■弟はこの日記を読んでこそいませんが、書いているのを知っています。それで青年前期が終わったことを報告。
「いやー、ようやくテスが石になったよ」
「へー。何回くらい?」
「143回。一日原稿用紙5枚くらいかな?」
「……原稿用紙500枚以上!? あんた何やってんの!?」

換算されて気付きました。
ほんと、何やってるんでしょう。

一日一時間も書いていれば、こんなにかけたのか……。
オリジナル書いたら、今頃投稿できてたってこと?
……うわぁ(遠い目)

 
■はじまる不幸
グランバニアの玉座の間では、国の主だった者達があつまり、気が気でない時間をすごしていた。
王が信頼する仲間とともに出かけてから、もう一週間近くが立とうとしている。各地に放った兵も、次々と成果を上げられないまま帰還してきていた。
王も、王妃も見つからない。
オジロンはいらいらと歩き回りながら声を荒げる。
「ええいっ! テス王の行方はまだわからんのかっ!?」
温厚でコレまで声を荒げたところなど見せたことの無かったオジロンの苛立ちに、周囲の兵達は気圧される。
兵士長がなんとか一歩前へ踏み出し、成果を告げる。
「は……はい……。国中の兵士に探させておりますが、いまだ……」
オジロンは大きくため息をついた。
「それにしても大臣までいなくなるとはっ! 全くもって何がどうなっているのか……」
オジロンは大臣を信頼していた。その彼が姿を消したことも、オジロンを苛立たせる。
一体何が起こっているのか。本当に分からなかった。
「オ……オジロン様!」
一人の兵士が転がり込むように部屋の中へ入ってきた。
「はるか北の教会で王のお姿を見た者が!!」
その声に部屋に居たものは全員、はっとして兵士を見つめる。
「なんと! テス王を見た者がいたと申すかっ!?」
「はっ!」
兵士は頭を下げて返事をする。
オジロンの目に力が戻った。
「よし! 皆の者! 北の地じゃ! 北の地をくまなく調べるのじゃ! どんな些細な事でも見逃すでないぞ! さあ行けいっ!」
その声に、辺りに居た兵士たちが駆け足で慌しく部屋を出て行く。
「テス王も王妃も ご無事でおられると良いが……」
そういって、オジロンが天井を見上げた時だった。
突然、玉座で眠っていた二人の赤子が大声を上げて泣き出した。
王と王妃がのこしていった二人の子どもは、持ち主が消えた玉座で、それでも親のぬくもりを感じるようにと寝かされていたのだ。
その子ども達が、いきなり泣き出す。
あまりの泣き方に、サンチョは驚いて玉座に駆け寄った。
「おお! ソル様マァル様、どうなさいました!」
そっとソルを抱き上げ、サンチョはあやし始める。
同じ様にマァルを抱き上げ、彼らを守り抜いた女官も首をかしげる。
「まあまあ! こんなにお泣きになるなんて初めてですわ。もしやテス王と王妃さまの身に何か……」
思わず顔を曇らせる女官を、オジロンはたしなめる。
「これ! めったな事を言うでないぞ」
サンチョもそれに同意した。
「そうですとも! お二人はきっとご無事でございます! ですからソル様もマァル様もどうかご安心を……。父上と母上はきっと帰ってきます。帰ってきますとも!」
彼は腕の中の赤子に優しい目を向けた。
「おお、よしよしよし……」
あやしながら天を仰ぐ。
本当は厭な予感がして仕方がないのだ。
余りにも似すぎている状況に。
それを打ち消すことだけで、精一杯だった。

 
 
同じ頃。
グランバニアから遠く北に離れた土地で、競売が始まっていた。
壊れた遺跡で行われるこの競売は、もちろん正規のものではない。
盗品や真贋の不確かなもの、本来ならば売られるはずの無いもの、そういうものが売られるわけありの競売だった。
ここで売買されたものについては、来歴も行き先も告げられない。売り手も買い手も、商品については口を閉ざすのがルールだった。

男は、この競売に来るのは久しぶりだった。
家族や使用人たちは、ここの競売に来ることを嫌がっている。
出かけることも、物を買うことも危険だからだ。男も危険なことは承知していた。しかし、それを凌駕するだけの魅力的な品が出品されることもまた、事実だった。

男は長く続けられている競売を静かに見守っている。
お披露目で見せられた品に、気に入ったものがあった。
生きているかのような見事な石像だった。あれになら、幾らかけてもかまわない。そのために、他の品は全て見送ってきたのだ。
舞台に若い男が二人上ってくる。
目当ての品が出品された。
何度見ても美しい。本当に精巧な石像だった。
美しい青年と女性の像が舞台上にのせられる。一対だとなお良かったのだが、女性像には既に決まった買い手がいるらしい。男のほうだけが売りに出ていた。
男は気を取り直す。対で無くても、石像は価値を落とさないだろう。

「さあさあいよいよ今日の1番の売り物だよ!」
舞台の男が声を張り上げる。
男は落ち着くために深呼吸した。
何が何でも競り落とす。
「どうだい! 見事な石像だろう! これほどの物はめったによそじゃ手に入らないぜ! さあ一万ゴールドからだ! 一万ゴールド!」
舞台上の男の声に、男は少し眉を寄せる。
スタートは思ったより高かった。
しかし、石像の価値に比べるとかなり安い。
芸術の分からない男だ、と舞台上の男を心の中で批判する。
「12000!」
声が上がった。
まだだ、と男は思う。まだ声をあげるには早い。
「おっときたぜ! 12000! 12000! 他にないかっ?」
舞台上の男はキョロキョロと客席を見回す。
その動作に釣られたように老人が手を挙げた。
「15000じゃ!」
少し辺りがざわめいた。
舞台の男は嬉しそうな声をあげる。
「よ! じいさんお目が高い! さあ15000だよ! 15000!  15000……」
「16000!」
「おっと出ました16000! もうないかっ? 16000! 16000……! 早くしないと買われちまうよ! めったに手に入らない見事な芸術品だ! その上この石像は幸運を呼ぶという予言つき! さあさあ買わなきゃ損だよ!」
幸運を呼ぶなどということは今初めて聞いたが、そんなことはどうでも良かった。芸術品のあの石像の価値に比べて、意味は無いように思える。
この辺りが潮時だろう、と男は考えた。
そして手を挙げる。
「20000!」
「20000! よーし売ったあっ!」
男はあの芸術品が手に入った事に満足する。
「お客さんいい買い物をしたね。じゃあ支払いはそこの男によろしくたのむよ」
若い方の男がニコニコと自分を見るのをみて、男は微笑み返した。
そして声を張り上げていた方に金を渡す。
「確かに20000ゴールド受け取ったぜ。さあ持っていってくんな! みんなありがとうよ! オレたちお宝兄弟の売り物は これでおしまいだ!」
男は石像を受け取ると、すぐに帰る支度を始める。
その耳に売り手の兄弟の声が聞えてきた。
「あれれ? 兄さん。もう一つの石像は売らなくてよかったの?」
「ああ、こっちはちょっとしたあてがあってな」
「ふーん」
一体どこに売られていくのかしらないが、やはり対で欲しかった、そう思って男は振り返る。
みつあみの髪をした美しい女性の像は、自分の買った男の像を見ているような気がした。

その目は寂しげに見えた。

 
■やっぱり三人称は苦手な気がした今回。
双子まであとちょっと!がんばれ私!
■今日の本
ISBN:4088738284 コミック 岸本斉史 集英社 2005/06/03 ¥410

「中身は全く成長しとらんのかィおのれは!!
二年ちょっとぶりに会って たった二分ちょいで突っ込み入れさせんな コラ!!
さっきお前にキラキラ乙女心はどこ持ってきゃいいんだァ!!
あァ!!
なんか少し寂しいわけあるかァア!!」

……サクラちゃん、ガラわるくなったよね。
こっちのほうが好きよ(笑)

ちうわけで28巻。
まだまだ続きそうですね。こんなに続けて買ってるのは珍しいなあと自分で自分に思っちゃいますよ。

今回は「風影」様編。(ちょっと嘘)
暁の活動が派手になってきました。新しい人がいっぱい出てきて……人が多いの苦手なのに……。
まあ、まだなんとかついて行ってます。
 
今回は砂の三兄弟が仲良しなのと、我愛羅ちゃんが落ち着いていて責任感を持っていたことにホロリ。
うん、細かいところまでちゃんとかいてていいぞ、岸本!(知り合いみたいに……)

 
シカマルも出てきたしね!

 
ところで。

あのネジ兄さんは許容範囲外。
駄目だ駄目だよネジ兄さん!
可愛くなくなっちゃって!!!!
あああ、嫌だ!あんなネジ兄さん嫌!!!

次回が活躍どころみたいなんだけど。
……岸本!衣装チェンジプリーズ!!!
■今日の本
ISBN:4062750775 文庫 有栖川有栖 講談社 2005/05 ¥790
今だからこそ問う真正面の「本格」!

マレー半島を訪れた推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!外部へと通じるあらゆる隙間をテープで封印されたトレーラーハウス内の死体。この「完璧な密室」の謎を火村の推理は見事切り伏せられるのか?真正面から「本格」に挑んだ、これぞ有栖川本格の金字塔!

