のリングを手に取ると、テスの左手の薬指にリングをはめる。テスの手は、骨ばってて指が結構長いことを、今初めて知った。こんな晴れの日に、しかも盛装してるのに、なぜかいつもはめている手首のバングルをはめたままだった。

「それでは神の御前でふたりが夫婦となることの証をお見せなさい。さあ誓いの口づけを!」

私はテスのほうを、テスは私のほうを、お互いに見る。
テスが私のヴェールをあげる。はっきりした視界にうつる、テスの照れた顔。
「恥ずかしいね」
テスの口が、声をださずにそう動く。私は少し笑って小さく頷いた。
遠くから見たら、きっと名前を呼ばれて頷いたようにしか見えなかっただろうと思う。
テスが少し屈んで私の頬を触ってにっこり微笑む。そしてそっと口付けてくれた。

体に電撃が走った気分。
そのあと、じわじわと体が幸せに包まれてく。
あぁ、私、テスが好きだ。
そんな事を再確認した。
テスの顔が離れていく。目が合ったら、テスは笑ってた。
 
 
教会の鐘が鳴り響く。
天井から響いて落ちてくる音。
荘厳な雰囲気のなか、神父様が天を仰いで手を広げて宣言した。
「おお神よ! ここにまた、新たな夫婦が生まれました! どうか末長くこの二人を見守って下さいますよう! アーメン……」
神父様が胸の前で十字をきった。
 
教会が歓声に包まれる。
この声が、皆、私たちに向けられてる「お祝いの言葉」だなんて、本当に信じられない気分。
私たちは、沢山の人に見守られ、祝福されている。
こんなに幸せで良いんだろうか。
そんな事を思いながら、教会の外を目指してテスと二人で歩く。
 
 
 
「おめでとう! テス! 幸せにな!」
ヘンリーさんが、右手を拳にして掲げながら、素敵な笑顔でいってくれる。
「テスさん、ビアンカさん、どうぞお幸せに!」
フローラさんはまるで自分の事のように、嬉しそうな顔をして手を叩いてくれてる。
「テスさん! 奥さんを大事にしろよ!」
半分冷やかすような声をあげて、口笛を吹いてる人もいる。
 
私とテスはそんな歓声の中、ようやく教会の外に出た。
お祝いに来てくれていた人たちも外に出てくる。
「……なんか、すごいね」
「そうね」
テスの言葉に、私も苦笑して答える。
「ウソみたい」

 
お祝いの人たちが、教会の入り口を囲むように並んだ。
皆ニコニコしてる。
私とテスだけが幸せなんじゃなくて、町の人まで幸せそう。
それがなんだか不思議な気分。
「おめでとう」
そんな言葉が、今日くらい嬉しい日って、もうないかもしれない。
そんな事を思いながら、私はお祝いしてくれてる人たちの顔を一人ひとり見て、ようやく探していた人を見つける。
 
私は狙いを定めてブーケを投げる。
秋特有のすがすがしい空気と高さを持った青い空に放物線を描いて、ブーケは飛んでいく。
 
そのブーケは狙ったとおり、ちゃんとフローラさんの腕の中に納まった。
「え?」
フローラさんが驚いて私を見たから、私はにっこり笑って返した。
 
次はきっとね。
そんな気持ちを込めて。

 
恥ずかしかった……。
朝からのた打ち回った(笑)
なんでこんなに追い詰められなならんねん!(笑)
 
しかしまだ恥ずかしさは続く……。
結構バカップルなんだよ、この二人は……。
 
ええと、とりあえずまだ結婚式は続きます。
捏造万歳(笑)
 
■エビルマウンテンに登ってみました。
宝箱とか開けに。

うっかりゲマに会うところでした。危ない危ない。
まだ倒すつもり毛頭ありません。
もっと「楽勝で、勝ったあと鼻で笑える」くらいになってからしか倒しません。

あと5はレベル上げたいです。
5あげると50です。
まだまだだよね、目指せ99としては(笑)
 
