■そういうわけで、モンスターバトルロード遊んできました。
敵で出たホイミスライムが激かわいかったです。
ぼうれい剣士が早く欲しいです。
この二枚が出たら、もう満足。
スペシャルにはエイト以外誰が居るんだろう。
公式サイトのムービーには3勇者(男)、ローレシアの王子、剣神勇者が居たんだけど。

3勇者欲しいー。

■ポルトガ再び
暫くダーマ神殿の周りで、リュッセに戦いの勘を取り戻してもらってから、私たちは旅を再開することにした。
賢者になって、リュッセは戦いにも強くなったし、僧侶の呪文以外に魔法使いの呪文まで使えるようになった。全体的に器用になった、と言える。魔法使いの呪文を使えるようになったことで、最初のうちはチッタは「わたしの存在意義はなんだろう」とまた悩み始めたけど、暫くすると「リュッセに先生として呪文を教える」という楽しみを覚えたようで、あまり彼が呪文を使えるようになることに対して屈折した感情は抱かなかったようだった。
まあ、リュッセは全体的に器用になった分、何かのスペシャリストにはなりにくくなったとも言え、魔法使いの呪文も、チッタに比べると威力が微妙に劣る、という事もチッタのプライドをずたずたにしないで済んだ要因だったとも言える。
リュッセ本人も「どちらかというと、やっぱり僧侶の呪文のほうが使いやすい」と言っているし、もともと何をしていたかと言うのも関係はあるんだろう。

さて、ともあれ、旅は続けないといけない。
相変わらず魔王がどこに居るのかすら分かってなかったりしてるけど、旅を続ければそのうち知ることもあるだろう。
正直、未だに魔王を倒すということにはピンときてないんだけど。
目の前で起こる事件や謎を解くのに精一杯で、時折魔王を退治する旅をしていることを忘れてたりするけど。
それでも、前にだけは進まないと。
「じゃあ、ポルトガにルーラするねー。正直あの王様の言いなりで黒胡椒を届けることにかなり腹が立つけど、船は欲しいからねー」
チッタはそういいながら私たちを集めて、ルーラを唱える。
独特の加速感と浮遊感を感じて、

気付けば海のにおいがした。

目の前には港町が広がっている。
何艘もの船が港に停泊していて、その上を鳥が円を描いて飛んでいるのが見える。
「船の多さをみるとポルトガにきたなあ、って思うね」
「そうだね、あんまりアリアハンにはないからね」
私とチッタは頷きあう。船なんて間近で見たことなんてほとんどないから、何だかそれだけでわくわくしてしまう。
前ポルトガに来たときはただただ圧倒されてしまったから、今回はちゃんと見ておこう。
「この中のどれかが、わたしたちの船なのかな?」
チッタは嬉しそうに笑いながら、首をかしげる。
「ソレを聞くためにも、さっさとお城に行こう」
左手側に港をみながら、大通りをお城に向かってあるく。相変わらず市場からは威勢の良い声が聞こえてくるし、美味しそうな匂いも漂ってくる。途中ちょっと誘惑に負けて、全員で揚げ物を食べながら歩くことになったけど、そんな人は沢山居るからあまり行儀の面では気にすることはなかった。

お城の入り口で門番に声をかけると、意外なことに彼は私たちのことを覚えてくれていて、すぐに中に取り次いでくれた。よくよく聞いてみるとなんて事はない、東に行って黒胡椒とってこいなんてことを言われた冒険者なんて、私たち以外誰も居なかっただけのことだ。そりゃ、物好きだなという感想と共に覚えられていても不思議じゃないだろう。
王様は私たちが帰ったということで、一応玉座に座っていた。
聞けば普段は大臣くらいしか出てこないのだそうだ。仕事しろよ、王様。
「そなたは東の地に胡椒をを求めて旅に出たのじゃったな。して、どうじゃったのじゃ? やはり駄目であったであろう」
王様はあまり期待していない声で、私たちをあまり見ることなく言う。
「いえ、その、貰ってきましたけど」
「な……なんと!? 持ち帰ったじゃとっ!?」
叫ぶように言うと、王様は大臣に耳打ちをする。今度は大臣が近くにいた兵士に耳打ちをする。そういうリレーがあってから、その兵士が私のところへ来て胡椒の入った袋を受け取って大臣のところへ戻っていく。
大臣はその袋を受け取ると中身をざっと見て頷いてから、王様にその袋を渡した。
「おお! これはまさしく黒胡椒! よくやった! さぞやキケンな旅であったろう! よくぞ成し遂げた!」
言いながらも王様の視線は袋の中に釘付けで私たちのほうは見ていない。
心は既に胡椒料理に飛んでいってるんだろう。
「その勇気こそ、まことの勇者そのものじゃ! お前たちとイシスの女王との約束どおり、船をあたえよう! あとは大臣に聞くが良い」
王様はぴょん、と玉座から降りるとそのまま軽い足取りで部屋の奥へ引っ込んでしまった。

「ええ……」
大臣が咳払いをする。
「お約束どおり、船をご用意いたします。城前の港に特別に船をつけさせますので、明日の朝、またこちらへいらしてください。外海へも出られる大きな船ですので、用意に色々と手間がかかるのです」
「わかりました。明日の朝ですね」
私たちは約束を確認してからお城を出る。
「やーっぱりわたし、あの王様キラーイ!」
チッタが叫ぶ。
「そりゃまあ、あの態度じゃな」
カッツェも苦笑する。
「欲望に忠実な方のようですしね。でもソレが戦い方面の欲望じゃないだけ、可愛らしいものじゃないですか。船だって用意してくれていたわけですし、約束もたがえない。アレでなかなかしっかりした方かも知れませんよ」
リュッセも苦笑している。どこまで本気で言ってるんだろう。怪しいものだ。
「じゃあ、明日また来るとして、宿でも押さえにいこうか」
「そうね! ……どんな船か楽しみだね! 早く明日にならないかな!」
宿への道を歩きながら、私たちは明日のことを考える。

早く明日になんないかな。


■さて、これからどうしましょうかね。
それはそれとして、リュッセ君は賢者になっても何も悟ってなさそうですね。性格かわらず。

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