夕食会

2005年1月15日 適当な日々
■ありりんに誘われて、蒼羽っちと三人で夕食に行ってまいりました。
近所の某サティの、イタリアンレストランです。

出かける前に、ケーキとみたらしだんごを食べてしまって、そのうえお昼寝明けに遅刻していく、という最悪な感じです。
……いや、7時集合なのにうっかりコタツで6時ごろから寝ちゃってねー。
魔力に負けたのよ、コタツの。
もぐったら寝るしかないだろう、コタツは。
 
閑話休題。
 
イタリアンレストランでは、頼んだのが微妙に予想と違うものがでてきて、しかもちょっとおいしくなかったのでがっくり。
蒼羽っちがたべてるモッツァレラチーズのミートパスタがうらやましくて仕方なかった。
 
 
食後、そのままフードコートの椅子に座ってしばらくおしゃべり。
年末年始にあった東京での某オフ会について、色々聞かせてもらった。
結果。
絶対に東京オフ会なんて、出席するもんか!
と思った。
東京はこわいところじゃー。

お土産に「東京イチゴ」を頂く。
非常に美味。
 
ありがとう。
 
 
■そういえば、石巻貝とヤマトヌマエビ購入してきました。
今のところ元気そうです。
藻を食べて頂戴。
そしてまた水草が大きくなったのに気付いた。
なんであんなに成長するんだろう。
最近は栄養剤入れてないのに。
 
 
 
■きょうはここまで。
 
 
 

貝と海老

2005年1月14日 適当な日々
■三日ほど、水槽の中の石巻貝の姿が見えなかった。
今日、ついに発見。
ただし、水槽の底でひっくり返った姿で。
 
……お、お亡くなりですか?
 
というか、三日間あんたどこに居たんだ。どのガラス面みてもいなかったじゃないか。まさか水槽の蓋裏にでもいたのか?そこだったら確かに水槽用照明のせいで死角になって見えないけどさ。
どういうことやねん。
 
そして、ヤマトヌマエビが全滅(二匹だけど)した余波か、水槽が全体的に緑がかってきました。
 
藻が繁殖し始めた……!!
 
大ピンチです。
やっぱりガラスの藻を食べて貰うために、石巻貝さんは必要です。アマゾンソード(水草)にも藻がついてきた模様……。
エビだ、エビ!水草も食べるけど、やっぱりエビも必要だよ!
 
なんかしらんけど、新たに手を出してみた既に名前も思い出せない可愛い水草が繁殖し始めちゃったよ!
アマゾンソードがその余波で光当たらなくて弱りかけてきてるよ!
冬のせいか、金魚さん大好きなカボンバも全然食べられなくて減っていかないよ。なんかしらないけど、近年まれに見るくらい、水槽内が水草だらけだよ(近年っていっても、こんなに本格的に金魚を飼いはじめたのはこの2年ですが)
 
どうしてくれよう。
 
ということで、明日にでも石巻さんとエビさんを買いに行ってきます。近所のペットショップ、品切れじゃなきゃいいけど。
 
 
 
■今日のお昼頃、唐突に
「シベティ・シベティ・インダラ・バシニ・ソワカ」
というフレーズが頭に浮かんで、その後消えません。

なんじゃこりゃ。

「マハリクマハリタ」とか「パラレルパラレル」とか「アランジアロンゾ」とかなら、何か分かるのに(一個ジャンル違うがな)

多分大昔に見てた「シュラト」関係だと思うけど。
大体、シベティ以下略が「正しい」のか「正しくない」のか、それすら分からないところが気持ち悪い。
 
 
 
■うっかりして、気に入ってたガラスのコップを割った。
……わるものの、「毒いりドリンク」って書いてあったコップ。
結構高かった、確か680円の品。
 
あー、もうがっかり。
 
怪我はしなかったけど、心が痛い。
 
 
 
■今日はここまで。
 
 
 
■今日の本
『アニメと思春期のこころ』 ISBN:4422113194 単行本 西村則昭 創元社 2004/08 ¥2,100
「新世紀エヴァンゲリオン」とは何であったのか? なぜ思春期の子どもたちはアニメに夢中になるのか? 子どもたちのゆれる心の真実を、多くのアニメを素材にしながら理解しようと試みた、深層心理学的アニメ論・思春期論。

 
今年の輝ける第一冊目!
本当は昨日買った森博嗣の「奥様はネットワーカ」(文庫じゃなくて新書だったよ)が一冊目になる予定だったんだけど、バイト先の図書館でこの本みて、「うわ!」って思って思わず読んじゃいました。
といっても、内容8割くらいの斜め読みなので、読んだっていっていいのか、ちょっと怪しいけどね。
まあ、大体理解したし、いいよね。
 
と、言うわけで心理学のアニメ論です。
結構心理学の本を読むのは好きで色々読みます。
一応、端くれ、非常勤講師とはいえ、一応青少年と接する身なので、こういう「この年頃の子はどういうことを見て、感じているのか」というような本はお勉強にもなって好きです。
 
取り上げられているのは、「セーラームーン」とか「スレーヤーズ」、「エヴァ」「ナデシコ」「ウテナ」「CCさくら」とかそういう有名どころとかです。
知らないのも、多少あった。
私のテレビアニメオタク時代は大体ナデシコあたりで止まっているらしい(笑)
 
さて、今回これを読んで見て分かったのは、こういう学術的な見方というのと、一般的オタク萌えっていうのが、全然違うところ(※当たり前)

セーラームーンにおける女児と大きいお兄さんの視点の違いと、その描かれかた、とか。
スレーヤーズにおける「八重歯」の、その解釈、とか。

「エヴァ」は個人的には、あの広がりすぎた物語のせいでよく理解が出来ず、大体(たしか)16話とかそのあたりで振り落とされた記憶があるんですけど(覚えている最終は加持さんがスイカ育ててるくらいで、実は最終話は覚えてないし、映画は見てない)今回、この本を読んで「そういう見方をするんだったら、もう一回見てもいいな」と思いました。
レイやアスカ、シンジの「自己獲得」までの物語なんだそうですよ。
そういえば、あさりよしとおさんが「シンちゃんの成長物語ですよ、あれは」みたいなことを言っていたのを、今思い出した。
 
「ウテナ」とかも全然話を知らなかったから、微妙にもれ聞こえてくる範囲で想像してたのと、全然話が違っていたよ。
ああいう話なら、ちょっと見てみてもいいなあ。

あと、「lain」も見てみたい、と思った。
「CCさくら」も読んでもよい、と思った。
CLAMP自体がまず、そんなに好きじゃなかったんだけど(ホリックのおかげで嫌悪感はだいぶ薄れましたが)掲載されてたインタヴューを読む限り、なかなか好感が持てました。
 
まあ、心理学な本なので、全てが「少年少女の心の目覚め」の捉え方がされているので、単に「面白いなら、それでいいじゃない?」という見方以外の「アニメの見方」が知れる本でした。
 
 
……でもね。アニメージュの「好きな女性キャラクタランキング」は、「心の成長」うんぬんじゃなくて、単に「萌え」だと思いますよ。作者さん。
あと、個人的にはアニメージュの購読年齢層は単に「10代」でまとめないほうがいいんじゃない?とも思いました。
アニメージュって、個人的意見としては10代でも後半、ってイメージなんで。
 
 
 
まあ、面白い本でした。
 
 
1冊目/100冊
 
 
■今日の本
『のだめカンタービレ #11』 ISBN:4063405230 コミック 二ノ宮知子 講談社 2005/01/13 ¥410

「今からでも遅くないですよね?」
「さあ、それはどうだろう?」

 
遅れましたが、漸く感想です。
 
今回は、「千秋、指揮者コンクール結果発表」と「のだめ、周囲との差にあせる」の二本立てです。
 
千秋先輩(年下だけどね)のコンクール発表は、確か気になって仕方なくて雑誌を立ち読みに行ってました。
優勝したときはあまりの嬉しさに二日くらい連続で立ち読みにいったなあ(苦笑)
まあ、なんにせよおめでとう千秋。
その後の人生、エリーゼに狂わされたような気がしないでもないけど、まあ、それもまた良し。
 
ジャンの恋人ゆうこが結構いい子ですね。私あの人好きだ。笑わせてくれるし。のだめをしかる人外国担当。
結構のだめとイイコンビですよね。ゆうこちゃんは不本意だろうけど。 

 
さて、のだめ。

周囲の力との差に、ちょっとあせり始めましたね。
でも、ああいうのって、本人に力がない場合は「あせり」にもつながらないものなので、のだめにとっては漸く自分の能力と向き合うきっかけになる重要な部分に差し掛かったのだと思います。
 