「再び脱帽しよう。――その邪悪さに」

心の三大助教授のひとり、火村英生先生の最新作(文庫で)ですよ!
あああ、もう、やっぱ格好いいよ火村先生!
あ、どうでもいいですが他の二人の助教授はもちろん、犀川創平と湯川学です。

閑話休題。

 
というわけで、「マレー鉄道の謎」です。
鉄道を使った時刻表ミステリではないです。
マレー鉄道で起こった事故をきっかけに発展するから、そんな名前がついているのですよ。

今回は分厚い本で苦戦しました。(火村先生はいつも短編に登場するのでこんな長編で読むのは久しぶり)
最初の殺人まではかなり間があって、しばらくはマレー半島の風土とか観光みたいな感じでやわらかに読むことができます。
綺麗だろうな、蛍の川。行ってみたい。
火村先生とアリスが訪れるのも綺麗な土地で、いいところっぽかった。旅行は嫌いだけど、旅行っていいなと思えるほどに。
で。
殺人が起こってからはかなり展開がスリリング。
帰国時間が決まってるから、タイムリミットがあるし、それなのにどんどん事件が膨らんで沢山連続で殺されるし。
次から次へ話がすすんで、しかも二人の友人まで疑われるようになる。
……うん、凄く面白かった。

殺人者に向き合う火村先生は相変わらず刃物で、この人やっぱり、どこか大変なものを抱えてるんだろうなと思いましたよ。今回が一番キレてたんじゃないかな?
普段のアリスとの掛け合いとどたばたが嘘みたいだもんね。
この人も境界線上の人なんだろうな。
それなのに、お話が冷たい印象にならないのは、アリスのおかげだと思う。
この二人はいいコンビですよ、やっぱり。

大好きだ。


15冊目/100冊
■ここのところ、ずっとドラクエの音楽を聴いていまして。
久しぶりに7の曲を聞いたのですよ。
7は借りてやったんですけど、ほとんど記憶が残らなかったという作品で(好きな人ごめんなさい)曲も「なんか暗い」という理由であんまり聴かなかったんですけど。

久しぶりに聞いたら、イイんじゃないの? とか思いました。

でもどこでかかってた曲だったかとか全然やっぱり覚えてないし、もう一回7をやろうとも思わないし。
……第一セーブデータがどこ行ったかわからん。

 
■破滅の足音 8 (テス視点)
ジャミの叫び声に応えるように、ゲマが目の前に現れる。
薄暗い空中から染み出すように現れたゲマは、ボクたちを見てひとしきり嗤った。
そして、大きく手をこちらに突き出す。
風が巻き起こって、後ろに吹き抜けていく。
ゲレゲレのうなり声にボクは慌てて後ろを振り返る。
見ると、三人がふわりと宙に浮いていて。
そして次の瞬間目の前から消えた。
「!!!」
ボクは再びゲマに向き直る。
「人間に力を貸す魔物が居るとは聞いていましたが、まさかあなたに力を貸しているとは……」
そういってまたひとしきり嗤う。
「人間側に堕ちたとはいえ、同胞です。殺しはしません。ただ邪魔だったから外へ行ってもらっただけですよ」
そういうと、ゲマは視線をボクからビアンカちゃんに移した。
「それにしても。まさかあなたが勇者の子孫だったとは……」
ビアンカちゃんは茫然と、自分自身を指差した。
「私が……勇者の子孫?」
首を傾げて困惑している。
ゲマは大袈裟にため息をついて見せた。
「ミルドラース様の予言では、勇者の子孫は高貴な身分にあるとのことでした。その予言に従い、かねてより目ぼしい子供をさらっていたのですが……。どうやらその子供……伝説の勇者はお前の血筋により、これから生まれてくるのでしょう。しかしそれだけは、させるわけにはいきません」
にいぃ、とゲマは嫌な笑みを浮かべた。

あの時のように。

目もくらむような青い光が渦巻いて、ボクらを飲み込み始める。
「……!」
体が動かなくなっていた。
ボクは悔しさに歯軋りしながらゲマをにらむ。
その様をみて、ゲマはまた嗤った。
嫌な声で。
「石になる気分はどうですか?」
そう言われてボクは思わず自分の足を見る。
つま先から、徐々に自分の体が石の色に変わっていっていた。

胸の奥のほうが、重い。冷たい。

ビアンカちゃんを見ると、やっぱり同じように石になってきている。
ビアンカちゃんがこっちを見た。
不安そうな瞳で。
「ビアンカちゃん……!」
ボクは何とか声を絞り出して、手を動かそうとした。

腕はもう、石になって動かない。

「……!」
声が出なくなる。

動け。
ボクの腕。
動いた後は折れたっていい。
手を伸ばせ。
ちょっと手を伸ばせば届くところに、ビアンカちゃんが居るのに。

動けよ!

「ほっほっほっ。一息に殺してしまっては面白くないでしょう? その身体で世界の終わりをゆっくり眺めなさい。ほーっほっほっほ!」
ゲマの嗤い声が耳の奥でこだまする。
ボクはもう、石になっていて動く事ができない。

 
ボクはまた
ゲマのせいで
大事な家族を

 
失った。

やがて恐ろしいほどの静寂がやってきた。
ゲマが居なくなったのがわかる。
石になっても、周りのことはぼんやりとわかった。
ビアンカちゃんはすぐそばにいる。
けど、もうお互い話すことも触れる事もできない。

なにも、できない。

何もできないのに、周りのことがわかって、色々と考える事ができる。
コレまで知っていた、どんな拷問よりも一番辛く厳しい事だった。

ビアンカちゃんも同じ目に隣であっている。
何よりもそれが一番辛かった。

 
どのくらい時間がたったのだろう。
物凄く短かったような、長かったような、奇妙な感覚だった。
人の声がして、ボクの意識は浮上する。
「なんでい! 宝があるって聞いたのにそんなものねえぞ!」
イラついた男の声。
ああ、下で会った宝探しの兄弟だろう。
宝なんて何もないのに。
ここにあるのは、絶望だけだったのに。
「うわー……。立派な石像だなあ。まるで生きてるみたいだよ」
弟のほうだろうか?
少し頼りない、間の抜けたような声を上げてボクを見上げている。
「ねえ兄さん。この石像を持って行けば高く売れないかなあ」
弟の提案に、兄はビアンカちゃんを見つめる。
「ホントだ! しかもこいつは色っぺえ石像だな! よし! こいつはオレがもらった!」
勝手な事を言うな。
誰がお前なんかにやるもんか!
思っても声は出ないし、阻止する事もできない。
それよりも、ここを離れることになるのが問題だった。
ゲマは、皆を外に出したといった。
しばらくすれば、皆はここまで戻ってきてくれるだろう。
そしてボクらを見つけてくれる。
なのに、ソレまでにボクらがここを移動してしまったら?
しかもボクはこれから売り飛ばされる。
ビアンカちゃんはこいつらのもとにずっと置かれる事になる。
離れ離れになってしまう。
「おい! いくぜっ!」
「待ってよ兄さん!」
兄のほうがビアンカちゃんを、弟がボクを持ち上げる。
売り物にするといっただけあって、扱いが良かったのだけが救いで。

 
 
あとはただ、悪い夢なら早くさめろ、ただソレだけを思っていた。


 
■今日はあっさり短めに。
漸く石化です。ラインハットあたりで立てた予定では123回くらいでここにたどり着くはずだったのですが。

……。(遠い目)

ま、いいや。
ここまで来た事に乾杯。良く飽きなかったな私!(正確には飽きた事もあったけどやめなかった)

■さて、コレで青年前半がおしまいです。
もうちょっと頑張ったら、娘が! マァルが! 出てくるんですね!
ラヴ!
テっちゃんの娘ラヴっぷりはイコール私の萌えだと思ってもらって大丈夫です。
ここんとこ暗かった分、はっちゃけようと思います。

たーのしーみー!
■一週間が終わりました。木曜ですけど。
とりあえず、学校のセンセは金曜がお休みなので、終わりと言ったら終わりなのだ。

ということで、燃え尽きて始まった一週間。
やっぱり最後まで復活せず、なんだか疲れてヘロヘロになってました。
今もヘロヘロ。

明日はちょっとのんびりしていたいなあ。
できるかな。
日曜のプチ同窓会までには何とかしたいなあ……。
けど、最近ずっと週末って体調悪いんだよね。

……それとは別に、ゼーン(ネトゲ)でまったり廃したいんだけどな。明日とか何とかならないかな。

 
■最近本を読むのが遅くなった気がします。
何か、読んでも読んでも全然進まない。

……最近読書サボっていたから?
 
