■読みました。
ISBN:4163238603 単行本 東野圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか

「彼に触るなっ」湯川が彼等の前に立ちはだかった。「せめて、泣かせてやれ……」

読みました。
読んだのは結構前なんですけど、感想が今になりました。
漸く、もやもやしたのが収まったというか。

ネタバレ無しで感想を書くのは非常に難しい作品なのですが、この話はネタバレしてしまうとこれから読む人に対して非常に申し訳ない作品です。

もう、読むしかないかと。

タイトルの「献身」とはよく言ったものです。
最後の最後で、意味を思い知りました。

間違ってるとは思いますが。


ともかく引き込まれて読みました。
湯川先生が種明かしをしたときですら「すげえ!」と思ってただただそのミステリの世界を楽しんでいました。


最後に、とってもやりきれない気持ちに陥りましたけど。

彼女の気持ちを考えれば、それは当然の選択な気がします。
彼の気持ちを考えると、それは裏切りな気がします。

最初から間違ってたんだから、仕方ないかもしれませんけど。


ともかく、読む価値はあるんじゃないかと思います。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索