 
■結婚式 2 (ビアンカ視点)
教会にむかって歩いていると、向こうから足早に歩いてくる二人連れが見えた。
一人は男の人で、綺麗な緑の髪を肩まで伸ばして、とっても素敵な服をきている。
もう一人は女の人。綺麗な栗毛を腰までのばしてる。。やっぱり素敵な服をきている。
何ていうのか……ちょっと浮き世離れしてる感じ。何でこんな所にいるのかしら、って感じの人たちだった。さすが大商人の主催の結婚式だわーって思ってたら、テスが隣で「あ」って声を上げる。「知り合いの人?」って聞くよりも早く、向こうの男の人が声を上げた。
「おーい! テス!」
緑の髪の男の人がテスに手を振った。
「ヘンリー君!」
テスが弾んだ声をだす。
ヘンリーさんと言えば、確かテスと一緒にラインハットを救った人じゃなかったっけ?テスの友達で、ラインハットの元王子様。
「よう、元気そうで良かった。今日はおめでとう!」
ヘンリーさんはテスの手を取って握手した。結構フランクな感じ。……はっきり言って王子様な雰囲気ってあんまり無い。それが残念と言えば残念かも。
「遠いところありがとう」
テスもヘンリーさんの手を握り返して微笑む。
「馬子にも衣裳って感じだな」
ヘンリーさんはテスの服を上から下まで見て笑う。
「ヘンリー君こそ」
テスの受け答えは聞こえない振りでヘンリーさん続ける。
「テス、結婚式の最中に格好付けて失敗すんなよー?」
ヘンリーさんはテスの肩をバンバン叩きながら豪快に笑った。
「……ヘンリー君、失敗したんだ」
テスが心底気の毒そうな顔をすると、ヘンリーさんは恥ずかしかったらしく、少し顔を赤らめてテスにチョップを繰り出す。
「俺の事はどーだってイイんだよ!」
テスはそのチョップをがっちり受けとめながら笑う。
「うん、もう親分の尊い犠牲を糧に、失敗しないように気を付けるよー。そうかそうかヘンリー君失敗したんだー」
「まだ言うか!!」
その様子を見て、ヘンリーさんと一緒に来た女の人が笑わないように必死になっているのがわかった。でも、肩は震えている。
「今日はおめでとうございます、テスさん。とても素敵な結婚式になりそうですね」
女の人が深々と頭を下げた。とっても清楚で穏やかな感じ。フローラさんに似てるかも。
「ありがとう、マリアさん」
テスが微笑む。マリアさんって名前も聞いた。ヘンリーさんの奥さんだったはず。テスの知り合いって、テス本人は少ないとは言ってたけど、その分つながりが濃密な雰囲気。
「それじゃあ俺たち先に教会に行くな。また後で」
「うん、後でね」

ヘンリーさんとマリアさんは、軽く手を振って先に教会へ歩いていく。
「後でちゃんと紹介してね」
「もちろん」
テスがにっこり笑う。
「沢山の人にお祝いしてもらうんだね、ボクたち。……なんか、うれしいね。漸く『あー、結婚するんだー』って気がしてきたよ。……ちょっと遅いかな?」
「大丈夫よ、私も今日テスにヴェールをかけて貰ったとき、初めて実感がわいたもの。私たち、何もかもが急だったから仕方ないわ」
私が苦笑して答えると、テスがほっとしたように笑った。
「良かった。ボクだけじゃないんだね」
「そうよ、テスだけじゃないわ」
私も笑い返す。

「ではまいりましょうか」
私たちを先導してくれている人に促されて、私たちは再び歩きだす。
教会が近づいてきた。ソレとともに、心臓が物凄い速さで動く。
あぁ、いよいよ。
結婚式なんだ。