というわけで、未だに有栖川さんの本読めてません。
13日までに返さねばならん本を借りていて、それなんてまだ手もつけられていないのに!
ちなみに「子どもたちは夜と遊ぶ」を借りてます。
前「冷たい校舎の時は止まる」でドキドキさせていただいた辻村深月さんの作品。

こんどのは恋愛がどうのってかいてあったからなあ、どうかなあ?
ちょっとだけパラパラめくった感じから行くと、相変わらずな感じで恐くて面白そうだったんだけど。

……時間ってどこからひねりだすんだっけ?
絶対時間の使い方が悪くなったんだ。

 
■今日はとりあえずここまで。
「マレー鉄道の謎」読みます。
■あー、先に謝ります。別に馬は嫌いじゃないです。
 

■破滅の足音 7 (ピエール視点)
「主殿!」
私は先を歩いていきかけた主殿の手を思わずつかむ。
主殿は振り返って私を見た。
「主殿!」私はもう一度声を上げる。
主殿は二・三度瞬きをして、それから呆けたように私を見た。
「……」
冷たい雰囲気が消え、ギラギラと光っていた瞳も、もとの落ち着いた色に戻った。
「主殿」
私は何か言いたくて、ソレが言葉にならずに困った。
「きっと、ビアンカ殿は無事ですから……」
何とか言葉を搾り出す。マーリンが主殿の頭を軽く叩いて、私の後に続ける。
「だから、落ち着け」
主殿は大きく長く息を吐いた。
「ごめん……行こう」
短く言うと、主殿は歩き出す。ゲレゲレが私たちを見た。そして
『すまんな。許してやってくれ。仕方がないんだ』
「というと?」
『ジャミは……忘れるもんか。俺にとってもテスにとっても……許す事ができない、憎い敵だ』
それだけ言うと、ゲレゲレは少し早足で歩いて主殿に追いついた。そしてその手に鼻を押し付ける。
「うん、行こうゲレゲレ」
主殿が答える声が聞こえた。

 
階段をおりた先の部屋は、少し暑かった。
相変わらず窓がない部屋で、奥に置かれている大きな炎が部屋を明るく照らしていた。部屋には紫に金で装飾を施された趣味の悪い絨毯がしかれていて、その上にコレまで見たものよりも大きく、そして、ごてごてと飾られた王座があった。
そこには何かが座っているようだが、それはここからでは良く見えない。

そして、その王座から少し離れた右側の床の上に、ビアンカ殿が座っていた。
いつもどおり、青い服を着てオレンジのマントを身に着けている。髪も綺麗に整えられていた。

まだ何も起こっていないことは、それだけでわかった。

ビアンカ殿はこちらを見て立ち上がる。そしてそのまま早足でこちらに向かってやってきた。
主殿も小走りにビアンカ殿に走り寄る。
王座から少し離れた位置で二人は落ち合い、一度お互いをしっかりと抱きしめあった。そして離れると、ビアンカ殿は主殿の手をしっかりと握った。そして少し嬉しそうに笑うと、
「テス! やっぱり来てくれたのね!」
しかしそのあと複雑な表情を浮かべる。
「でも……来ない方がよかったかも。大臣を利用して私をさらったのは、テスをおびきだすため。そしてテスを亡き者にしたあと、自分が王になりすまして……」
ビアンカ殿は早口に、魔物が何をたくらんでいたのか告げる。
主殿は眉を寄せてその話を聞いていた。

と。

一瞬、部屋がコレまで以上に明るくなった。
「あ!」
ビアンカ殿が声を上げる。雷の魔法に打たれて、ビアンカ殿が倒れたのだ、と気づくまでに時間がかかった。
「ビアンカちゃん!」
主殿は叫ぶと倒れたビアンカ殿を抱き起こす。
そしてほっとしたように息を吐いた。
……無事だったのだ。
私はほっとしながら、奥の王座を見つめた。

 
「さて、ムダ話はもういいだろう」
奥から声が聞こえた。
王座に座っているのは、巨大な白い馬の魔物だった。
品のない瞳でこちらを見て、それから馬鹿にしたように主殿を見た。
「国王たる者、身内のことよりまず国のことを考えねばならぬはず! なのにお前はここに来てしまった。それだけで十分に死に値するぞ。わっはっはっはっ! さあ! ふたり仲よく死ぬがよい!」
馬鹿にしきった声で奴は言う。
主殿は暗い瞳を相手に向けた。
「身内も助けられない男に、どこの誰が国王をさせる? 身内をさらわれてものうのうとしている冷たい王を、どこの国民が信頼する?」
主殿はゆらりと相手に向かって歩き出す。
「大体、王に成りすますだって? その作戦はもうラインハットで失敗済みだろう。しかもグランバニアは条件が違う。ボクを知ってる人間が周りを固めていて、変だと気づかれるほうが早い。そんな穴だらけの作戦で、一体何ができるって言う?」
主殿は相手を見据えて鼻で笑ったあと、唾を吐いた。
「馬鹿じゃない? ああ、馬鹿って馬と鹿って書くんだっけ? 馬だもんねえ、生まれつき低能なんだ。気の毒。生きてるだけで世界のゴミだ」
相手の顔が真っ赤になった。
「地べた這いずり回って生きていたドブネズミがふざけた事を! ぶっ殺してやる!」
「へえ、ボクの顔覚えてたんだ。馬鹿な割には。褒めてあげるよ。そして言葉全部返してやる。ジャミ……殺してやる」

 
戦闘が始まった。
相手は……ジャミというその魔物はとてつもなく強かった。
魔法は跳ね返され、斬っても手ごたえがない。
相手の一撃一撃は強烈で、殴られるたび体の奥が抉られるような気がする。しばらくすると私は回復に手一杯になって、斬りかかることすらままならなくなった。
「どうした? 俺を殺すんじゃなかったか? わっはっはっはっ! 俺は不死身だ! だれもこの俺様をキズつけることはできまい! テス! 死ね!」
馬鹿にした声でジャミは言うと、主殿を踏みつけた。
「……!」
主殿は息を止める。悲鳴だけは絶対に上げないつもりなのだろう。
「主殿!」
私が叫んで近付こうとしたときだった。

「やめなさいジャミ!」

凛とした声が響いた。見ればビアンカ殿がこちらに走り寄ってきてジャミに向けて大きく手を広げていた。
ビアンカ殿の体が、不思議な光に包まれている。
その光は、青いような白いような、表現が難しい色をしていて、眩しいのに、見つめて居たくなる。
美しい光で、安心できるような心地よさがあった。
そして、腕を広げて立つビアンカ殿は、まるで十字架のように見えた。

「この光は!」

ジャミが焦ったような声を上げて後ずさる。
主殿がすばやく起き上がった。
ジャミが少しずつだが弱っていく様に感じられる。
「さあ! テス! 今よ!」
ビアンカ殿は相変わらず凛とした声で叫ぶとジャミを指差す。
主殿は頷いた。

そこからの戦闘はあっという間だった。
ソレまでのジャミの強さは、何か魔法のようなもので守られた脆弱なものだったのだろう。ソレをビアンカ殿が吹き飛ばした。だから、我々は勝つ事ができたのだ。
虫の息のジャミは、こちらを見ておびえているようだった。
「こ……こんなはずは……。さ……さっきの光は……。まさかその女! 伝説の勇者の血を……」
焦ったような声。

『伝説の勇者?』

その単語に私はビアンカ殿を見上げる。
ビアンカ殿はきょとんとした顔でジャミを見つめていた。
その体はもう光ってはいない。いつものビアンカ殿だった。

ジャミは宙を見つめて叫ぶ。
「ゲマさま! ゲマさま……!!」
しかしそこまでだった。
声が途切れる。
息絶えたのだろう。

「……ゲマ」
主殿が茫然と呟いた後、息を飲んだのがわかった。
ゲレゲレが低くうなる。

とんでもない敵が現れるのだと、そんな予感がした。

 
■ジャミ戦は本当にムカついて戦いました。
「何でこんな馬に説教されなアカンねん!」と。夜中に。
それだけムカムカしていたはずなのに、ジャミが白い馬の魔物だという事以外ほとんど姿を覚えて居ない今日現在。
タテガミ何色?

メモもひどい。
「〜(略)まさか伝説の勇者の」(かちました)

としか書いてない。苦戦しなかったんだろうなあ。

というわけで、ムカムカ具合を表現。しかしなんか中途半端。テっちゃん、馬鹿にし足りてない! もっと怒って良かった! 父の仇なのに!

次回ついに憎いゲマ登場。
青年前期ラストです。
■昨日の日記

■またしても!「交渉人・真下正義」を見に行ってきました!
今度は母親と。まあ、そのおかげで日記をサボったわけです。
前みたの、土曜日よ? こんなに早く二度目を見に行ったのは初めてだよ!


やっぱりねー。
草壁中隊長は格好いい!
まだ言うか、まだ言うよ。

「踊る」を知らなくても見られるし、絶対楽しく見られますよ。
テンポいいし。
あれは大画面で見たほうがハラハラ度が高くていいと思います。
ぜひぜひ。

って私はフジテレビのまわしものか?(笑)

 
■で。
昨日はネットゲーム「ワールドネバーランド ゼーン大陸物語」でですね。
マイキャラクタ皇海(おうみ)ちゃんが死んだのですよ。
ゲームをやめたということではないですよ?

簡単に説明すると、このゲームでは自分のキャラクタをつくって、その人生を楽しむゲームです。
恋愛して結婚して、子どもを産んで、その子どもにプレイ権を引き継いで、どんどん世代を重ねて楽しむゲームなのです。

ちなみに、初代は「弥彦」というキャラで、引き継いで「皇海」になり、さらに引き継いで現在は三代目の「ねおん」で遊んでます。

で。
ちょっと前まで遊んでいた皇海が寿命を迎えたので、お葬式に出席したんです。皇海のだんな様(ねおんからみたら父親)のPLさんや、他の兄弟(NPC)と一緒に。人生を楽しむゲームだから、そういう結婚だとか葬式だとか、そういうイベントもしっかりあるんです。

もうね、駄目だ。

すげー悲しいの。
しばらく遊んだだけのキャラクタですよ。
確かに思い入れは十分あるよ。
けど、ゲームのキャラなんですよ。

……マジ泣きした。

どうなのそれ。
いくら涙腺弱いといえど、幾らなんでも思い入れしすぎ。

けどねえ、まだ思い出すと泣けるんだよ。
「お母さんは先に行くけど、元気でね」
とか。

昨日はそれで夜ずーっとへこんでました。

気になる人は、一度遊んでみるといいよ。
楽しいゲームよ、基本的には。
http://www.althi.com/

■今日の日記。

■暑かったですね。
授業中、なんど嫌になったことか……。

いいよなー、生徒は座って話し聞いて、下敷きで自分をあおいだりしていいんだもんな。

途中で一瞬喉がものすごく痛くなってかなり咳き込んだりしました。今日はホント駄目だったよ。

今も暑いですね。
寝られるのか。

 
■現在、有栖川有栖の「マレー鉄道の謎」を読んでいるんですが、そのなかに出てくる人物の評として

「恋愛下手の片思い好き」

というのが出てきたんですよ。
激しくへこみました。
何でって。

……心当たりで(笑)