初見が苦手→近くに得意な人がいる、どうしよう。
難しい曲を難なく弾く人がいる→負けてたまるか。
 
のだめ言うところの「上」を目指すには、重要な部分ですよね。
でも、オクレール先生が聞きたいのはそこだけじゃない。
次の巻が正念場なんでしょうね。のだめの。
 
 
ああ、真面目な感想を書いてしまった。
今回の巻、これまでに比べたら確かに笑いどころはすくなかったからねえ。仕方ないかも。
 
 
ともかく、次に期待です。
 
 
 
■いたスト、ちょっとだけ進みました。
今日は「海底神殿」をクリアです。
DQ6だかのマップらしいんですけど(そういえばあったなあ)、音楽がDQ2(二人旅のときの曲)で、クリア目前の戦闘のテーマはDQ3でした。
どないやねん。
まあ、ちょっとだけいたストが分かった気分。
かなりの確率で勝てるようになりました。
……あとは相乗りとか、個人的株価操作ですね。
 

■明日から、もう一個のほうの学校の授業が始まります。
授業自体は今日からだったのですが、普段から木曜は授業がないので。
こっちの学校も漢文です。
二年生だけど、きっとほとんど漢文を忘れてると思うので、明日は基礎の復習プリントでもやります。
この一週間は適当に乗り切るつもりです。
長文の勉強は来週でいいや。
漢文は結構楽でいいなあ。大好きだ。
 
 
 
■今日は携帯の「かまいたちの夜」に「悪霊編」がアップされたので、早速アプリを落として遊びました。
エンディングが一個しかないのはつまらないなあ……。
なぜかこの話はほとんど覚えていたので(メインのミステリー編は全然覚えてなかったのに。犯人以外は)比較的気楽に遊べました。
早く次のアプリを遊ばせてくれー。チュンソフトさん。
 
 
 
■そういえば「のだめ」の新刊の発売日です。森博嗣の「奥様はネットワーカ」も今日文庫になるんじゃなかったかな?
本屋に行ってこなければ……。
去年失敗した「100冊読破」今年こそがんばろうとか思ってるのにもう13日、そして本を買い忘れるこの始末。
 
今年も駄目っぽい。
 

そういえば100Sのアルバムも今日だ。予約したのに取りに行ってない……。
気づくの遅。
 
 
 
 
■今日はここまで。
■何か、最近友人に会うごとに「DQ日記読んでるよ」といわれ、いまさらながら恥ずかしい日々です。
ここまできたら、もう、最後まで書かなきゃ格好わるいな。
……最後って。
まだラインハットに着くくらいを書いてて既に33回(遠い目)
 
今年中に終わればいいなあ。

むしろ、現実ゲームのほうがいつになったら終わるかなあ。
仲間が増えなくて同じ所くるくる回ってるからなあ……。
 
 
 
■ラインハット・リベンジ 1 (テス視点)
「オレはむしろ、エスなんたらってのが気になるな」
って、ヘンリー君は言った。
アルカパの酒場のおじさんの「伝説の勇者の話」は、雲をつかむような話で、まあ、なんていうか……よく分からない話だった。
とりあえず分かったのは、現在勇者自身はいないから、子孫を探すしかないことと、天空の剣と鎧と盾と兜を装備して「エスなんたら」っていう魔王だかなんだかを倒した、ということだった。
 
勇者がどこにいるのかとか、天空の装備がどこにあるのかはやっぱり分からないらしい。
 
「まあ、どこにいるか分からないなら、鎧とか探すほうが早いかもね。勇者様のほうがボクが持ってる剣とか探して来てくれるかもしれないし」
「そうだな。とりあえず、残りを探すしかないよな」
二人して、大きくため息。
「ま、がんばるよ」
 
話を聞き終わってから、道具屋さんで薬草を買い込んで、ボクらは町の外に出る。止めてある馬車に声をかけると、とたんにスラリンに怒られた。
「おそーい! お日様昇ってからどれだけたってると思ってるんだー!」
「ごめんね、朝から話聞きに行ってたの」
ボクが謝ってるそばで、ヘンリー君は
「町のことが分からないスライムが口出しすんな」
なんてスラリンに喧嘩を売る。
「オイラのこと馬鹿にしたなー!」
 
どうしてこう、この二人は仲良く出来ないんだろう。
 
「主殿、次はどちらに行かれるのですか?」
既に喧嘩は日常茶飯事、最近はどらきちが増えてますますやかましくなったことに、実は一番困ってるのかもしれないピエールがそばに来てボクに聞く。
「次は、ラインハット」
その国の名前を聞いて、皆が黙った。
「なあテス。そこ行って平気なのか?」
スラリンがボクを見上げた。
「平気だよ? なんで?」
一瞬、いやな予感がする。ヘンリー君が傷つくような話じゃなきゃいいけど。
「だってさぁ、あの国人間に評判悪いぞ? それに一時期、モンスターは周辺に集まっておけなんていう話もあったし」
「え? どこで?」
ビックリして聞き返すと、その話をピエールが引き継いだ。
「モンスターの間でです。最近は聞かなくなりましたが、一時期、モンスターを討伐しない国として有名になりました。うわさでは城に入ることも出来たとか」

しばらく、沈黙がその場を支配した。
 
「行ってみなきゃわかんないよ、ヘンリー君。もし、本当だったら大変。今よりもっと悪いことが起こるよ。早く行かなきゃ」
「……ああ」
ヘンリー君の顔は蒼白で、見ていて気の毒なくらいだった。
でも、国に行っていきなりその事実を知るより、心構えができてよかったのかも知れない。
 
ボクらはなるべく急いで、ラインハットを目指した。
途中、サンタローズに寄って一泊して(ビアンカちゃんが引っ越していたことを、シスターはとても残念がっていた)アルカパを出て三日目の午後には、ラインハットの国境を守る関所にたどり着いた。
 
「通れるといいんだけど」
「無理だったら強行突破するしかねえな」
「とりあえず、皆は馬車に隠れてて」
皆が馬車に乗り込んだのを確認して、ボクとヘンリー君は関所に入る。
関所には、兵士が一人だけいるだけで、ものものしい雰囲気はなかった。
「あの、ラインハットに行きたいんですけど」
声をかけると、兵士はこっちをギロっとにらんだ後、
「許しのないものを通すわけにはいかん。帰れ」
とだけ、ひどく偉そうに、ぞんざいに言った。

どうしようか、とヘンリー君をちらっと振り返ると、いきなりヘンリー君はつかつかとその兵士のほうへ歩いていった。
「随分偉くなったもんだな、トム! こんな川沿いの、今にもカエルがでそうなところなのに平気なのか? カエル嫌いは克服したのか?」
少し、せせら笑うような言い方で、ヘンリー君はその兵士を見返した。
兵士の顔色が、さーっと変わった。
「……! まさか、まさかヘンリー王子様! 生きてらしたんですか! なんてお懐かしい!」
「色々あったが、生きてた。今まで帰らなくて悪かった」
「ああ、なんて嬉しいことでしょう。ヘンリー様がいなくなってから、ラインハットはどんどん悪くなる一方で……。思えばヘンリー様のいたずらに泣かされていたあのころが、一番よかったのかも知れません……」
「それ以上言うなよ、兵士のお前が国の悪口を言ったら、色々問題もあるだろう?」
「はい……」
「通してくれるよな。トム」
「もちろんです!」
「あと、オレと友達が通ったことはしばらく黙っておいてくれ。オレは死んだことになってるみたいだしな」
「わかりました! ヘンリー様、お気をつけて!」
「ああ、トムも気をつけろよ」
 
ボクらはトムさんに関所を通して貰った。
川の下を通るトンネルは、頭の上で川が流れる音がして、ちょっと恐い。
「ヘンリー君」
「なんだよ」
「これまで見た中で、さっきのが一番王子様らしかったよ。格好良かった」
「何ー!? オレはいつだって王子様らしくて格好いいだろうが。お前どこ見てたんだ今まで!」
「それはヘンリーの勘違いだ」
馬車の中からぼそっとスラリンの声がして、ヘンリー君は馬車に向かって「スライムにわかってたまるか!」とか、そんな事を言ってまた喧嘩してた。
 
もしかしたら、仲がいいのかもしれない、と思い直すことにした。
 


 
と、言うわけで、二度目のラインハット編突入です。
子どものころのこの関所でのやり取りは、幸せな「父と子」の最終回のようで寂しかったものですが、今回は賑やかしくてテっちゃんも色々思い出して「ほろり」とする暇もない模様です。
 
「リベンジ」は復讐と言う意味。一度敗れた相手に仕返しする事。再挑戦、リトライという意味合いでも使われる。……との事なので、今回は「再挑戦」とか「リトライ」くらいの意味で。一度敗れた相手に再挑戦です。
 