教会のドアが開け放たれた。中ではすでに沢山の人が私たちを待ってくれている。
さっき会ったヘンリーさんとマリアさん。
フローラさんやルドマンさん夫婦。
ケガが少し癒えてきたアンディさん。
町の人々。
そして、お父さん。

まだ何も始まってないのに、もう胸がいっぱい。
ちらっとテスを見上げたら、テスは緊張した顔で真っすぐ前を見ていて、私が見上げたのにも気付かないみたいだった。

二人で、静かに教会の中央の道を歩く。
天窓から光が束になってやわらかに降り注いでる。その中を通り抜けるたび、体が清められていく感じ。
私たちに注がれる、やさしい眼差し。

ついに神父様のもとに辿り着く。
神父様がゆっくりと私とテスを見比べてから、にこりと笑った。
「では、式をとりおこないます」
神父様の低い、しっかりした声とともに私たちの結婚式は始まった。

 
お、おかしいなあ、神父様の前までしか辿り着けなかった……。
結婚式に何回かかるつもりなんだろう……。
まだまだ書きたいところ一杯あるのに。

 
……もうプレイ日記じゃなくなってきたな。もう小説だな。
だめじゃーん。
 
というわけで親分登場。
「失敗するなよ」とわざわざ言うってことは、ヘンリー君は失敗したってことでしょうね……。
ふふふ、気の毒に、ヘンリー君。
見たかったよ、その失敗の様を!
 
■おお! 90回だってさ!
もう大河ドラマだね!(おこがましい)
もうすぐ100回ですね!
本当に100回まで行ったら、誰か100回記念で何かください!(笑)
 
今日はホイミンがベホマズンを憶えてくれました。
……ベホマズンは戦闘オンリーです。
ホイミンを戦闘に出す気は全くないので、全然装備を買ってありません。

……うーわー。宝の持ち腐れ。
 
 
■結婚式 1 (ビアンカ視点)
「何だか、不思議な気分だわ」
私はつぶやく。
「とてもキレイですよ、ビアンカさん」
フローラさんがにこにこ笑う。
「それにしても隣はにぎやかですねー」
フローラさんが隣の部屋につながってる壁を見つめる。
隣はテスが着替えをしてるんだけど、さっきから「いいです、一人で着替えられます!」とか「お気遣いなく!」とか言う悲鳴じみた声が聞こえてくる。
「テスさん、素敵だから皆お手伝いしたいんでしょうね」
フローラさんは苦笑する。
「本当にイヤがってるわねー」
私も苦笑する。テスの慌てぶりが目に見えるよう。
……ああ、なんか可笑しい。私とフローラさんは顔を見合わしてクスクス笑う。

「ビアンカさん」
フローラさんは私のドレスの後ろのリボンを結びながら、真面目な声をあげた。
「なに?」
「私、テスさんが選んだのが、ビアンカさんでよかったです」
「フローラさん、好きな人がいたから?」
「それもありますけど……私、ビアンカさんを見たときに、あ、私この方が好きだわって思ったんです。可笑しな話ですけど……この方になら、負けても仕方ないわって。……私、ビアンカさんの事、好きです。多分、テスさんが選んだのがビアンカさんじゃなかったら、私、認めなかったと思います」
何か言わなきゃって思って鏡越しにフローラさんを見て見たら、フローラさんと目が合った。
フローラさんはにっこりと笑う。
「次はお化粧ですね」
……はぐらかされたのかしら?