 
話は面白いです。まだ半分くらいしか読めてませんが。
読めたら日記に感想書きます。

■今日はここまで。
珍しく予習に余裕があるので、今日はTOP絵でも描くわ。
■久しぶりにDQ3の曲「戦いのとき」(神竜戦)を聞きました。 

燃えるね、あの曲。

やりたいなあ、久しぶりにDQ3。
とりあえずどこにおいたかなあ、GBAとソフト(そこからか!)
レベル65くらいのデータが残ってたら、すぐに倒しにいけるはず。
探してみよう。

 
■破滅の足音 6 (ピエール視点)
跳ね橋を通り抜けて、見つけた階段を上る。
階段を上った先は、やはり窓のないフロアになっていた。ただ、コレまでと様子が違うのは、階段を取り囲むように床が深く掘り下げられていて、その中に水がたたえられている事。

もう一つは。
目の前に見える登り階段の前に、人が倒れている事だった。

「……」
主殿は冷たい瞳でその人物を見下ろす。
息も絶え絶えに床に横たわっているのは、グランバニアの大臣だった。床には大きく血溜まりができていて、もう助かりそうにない。
主殿はつかつかと大臣に近寄るとその体を起こした。気遣うような起こし方ではなく、かなり無理やり起こすような、乱暴な手つきだった。
「何があった」
固い声で、主殿は詰問する。大臣はうっすらと瞳を開き、そして主殿の顔を確認して少し驚いたようだった。そして、ほとんど息のような声で
「私がまちがっていた……。や……やはり怪物などにチカラをかりるのではなかったわい……。このままではグランバニアの国が……。許してくれいテス王……!」
主殿は何も言わなかった。
その腕の中で息絶えた大臣をしばらく見つめたあと、その体を床に横たえさせる。そして
「……馬鹿な人だよね」
そうつぶやいて、大臣の顔についた血を拭き取る。
「行こうか」

 
階段を上がると、強い風が吹き抜けていった。
塔の頂上にたどり着いたのだ。相変わらず、黒い雲が分厚く空を覆っている。
奇妙な光景だった。
目の前に、オークが居た。不似合いなほど立派な玉座に座っている。そいつは、冷たく血走った目でこちらを見た。
「ほほう、ここまで来るとはたいしたヤツだな。しかしこれ以上は、このオレさまをたおさぬと進めぬぞ。残念だったなっ!」
奴は勝ち誇ったように言い放つと立ち上がる。

戦闘は唐突に始まった。

玉座に座っていただけの事はある。コレまで見た、どんなオークよりも強かった。動きも早い。しかし、ただそれだけだった。
一体なぜ、コイツがここでこれほど偉そうにしていたのかがさっぱりわからない。そのくらい戦闘はあっさりと幕を閉じた。
オークは、最後まで自分がなぜ負けたのかわからないような顔をしたまま、息絶えていった。
主殿は相手が本当に倒れた事を確認してから、道を進む。
ただ真っ直ぐ進むだけだった。

このような魔物が出てきたということは、いよいよ大詰めなのだ。
ビアンカ殿はすぐそこに居るのだろう。

次に居たのは、キメラだった。
やはり不似合いな王座があり、その上で空中に浮いている。
キーキーと甲高い耳障りな鳴き声を立てて、奴はこちらを見た。
もしかしたら笑っていたのかもしれない。
「ケケケ! うまそうなヤツがやって来たわい! さっきの女もうまそうだったが、あの女はジャミ様にとられてしまったからな。かわりにお前を食ってやろう! ケケケ!」
奴はそんな事を言った。

食う?
ビアンカ殿を?

私は茫然とキメラを見つめた。そういう事は全く考えていなかった。

と。
急に肌寒さを感じた。
いや、肌寒いのではない。
何か冷たい気配だ。
「……ジャミ」
主殿がつぶやくのが聞こえた。
この冷たさは。冷たさの正体は。

主殿だ。

主殿は目を見開いてキメラを見ている。その目はギラギラと血走っていて、口元は笑っているのか、引きつったように端がつりあがっていた。剣を握っている手が、力を込めすぎていて白くなっているのが見える。

この冷たさは、殺気だ。

コレまでずっと、主殿と旅をしてきた。もちろんその中で、何度も魔物と戦った。自分だって、主殿の敵として戦った事がある。
それでも、一度だって、ここまで明確な殺気を感じた事はなかった。

これは、殺気で。
殺意だ。

黒い感情が、見えるのではないかと思った。

主殿は。
少なくとも、私が知っている主殿は。
いつも落ち着いて微笑んでいる。強く、賢く、優しい人だ。
魔物である我々も、わけ隔てなく、その命が尊いといってくれる人だ。

だが。
その心の奥底に、今見ている主殿が隠れていたのだろう。
この人は、深い深い闇を心の中に抱え込んでいたのだ。
ヘンリー殿が感じていた不安は、主殿のこの闇について感じていたのではないだろうか。

この人は、境界線上に居る。

初めて、
主殿を恐いと思った。


 
ゲレゲレの低いうなり声で我にかえる。
そのまま戦闘が始まった。
コレまでないくらい、主殿とゲレゲレがムキになって戦っているのがわかる。
全てが終わるまで、それほど長い時間はかからなかった。
「おめえ……強いじゃねえか……。けどジャミ様にはかなわねえぜ。ケケケ……」
キメラは最後まで我々を小馬鹿にしたような声で言うと、そのまま命を落とした。

 
「ゲレゲレ、聞いたね? この先に……ジャミが居る」
主殿はゲレゲレに声をかける。どこか喜んでいるような、低い声だった。
瞳は相変わらずギラギラと血走り、口元がつりあがっていた。

笑っているのだ。

ゲレゲレもそれに答えるように低くうなり声を上げる。
そもそも好戦的なゲレゲレが、目を爛々と燃やして、その先に続く道を見据えている。

「漸く」
主殿の呟きが聞こえる。
主殿の瞳はただ、先に続いている下り階段だけを見つめていた。
「漸く……一匹目だ」



「殺してやる」
 

 
■はーい、薄暗くなってきましたねー。
むしろどす黒いって感じですかー?息苦しいですねー!

初めてはっきりと殺意を見せたテっちゃんに、ピエールおののく、の巻です。

テっちゃんはここまであまり感情見せず、ただ焦って階段を上ってきただけですけど、実際はかなりムカムカと頭にきてたと思うんですよ。
だから、大臣に対しても決して優しい言葉なんてかけないと思うんですよ。絶対許さないと思う。
ちうか少なくとも私は許したくなかった。虫が良すぎるよ大臣!いいんだよ許さなくても! コレはプレイ日記だから!(←言い訳)
それでも人として、大臣の顔くらいは綺麗にしてあげようと。まあ、情けですね。でも本当は許してないのよ。

何ていうんだろう、テっちゃんは表面的なコントロールが上手だから全然気づかれないけど、実は恨みが深いっていうか。
決して世間のDQ5の主人公様がたみたいな「広い心」は持ち合わせておりません。無差別に全てを許すのは何も考えてないのと同じ。憎む感情がない人って、居ませんよ。
だからこそ、大臣を許さないし。

ジャミの名前を聞いてあそこまで過剰反応します。

ゲレゲレはともかく、ピエールやマーリンは知らないから、ただただテっちゃんの豹変に驚いて恐怖を感じてると思います。

さてさて、そんな感じで言い訳も済んだところで。
次回か、そのまた次回くらいにはデモンズタワーが終了しそうです。長かったなー。(……まだ終わってないけどね)
■自動車税の払い込みを、すーっかり忘れておりました。
今日までだったよー! 思い出してよかったー!
今日が昼までの仕事の日でよかったー。

というわけで、払い込みしてきました。

うっかり車に乗れなくなるところであったよ(苦笑)
あー、びっくりした。
それにしても、昼下がりに銀行へ行くものじゃないですね。何あの混みよう。

■本日から、久しぶりに……二週間ぶりに仕事がフルに戻ります。先々週は中勢の、先週は北方の学校が中間考査だったために、それぞれがお休みだったため半分しか仕事してなかったのですよ。
ちょっと憂鬱……。
なんかちゃんと半分は働いていたのに、二週間ぶりに仕事した感じになってます(苦笑)
月曜日なのに、もう燃え尽きちゃったよ。
あとはくすぶり状態で一週間を乗り越えるんだよ、私。
いいのか。

よくないだろうな。

ただ、救いなのは北方のほうが今週特別編成授業に入って40分授業になってること。
あっという間に授業が過ぎ去るので、困るといえば困るのですが、体は楽です。さあ、体調元に戻して波に乗るぞー!頑張れ私ー!

■今日、コレを買ってきました。
http://www.toshiba-emi.co.jp/st/best100/classics/index_j.htm

コレまでクラシックもってなくて、ちょっと気になるんだーって人にはうってつけのCDかと思います!
カタログみたいな物だと思えば!
というか6枚3000円ってはっきり言って1枚1000円買えるクラシックCD界(有名どころに限る)としても破格でしょう!

まだ1枚目しか聞いてないけど、私は自分が「威風堂々」が死ぬほど好きだという事に気づきました(苦笑)今度CD買おう。

まあ、カタログですから。抜粋ですから。
「第九」の第4楽章が3分半で終わらされますけど!(綺麗なソロパート全部すっ飛ばされた!)