ヘンリー君もテっちゃんも、ラインハットにはこっぴどく負けてますからね。がんばれ。
 
■今日から授業です。
漢文です。
微妙にしか予習しなくても、間に合うから素敵ね、このころの漢文て。簡単すぎてどうやって説明するか悩んだよ。
その割りに、ここで振り落とされると全然漢文わからないしね。
 
基本ほど説明は難しいのかもしれない。
 
今日はレ点までしかやれませんでした。
一・二点までやる予定だったんだけどな。
でも、明日には出来るだろう。一・二点は数学で言う( )と一緒みたいなものだから、説明は意外とスムーズにいけるんじゃないかって思ってます。
むしろ再読文字が面倒だなあ。
あれも分かったらあっという間なんだけどなあ。
 
基本ほど説明は難しいんだよ、やっぱり。
 
 
 
■昨日の日記について、友人の日記やら、送られてくるメールやらがありました。
微妙に「気になる話題」だった模様(笑)
 
痛かったってさ。
 
この場合、痛いのは私だけじゃなくて、同じような立場におかれている(らしい)友人達自身も痛かった、とのことでしたが。
 
どこも一緒なのね、年をそこそことってくる女子の親は。
「早く結婚しろ」とかいうのは。
 
大丈夫よ、反応くれた皆!
皆可愛いぞ!
大丈夫だ!
 
大丈夫じゃないのは私だ!
だからといって路線変えないから心配しないで!
むしろ未知の領域ドモホルンリンクルが近くなるまで来ちゃった路線だ、いまさら変更不可能だ!
 
むしろ開き直ることが重要だと思ってる今日この頃だ。
負け犬が何だ。
「自分は勝ち犬だ」とか思ってるやつのほうが多分負け犬だから指差して高笑ってやろうぜ!
 
幸せの基準値なんて個人個人で違うから、一概にあんなこと言えるわけないじゃんよ。
 
と、言うわけで、あの話題は疲れるので封印したい気分だ。
多分私がHに遭遇する可能性はほぼないから蒸し返すこともあるまい!
 
さようなら!
 
 
 
■今日はここまで。
ああ、予習しよ。 
 
 
 

大泉さん!!!

2005年1月12日 TV
■昨日は大泉さんが全国区になりましたね。
もともと微妙に全国区でしたけど、こんなにきっぱりはっきりと知らない人たちに顔が知れたのは初めてなのでは?

見たよ。
救命病棟24時。
http://www.fujitv.co.jp/kyumei24/index2.html 
出てたねえ、大泉さん。
いや、最近は我が家では「洋ちゃん」と呼んでるが。
 
実際には、裏番組の「開運なんでも探偵団」を父が見てるから(毎週、これだけを楽しみにしてるから、家族も文句なくこれを見るようになってます。くどいようですが、我が家にテレビは1台です)リアルタイムで見たのは最後の15分くらいだけどね。
 
それにしても、地震のシーン、恐かったね。
そして洋ちゃんはほんわかしてて可愛かったね。
マスコットキャラか。
 
まあ、ちゃんと見てないのでとりあえずあとでビデオちゃんと見ます。次回もちゃんと既に予約しました。HDDレコーダって素敵ね。
 
それにしても、初めて見た人で「おおいずみ・よう」と読めた人はどのくらいいるのかな。
おおいずみひろし、とか呼ばれてないといいなあ(笑)
 
 
 
■そのごは「どうでしょうリターンズ」ですよ。
いい流れだ。
今回は「さいころの旅5・第2夜」です。
銘菓「白熊」が出てきたよ。
なにあの750mlって。
すごいねえ。350でも私は撃沈するのに。

あれを早食い大会ですよ?
5分ですよ?
 
早死しないでね、ミスターもヒゲも。
 
 
私、あのサイズなら3日くらいかけて食べる。
 
そして奄美大島。
 
今後どうなるのか!
そして前枠のあのインチキ手品はどこまで続くのか!(すごく楽しみ)
 
やっぱどうでしょう面白いわ。
 
 
 
■昨日気づいたんですが、ラインハットあたりのメモがありませんでした。メモしてなかった模様。
……ゲーム中と多少台詞違うかも。まあ、いいか……。妥協するのが人生だ。うん。
 
 

■アルカパの宿で (ヘンリー視点)
町の一番奥にある、大きな宿。近くで見てみると、本当に大きい。この辺の宿で、一番大きいんじゃないかと思う。
テスの女神様は、意外とお嬢さんなのかもしれない。

宿に入ると、ひげ面の小柄なおじさんがカウンターの中にいた。
「あれ?」
テスがその人を見て、首をかしげる。
「どうした?」
「知らない人がカウンターにいる。前はお兄さんだったんだけど」
「十年も前だろ、新しい従業員かもしれないだろ」
「あ、そうか」
テスが納得して頷いた。
「あの、一晩泊まりたいんですけど」
そう声をかけて、宿代を払う。一番最上階の二人部屋があいてるそうだ。最上階ってことは、そこそこいい部屋なんじゃないか?と不安だったけど、それほど高いこともなくてほっとした。
「あの、この宿のご主人とお話したいんですけど」
テスが言うと、カウンターのひげ面は一瞬きょとんとしてから、
「ああ、そっちのドアから入ってくださいな」
とだけ言った。

オレはテスの後に続いてそのドアをくぐる。
広い部屋には、おばさんが一人いて、椅子に座って編み物をしていた。
「……あれ?」
もう一度、テスは首をかしげ、それからそのおばさんに声をかける。
「あの、すみません。ダンカンさんいらっしゃいますか?」
おばさんは顔をあげてこちらを見ると、「またか」というような顔をした。
「今日もダンカンさんを訪ねてくる人がいるなんてね。私はそのダンカンさんから、七年前にこの宿を買ったんだよ。昨日も知り合いって人が来てね。……なんか、続くときは続くもんだねえ」
なんていって、大きく息を吐いた。
「え、じゃあ、ダンカンさんは?」
「なんか、山奥のほうに引っ越すって言ってたよ。あんまり詳しくは知らないんだけど」
「……そうですか」
テスは少しため息混じりに返事をした後、気を取り直したようにまた訊ねる。
「あの、ダンカンさんはお元気そうでしたか?」
「ああ、夫婦そろって元気なもんだったよ」
「ビアンカちゃんは……娘さんは?」
「……? ビアンカ? そんな子いたっけねえ?」
そういって、おばさんは首をかしげる。
テスは少し寂しそうな顔をした。
「すみません、お騒がせしました」
「ごめんねえ、たいした情報がなくて」
「いいえ、今度山奥の村探してみます」
テスはそういって頭を下げて、部屋を出た。

あてがわれた部屋に入ると、オレはテスに声をかける。
ちょっとがっくり来てて、見てると気の毒だ。

「それにしても残念だったな、ビアンカちゃんがいなくて」
オレが言うと、テスは
「可愛い子に会えなかったから?」
なんていいやがった。
「お前な、オレをどういうやつだと思ってるんだ?」
思わずじとりとにらんでやると、テスは苦笑して肩をすくめて
「まあ、会えなかったのは仕方ないけど、山奥の村って言うのもそのうち行くこともあるよ。そこでまた探せばいいから」
「でも本当に残念だ」
「そんなに会いたかったの? ビアンカちゃんに?」
テスは「うわあ」とでも言いそうな顔でオレのことを見た。

ああ、もう。

「お前が喜ぶ顔が見れなくて残念だったんだよ。お前サンタローズでちょっとつらかっただろ? だからビアンカちゃんに会って元気になってほしかったんだよ。恥ずかしいから言わせるな!」
照れくさくてオレは思わずテスの頭をぺしっと叩く。

本当に、会ってみたかったんだ。
テスが喜ぶ顔を見たかったのも、本当だし。
なにより、ドレイ時代に何度も夢に出てきてはテスを助けてくれたから、そのことにお礼が言いたかったんだ。 
なのにコイツは……!
ちょっと気を悪くするぞ、このぅ。
 
「ありがとう、ヘンリー君」

テスが真面目に感謝してくれて、オレはますます恥ずかしい気分になった。
この気分のまま、ついでに言ってしまおう。
真面目な話だから、面と向かって決意を語るのも恥ずかしい気がする。
チャンスは今だけかも知れない。

「あのさ、テス」
「何?」
「次に行くところ、決まったのか?」
「ううん、決まってないよ。隣の酒場のマスターが、伝説の勇者の話に詳しいっていうから、明日の朝話を聞くようにしてきたけど、その後は全然」
「オレ、行きたいところがあるんだ」
「……どこ?」
「ラインハット」