フローラさんにお化粧してもらった顔をみて、私は思わず笑う。
「何だか見慣れないせいか、とっても変な気分だわ。うーん、似合わない……」
「そんなことありませんわ、とってもキレイ」
フローラさんがにこにこ笑うと、ブラシで私の髪をといてまとめてくれた。
「うーん、やっぱりアップの方がいいですね」
そんな事を言って、みつあみにした髪をまとめあげる。
「さあ、できました。とってもキレイですよ、ビアンカさん」
「ありがとう、フローラさん」

鏡に映った自分を改めて見る。うっすらと自然に施されたお化粧。
白い、胸の開いたドレス。
体の線が強調されるようなドレスで、タイトスカートになっている。
肘までの手袋も白。
後でテスにヴェールをかぶせてもらう。
この格好で白い花をまとめあげた花束を持つことになっている。
やっぱり、見慣れなくて変な気分。自分で自分を見て、笑っちゃいそう。

私は立ち上がるとフローラさんを抱き締める。とても不思議な気分。つい先日出会ったばかりなのに、ずっと前から友達だったみたいな、そんな感じ。大切なお友達と、結婚前に別れを惜しんで一緒にいるような。そんな気分。
「私もフローラさんの事、好きよ。大切なお友達。フローラさんに会えてよかった」
本当、不思議。
私この人と、本当に男の人取り合ったのかしら。……テスってところが締まらない感じだけど。
……まあ、フローラさん自身が違う人好きだったんだから、純粋には勝負してないけど。

部屋をでて、隣の部屋を見る。部屋前に居たメイドさんが私を見てにっこりほほえんだ。
「ビアンカさん、とてもおキレイです」
「ありがとう……テスは?」
訊ねると、メイドさんは苦笑して肩を竦めた。
どういう意味のジェスチャーなのか、分からなかった。

しばらくすると、テスが部屋から出てきた。
テスも白を基調とした素敵な服をきている。
テスは私を見ると、かーっと頬を染めた。そして興奮したようにまくしたてる。
「うわっ! ビアンカちゃん、綺麗! お姫さまみたい!」
「……お姫さま見たことあるの?」
「ないけど、イメージ!」
私たちのそんな会話を聞いて、フローラさんやメイドさんがクスクス笑っている。
「本当に綺麗」
テスは私をまじまじと見つめている。
「お化粧、変じゃない?」
「全然! とっても素敵!」
あんまりストレートに誉められると、とても恥ずかしい。

「さあ、花婿さん、花嫁さんにヴェールを被せてあげてくださいね」
メイドさんに急き立てるように声をかけられて、テスはうなずく。
「ビアンカちゃん」
テスは私の前に立つと、にっこり笑った。
私は少しだけ屈んで、テスを見上げる。
シルクで作られた、つやっとした綺麗なヴェールが、私にふわりとかけられる。
あぁ、私、本当に結婚するんだって、今初めて実感がわいてくる。

「それじゃあ私、先に教会に行ってますね。テスさん、ビアンカさん、今日は本当におめでとうございます」
フローラさんは頭を深々と下げてから、別荘を出ていく。たくさんのメイドさんもついて行った。

「ではテス様、ビアンカ様、ご案内いたします」
私はテスと腕を組んで、案内してくれる人について歩きだす。

とても晴れた空。
秋らしい、透明な空気。
やわらかな日差し。
赤やピンクの花で彩られた道。
胸いっぱいの幸せ。

私は忘れない。
きっと忘れない。

世界全部がキラキラして見える。
今日を、絶対忘れない。

 
というわけで、結婚式突入です。
微妙にビアンカ視点が多くなると思います。
……結婚なんてしたことないから、どんな気分か分からないわ。
結婚式も出席したことないから、どんな感じか分からないわ。
せいぜい披露宴には行ったことあるけど、それだって一回きりだからどんなだったか忘れたわ。
 
 
……ここは賭け事みたいなもんだね。
ふふふ……もう適当にかくか……もう一回ゲームでの結婚式ちゃんと見ておくか……。
■「DQ8やりたい」
「買えよ」
「買ったらDQ5絶対クリアできない」
「じゃあクリアしろよ、あのレベルならできるっつーの!」
 
そんな昼下がりのとある兄弟の会話。
 
 
……クリアできるのは分かってるんだけどさー。
まだすごろくとか全然やってないしさー。
もっとレベル上げたいしさー。
正直、クリアしたら絶対この日記停滞するからさー。
 