「この曲この題名だったのかー!」とか発見多数。
まあ、クラシックに興味もって沢山CDもってる人に言わせればきっとたいしたことないCDなのでしょうが。
コレを機会にして入門するにはいいと思うよ、ほんと。

まだ全部聞けてないけどね(100曲だもん、いつ終わるやら……)

■今日はここまで。
さー、明日のプリント作るかー!
■久しぶりに、携帯電話のDQ1を立ち上げてみました。
自分でやっておきながら、ローラ姫を抱えている事にびっくりしてしまいました(苦笑)

で、今ガライの墓の途中でセーブしてあるんですけど。

……ここはどこ?
これからどっちへ行くの?

って感じです。洞窟ではセーブしちゃ駄目ですね(笑)
 

■破滅の足音 5 (ピエール視点)
何か一つのものに集中すると、それ以外が見えなくなるのが、主殿の良い所であり悪いところだ。

……が。さすがにコレはないだろう。

龍の頭のトラップを抜けたところで、私は大きく息を吐く。無事に全員渡りきれたから良かったようなものの、途中で魔物に襲われたらどうするつもりだったのだろう。
「主殿」
私は主殿を見上げて声をかける。少し冷静になってもらわないと困る。
「何」
主殿はゲレゲレにベホイミをかけながらこちらを見た。

「……いえ、何でもありません」
 
私は思わず、言うべき言葉をなくす。
主殿は、無表情だった。
私に声をかけられたのが不思議、というようなキョトンとしたような、なんだか表情を感じられないのっぺりとした顔で私を見た。
「何もないんだね? 怪我も治ったしそれじゃあ行こう」
主殿は目の前にある登り階段を指差す。
その腕はやけどがあって、かなり熱を持っているようだった。
自分の怪我には気づいてないのだろうか。

それで気づく。
この人は。
本当にもう、周りが見えてないのだ。

私は階段を上がりかける主殿にベホイミをかけて、その後ろを歩く。
何かとてつもなく悪い事が起こりそうな気がする。
ゲレゲレはずっと、不機嫌そうに主殿を見ている。
彼は、昔主殿とはぐれた記憶があるから。
その時に雰囲気が似てると警戒している。
胸の奥が重苦しい。
主殿はただ前を見て歩いていく。

階段をのぼったさきは、小さな部屋だった。上に行く階段しかない。多分、先ほど岩がたくさん置かれていたフロアの、行き止まりになっていた先がここなのだろう。何事もなく階段をのぼる。全員がどんどん無口になってきていた。

焦りや不安が、どんどん我々の上にのしかかってきている。
ビアンカ殿がさらわれてから、もうどのくらいの時間がたったのだろう?
塔に登ってから、全く時間がわからない。
外を一度通ったときも、薄暗い空では時間が推定できなかった。

階段をあがると、外に続く出口と、階段があるだけの狭い部屋に出た。この部屋の広さは少し前、西の塔から東の塔に渡るときと同じくらいになっている。先ほどまでは広いフロアで、東西に広かったから、多分塔が東西でつながっていたのだろう。
つまり、ここからはまた東西の塔が別々に存在するのだ。
「外、行くよ」
久しぶりに主殿の声。
硬質で、攻撃的な声だった。私たちは頷いて、後に続く。

塔の外は相変わらずの強風で、やはり曇った空からは時間を推定する事ができなかった。分厚い黒い雲が、風に流されて北の方角へどんどん流されていくのが見える。なのに、まったく雲には切れ目がなかった。
「ああ、駄目だね」
主殿は先を見てため息をつく。
塔はつながってなかった。
鉄製の大きな跳ね橋が、鎖で巻き上げられていて向こう側が見えない。この跳ね橋をつなげないと、東の塔へはいけそうになかった。
「戻ろう、どこかにスイッチがあるはずだ」

先ほどの部屋に戻り、今度は階段をのぼる。
下と同じ広さのフロアになっていて、壁で仕切られた小部屋の真ん中に大きなレバーがついた赤い機械が置かれていた。
その機械の向こう側に張り紙がしてあって、そこに『渡り廊下のスイッチ その1』とご丁寧に書いてあった。
主殿はソレをよんで、何も言わずにレバーを今とは反対側に動かす。
外からキリキリという甲高い音が響いてきたが、ここには窓がなかったから何が起こっているのか良くわからない。
しばらくキリキリいう音がつづいたあと、低い音で、ゴウンという音が響いた。
「橋が降りたみたいだね。でもコレは『その1』って書いてあったから、もう一個どこかにスイッチがあるんだと思う」
確かに、言われてみればあの跳ね橋は、東西の塔の間隔からいうと、少し短かったような気がする。
「向こう側にどこかに飛べる例の模様が書かれておるぞ、あれに入ってみるか?」
マーリンの声に、我々はそちらのほうへ向かう。
飛んだ先は、本当に狭い部屋だった。そこに、先ほどと同じレバーのついた機械だけがぽつんと存在している。
「これみたいだね。マーリン爺ちゃん、ビンゴ」
主殿はそう言うと、またレバーを動かした。
今度も似たような音が、かなり遠くの上のほうから聞こえてきた。たぶん、先ほどの模様で塔の上のほうから下のほうまで一気に移動したのだろう。
「これで、多分大丈夫だね。それじゃあ行こうか」
主殿はそういうと、我々を待たず模様を使って先に飛んでいった。

「どう思われますか?」
私はゲレゲレとマーリンに尋ねる。
「どうもこうも、普通じゃないだろう」
マーリンが呆れたようにため息混じりにつぶやく。
「嫌で仕方ない」
ゲレゲレは短く言うと、さっさと模様にのり、主殿を追いかけて言った。
「……とても嫌な感じがするのです」
「皆同じじゃ。テス自身がどう思ってるかわからないが、少なくともワシらは……嫌じゃな。あれはテスであってテスでない感じだ」
マーリンはつぶやくと、模様に向かって歩き出す。
私は大きくため息をついた。
不安は、的中してほしくない。
しかし、進めば進むほど、嫌な予感が大きくなるのはどういう事なのだろうか。
私は天井を見上げた。
古めかしい石造りの天井には、なにか悲しみのようなものが染み付いているように感じた。

外の通路は使えるようになっていた。
向こう側とこちら側の鉄でできた跳ね橋がつながっている。太い鎖でしっかりと支えられていて、多少の事ではびくともしなさそうだ。
相変わらず強い風が吹いていて、主殿のマントが大きな音をたててはためいている。濃い紫にそめられたそのマントは、あちこちほころびたりホコリがついたり血の跡が残っていたりして、何だかとても……不吉な感じに見えた。


■もうちょっとで、デモンズタワーも終わりそうです。
この先、ちょっとボス戦が続きますね。……戦闘描写はとても嫌いで苦手なので、かなり困っています。
どの戦闘も抜けないじゃないか……(普段の戦闘なんて抜きまくってるせいで、この塔ちっとも敵が出ません・笑)

マーリン爺ちゃんの視点に今日は挑戦して、失敗したので書き直しました(泣)そういう理由でしばらく、ピエール視点が続くと思います(予告)

ああ、重苦しい感じになってきたなあ。
■私は友達から「あんたは寂しがり屋だ」「寂しがり屋さんめー!」とかよく言われます。

……。

自分では、まあ、一人で居るのもわりと平気だと思っていたのでなんだかそんなに寂しがり屋かなあ?とか思っていたのですが。

占いにまで「寂しがり屋」といわれてしまった。
しかもこの占い、微妙に心当たりがあること書きやがるんだ(占いというものは得てしてそんなもんだけど。万人向けなんだから)

……うーん。なんだろうなあ。
そんなに寂しがり屋なのかー。

http://uranai.uki2.ne.jp/pcu/

私はグレーです。
寂しがり屋。

くそう。

 
■金曜日

夜だけバイトしてる某図書館に、友人・大槻君が遊びにきてくれました。
……。図書館を閉める時間にね(笑)
9時終わりだって言ってるジャンよ!9時に来るなよ!

で。
そのまま連れ立って近所のガストまで言ってきました。
ドリンクバーで居座りました。11時まで。

最初に知り合いにうっかり会っちゃったりしましたが、まあ、いいや。
前聞いた恋愛話の続きを聞いたら、なんか立ち消えそうな感じになってました。うーん。まあ、人にどうこう言える立場じゃないからね、何も言いませんがね。

恋愛って難しいみたいです。

……。
色々語ってみたいなあとか思ったりするよ。彼氏いない身分としては。

あとは、まあ、オタク会話をしただけです。

 
 
■土曜日

交渉人・真下正義を見てきました。

まだ始まって暫くしかたってないので、見てない人が多いと思うのでネタバレしないように、内容は語りません。

が。

キャストが死ぬほど面白いです。
そして、135分の長さを感じさせないスピードとドキドキと面白さ。

これはねえ、観た方がいいよ。
踊る〜のファンでなくても、面白いと思います。
サイバーちっくな話が好きならば、かなり楽しいんじゃないですかね。

私はプラトニックチューンとかすべてがFになるとか思い出しましたよ。友人はパトレーバーの映画の第一弾を思い出したそうな。
……まあ、そういう方面の話です(わかる人にはかなりなネタバレなのかも)

あとねえ、
草壁中隊長がすっごーーーーーく格好良かったです!!!
出てくるたびに悶えたよ。友人達が「中隊長が出てくるたびにあんたの方から力が伝わってきた」といわれるほどに悶えたね!!!

ああ、中隊長格好いいー!!!

もう一回見に行きます。
絶対いく!