テスが一瞬黙った。

「もちろん、一緒に行ってくれなんて言えない。お前の村をあんなにしたんだ。憎たらしいだろうし。けど、ラインハットが気になるんだ。……もし、ここまで聞いてる話が真実なら、絶対おかしいんだ。デールは、聞いてきたような話が出来るような性格じゃなかった。もっと気弱で優しいはずなんだ。何かあったんだと思う。……オレはラインハットを救いたい。ラインハットで苦しんでる人や、ラインハットに苦しめられた人を助けたいんだ」

「うん、わかった。いいよ、ラインハットに行こう」

テスが、いつもどおりの即答をした。
「え?」
「だから、ラインハットに行こうよ。伝説の勇者の話を聞いたらすぐにでも」
「一緒に行ってくれるのか?」
「うん」
「お前ラインハット嫌いだろ?」
「好きじゃないよ。でも、ヘンリー君のことは好き。ヘンリー君がいてくれたから、ボクは今日まで生きてこられた。だから、ボクがヘンリー君にお礼をする番。それにもし、どこか狂ったせいでサンタローズが滅ぼされたんなら、その狂ってるところを直すのが、ボクが出来るサンタローズへの恩返しになるでしょ」

「サンキュ」
「どういたしまして」

その日は早く寝た。
オレは、テスがいてくれたから、ここまで生きてこれたと思ってる。
テスはオレの巻き添えで不幸になったのに、何も言わない。
オレは、テスに借りを返したくて、一緒に旅をし始めたはずだったのに。

まだまだ、オレはテスに借りを作っていく。

いつか、返せる日がくるだろうか。


 
アルカパでヘンリー君に話しかけたとき、
「ビアンカちゃんがいなくて残念だったな、オレも残念だよ。テスが喜ぶ顔が見られなくて」
といわれたときの私のショックはでかかったです。
何って、ヘンリー君のかわいらしさに(笑)
そして、ヘンリー君がビアンカのことを「ビアンカちゃん」といったところに!
テっちゃんはよっぽどヘンリー君に「ビアンカちゃん」と何度も連呼したに違いない。
実際、ヘンリー君はテっちゃんの過去をよく知ってる。
レヌール城の話とかも知ってた。
ということは、ドレイ時代に細かく話をしてたに違いない。

テっちゃん、無意識にのろけてた疑惑浮上。
絶対本人自覚してないに違いない。
 
■本日始業式。
ということで授業だけの非常勤講師は、まだお仕事はないのですが、とりあえず学校へ連絡事項だけ聞きに行ってきました。
ひさしぶりに長距離運転したから、ちょっと疲れました。
明日から既に6限授業です。
なんか、高校生って大変ね。
……だから予習しなきゃね。
まだやってないの。駄目人間。
 
 
■「いたスト」ちょっとわかった気分。
昨日「アレクサンドリア」を一回でクリアできた☆
もしかして、ああすれば勝つんじゃないの?
みたいな気分。
 
ただし、同じ気分に前回もなって、結局間違っていたから、この感覚も誤報である確率は高い。
 
 

 
注:愚痴です。暗いです。
昨日伯母が、私の小学・中学時代の同級生のHに会ったそうだ。
もう結婚していたらしい(年齢から言ったら別に珍しいことではないが)
そして伯母は、
「あの性格のHが結婚できたんだから、こーきも出来るなって思った」
という話を母にしたらしい。
そうすると、その話を聞いていたイトコ(私とHと同級生)が
「あいつは女の前では豪快な性格だったみたいだけど、男の前では色気たっぷりに迫るほうだったんだぞ、こーきと一緒になるかよ」
とか言って笑い飛ばしたらしい。
 
 
……。
なんかね、この話を聞いて、非常に暗い気分になりました。
 
正直に言うと、私はまあ、知り合いではあったけど、Hのことはあんまり好きではなかったんですね。
なんていうんだろう。調子のいい性格で、結構ずるいというか卑怯というか、迷惑というか、ともかくまあ、そういう感じの子だったわけですよ。

それでさ、女の前と男の前で性格の違う女って、まあ、よくいるみたいだけど、そういうのって、嫌われるじゃないですか。特に女から(と、書いて、もしかしてそれで嫌いだったのかな、とか今思い至った)
 
それで思ったこと。
1・そうまでして、男に好かれたいものなのか?
2・そんな女でも、男は平気なのか? 知らなければいいのか? それとも自分の前でだけ可愛ければそれでいいのか? 
 
まあ、1も2も「そうだよ」と即答されればそれまでなんですけどね。
私の場合女の前でも男の前でも性格変わらないというか、まあ、色気がないのは認める方向で、まあ暗いし、あんまり男に好かれる性格ではないのは十分承知してますけどね。
……媚を売るって好きじゃないし。
だから1も2も認めたくないから、まあ、暗い気分になったんだと思います。
 
かなり譲歩して、例えば男に媚を売るとする。
しかし、売る先がない。
今知ってる男の友人たちに、いまさら色気(ただし欠乏)を売ろうものなら「何があった?」と思われるのが関の山だし、新たに男を引っ掛けるような性格じゃなければ、引っ掛ける先もないというか、まあ、引っ掛けようがないというか……。
 
素敵な堂々巡りですね!
 
年齢と今の職業から考えて、そろそろ将来を見据えなきゃいかんのだろうなあ、と思った矢先にこんな話が舞い込んで、まあ、ちょっと軽く暗い気分ですよ。ああ。
 
 
 
■と、言うのも。最近妙に年齢が気になってきたんだよ。
小学生のころから
「30代の基礎化粧品。ドモホルンリンクル」
というあのCMを見てきたわけですよ。
小学生にとって30代といえば「おばちゃん」ですよ。未知の領域。自分がそういう歳になるなんて考えもしなかったような歳ですよ。
 
ほら、それじゃなくても99年に人類は滅びる予定だったからさあ(笑)
 
そんな未知の領域「ドモホルンリンクル」に手が届きそうになってる、という現実に先日ふと気づいたわけですよ。気づかなきゃよかったよ。

 
別に「結婚しなきゃ!」という焦りがあるわけじゃないけどね(まあ、本当に30代になったら、さすがにあせるだろうけど)ひたひたと足音が聞こえ始めてるんだろうなという気持ちがあるのも事実。
 
電脳友人に
「こーきさんもその気になればすぐ彼氏くらいできるよー」
とか言われたけど、まずその、「その気」っていうのになってるのかどうかも実は微妙な話でな。
 
……明記してたら余計に暗くなってきたわい。
 
なんか、一生「夢に夢見る」感じなんじゃないか、とか思ったりな。
 
 
あかん、暗い、暗いぞ、この話題。
何で結婚話なんか伯母にするんだH!(八つ当たり)
破局しちまえ!(根暗)
 
 
 
■きょうはここまで。
おとなしく漢文の予習でもします。
 
 
 
■お仕事始まったので、現実ゲームはあまり進みませんが、かなりストックがあるので、冒険日記(小説風)にはあまり影響がなかったりします。……むしろ、あまりのストックの多さに、私が内容を忘れそうです。
 
 
 
■アルカパへ向かう (ヘンリー視点)
今日の朝食は、教会の隣にすむ爺さんも呼んできて一緒に食べることになって、テスは爺さんを呼びにいっている。
オレはシスターの手伝いをして朝食の用意をして待っているところだ。
「もう、行ってしまうなんて寂しいわ」
シスターはそう言ってため息をついている。

「ただいま」
テスが爺さんを連れて帰ってきた。
「おかえり、テっちゃん。それじゃあ朝ごはんにしましょう」
今日一日の糧があることを神に祈ってから、オレたちはのんびりと朝食をとる。
その間に、テスは昨日の夜村の奥の洞窟に行ってきたこと、そしてそこでパパスさんの残した「天空の剣」を手に入れたこと、そして遺されていた手紙の概要を伝えた。

「そうか、そんな剣があったのか。……思えば、その剣だったのだなあ」
爺さんが感慨深げに言った。
「え?」
テスが食べる手を止めて爺さんに聞き返す。
「ああ、昔な、パパスさんが『どうして自分には装備が出来ないのか』と嘆いていた物があったんじゃ。……その剣だったんだろうなあ。後にも先にも、あんなに悔しそうだったパパスさんを見るのはあれっきりじゃった」
「……そうですか」
テスは荷物と一緒においてある天空の剣に少し視線を送る。無言だった。
「でも、テスがパパスさんの遺志を継ぐ。きっとパパスさんは天国で誇らしい気持ちでいるじゃろうな」
爺さんも遠い目をした。
シスターも、何かを思い出すようにすこし視線を宙にさまよわせた。

