今日の「DQ3」(72)
2007年7月25日 今日の「DQ3」■BGMをベートーベンの「運命」でお送りしております。
いやまじで。
あ、終わった。
ええと、撮ってあった「N響アワー」を流しながら、という意味です。
おかしいなあ、まだカラヤンが出てこないなあ。
出てくるはずだったんだけど、間違ったかなあ?
最近、のだめの影響でオーケストラに興味が湧いてます。
好きな曲はサンサーンスの「動物の謝肉祭」です。
■テドン 1
■BGMをウィンナーワルツでお送りいたしております。
春の声?
まあ、よー知らんのですが、有名な曲ですわ。
か、カラヤンは気のせいだったのだろうか。
ドラクエと全く関係ない話しかしてないな。
そんな前枠後枠でも良いじゃないか。
しかも短いな。前後入れても2419字だ。
まあ、いいか。
いやまじで。
あ、終わった。
ええと、撮ってあった「N響アワー」を流しながら、という意味です。
おかしいなあ、まだカラヤンが出てこないなあ。
出てくるはずだったんだけど、間違ったかなあ?
最近、のだめの影響でオーケストラに興味が湧いてます。
好きな曲はサンサーンスの「動物の謝肉祭」です。
■テドン 1
船は静かに川岸に泊められた。テドンはすぐそこで、家々が見える。
「俺たちは船の見張りもあるから、ここでキャンプをして待機してます。姐さんたちはゆっくりテドンで骨休めしてきてください」
「気をつけてね?」
私たちは船員さんたちに見送られながら、テドンに向かった。
テドンは、夜だというのに人が沢山外にでて話をしたり空を見上げたりしていた。これまでの町や村と違って、夜に外を出歩く習慣があるんだろうか。
「テドンの村にようこそ」
入り口にいた男の人が私たちに気付いて声をかけてくれた。適当に挨拶を返して、私たちは村の中央に向かう。村の人たちは気さくで、次々に私たちに挨拶をしたり、色んな世間話を聞かせてくれたりする。
「魔王は北の山奥ネクロゴンドにいるそうです。近いせいか、ここまで邪悪な空気がただよっているように感じますよ」
なんていうことを言うお兄さんも居た。念のため、地図で場所を聞いてみたら、地図で分からなかった、切り立った崖で隔てられている大陸の内陸部分をネクロゴンドというそうで、灰色に塗ってある地図を見てお兄さんはちょっと困ったように笑っていた。
「魔法はネクロゴンド」
その言葉をよく覚えておこうと思う。
「たとえ魔王がせめて来ようとも、わしらは自分たちの村を守るぞ!」
近くを通っていたお爺さんが、私たちの話をきいていたのか、元気にそんな声をを張り上げていく。勇敢なことだと思う。やっぱり、強い魔物や魔王が近くにいるとなると、普通に生活している人の気持ちも代わってくるのかもしれない。実際、村の人たちの興味の大半は、魔王がすむというネクロゴンドに集中しているようだった。
鎧を着込んだ兵士さんは、私たちの地図を見ながら、説明してくれる。
「テドンの岬を東にまわり陸ぞい、川を上がると左手に火山が見える」
指し示されたのは、アッサラームから南西、くらいの位置にある川と、その河口付近にある大きな山だった。
「火山こそが ネクロゴンドへのカギ。しかし、よほどの強者でもないかぎり 火口には近づかぬほうが身のためだろう」
確かに、その火山を越えなければネクロゴンドには入れなさそうだった。なにせ大陸はほとんど、切り立った崖に囲まれているからだ。
けど、火山といえば、お父さんが魔物との戦いの末に落ちたという場所。
その火山がこの火山かは、分からないけど、きっと今の私ではまだまだどうにもならないだろう。
いつか、火山にいけるようになるだろうか。
そしてそれは近い未来だろうか。
「空が飛べたら素敵なのにね」
なんてお姉さんもいたけど、私にはその感覚は分からなかった。ただ、「魔王におびえることなく、どこへでも好きなところへ行ける」という気持ちはよくわかった。この村の人たちは、生まれた瞬間から近くに魔王が居る恐怖と隣り合わせだ。
そしてそれはきっと、とても……恐ろしいことだ。
「変ですね」
村はあまり大きくないから、歩いて全体的なものを見ていたときにリュッセが呟く。
「何が」
「ほとんどの建物が、どこかしら壊れています。教会なんて、半分以上壊れてましたよ。屋外に牢がありましたけど、それも扉が半分無くて、兵士がふさいでいたくらいでしたし」
「それになんとなく、生活感が無い。何だか妙な違和感がある」
リュッセの言葉を引き継ぐようにカッツェがぼそりという。
「村の人たちも、元気に話しかけてくれるけど、なんとなく生気がない感じ」
ようやく顔色も戻りかけたチッタも首をかしげる。
「……確かに、そうだよね」
気付かない振りをしていたけど、やっぱり皆も気にはなっていたみたい。
村は確かに人が沢山いて、一見活気に満ち溢れている。けど、村は共有スペースであるはずの広場にまで草が生い茂っているし、建物はリュッセの言うように壊れたまま放置されている。
「気になるけど、夜も遅いから、明日の朝から調べてみよう」
「そうですね。チッタもしっかり眠ってもらったほうが良いでしょうし」
「うん、揺れない地面と揺れないベッドのありがたみをかみ締めたい」
それで話はまとまって、私たちは村に一軒しかない宿に向かった。
宿もやっぱりあちこち壊れていて、屋根はあるけど壁の一部がなかったり、床がはがれたまま放ったらかしになっていたりしている。
「もしかして、大工さんが居ないとか?」
「それにしたって、自分で直せる範囲は直すだろうよ」
うっすら埃をかぶっているベッドの、埃を払いながらカッツェは眉を寄せる。
「布団、微妙に湿ってる」
触れた毛布が、少し重い。
「壊れてから随分たってますよね」
ぼこりとなくなっている壁の断面を見て、リュッセは首をかしげる。
「変なの」
チッタはばふ、とベッドに仰向けになった。アリアハンに居た頃のチッタなら、こんな建物やベッドで眠るなんて考えられないけど、旅に出て結構図太くなったのかもしれない。
それがいいことか、悪いことかは分からないけど。
……チッタのおじ様的には悪いことで決定だろうけど。
ともかく、どうしようもないのは確実だから、私たちは諦めて眠ることにした。
何か、悲しい夢を見たような気がするけど、起きたときには忘れてしまっていた。
■BGMをウィンナーワルツでお送りいたしております。
春の声?
まあ、よー知らんのですが、有名な曲ですわ。
か、カラヤンは気のせいだったのだろうか。
ドラクエと全く関係ない話しかしてないな。
そんな前枠後枠でも良いじゃないか。
しかも短いな。前後入れても2419字だ。
まあ、いいか。
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