■最近日記がかけてなくて申し訳ないです。
DQコンサートは必ず書きます。
今日まで色々チョット別のことやってまして、今日それがおわりまして、何とか書く暇や余裕も出来てきた気がしないでもないので、ここらでまた日記を復活できたらいいなあとか思ってますよ。

■オロチの洞窟 2
息は、一定の間隔で、同じ方向から聞こえてくる。
この通路から見た、広い空間のほうだ。
私たちはお互いに準備ができているか確認してから、そっとそちらの空間に近づいていく。
通路から広い空間を覗き込むと、石造りの橋がかけられている小島にその魔物が悠然と立っているのが見えた。辺りは溶岩が流れていてとても暑い。
魔物はとても特徴的な姿をしていた。
まず、頭が八つあった。そしてその頭は長い首で胴体と繋がっている。顔にはどれもとても凶暴そうな赤い瞳があり、私たちに既に気付いているのか、それとも偶然なのか、こちらを見ているような気がする。
胴体はかなり大きくて、尻尾がいくつかあるのがちらりと見えた。ただ、溶岩の中にでも入れているのか、本当にいくつあるのかはココからではよくわからない。
「おっきい」
チッタが呆然としたように呟いた。
「どうやって戦えばいいのかな?」
「とりあえず、動きが早いのか遅いのか分からないが、あの図体だ、きっと傷に対する耐性はかなりのものだろうし、鱗っぽいもんが見えるから、鎧みたいな働きをして防御力もかなりのもんだろうね」
カッツェが面倒だ、といわんばかりに舌打ちをした。
「では防御力を下げるためルカニなど唱えましょう」
「しっぽを溶岩に入れてるくらいだもん、きっと炎や熱には強いよね。メラとかイオとかは使うだけ無駄っぽいし、わたしはヒャド系を唱えるよ。この前、結構強そうなヒャダインって呪文を覚えたんだよね」
にや、とチッタは笑うと続ける。
「わたしは攻撃呪文をメインにしていくから、リュッセ君は回復優先で、余力があったら攻撃呪文も使ってね」
「わかりました」
「私とカッツェは地道に武器で攻撃するしかないね」
「基本的でいいじゃないか。ともかく、リュッセのルカニに期待だな」
作戦を決めれば、後は行動に移すだけ。
私たちは速やかに広い空間へ走りこむと、そのまま一気に橋を渡ってオロチの近くまで走り寄った。
オロチが私たちに気付いたのか、大きく咆哮する。
甲高いような、不思議な音がした。
そして八つの首がそれぞれに敵だと判断したものを見る。ある首は私を見たし、また別の首はチッタを見る、そんな感じだった。
近くで見ると、目は血のような赤で、爛々と輝いている。
不気味な色だった。
でも、ひるむわけには行かない。
「ルカニ!」
複雑な腕の動きの後に、リュッセの力ある言葉が発せられる。見た目は全く変わりないけど、きっとオロチの防御の力は随分落ちたに違いない。そう信じる。
その言葉を待っていたかのように、カッツェの持っていた鞭が空気を切り裂く音とともに、カッツェを見据えていたオロチの頭を打った。ぱしん、と乾いた低い音が響く。手ごたえがあるのかないのか、見てても分からない。
「ヒャダイン!」
次にチッタの力ある言葉が発せられる。その力はすぐに形になって現れた。オロチの頭上に、突如氷の塊が出現した。それは先の尖った氷の牙をいくつも寄せ集めたような、それでいて法則性をもった綺麗な氷の塊だった。その塊はすぐに回転して、オロチの体に次々に氷の刃を降り注がせる。氷の刃は次々にオロチの体に突き刺さる。目に見えて効いているような気がする。
私も目の前にあった頭に対して、渾身の力で剣を振り下ろす。リュッセの呪文は効いていたようで、思いのほか深々と剣が刺さった。ぬくと、返り血が噴出してすこしそれをかぶる。熱い血で、やけどをしたかもしれない。けど、構っている暇はない。まだ体は動く。
オロチの顔が不意に私から離れた。
よく見ると、首は全ていっせいに宙に持ち上げられている。そのどの口にも、炎の揺らめきが見えた。
「ヤバイ避けろ!」
カッツェの声が響いたのと同時に、オロチは一気に全ての首を下ろして私たちに近づけると、その口から炎を吹き出す。熱い炎が、私たちの全身に降り注いできた。
「!!」
何とか衣服までが一気に燃え上がることは避けられたけど、体のほうはかなり酷い。やけどがひりひりする。
目に見えて一番酷いチッタに、リュッセから回復の呪文がとんだ。傷が一気にふさがる。それで元気を取り戻したのか、チッタから再び氷の呪文がオロチに向かって発せられる。カッツェも鞭をまた振るう。私は次に怪我の酷そうなカッツェに回復の呪文を使った。さっきみたいな炎の攻撃を、次々やられたら勝ち目はない。ともかく回復は早めのほうがいいだろう。
戦いは長引かせたくはなかったけど、ちょっと覚悟は必要かもしれない。

その後も戦いは一進一退という感じだった。オロチは炎攻撃だけでなく噛み付いてきたりもする。こちらはこちらで、自分でもガッツポーズをとりたいくらい上手く攻撃が当たって、相手の首を切り落としたりもしたけれど、やっぱり回復がすこし追いつかなくなってきている。ともかく、全体的に炎の攻撃があるのが痛い。
とはいえ、少しずつこちらが押し始めた。
そして、何回目か分からない攻撃をしたとき、オロチがすっと攻撃をやめ、なんと体を翻した。
「逃げる!」
チッタが叫ぶ。オロチは溶岩に逃げ込むつもりらしい。
思わず剣を振り下ろす。オロチの尾が切れた。
けど、結局オロチには逃げられてしまった。


■この辺って、ゲームではすごく駆け足で済ませてしまうので、実際苦戦してるなんてことは全然ないんです。
何気に、話でもチッタちゃんがヒャダインつかってる辺りから、その辺を汲み取っていただけるとありがたいです。
今回のゲームでは、ジパング攻略したの、レベル28くらいでした(笑)
レベル28までダーマに居たの。
それから一気に話を進めるの。

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