「がんばります」
テスがぽつりと、誰に言うわけでもなく答えた。
「がんばりすぎるなよ」
爺さんはそういうと、パンに手を伸ばした。

「これからどうするの? もう旅に出るんでしょう?」
シスターがテスに尋ねる。
「アルカパにビアンカちゃんがいると思うんで、まずはアルカパに行って無事を知らせてきます。そのあとは、まあ、次々に町を巡ってみるつもりです」
「ああ、ビアンカちゃん。そうね。それがいいかもしれないわね」
「あの可愛い子じゃな。テスとようあそんどった」
「皆さん元気だったって伝えます」
テスはそういうと立ち上がった。
「ヘンリー君、用意できたら行こうね。シスター、お爺さん、ありがとう」
テスは深々と頭を下げた。
「テっちゃん、ここは何もないし、来るのはつらいかもしれないけど、また遊びに来てね。私はずっとここにいるから。旅でつらい事や苦しいことがあったら、いつでも話に来て頂戴。人に話して軽くなることもあるからね」
「わしみたいな老いぼれには、お前さんの無事を祈ることくらいしか出来ないから、せめて毎日祈らせてもらうよ」
テスはシスターと爺さんと握手して
「うん、わかった。また必ず寄るよ。どんなことになっても、ここはボクの故郷だから。……お爺さん、祈る以外にも出来るよ。ずっと長生きして。ボクが来るたび、元気でいて」
「ああ、わかったよ。がんばって長生きしよう。約束じゃ」
「私もずっとテっちゃんを待ってるからね」

オレとテスはシスターと爺さんに見送られて、サンタローズを後にした。

「ごめんね、ヘンリー君。何か湿っぽいお別れになって」
「別に。ああなるのは当たり前だろ?」
オレは笑ってみせる。
「それよりもさ、オレ早くアルカパに行きてえよ。お前の女神はすっげー可愛いみたいじゃないか」
「……だから、女神じゃないって。お姉ちゃんみたいなもんだってば」
「わかったわかった」
オレは笑いながら答える。それにしてもコイツ、自覚症状ねえなあ。ビアンカちゃんの事に話が及ぶと、すげえムキになってるのに。そう思うと笑いがこみ上げる。
「何でそんなに笑うかなあ」
テスは首をかしげ、本気で分からないという顔をした。

やっぱり面白いわ、コイツ。
 
「今度はアルカパ?」
スラリンがピョンピョン跳ねながらオレたちを見上げる。
「そうだよ、ボクの知り合いが住んでるんだ。無事だって事を知らせに行くの」
「ふーん。それが終わったら勇者探しに行くんだろ?」
「そうだよ。ピエールに聞いたんだね?」
「そう。ピエール帰ってきたらすぐ寝るんだもん、オイラさっき話聞いたばっかりだ。今度はオイラも連れてけよ、テス!」
「うん、わかった」

そんな簡単に頷いて、後知らねえぞ。

アルカパまではそれほど半日くらいで着いた。
その道中にドラキーの「どらきち」ってのが仲間になった。相変わらずテスは即答で一緒に行くことを許可した。
即答癖を直さないと、そのうちどっかで泣きを見るんじゃないかと思った。
とりあえず、オレが一緒に旅してる間はオレが気をつけておいてやろう、と思った。
 
アルカパは綺麗な町だった。
町の真ん中を川が流れていて、川には中洲があった。
教会の周りには花が咲き乱れていて、緑が多い、落ち着いているけど、活気にあふれた町だった。
「変わってないなあ」
テスはそういうと、あたりをきょろきょろと見回している。
「あの大きな宿屋がビアンカちゃんの家だよ」
「そうか。じゃあ、適当に町を見てから泊まりに行くか。とりあえず、手分けして話聞いてこようぜ。誰か伝説の勇者の話知ってるかも知れねえし」
「うん、わかった。それじゃ、夕方くらいに宿の前で落ち合おう」
テスの答えを聞いて、オレたちは一度別れた。

町の中で聞けた話は、あまり芳しくなかった。
もちろん、伝説の勇者の話なんて出なかった事もあるけど、そうじゃなくて。
ラインハットの、現実。
いい話なんか一つもなかった。

それを聞いているうちに、一つの考えが浮かび始める。

オレは、ようやく自分のやりたい事を見つけた。
いや、やるべき事を、見つけた。
 

 
というわけで、アルカパに到着。
そろそろヘンリー君が、色々と考え始めた模様。
逆にテっちゃんは脳みそフル回転、知恵熱寸前から脱出。
しばらく気楽な感じです。

そして。どらきちをゲットです。……奴は絶対関西弁を喋ると思います。
休みなく何かを話してるイメージ。スラリンとよく言い合ってるそんなイメージ。
 
■またもやRinちゃんのお家へ行ってきました。
友人少ないの。

Rinちゃんと北郎先生と三人でモノポリーでした。

……またです(笑)

さて、今回は私が早々に水色を独占、したものの北郎先生の鉄道王が強かった。そしてRinちゃんの黄色独占も強かった。

で、私初破産体験。

ゲームでは何回か経験しましたけど(苦笑)ボードでは初めてだったのよ。

やっぱりボードだと楽しいわ。
コンピュータ相手だと、負けてくるとただひたすら頭にきたけど、友達相手だと腹が立たない。
やっぱり反応が返ってくるからでしょうね。

やっぱりモノポリーは楽しいですよ。
いたストは苦手だけど(笑)

ところでその「いたスト」ようやくスライムコースを制覇。
あの魔のダーマ神殿(個人意見)をクリアです。
……次からはもっと強いのよね?
あああああ。
 
 
 
■今日は、近所の某サティでキムチを買いました。なんか、大阪の鶴橋にある、有名店の出張所みたいなかんじで。
おいしいんだ、コレが!
今大根のキムチ(カクテキだっけ?)を食べました。
ああ、おいし。

 
■明日から学校です。
うーーー。
というわけで、漢文の予習でもしますよ。
明日から日記はちょっと時間早くなりそうです。職場で書くから(笑)

 
 
■というわけで、今日はここまで。
 
 
 
■レンタル、返却に行くのを忘れてました。
がーーーーん。
というわけで、一日遅れで本日DVDを返しに行きました。
400円も延滞取られました。
1週間で400円しか取らないのに、1日で400円取るってどういう了見だ。心狭いな!
とか八つ当たり気味に思ったりしました。
 
 
 
■昨日Rinちゃんのおうちに行ったらば、お部屋がとっても綺麗になってました。もちろん、普段から遊びに行くんだからお部屋綺麗ですよ。ただ、山のように積んであった本とかそういうのがなくなっていたんですけどね。
ともかく、その綺麗っぷりがうらやましくて、本日お部屋を掃除しました。

……ところで、私のお部屋はとっても寒いのです。
暖房用品とかほぼありません。
室温7度です(マジ)
そんな中に2時間近くいたら、寒さで頭が痛くなりました。
 
それでも何とかちゃんと片付きましたよ。
教科書とか発掘できたもん。

明日から予習をします。授業は12日からだったと思う。
 
 
こんなにゲーム&夜更かしの生活を続けていたから、起きられるかどうか不安。
 
がんばろう。
 

 
■きょうはここまで。
 
 
 
■本日、現実ゲームのほうではスライムベホマズンの捕獲に成功。立て続けにサタンヘルムを二匹捕獲。
ついでにプサンを保護(笑)
水没した天空城に到達。
テっちゃん色々衰弱しそうなイベント勃発。
……なんか、メモが大変な事に。
忘れずかけるのか、時間との戦いになって来ました(笑)一日2本くらい書くか?(笑)
 
 
■サンタローズの洞窟 3 (テス視点)
沼を通り抜けたあとの道は、倒れた柱なんかがあったから、ある程度の迂回もあったけれど、案外とすんなり歩くことが出来た。
「だいぶ肌寒いな」
「参りますね」
ヘンリー君とピエールはお互い言葉すくなに歩いている。
ボクもあまりしゃべらなくなっている。
皆、緊張してるんだと思う。
お父さんの、隠れ家に辿り着く予感に。

ヘンリー君は、多分過去の後悔から。
ピエールは、多分ボクの心配から。
話せなくなっている。
緊張している。

ボクは。

この感覚は何だろう?
期待なのか、緊張なのか、悲しみなのか。
よく解らない感覚が、心臓の向こう側に詰まってる気分。

「階段です、主殿」
少し先を歩いていたピエールが、目の前の下り階段を指差す。
「今度こそ当たりだといいね」
「何回も期待してはただの洞窟だったからな」
ボクらは妙に白々しい会話をしながら、その階段を下りた。

広い空間だった。
天井が高い。
たいまつを置く台があったから、そこにたいまつを置くと、空間が全て明るく照らされた。
部屋だった。
本棚がある。
ツボや椅子がある。