しかもそんな金あるんだったら、今ならもれなく水槽に投資するよ、私は。
 
 
……とかいいつつ、DQ5のPS2版のCD(都響版)を買って帰った私。ちゃんと聞いたらレヴュー書きます。
 

 
■山奥の村で (テス視点)
村は相変わらずゆっくりした時間が流れている感じがした。どことなく、ほっとする。
ボクは深呼吸した。
落ち着かなきゃ。
村に入るとき、ひとしきり皆にからかわれたせいで、どうも緊張してきた。
 
ちょっと前にあったときは、ダンカンさんは「おじさん」だったのに、今日は「お義父さん」。
 
あー、人生って不思議。
何が起こるかなんて、誰も本当に分からないんだ。
 
 
……まあ、幸せになる「唐突」なら、いいか。
コレまでの人生の「唐突」は、全部不幸になる類だったから。
 
ボクはもう一度深呼吸。
なんだか顔がにやけてる気がする。
せめてね、きりっとしていかないと、ダンカンさんも不安だろうし。
 
 
ボクは、ヴェールは後回しにして、先にダンカンさんの家がある村の奥を目指す。
軽くノック。
返事を待ってから、ボクは家の中に入った。
「おやテス。ビアンカはどうしたんだい?」
ダンカンさんは、ボクを見て首をかしげた。
「えと……ビアンカちゃんは今……サラボナで結婚式の用意をしてます」
「……何故?」
「あの、その……」
色々考えてあったはずの言葉が、全部頭の中から消えうせていって、ボクは口ごもる。
「つまり……あの、ビアンカちゃんに、結婚を……申し込んで」
ボクがなんとかそういうと、ダンカンさんはビックリしたようにボクを見て、一瞬黙った。
そして、笑った。
「そうかそうか! ビアンカを嫁にもらってくれるのか! いやありがとう! これで私も安心だよ!」
「……あの、いいんですか? ダンカンおじさん……じゃなくて、お義父さんだ……」
ダンカンさんは、今度は大声で笑った。
「テス、無理にお義父さんなんて言わなくていいよ。べつにコレまでどおりでいいよ」
ダンカンさんは笑いすぎておなかが痛い、とまで言い出す。
「あの、いいんでしょうか?」
「いいよー、全然かまわない。ビアンカはずっとテスの事を好きでね、ずっと想ってた。そんな相手と結婚できるんだ。私がとやかくいうことはないさ。……ビアンカを幸せにしてやっておくれ」
ダンカンさんはそういって、ボクの手を握った。
ボクは頷く。
「ボクも、ビアンカちゃんに幸せにしてもらいます。……ずっと旅を続ける事になるから、苦労をかけると思うけど……大事にします」
「二人で仲良くやりなさい」
ダンカンさんはにっこりと微笑んでくれた。
「家族ができるって言うのはね、とても嬉しいことだよ。幸せなことだ。テスはもう、父さんを亡くしてたった一人だった。これからどんどん家族が増えるぞ? そのせいで背負う苦しみや苦悩もあるだろうが、それ以上に幸せを家族からもらえる。……幸せになりなさい」
「……ありがとう、ダンカンさん……じゃなくて……」
「だから気にせんでいいよ」
ダンカンさんは苦笑する。
「結婚式、来ていただけませんか? またここまで送りますから」
「連れて行ってくれるのかい?」
「ええ、もちろん。ただ……ちょっと一緒に行く仲間が特殊ですけど」
「え?」
ダンカンさんはボクが魔物を仲間にするという話を聞いて、豪快に笑った。
「パパスも不思議な男だったが、テスも変わってるな! たのもしい限りだよ、行く先々で次々たのもしい仲間が増えるってことだ」
 