■日曜日

友人が「野宮ごっこ」に誘ってくれた。

野宮ごっこ、とは遠くの町に何か食べるためだけに出かけていき、そのままさっさと帰ってくるというものです。

「京都まで葛切り食べに行かない?」と。

行きたいけど、行けません。
明日のプリント作らないといけないし、頭痛いし(まだ体調悪いのか)なんかだるいし。

悔しかったので昼に買い物に行ったとき、葛切り買ってもらいました。
これから食べてやる。

一日家に居ました。
なんかさー、年頃の娘がこれでイイのかねー。
年頃っていうほど若くないけどねー。
ちうか、若くないからこそコレでいいのかなーとか思うよ(苦笑)

■きょうはここまで。
プリントのためにコピーに行かなきゃ。ああ。
 
■昨日はコレを書かず、久しぶりにDQ5をしました。
……またもや、攻略本を見ても全然デモンズタワーのつながりが分からなくなったからです。
大体、やったの大昔になってきてるもん……。
……もう一回、この辺からやり直そうかな。幸い、結婚式前のデータ残ってるし。

そんな暇あるかい!

■破滅の足音 4 (ゲレゲレ視点)
針のトラップを手こずりながらも何とか抜けて、左側に見えていた階段を上る。
登った先の階は床に穴があいていたり、通路になっている細い床の上にもその先を阻むように柱が立っている。床には禍々しい角を持った魔物のレリーフが彫られていて、少しムカムカした。
テスはわざわざそのレリーフを踏みつけるようにして俺達を振り返る。
「みんな落ちないでよ。落ちたらあの下の階の針のトラップで蜂の巣だよ」
テスは厭そうな顔をしてから歩き出す。
床の大きな二つの穴に囲まれるように通っている細い通路を、そろそろと慎重に歩く。下はのぞかないようにした。薄暗い穴からは風が時折吹き抜けていった。
この階も外観から考えるとかなり狭い。通れない場所が多いのだろう。一本道の先で上にあがっていく階段を発見できた。
「行こう」
いつもならそろそろ、一本道であることに不安を感じ始めるテスが、気にせず階段を登り始める。ここまで、地図だって書いてない。

「心配だ」
俺は呟く。ピエールとマーリンが頷いた。
「焦りすぎじゃ」
「周りが見えてませんね」
俺達はいつも以上に周りに警戒しながら歩き出す。

 
次の階も、一本道だった。
塔の外観から考えると半分くらいの広さの部屋。
外から見たとき、半分くらいより上は二本の塔に分かれていたから、もしかしたらその部分に差し掛かったのかもしれない。ただ、ここが左側の塔なのか、右側の塔なのか良くわからない。
相変わらず、禍々しいレリーフが床に彫られている。
「気に食わない」
俺は呟きながらテスの後ろを歩く。
階段をまたのぼった。

さらに次もまた、一本道だった。
外に出る扉と、壁に仕切られた小部屋のあるだけの階だった。
小部屋には龍の頭を形どった一対の置物が向かい合うように置かれていて、その向こうには毒々しい色の土が敷き詰められていた。
「わざわざあっちにいく必要はないね。外に出よう」
テスは小部屋の中を確認するとそれだけ言って、もと来た道を戻る。
あの龍はなんだったのだろう?
俺は厭な感じを引きずりながらテスの後ろをまた歩き出した。

 
外に出ると、思ったとおり俺達が居たのは塔の中腹、二つに分かれた部分の根元で、左側だった。細い通路で向こう側の塔と繋がっている。手すりは無い。
強い風が吹いていて、テスのマントがばたばたと音を立てる。長い髪が生きているみたいに風とともになびく。
風が少し弱まった時を見計らって、一気に向こう側の塔に向けて走り抜けた。
右側の塔のドアから中に転げ込み、全員肩で息をする。
マーリンが気の毒なほど咳き込んだ。
「ここで少し休もう」
テスはマーリンをみて苦笑しながら座った。

狭い部屋だった。
部屋の形からいって、壁は塔の半分の部分で此方と向こうを分けているのだろう。ちょうど真ん中あたりにぽつんと上へ向かう階段があった。
暫く休んでから、また階段をのぼる。もうどれだけ登ったか分からない。永遠に登り続けるんじゃないだろうか、という気分になった。

階段を上った先は、コレまでに無いくらい広い空間が広がっていた。階段の周りには毒々しい色の土が敷き詰められていて、厭なにおいがする。多分見た目に違わず毒が含まれているのだろう。
毒とは逆側は通路になっていて、さっき見たのと同じ龍の頭が向かい合って2対並んでいる。その向こうにのぼりの階段が見えた。一番手前の龍の前に大きな岩が転がっている。
少し、焦げ臭いようなアブラの匂いがする。
何だ?
思いながら歩き始めた時だった。
「!!!」
大岩の向こう側に有った龍が、炎を吐いた。
岩に阻まれて、焼かれることは無かったが、熱せられた熱い空気が此方まで伝わってくる。
「……何、今の」
テスの声がさすがに震える。
「この先の龍も、全部炎を吹くってこと?」
俺達はテスの声に思わず顔を見合わせる。
「……ゴメンね皆」
テスが呟いた。そして
「強行突破!!!」
「えええ!!!」
俺達の驚きと抗議の声にも耳を貸さず、テスは叫ぶといきなり走り出す。
体を炎に晒しながら、結局テスは向こうののぼり階段まで走りきってしまった。そしてコッチを振り返って叫ぶ。
「割と平気だよー! 早くー!」

冗談じゃねえ。
俺は炎に弱いんだ!

とは思ったが、どうにもこうにも他に方法がなさそうだ。仕方なく俺達はため息をつき、そのあと大きく息を吸い込んでから止めて、一気に走り抜けた。
炎が体に当たると、悲鳴を上げそうなほど熱く、痛い。
あいつよく「平気」とか抜かしたな、あとで見てろよ馬鹿野郎。

通り抜けたところで、テスが俺達にベホイミをかけてくれる。やけどや傷がたちまち癒えて少しほっとする。
「大きな岩でふさげればいいんだろうけど、他に無かったしね、仕方ないよ」
テスは肩をすくめため息をついた。俺達はその場で暫く座り込み、水を飲む。
「さて、行こうか」
テスは目の前の階段を指差す。
「ええ、行きましょう」

 
登った先は広い空間が広がっていた。床に大きな穴が開いていて、その周りに大きな岩がゴロゴロ転がっている。
「コレを落としたら、下の龍が防げるのかな?」
テスは首をかしげながら、辺りを見渡す。
「……でも、もう通り抜けたしね?」
肩をすくめてため息をつくと、部屋を見て回る。
結局ここは行き止まりだという結論になり、俺達は来た道を戻って階段を下る。
目の前に憎い龍の頭が並んでいた。が、そちらに戻るまでも無く、もう一方の方の道を進み始める。広い部屋を抜けると、また通路になり、再びあの憎たらしい龍が並んでいた。
しかも、さっきより多い。
「……岩、落として置けばよかったね」
テスがため息とともに天井を見上げる。
「……戻りますか?」
ピエールが同じ様に天井を見上げた。
「ううん」
テスが首を左右に振る。
「え?」
テスを思わず見上げると、龍の頭の向こうを見据えて、目が据わってた。
「……」
俺はその視線を追う。のぼりの階段が見えた。
ああ、目が据わってる、もう周りは見えてないな、コレは。
テスがその階段を指差した。
「強行突破ーーー!!!」

やっぱりか、やっぱりなのか。
 
俺は大きくため息をついてから、覚悟を決めてテスと一緒に龍の間を走り抜けた。


■岩なんて、かったるくて落としてられませんよ。
というわけで、全部強行突破です。
死ぬほどやわいレベルではなかったし。実際にはふくろに恐ろしい位の薬草が入っておりましたから(笑)
謎解きくらいしろよ!という感じですが、ともかく強行突破ばっかりしてました。

まあ、実際謎といてる気力なんてないよ、そんな余裕なんてないよ。
■今日の本
ISBN:4757511590 コミック 鈴木次郎 スクウェア・エニックス 2004/02 ¥580
ほとばしる愛情、
痛いほどの純情
…二次元への。
ヤオイ雑誌「ボーイズヘブン」編集長・金成保百恵、壮太君の彼女にラブ×2なレズっ娘・仁亜も登場! ますますギャグにも拍車がかかるハイスパートオタコミック第2巻!!


「こ…こいつは激レアーーーーーーーー!!!!300本に1本の確率で育成できるカズノリだーーーーーーーー!!! うおおおおすげぇぜ壮太たん!」
「いやがらせとしか思えないんだがーーーーーー!!!?」


え、エリ(壮太の彼女)はかわいいなあー!!!
と思った二巻です。あああ、エリみたいな彼女が欲しい!(笑)
……「なりたい」じゃないところに問題があるな……。

ええと、今回の巻はまんがの穴の店長が可愛かったよ。
あの人、人望あるなあ。オタク堂の店長とえらい違いだよ(笑)

まあ、ギャグのテンポは落ちることなく、まあ、うん、こんなもんじゃないですかね。
それにしてもパピコはかわいい(まだ言ってる)

基本的に、このひとの描く女の子はみんなかわいいんだよ。
にあちゃん(エリの後輩)も可愛かったしね。

次もきっと買います。
■今日の本
ISBN:4757509731 コミック 鈴木次郎 スクウェア・エニックス 2003/06/27 ¥580

「緊急事態発生!! 情報が漏洩している模様!!!」
「お客様偶然ですーーーーーーーーー!!!!!」


「NHK」と一緒に買ってきたのがコレってダメでしょうかね。
まあ、前から気になってたマンガだし。……鈴木次郎の絵すきだし、気にするな私!