「ああ、辿り着いたね」

誰に言うでもなく呟いて、部屋を見渡す。
剣の手入れする台が椅子の近くにあった。
「此処に座って手入れしてたのかなあ?」
椅子の、積もった埃をはらってから、腰掛けてみる。
がらんとした部屋。でも、たいまつの炎で暖かい色に染まっていて、妙に懐かしい気分になった。

少し目を瞑る。
此処でのお父さんが見れればいいのに。

「何か残ってないか探してみるよ。皆は休んでて」
「オレも探すって」
「手伝います」
結局皆で部屋の奥まで行ってみる事になった。
「帰り道でくたくたになっても知らないよ?」
「お前だって条件一緒だろうが」
ヘンリー君に呆れられながら、部屋の奥に辿り着く。

そこには一振りの剣と、封筒に入った手紙が置かれていた。

剣は、物凄く綺麗な装飾で、銀色の光を放っている。
厳重に、きちんと置かれている。
随分古い剣なのに、ぴかぴかに光った刀身。
「綺麗」
「ああ」
でも、この剣を使っているお父さんの姿は知らない。大切なもので普段には使わないような剣だったんだろうか?
「手紙、読んでみろよ。お前宛なんだし、もしかしたらこの剣も、お前が大人になったときにプレゼントするつもりだった、とかそういうのかも」
「だといいけどね」
ボクはヘンリー君から手紙を受け取って、その封筒を見てみた。

白い封筒。ちょっといい紙が使われている。
赤い蝋の封印には見た憶えのある紋章が入っている。確か、お父さんが使っていた剣に入っていた、紋章。
「開けるよ」
「ああ」
何だか緊張して、ボクは唾を飲み込む。
手が震えた。
中には、白い便箋。初めてちゃんとみる、お父さんの書いた字。

『テスよ。

お前がこれを読んでいるということは、何らかの理由で私は既にお前の傍にいないのだろう。
既に知っているかもしれんが、私は邪悪な手にさらわれた妻のマーサを助けるため旅をしている。
私の妻、お前の母には、とても不思議な力があった。
私にはよくわからぬが、その能力は魔界に通じるものらしい。
たぶん妻は、その能力ゆえに魔界に連れ去られたのであろう。

テスよ! 伝説の勇者を探すのだ!

私の調べた限り、魔界に入り邪悪な手から妻を取り戻せるのは 天空の武器・防具を身につけた勇者だけなのだ。
私は世界中を旅して天空のつるぎを見つけることができた。
しかしいまだ伝説の勇者は見つからぬ……。

テスよ! 残りの防具を探し出し、勇者を見つけわが妻マーサを助け出すのだ。

頼んだぞテス!』

ボクは何回もその文面を読み返す。
多分、ここにおいてあるのはその天空の剣って奴なんだろう。
勇者にしか装備できないって書いてある。
勇者が見つからないって書いてあるということは、きっと、お父さんには装備できなかったんだ……。

どんな気分だっただろう?
本当は、自分の力で助けたいだろうに、剣に否定されてしまって。

ボクは、天空の剣を手にとって振ってみる。
重い。
コレまで持った、どんなものよりも重い。
たった1本の剣なのに。
「……重い。ダメだね、コレは」
期待してみていたヘンリー君ががっくりしたような顔をした。
「実はひょっとしたらお前なら……って思ってたんだけど」
「そんなに都合のいいもんじゃないよ。お父さんがダメなのにボクが平気なわけないじゃない」
ボクはその剣をとりあえず背中に背負った。
「さ、行こうよ。夜が明ける前にピエールを村の外まで連れて行かなきゃ。……やることはわかったんだし」
「魔界に天空の剣に伝説の勇者か……。まったく途方もない話だぜ。だがあの手紙を読んだからには天空の防具と勇者を探すんだろう?」
「うん、そうなるね」
「それにしてもお前の親父さんがこんな手紙を残してたなんて……。ひょっとしたら遠からず自分に何かが起こるような予感があったのかもしれないな。それだけキチンと隣り合わせの旅をしてたってことか……」
「どんどん魔物が凶暴になっていってるって言ってたしね。ある程度の覚悟はあったんだろうと思うよ。……もちろん、力を貸してくれる魔物もいるから、一概にキケンっていえないけど」
ピエールがボクにちょっとだけ頭を下げた。
「じゃあ、帰ろう」

村に戻って、夜のうちにピエールは村の外に戻っていった。
ボクらは教会にそっと戻って、少し眠る事にした。
「ヘンリー君、明日の朝、隣のお爺さんにお父さんの事を伝えたら、行きたいところがあるんだ」
「次はドコだ?」
「アルカパ。ビアンカちゃんが住んでるはずだから、無事だって伝えに行きたいんだ。たぶん、心配くらいはしてくれてるから」
「お前の女神様な。ああ、会いに行こうぜ」
「だから女神とか、そういうんじゃないってば」
「照れるなてれるな」
「そういんじゃないってばー」

やるべき事が決まるって言うのは、ホッとするんだって、初めて知った。
ビアンカちゃん、元気だといいな。
そう思いながら、ボクは短い眠りにつく。


 
そういうわけで、サンタローズに別れを告げます。
テっちゃんが、どんどん悩みキャラになってきて、そのうち思考の渦に巻かれて知恵熱でもだすんじゃないかなって思います。
 
■本日はRinちゃんのお家に行って、二人で「いたスト」をしました。相変わらずキャラクタは増えてないですよ(笑)

一戦目はアレフガルド。
私がビアンカちゃん、Rinちゃんがスライム。COMがライアンさんとビビちゃん。
時間があまりなかったので、目標金額は1万Gです。
ライアンさんが1位でした。
……不慣れ二人がやってるんだから、まあ、仕方ない。

二戦目は世界樹。やっぱり目標は1万G。
私がクラウド、Rinちゃんがエアリス。COMがビアンカちゃんとフローラさんです。
まあ、つまりビアンカちゃんとフローラさんを見てみようという企画でした。自分で使うと台詞聞けないからさ。

COMのビアンカちゃんは可愛さを前面に押し出した素敵なキャラクタ設定でした。元気で、明るくて。怒った顔も可愛かった(まあ、半分はテっちゃんとのシンクロからの惚れた弱みもあると思う)
しかし。
フローラさんですよ。
噂で「怖い」とは聞いていました。
攻略本を見る限り、「かなり黒い」とは思っておりました。
実際は。
……こわ!!!
「これ以上お金持ちになってもしかたないのですけれど」
「5倍買いをしたらクラウドさんはどんな顔をするかしら」
「お金の神様がダイスに言うことを聞かせてくれるわ」
etc・・・

黒フローラ降臨。
テっちゃん、結婚しなくて正解だったよ。

「こういうキャラ設定、いいのかなあ」
ってRinちゃんは言っていましたが、監修は堀井雄二さんだし、まあ、こういう設定だったんでしょうね。
DQ5のフローラさんは白属性っぽい気がしてたんですけどね。
気だけだったのかもね。

弟のDQ5のデータを見る限り(弟の主人公はフローラさんと結婚した)フローラさんはただの天然ボケっぽかったのになあ。
 
 
 
■きょうはここまで。
あんまり書くほどの事はしてないの。
 
 
 
■サンタローズの洞窟の話に差し掛かりました。
一体どんな洞窟だったかなあ、ってRinちゃんのお家で攻略本を見せてもらいました。ゲームやれって話ですか?
……それにしても。
どうやって書くんだよー。こんなからくり洞窟ー!(苦笑)
 
 

■サンタローズの洞窟 2 (テス視点)
洞窟の中に入って最初の階段を下りた所には、神殿でつかうような柱が何本も立っていた。もしかしたら、単に宝石採掘の後なだけではなくて、何かの祈りの場所だったのかもしれないな、と思った。
「それにしても、広そうだなあ」
階段を下りてすぐ、広がる洞窟の見えない先を見据えてヘンリー君がうんざりという。
「しかもボクらが探すのは何せ隠れ家だから。この広い洞窟の奥の奥だろうね」
ボクもさすがにすこしうんざりして答える。
相変わらず、この洞窟はじめっとしてるのに、どこか肌寒い。

三人で歩くと、足音が妙に反響して聞こえる。小さい頃一人で歩いた時は、まあこっち側じゃなかったけど、この反響が面白かったんだっけ。大声上げて歩いたりしたことを思い出す。

……無謀だったなぁ。

内心笑いそうな気分になって、気を引き締める。
「どうされました? 主殿?」
「ううん、なんでもない」
ああ、ちょっと集中しなきゃ。結構複雑なつくりだから、気を抜いてたら帰り道が解らなくなるかもしれない。