 
ダンカンさんと二人で、よろず屋に向かう。
途中で何人か村の人とすれ違うたび、ダンカンさんは少し世間話をする。
ソレを見ていると、ダンカンさんが村でちゃんと愛されて生活しているのが分かる。
ビアンカちゃんを連れて行ってしまっても、大丈夫。

 
「ああ、シルクのヴェールならご注文の通りいいのが出来たよ! そらこれだよ。持って行っておくれ」
よろず屋のおじさんは機嫌よく円柱形の箱を渡してくれた。
「もうね、自分でも惚れ惚れするくらいの出来だよ。フローラさんとか言う娘さんがかぶるんだろ?」
「……ビアンカだよ」
ダンカンさんがちょっと照れたように言うと、よろず屋のおじさんは目を丸くした。
「えぇぇ!? ビアンカさんか!? だってこれ、サラボナのルドマンさんに頼まれたんだよ?」
「なんか色々あったらしいんだわ、この子がウチの婿」
「はー」
よろず屋のおじさんは心底驚いたようにボクを見た。
「そうかそうかー、いやダンカンさんおめでとう」
「今から結婚式を見に行ってくるよ」
 
 
よろず屋さんをでて、ボクとダンカンさんは村の外を目指す。
「ああいうの、言ってよかったんですか? 村に戻ってきたら話しが広まってますよ? きっと」
「いいんだよ、めでたい話だからばーっと広まれば。説明する手間も省けるってものだ」
ダンカンさんはそういって豪快に笑った。
 
小さい頃から、ダンカンさんといえばなんか「病気で寝てる」っていうイメージで、この村についたときも実際寝込んでたから、こんなに元気なのがちょっと不思議な気分。
「それじゃ行こうか、テス。仲間のみんなに挨拶もしないとねえ」
ダンカンさんはボクよりも足早に歩いていく。
ボクはそのあとを追いかけるのに必死なくらい。
 
 
結婚したら幸せになるのは、ボクとビアンカちゃんだけだって思ってた。
実際は、ダンカンさんも幸せそう。
 

本当は、ちょっと怖かった。
ダンカンさんからビアンカちゃんを連れて行くことが。
ダンカンさんにとってどれだけ苦痛だろうかって。
 
 
 
初めて、いいことをしたのかもしれないって思った。

 
 
おかしい、今日はサラボナに着く予定だったのに。
つかなかった。
それどころかヴェール貰って終わりだ。
……そういえば代金はどうだったんだろう?
ルドマンさん、前払い?
 
ともかく明日から結婚式です。
しばらく結婚式続きそうな予感です。
  
 
 
■今日の本
ISBN:4091272819 コミック モリ タイシ 小学館 2005/03/18 ¥410

「そーゆう理屈とかじゃなくて…
 自分でもなんでかわからないうちに、気がつけば森さんのこと考えていたりとか…
 考えすぎて何も手につかなくなったりしたり…
 その… 森さんに会えるだけで嬉しいとか… 会えないと悲しいとか…
 なんか…そーゆー気持ちが抑えられなくなるぐらいに…
 オレは、森さんのことが好きなんだっ……!!!」

 
当初のギャグレベルも大分下がって、最近はラブに力が入ってきてます「いでじゅう!」も、遂に林田くんの告白がありました!
長かったな! もう11巻だ!
相変わらずギャグもあるし、割と恋愛模様が複雑化してきたし、なかなか良いぞー! って感じですね。
……時折本誌も読むので、どうなってるかは知ってるんですけどね。
 

 
林田くんの告白は、ストレートでなかなか男らしくて、かわいらしくて、ういういしくて、いいなあ。
……もう遠い過去だねえー。報われないままねー。
などと自分をかんがみて寂しい気分になったよ私は(苦笑)
 
 
もう、ギャグマンガとしてよりは、普通にラブコメとして読んでる感じですね。
しかもちょっと少女マンガ寄りみたいな気分(笑)
少年誌に載ってるのにね。
 
 
次も買います。
 

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