ということで、お試しに買ってみました。

……私は好きよ。

隠れオタクって割と大変だっていうのはわかるし。けどココまでディープなのよくこれまで隠してたなって気がしないでもないけどね(笑)
まあ、ギャグとしてはイイカンジなのではないかな?
好き嫌いはあると思うけどね。

で。

店長曰く
「女ならホモ萌えしろよ! たしなみとして!」
だそうです。

……うわあ、心当たりある……。(※脱却済みですけどね)

そうか。
オタクの女はホモ萌えか。

じゃあ、今はもう違うな。脱却したもんな。(自称)
でもまだオタクなんだよな、何がわるいんだろう(大笑)


で。
コレまで「獣耳」に萌えたことって無かったんだけど。
……この作中作にでてくるパピコ(犬耳)はやべーべ。

かあいい。

パピコもポメコもかぁいいべ。犬耳に萌える日がよもやこようとは……(犬嫌い)

次も買います、というか2巻買いました。
■今日の本
ISBN:4047136360 コミック 滝本竜彦/大岩ケンヂ 角川書店 2004/06 ¥588
ひきこもり歴4年の佐藤クンの前に立ちふさがるのは、悪の巨大組織・NHK(=日本ひきこもり協会)!? 美少女・岬ちゃんの協力で、なるか社会復帰!?


新世界にようこそ!

……。
ええと。
世のひきこもりの方々が全員こうだとは思わないのですが。
……。
うーん、なんていうか。

……うん、ディープね。

大岩ケンヂさんの絵は嫌いじゃないし、乙一の「GOTH」のときはかなりスキだったんだけど。

ええとね。
うん、つまり平たく言うと、私はこのマンガはついていけないと。まあそんな感じです。
友人はマンガより原作の方が面白いとか云ってたような気がするんですけど(あやふやな記憶)まあ、うん、原作もよまないんじゃあないかな。

弟はコレ面白いっていうけどね。あいつと感性合った事あんまりないしね(苦笑)

なんかねえ、思っていたのと、ちょっと違った。
そんなかんじ。
 
 
■昨日狭間っちに会ったせいか、狭間っちが夢に出てきました。

観光地の店頭で、饅頭に入れる「あんこ」を造ってました。透野ちゃんと二人で。

……なにゆえあんこ。なにゆえ饅頭。
謎は深まるばかりですが、ともかくおいしそうでした(笑)

最近よく夢をみるなあ。心に余裕でもできたのだろうか?
 
 

■ちょっと最近ニキビがひどいのです。
特にUゾーンって言うんですか? あごのところがひどいんですよ。
で、ちょっとサイトで調べてみました。何が悪いんだろうと。

そしたら、どうもこの辺のニキビは「ストレス」が原因らしいのです。……そうか、ストレスか。そういえば長期休み(夏休みとか)は治ってるもんなあ、割と。
対処法も色々書かれていました。
酵素入りの洗顔料がいい、とか。
泥パックが効果的、とか。
ビタミンをとりましょう、とか。
体の毒素を出すために利尿作用の高い紅茶を飲みましょう、とか。

……沢山書かれすぎていて、結局何をどうしたらいいのか良くわからないという、典型的な情報過多状態に陥りました。

明日、皮膚科に行ってみます。

 
■蚊にやられました。
今シーズン初の蚊です。しかも二箇所。
もう、絶滅しろよ、蚊めー!!!(不穏な発言)

O型ってやられやすいらしいですね、蚊に。
なんか、普段蚊は花の蜜とか吸って生きていて、卵を産むときだけ血をすうらしいんですよ。
で、その花の蜜の何たら構造(化学とかでやる、あの六角形のやつ)とO型の構造が似ているらしいんですよ。
それでO型ってやられるらしいです。テレビで昔見た。

……。
蚊なんて絶滅すればいいのに(不穏な発言)

■唐突に、パンを焼きたいと思いました。
っていっても、パンが好きだ!ってほどパン好きじゃないんですけど。
図書館で「焼きたてパン」の本を見たら唐突に「焼きたて」のパンを食べたいなあーって思ったんですよ。

でも、自宅で一人でやるのは嫌だなあと。

……誰か一緒にパンを焼いてよ。
初心者だからうまくいくかわからないけど。コーングリッツ(だっけ?)の入ったちょっと固めのパンが食べたいんだよ(大昔一回だけ焼いておいしかった記憶あり)

……どうかね、Rinちゃん、君の家で焼くとか。
君と一緒に焼くとか。

考えといてよ。
 
 
■今日はここまで。
■昨日、WEB拍手にて
「テッちゃんは現在どのモンスター連れて行ってるんでしょうか?」
というご質問をいただいた。
いいなあ、今日は前置きに苦労しないぞ(笑)
ということで、お答えします。

まず、馬車の外に出てるのが、テス・ピエール・ゲレゲレ・マーリンです。
ちなみに爺ちゃんはビアンカちゃんの装備を引き継いでおりまして、グリンガムの鞭を振り回しております。ベギラゴンを唱えます(笑)
馬車のなかではスラリンとホイミンが待機しております。ホイミンのトヘロスにはお世話になりました。
このメンバーがついてきてます。「小説風」なので、ビアンカを連れ帰るつもりが満々なので馬車にはスペースが残っております。

実際のゲームでは、確かガンドフが馬車に乗っていた気がします。が、馬車外のメインメンバー+ホイミン以外は誰が居たのか、あんまり覚えてないのが現状です。この頃、あまり仲間が増えなかったのです……。

■破滅の足音 3 (テス視点)
塔は、見上げているだけで焦ってしまうくらい高かった。しかも、上のほうは塔が二つに分かれている。
……のぼっている時間にも、ビアンカちゃんは危ない目にあっている。ここまで来るのにも思ったより時間がかかってる。

けど、無事で居てくれてる、そう信じてる。
でも。
胸の奥のほうが冷たくて、重い。
自分が焦っているのは良くわかる。皆がそんなボクをみて不安に思っているのもわかる。
何とか。何とか落ち着かなきゃ。
焦ったってろくな事はないんだ。
もう一度塔の頂上を見上げる。
きっと、塔のてっぺんでビアンカちゃんはボクが来るのを待ってくれている。

塔の上で助けを待つなんて、お姫様みたいだ。
ボクはさながら、騎士。
そう思うと、少しおかしくて笑える。
本当は王妃様と王様だし。
第一、ビアンカちゃんがおとなしく助けを待ってるとは思えない。きっと、見張りをしてるモンスター相手に文句をいっぱい言ってるだろう。
……大丈夫な気がしてきた。
とりあえず、できるだけ早く行かないと、今度はボクが怒られる。
「じゃあ、行こうか」

塔の外側で、二人組みの男に会った。
二人は兄弟で、この塔に隠されている凄い宝を探しにきたのだ、といっていた。
本当にこんなところに宝なんて隠されてるだろうか?
それより、かなり強い魔物が居るのに、この人たちは大丈夫なんだろうか?
そんな事を思ったけれど、二人はやる気満々で塔を見上げている。ボクはそれ以上何も言わずに塔の中に入った。

塔の中はホコリっぽくて、かび臭い。そしてかなり広いつくりになっていた。
外から見た感じだと、もっと左右に広い部屋になるはずだけど、左右が壁に仕切られていて、外見よりは狭い。
かなり複雑なつくりの塔のようだ。
「さあ、急いでいかなきゃ。あんまり遅かったらビアンカちゃんが怒る」
その言葉に、皆が一瞬笑った。
「そういう事になるかはわからんが、ともかく急いだほうがいいのは事実じゃろうな」
そういって、マーリン爺ちゃんはボクの顔を覗き込んだ。
「しかしの、お前さん少し頭に血が上っとる。ここは敵の本拠地じゃ。落ち着けよ?」
「……うん」

ボクらは、部屋の奥にあった登り階段を登った。
二階は壁で区切られて、奥への細い道しかない。この壁の向こうには何があるんだろう。気にはなるけど、扉がないから中を知る事はできなかった。
通路を通り抜けると、少し広い場所に出た。
上へ行く階段。その少し手前の床には、不思議な模様が描かれていた。白っぽいけど、少し光ってるような、そんな何か特別なペンキで描かれているみたいだった。
「何だろう?」
「不思議な感じの模様ですね」
ボクらはそっとその模様に近づく。

と。

いきなりその模様が光って、中から魔物が飛び出してきた。
「!」
思わず息を吸い込んで、それから剣を抜く。
なし崩しに戦いが始まった。
敵は青いタテガミを持った、6本脚のライオンだった。
ギラギラする爪や牙。
血走った目。
かなり大きな体をしてるその魔物は、思った以上にすばやい動きで飛び掛ってくる。
ボクらは全力で戦った。
マーリン爺ちゃんはベギラゴンを唱えたし、ゲレゲレは鋭い牙で噛み付いていった。ピエールとボクは相手に切りかかる。
短い戦闘だった。
「どうもこの模様はどこかにつながっていてワープできるみたいじゃの」
「旅の扉みたいに?」
「そうじゃな、旅の扉よりは近い距離を移動するみたいだがな。……この塔にはあまり扉がないみたいじゃから、コレで移動するんじゃろう」
「ああ、なるほどね。これからはこの模様も気にしなきゃいけないね」
ボクらは模様に乗ってみる。すると小さな部屋に出た。
「行き止まりのようですね」
「うん」
両方試したけど、どちらも小部屋に出るだけだった。