何度か角をまがり、階段を下りる。
洞窟だけあって、かなりの魔物に襲撃を受ける。
「さすがに多いな」
「仕方ないとはいえ、ちょっと疲れるね」
「お前仲間増えそうにないか?」
「うーん、手応えがないや」
首をかしげて、額の汗をぬぐう。
「主殿、すこし休みましょう」
ピエールの提案を受けて、ボクは頷く。
「そうだね」

少し広くて見通しの良いところで、ボクらは座って休憩時間をとった。
ボクはヘンリー君やピエールの力を借りてここを歩いている。
でも、お父さんは一人で歩いて奥のほうまで歩いて行っていた。
子供心に、強くて格好良いお父さんだったけど、今振り返るとその強さを本当にひしひしと感じる。

優しくて、強くて。
本当に心が広くて、まっすぐで。

ボクは、お父さんに追いつく日はくるんだろうか?
天井を見つめて、すこし考える。
もっと、いろんなことを聞いておくんだったな。
毎日家から飛び出して遊んだりしないで、いろんな話を聞いて、いろんなことを学べばよかった。

「テス、大丈夫か?」

ヘンリー君の言葉で我に帰る。
「うん、大丈夫」
「あんまり寝てないとかじゃないだろうな?」
「違うよ。……ちょっと考え事」
「オレが力になれる事だったら言ってくれよ?」
「うん、もちろん」
にっこり笑って答える。
……うまく笑えてるかよく解らないけど。
「さ、行こうか」

「おかしいなあ」
ボクは首をひねる。
「あの階段、見えてるけどいけないよね。色んな道試してみたけど、どれも続いてない」
書いていたメモをヘンリー君とピエールに見せながら説明する。
「ああ、あの沼の向こうの奴か? 本当だ、道つながってないな」
ヘンリー君もそっちの方面を見る。沼の向こうに階段がある。ただし、どの道もその階段には通じていなかった。
「沼を渡れ、ということでしょうか?」
ピエールも首をひねる。
「深さがわからないから、下手にいけないよね」
しばらく沼の方を見ながら考える。
この上の階で、見落とした階段でもあったのかもしれない。
「ねえ、ちょっと戻ってみようよ。階段を見逃したかも」
「そうだな。どうせこの階では何にも出来そうにないしな」
ボクとヘンリー君はため息をついてから、来た道を戻ってもう一度その階を見て回った。
「やっぱりないぞ?」
ヘンリー君がため息をつく。
「あの沼、泳ぐか?」
そんな言葉を聴きながら、ボクは目の前にある、広い部屋をしばらく見つめていた。
「あのさ、下の階の沼、この広い部屋のちょうど下じゃなかった?」
「ああ、そのくらいだったかも」
ちょっと歩いてみると、変な感覚と変な音がする。
「なんかさ、この部屋の床、さっきからなんか土が落ちてる感じがするんだよね」
「そういえば、音がしてますね」
「下の沼、埋まってたりしてな」

……。

「ヘンリー君、それかも!」
ボクらは「違ってたら沼を泳げばいい」と覚悟を決めて、その広い部屋の床を全部踏み押さえて、それから下の階に戻ってみた。

沼は無くなってた。

「ヘンリー君、大当たり」
「おう、尊び敬え」
ボクらは沼だったところを渡って、見えていた階段を下りた。

もうすぐ、何かがあるんだと思う。
何か、そんな手応えのようなものを感じながら、ボクは先を急いだ。
 
 


 
なんとか沼を渡りましたよ。ふふ。カラクリはこれからも沢山あるから、その度に書き方を考えなきゃいけないんだろうなあ。
……困ったなあ。
まあ、続きを頑張ります。

あ、現在のゲームは多少進んで、ブオーンを倒して、天空の塔をてっぺんまで登ったところです。マグマの杖を持って次に進みます。
頑張ろう。
 
 

水槽異変

2005年1月7日 適当な日々
■どうやらエビが二匹とも相次いで死んだみたいだ。
……未確認情報ですが。

一匹は完全に動きを止めていました。
1日同じところにじっとしてましたから、多分ダメだったんだと思うんですけど。
今日見たら、その場にいないんですよ。
生き返ったのかな?

もう一匹はもっと不可解です。
ウチの水槽にはヒーターが入っていて、26度設定になってるんですけど。
茹で上げられたように赤くなって水槽の底に沈んでた。
コレは、まあ、お亡くなりになったんでしょう。
今日見たら、半身なかった。絶対食われた。

……エビは初挑戦だからよくわかんない。
もう飼わない。水草食べるし。
あんまりコケ食べてくれない感じだったし。

 
ま、ともかく御冥福は祈りたい。
 
 

■今日はここまで。
 
 

  
■そういえば「いたスト」
もうダメだ……。私あのゲーム向いてない。無理。
 
 
 
■サンタローズの洞窟 (ピエール視点)
「ピエール、いる?」
もう日も沈む、という頃ようやく主殿が帰ってきた。
「なつかしの故郷はどうでしたか?」
「うん、自分で確かめたらいいよ」
「村の人が驚くから外で待っていて、ではなかったですか?」
確か、昨日の昼間主殿が村に入る時そういったと記憶している。
それからほぼ2日たってようやく帰ってきたかと思うと、全く意味の解らないことを言う。
出会って1週間くらいたつが、主殿のことはまだいまいちよく解らない。なんというか、そう、とらえどころがない。
今だって、何かに気をとられているのだろう、目は真剣で気はそぞろといった感じだ。
こうなると、主殿はとたんに説明が下手になる。普段の頭のよさがウソのようだ。

私が困っているのに、ようやく気付いたのか主殿が説明を始める。
「ええとねえ、村の奥に洞窟があるんだけど、そこに行きたいんだ。ちょっとボクとヘンリー君だけじゃ大変そうだから、ピエールについてきて欲しいんだ」
相変わらず、話し方がのんびりしているので
「えー! ピエールだけかよ! オイラはー」
とたんにスラリン殿が不満そうな声をあげる。
「スラリンはこのまま此処で馬車を見張っててよ」
「またかよー」
あきらめきったようにスラリン殿がため息をついた。
「もうチョットしたら夜中になって村の人寝ちゃうから、その頃また迎えに来る」
「解りました」

月が空の頂上に昇るころ、主殿が足音をあまりたてずにやってきた。
「ヘンリー君は入り口で待ってくれてる。みんな、あとは頼むからね」
「わかったよぅー」
スラリン殿が不満そうに答え、ブラウン殿が頷く。それを主殿は確認して頷くと、私を伴って村に入った。

村は、荒れていた。
主殿に聞いていた話しと、まるで違う。
「主殿、これは……」
「まあ、ボクがいなかった間にいろいろあったんだよ。ヘンリー君には聞いちゃダメだからね」
主殿はそれだけ言って、井戸の傍にある家をじっと見つめた。
「……ヘンリー殿が関わっているのですか?」
「ヘンリー君がいた国が関わってるんだよ。ヘンリー君がどうこうしたわけじゃないんだけど、かなり参ってるから、絶対聞いちゃダメだよ」
私の肩をぽんっと軽く叩いて、主殿は歩き出す。その背中に私は
「解りました」
とだけ答える。私は、そして我々モンスターの仲間は、まだ主殿の過去を分かち合うだけの時間は過ごせていない。

それが、今は歯がゆかった。

このひとは。
私達を信用していないのではない。
ただ、辛いことや苦労したことを、人に言うのが嫌いなのだ。
その時間を抱えるのは、自分ひとりにしたい人なのだ。
もしかしたら、一生言わないつもりかもしれない。

しかし。
私はソレを聞きたい。そして、その過去を軽くする手伝いをしたい。
ソレが無理なら、
今から起こる困難を少しでも軽くしたい。
その気持ちを心に抱いて、私は主殿の後に続く。
 
その洞窟は、村の奥にぽっかりと口を開けていた。
入り口前にはヘンリー殿が立っている。
「おまたせー」
「遅かったな」
「足音立てないように気をつけてたら、早くは歩けないよ」
「ま、そうだな」
「じゃ、行きますか」