元の場所に戻ってきて、ボクらは階段をのぼる。
コレまでにないくらい、広い場所に出た。
奥に登りの階段が左右に二つみえる。そこまでには何も障害物がない。
「行こう」
ボクは真っ直ぐ歩き始める。
「!!!」
いきなりマントを引っ張られ、ボクは後ろに倒れこむ。振り返ると、ゲレゲレがマントを咥えていた。
「ゲレゲレ! 何!」
叫んだときだった。
シャキン!という鋭い音と共に、ボクが行こうとしていた床から、鋭く尖った太い針が飛び出してきた。
「……」
ボクは茫然とその針を見上げる。
天井まで届くほどの針で、向こうに行けそうにない。もちろん、貫かれたら死んでいただろう。
「ありがとう、ゲレゲレ」
ボクはゲレゲレの頭をなでる。ゲレゲレは咥えていたマントを放した。
そっと針が突き出した場所に近づいて、よく床を見てみると、うっすらと継ぎ目があって、そこから針がでるようになっているようだった。ソレが塔の壁に沿うように真っ直ぐ続いている。
「見たとおり真っ直ぐ階段は目指せないんだね」
ボクはため息をついた。
「良く見れば針のトラップに引っかからずいけるでしょう。こういうときは焦って行くとかえって時間をとられるのですね。落ち着いていきましょう、主殿」
ピエールの言葉に、ボクは頷く。
天井を見上げて、大きく一度息を吐いた。
「行こう」
ボクらは床をよく見ながら、歩き出した。


■とりあえず3階まで登りました。
さくさく進めようと思ってます。
実際にはこの「針」のトラップ、床見てもわからないんですけどね。で、総当りで歩くしかないんですけどね(笑)
一応小説風ってことで、仕掛けのところは気をつけたら見えるだろうと思って変えてみました。
いつもなら、逆に気をつけるタイプの構造なのにね。テっちゃんやっぱり頭に血が上っててうまく物を考えられなくなってます。
■プチ同窓会のために、今日は狭間っち(副幹事)と朝から待ち合わせて、食事会の場所きめ&下見に行きました。

……私、寝坊で30分も遅刻しました。ごめんなさい。

落ち合って10分で場所を決め(笑)そのままランチを食べに行ってまいりました。
待ち時間に全員に「決定ー」とメールを打つ。
目の前の狭間っちにも送ったので、携帯がいきなり鳴り出す。
「送る」といってから送ったにもかかわらず、お互いになったことに驚いてしまった(苦笑)
 
絶品でしたよ、アスパラのリゾット!
狭間っちが食べたのは明太子&青じそのパスタ。
残念ながら明太子が嫌いなので味見はできませんでしたが、パスタもおいしかったらしいです。
量もそこそこ多くて、お値段もお手ごろ。
いい店発見☆って感じです。
メニューも多かったから、何度か行ってもいいな。

問題は、今度5人組なんですけど、席がたいてい4人掛け。
お店の真ん中の大きなテーブルを占拠するしかないのでしょう。
……そんな悪目立ちするところに……。割と全員声が大きいしなあ(教員率が高いせいだと思う)

まあ、ともかく。
来週末には楽しめると思います。
 

■昼からは仕事があるので、狭間っちとお別れ。
学校へ向かいます。本日も車の中でのBGMはスネオヘアーのワルツ。さすがに5分ほどの曲をエンドレスで繰り返してましたから、飽きてきました。
この3日で30回くらいは聞いたんじゃないでしょうか。
もっとかな?わかんないけど。
何せ片道40分ですから(笑)そのほかの移動のとき(買い物とか)も全部ワルツでしたから。多分そのくらい。
 
さすがにもう、歌詞もばっちりですよ。カラオケで歌えますよ。

 
■水槽に餌をやりながら、ぼんやりと中を見ていたら。

……スネールが居るみたいなんですよ。しかも二匹。
すごーくショック。

何回も水草を洗ってから入れたのに。
最近見るようになったってことは、後から入れたアヌビス・ナナにくっついてたのかな? アヌビス・ナナ物凄く丁寧に洗ったのに……!
く……!!!

最近アマゾンソードが枯れてきたのはこのせいなのだろうか?
ちょっとスネール対策を調べねば。とか思う今日この頃です。

あ、ちなみにネオンテトラは何匹かお亡くなりになりつつも、全体的には元気です。
オトシンクルスも元気です。
金魚・エビ・どじょうも相変わらず元気です。
水槽で気になるのは、ホント、スネールだけです。

そういえば、先日買ってきた藻をとるマグネット式の掃除機?つかってみました。
すごーく綺麗になりました。良かった。
 
 
■今日はここまで。
 
■先ほどから、この前置きを書くのにモニタを5分ほど見つめてみましたが、やはり今日も書くことはありません。

……とか書いたらとりあえず前置きが書けたので、このまま進みたいと思います(二度と使えない手だな……)

■破滅の足音 2 (ゲレゲレ視点)
大臣の部屋で見つけた靴を使うと、見知らぬ教会の近くに降り立った。
テスはすぐにその教会を目指して歩き出す。
何だか落ち着かない。
体の奥のほうが、ざわざわする。
「皆はここで待ってて。大臣を見てないか聞いてくる」
テスはそれだけ言うと、教会の中に行ってしまった。

「なんか、心配だな」
俺がつぶやくと、全員が俺のほうを見た。
「なぜ」
「余裕がない」
言うと、全員が小さく頷いた。
「あれほど余裕がない主殿を見るのは初めてです」
「ずっと前もそうだった」
思い出す。
子どもの頃、テスと離れてしまったあのときの事を。
あの時、テスはソレまでなかったくらい、ソレまで見せた事がないくらい頭がよくなって。
それで親父さんに追いついたんだった。
あの時も、余裕がなくて追い詰められていて。

「ろくでもないことになったんだ」

つぶやくと、全員がゆっくりと教会に視線を送る。
まだテスは出てこない。
「とりあえず、ワシらがフォローできる部分はしてやらんとな」
マーリンが言った。
「そうだな。そもそもテスは何かに熱中すると他の事がみえなくなるからな。……子どもだからな」
俺は答える。

そうだ。
テスはでかくなったし、ガキもできたけど、俺に比べればまだ子どもだ。
守ってやると決めたんだ。

「ただいま」
テスはしばらくすると教会から出てきた。
「何かわかりましたか?」
「だいぶ前らしいけど、魔物の一団が来たの山を目指して走って行ったらしい。その中に人の姿も混じっていたって話。ともかく北に向かえばいい。今居るところはここ」
テスは地図を広げて俺たちに見せた。
「今居る位置は、ここ。グランバニアの対岸にある教会。で、北の山のほうには大きな塔がたっていて、昔から魔物の棲家になっているっていう噂。普通なら誰も近寄らないところらしい。大臣の靴でここに来たって事は、北に住んでる魔物と大臣がつながっていたんだろうね」
場所の説明を終えて、テスは地図をしまいこむ。
「疲れてないよね? すぐ行こう」

北を目指して歩き出す。
夏なのに、どんどん気温が下がっていくのがわかる。
曇った空からは、陽が差してこない。
道は草原で平坦だったが、雨でも降ったのか少しぬかるんでいて歩きにくい。草も背丈が低く、大きな木を見かけることもない。
あまり生命感のない景色が続く。
教会を出てほとんど休まずに北へ進む。
行く手をふさぐ魔物も、少しグランバニアに比べると強い。
俺たちに適うほどの奴は居なかったが、北の山に強い魔物が潜んでいるのは間違いがなさそうだった。

グランバニアを出て、2日目の夜が来た。
短い休憩を挟んで、俺たちは目の前にたつ塔を見上げる。
「……着いた」
大きく息を吐きながら、テスは塔の頂上を見上げる。
「少し高いね。さすがに疲れてるし、休んでから行こう」
本当は焦ってるのがわかる。
気持ちが先へ先へ向かっていて、それでも体が付いてこない事に、苛立つ。
「コレまですれ違わなかったし、出て行くとしたらここからだ。……空を飛ばれなければ。だからここで休んでも大丈夫だよ」
テスは自分に言い聞かせるように言ってその場に座り込む。
「これ以上魔物に家族をばらばらにされてたまるか」
そのつぶやきは、ここに居るどれだけの仲間に聞こえただろうか。
小さな声だったが、確かに憎悪を抱いた声だった。
俺は思わずテスの体に鼻を押し付ける。
『落ち着け、ビアンカは無事に決まってる』
「どうしたの、ゲレゲレ。大丈夫だよ」
テスが俺の頭をなでた。
言葉が通じないのが、今日ほどもどかしい日はないかもしれない。
「大丈夫だよ」
自分に言い聞かせるように、もう一度テスはつぶやく。
叫びだしたいような気持ちを、何とか押しとどめているのは、隣に居るとわかる。少し空気が張り詰めている。
『ああ、大丈夫だ』
俺はそういってテスに頬ずりをした。
他の仲間も、少し不安そうにテスを見ている。テスの不安は全員に伝わる。
怒りも、多分伝わっている。

ずっと、心の奥のほうに不安が広がっている。

この不安が、現実にならなければいい。
ただ、そう祈った。

 
■……おかしい。また塔に登れなかった。
しかもこの塔、長い。高い。敵が多い。
どうしたもんかのう。
ちなみにレベル上げが大好きだった私は、この頃バギクロスーとかベギラゴンーとか使ってたので(笑)苦戦はしてないんですけどね。振り回してる剣もメタルキングの剣ですからね(苦笑)「敵、強くなったなあ」とは思いましたけど。
というわけで、プレイ日記的には今後も塔の中は苦戦せずガンガン進みます。ひどい進み方をします(笑)←予告。

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