入り口近くに泊めてあったイカダに乗って、私達は洞窟の中に入った。
「お父さんが昔、此処に何かを隠しに来てたみたいなんだよ。どうやら隠れ家があったみたいでね。もしかしたら何か置いてないかなって思ってね。……考えてみれば、お父さんは何かを探して旅をしてた。でもボクは何を探していたのか知らない。手がかりくらいは、置いてくれてるかもしれないでしょ」
イカダの上で、主殿は私に今回の洞窟探検の事を説明してくれた。
「なるほど。では主殿の父上の隠れ家を探すのが目的ですね?」
「うん、そうだよ」
ヘンリー殿は黙々とイカダをこいでくれている。何だか痛々しい。
主殿が、左手の方の空間を指差した。
「向こうの方の洞窟はね、行ってみた事があるんだ。そっちには何もないのは間違いないよ」
「いつ行ったんだよ?」
ヘンリー殿が聞くと、主殿は
「ん? ああ、6歳の時」
「まあ、このあたりなら魔物も強くないし冒険ごっこにはうってつけの場所だろうな。でもよく叱られなかったな」
「夕食までには戻ってたから気付かれてなかったか、信用されてたかのどっちかだよ」
「信用されてたんだろうよ」
ヘンリー殿は苦笑してイカダをとめた。
「下りる階段だ」
指差した先に、下り階段があった。
「さあ、気を引き締めていこう」

階段を下りると、入り口の様子から想像つかないほど広い洞窟が広がっていた。
「サンタローズは綺麗な宝石とか採れてたらしいから、そのあとかもしれないね。ほら、たいまつを置く所があるし、ちゃんとした階段だし。人の手が入った洞窟だよ」
主殿は壁を指差して言う。
「だったら結構わかりやすいかもな」
「だといいけど。何せ隠れ家だからねえ」
「あ、そうか……」

「まあ、きっと見つけられるよ」

主殿の言葉で私達は歩き出す。
この奥に何が待っているのか。

出来れば主殿にやさしい出来事であれば、と思う。
 
 
 


 
実際にはピエール引き連れて村に入るけどね。
一応テっちゃんもヘンリー君もその辺りは考えて、村の外においてきていると思うの。
そういう感じで進めてます。

PS2版では4人パーティで遊べるのに、戦力不足で(スライムとかブラウニーを信用しなかった私)3人パーティで行きました。

 
■PS版から好きだったのよ。分身生活。
http://www.althi.com/

ほうっておくと金遣いが荒いです(笑)
明日起動したらどうなってるか楽しみ。
無心にのめりこみます。
でも弟と一緒にやってる。
背後がたまに入れ替わるのです。

いいの、PLさんと交流してないから。 
 
 
■今日はここまで。
 
  
 
■実際のゲームのほうは、今からエルヘブンへ行くところです。
弟のデータで見たところ、エルヘブンの街自体で迷いそうです。
……いや、それ以前にエルヘブンってどうやっていくんだったっけ?
 
 
 
■サンタローズ 2 (ヘンリー視点)
夜の教会はしんとしてた。静かな夜。
向こうのほうからテスの寝息が聞こえてくる。

眠れなかった。

子どものころの自分がここにいたらひっぱたいてやりたい。
なんてわがままで傲慢だったんだろう。

何度だって夢を見る。
パパスさんが死んでしまったときの事を。
あのあとの、死んだようなテスを。

あの日。
パパスさんとテスが初めて来た日。
仲がよさそうな二人が、うらやましくてねたましくて。
ちょっと困らせたかったんだ。
それで、隠し階段を使って隠れて。

本当は、そのあと、どうしたかったんだろう?

どうせ見つかって怒られるのに。
怒られたかったんだろうか。
もう、今になっては思い出せないけれど。

そんなちょっとした気持ちがパパスさんを殺して、テスを不幸にして。
そして、テスの故郷をなくさせた。

それだけじゃない。

故郷に住んでた、何の関係ない人たちを巻き込んだ。

オレに一体、どんな権限があったっていうんだ?
「まだくじけるには早いよ」
テスはそういっただけだったけど。
もう、十分くじけていいんじゃないか?
本当は、お前、オレの事、恨んでるんじゃないか?

もう、死んでしまいたい気分だ。

「……」
天井を見つめる。吹き抜けで、屋根の三角形が逆に奈落へ続く穴に見えた。

どのくらいたっただろうか?
テスが起き上がって、ゆっくりと歩いて外に出て行った。
すこし時間を置いて、そのあとをつけてみる。

テスは、自分の家だったという廃墟に一直線に歩いていく。
「……」
無言で暫くその家を見つめていて、そのあと柱を抱きしめた。
「ただいま」
小さな声で呟いて。
柱の一部を剣で削り取っって、布で包んでから懐に入れた。

振り返ったテスと目が合った。

「あれ、ヘンリー君、眠れなかった?」
「眠れるか」
「……まあねえ」
「お前こそ、眠れなかったのか?」
「寝てたよ、目が覚めて、思いついてきてみただけ。風邪引かないうちにもどろうよ」

「テス」
「何?」

「この村がこんな風になったのは、オレのせいだと思ってるだろ」

テスがオレの目をじっと見た。
ちょうどテスの背後に満月がかかってて、妙に神々しく見えた。

「全然」

テスは「何言ってるのヘンリー君」みたいな顔をして、本当に呆れたような顔をしてから、きっぱりとそういった。

「気、つかってくれてサンキュー」
「そんなんじゃないって。ああ、もう」
テスは大げさにため息をついて見せた。

「あのね、ヘンリー君も被害者なんだよ、その辺わかってていってるの? もしね、ヘンリー君が命令してボクをドレイとして売り払った、とかだったらもちろんヘンリー君の事恨むよ。ヘンリー君の命令で村がこうなったんなら、ヘンリー君の事憎むよ。でも違うでしょ? ヘンリー君がドレイとして売り払われて、ボクはたまたま傍にいて巻き込まれたの。勘違いしちゃいけないよ、ヘンリー君。ヘンリー君とボクを不幸にしたのは、ヘンリー君のせいじゃないの。ヘンリー君のいたずらは、たまたま相手に隙をあたえただけなの。ヘンリー君がお父さんを信用してくれなかったのはちょっと寂しいけど、それはちょっとした運の問題だよ。いい? この村を滅ぼしたのも、ボクを不幸にしたのも、お父さんを殺したのも、全部ヘンリー君じゃないの。全然別の人なの」
「……」
「ボクはね、ヘンリー君の事好きだよ。ボクが死にそうな時とか、ドレイの時大変だった時とか、守ってくれたりかばってくれたのはヘンリー君だったよ。ヘンリー君がいてくれたから、ボクは生きていられるの。だからねえ、変なこと考えないでね」
「変なことって、なんだよ」

「死んでお詫びを、とか」

「……考えるかよ」
声がかすれたのが自分でも解る。そうさ、考えたさ。

「けどね」
テスはオレをしっかりと見てからきっぱりといった。
「ヘンリー君には悪いけど、ラインハットを好きになることはないから」

「好きになれなんて言わない」
「うん。……もどろう、寒いから」
「ああ、そうだな」

次の日、起きたらもうテスは起きていた。あの寝坊のテスに負けたのがちょっと悔しい。

「テっちゃん、思い出したんだけど。ラインハットへ行く前、暫くパパスさんは村で何かやってなかったかしら。ほら、隣のおじいちゃんのお家へ毎日通ってたでしょ? おじいちゃん、覚えてる?」
朝食の時、シスターがそう言い出した。
「あ、うん。確か、お父さんのジャマをしちゃいけないって言われたよ」
「おじいちゃんに聞いてみたらどうかしら? まだ元気でいらっしゃるから」
「まだ元気なんだ! うわ、会いたい。有難うシスター。朝ごはん食べたら行ってみる」
「ええ、そうしてみて」

何かを決めたら一直線なのが、テスのいいところであり悪いところであると思う。朝食がおわると、さっさと出かける用意をして、外に出て行く。
「ヘンリー君、ハヤクね」
「わかったわかった、ちょっと待っててくれ」
「うん、ハヤクね」
テスはうずうずとドアの外で待っている。
「気をつけて行ってきてくださいね」
シスターはにこにことオレに言う。
このひとは、オレが何者か知らないからこんなに笑っていられるのだろうと思う。
せめて、この人には、オレの事言った方がいいと思った。
「あの、シスター、オレ……」
「早く行かないとおいていかれますよ? テっちゃん、結構足が速いから」
「オレの名前……」
「ヘンリーさんでしょう? テっちゃんが何度も呼んでました。テっちゃんが貴方を許しています。そして貴方が苦労をしたのもわかります。憎むのは簡単ですが、許すのは難しいことです。私はこれでも神に仕える身。ですから、私は何も申しません」

「ありがとう」

外に出ると、テスはもう隣の爺さんの家の前にいた。
「ヘンリー君、はやくー!」
「おー、待ってろよー、今いく!」


 
ヘンリー君、心が軽くなる、の巻。
実際「俺のせいで村がこうなったと思ってるだろ?」ってゲーム中に聞かれました。
そういう風に考えるテっちゃんは存在しないよ、ヘンリー君。
 
 
ヘンリー君も大変だったんだねえ、とちょっとホロリとしたよ。
 

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