今日の「DQ3」(48)
2007年6月11日 今日の「DQ3」■最近、塔の音楽の美しさに気づいた高月です。
DQ3の塔の音楽、きれいですねー、特に終盤部。
たったったったったったって所。
こんな文章で分かるもんならわかりやがれ、みたいな表現で申し訳ない。
■ポルトガ 1
■確かDQ3を書き始めたときは「DQ5みたいに長く書かないぞー!」と心に誓ったはずでしたが、なんか長くなってきてませんか? 長くなってきてますよね?
あっさりしなきゃ、これから夏だし。
人気投票実施中。
http://vote2.ziyu.net/html/zum_sieg.html
ソルから下の子たちの、だんごっぷりが素敵だと思う今日この頃。
もうテスとビアンカは勝手にしてればいいよ。といわんばかりのこの票差。
個人的にはこのあたりが得票すると嬉しいです。
DQ3の塔の音楽、きれいですねー、特に終盤部。
たったったったったったって所。
こんな文章で分かるもんならわかりやがれ、みたいな表現で申し訳ない。
■ポルトガ 1
ロマリアで一日休んで、足りなくなってきていた水や食糧を買ってから、今度はポルトガに向かって旅立つ。初めてロマリアに来た時は、この草原も若葉が鮮やかだったけど、少し落ち着いた色合いに変化してきていた。どんどん時間は過ぎていっているんだな、と改めて実感する。もうこの辺りの魔物は全然恐くない。強くなったのも、改めて実感しながら私たちは北に進む。
草原を暫く北に進んでから西に進んでいくと、やがて大きな川が見えてきた。海に近いせいか、ほとんど海と言っても問題なさそうなくらい川幅がある。この下に通路があるなんていわれても、信じられない。
川に近寄っていくと、そのほとりに小さな建物が見えてきた。白い石造りの、平屋の質素な建物で、結構古めかしい。綺麗な四角で、大きなサイコロが草原に置かれている、なんていうとちょうどイメージにぴったりだと思う。入り口にはドアはなくて、兵士さんが一人、暇そうに立っていた。
「ここはロマリアとポルトガの国境だ。ここを通り抜ければポルトガだな」
兵士さんはあくびをしながらそんな説明をした。
「閉鎖されてるって聞いたんだけど」
チッタが言うと、彼は頷いた。
「最近は、ポルトガとの交易はほとんど船だからな。この通路は老朽化してきているし」
そういうと、建物の中に目を向ける。建物が古めかしいのと同様、中も古めかしい。入り口からは廊下とドアしか見えないけれど、そのどちらも古そうで、書かれていただろう模様は薄れてよく分からなかった。
「まあ、通る事は止めないよ。陛下からも、君たちが通る時がもしあったら、止めないで通せといわれているし」
「じゃあ、通ります」
「けど、鍵かかってるよ、その扉。大昔に閉鎖してから扉の鍵がどこかへ行ってしまったんだよ」
あの王様ならやりかねないかも、とは思ったけど、そこは兵士さんの手前黙っておく。
「鍵を開ける算段なら何となくついてるから心配しないでおくれ」
カッツェは笑いながら言うと、建物の中に入っていく。
「私たちも行きます」
「ご武運を」
兵士さんの敬礼を見ながら、私は建物の中に入る。日陰だからかひんやりとした空気がちょっと気持ちいい。
扉は古い模様がかすかに残る鉄で出来たもので、結構大きい。カッツェがイシスで手に入れた鍵を入れて廻すと、扉の鍵はかちゃりと思いのほか軽い音を立てて開いた。あまりのあっけなさに、思わず私はチッタと顔を見合わせる。
「何か拍子抜け」
「もっと厳かにやろうよ」
「ただ鍵を開けただけだろ」
カッツェは呆れたように言うとドアを開いた。建物のなかの唯一の部屋は小さな部屋で、ただ下りの階段があるだけだった。そのほかのものは全然ない。つまりは下り階段を守るだけのための建物なんだ、ここ。ちょっと贅沢な話だと思いながら、私は階段をおりる。空気は一層冷たく、そして湿気を含んで重くなった。通路は西に一直線に伸びていて、床も壁も天井も、全部が石造りになっている。床は灰色だけど、壁や天井が建物と同じ白い石でできてるせいか、そんなに暗いとは思わなかった。
通路は一定の幅でただひたすら真っ直ぐ作られている。床も平らで、随分な労力で作られたものなんだろう、と簡単に想像がついた。想像は簡単だ。
他に通る人も居なければ、魔物もいないから、私たちは気楽にその通路を通り抜ける。
そのうち行き止まりが見えてきた。ただ、のぼりの階段があるだけだ。
「ほんとにシンプルなつくりだね」
「こういうところ凝っても仕方ないだろ。通路なんだから」
チッタの感想にカッツェは呆れたような声をあげた。まあ、たしかに、兵士さんの口ぶりでは昔は交易なんかにも使われただろう通路が、迷路になってたら大変だろう。
「まあ、ソレはともかく!」
チッタは軽やかな足取りで階段を上っていく。私もそれに続いた。そして、階段を登りきったところで、二人で声をそろえて言う。
「ポルトガ、到着ー!」
「……元気な事で」
「アンタはほんとに若さが足んないね」
背後でそんなリュッセとカッツェのやり取りが聞こえたけど、聞こえない振りをしておく事にした。
「さて、それはそうと、ポルトガのどの辺りに到着したんですかね」
出口にあった、ロマリアのとそっくりの小さな建物から出たところでリュッセは首を傾げる。入り口同様、こっちも草原の真っ只中に建物が建っている。ロマリアとの違いといえば、見える範囲に林があることくらいだろう。
「そうだねえ、ここがロマリア側の入り口だろ? そこからほとんど直線に歩いたんだから」
カッツェは地図とコンパスを見比べながら、あたりを見る。
「多分、この辺りだろう。ポルトガの街はこっから大体南だね」
カッツェが指差したのは、ポルトガの北の端っこのあたりだった。ポルトガは地図で見ると、東はロマリアとの間を流れる川に、北側は聳え立つ岩山の山脈に、南と西は海に囲まれて孤立している。さらにその平野の中央にも大きな山があるらしく、地図で見る分には、平野は本当に狭い範囲にしかない。これでは海に出て行くしかないだろう。それで船の技術が発展したのかもしれない。ちなみに、地図で見ると意外とロマリアと近所だ。海の向こうにはイシスがある。
「じゃあ、船を見繕うのと、女王様に頂いた手紙を王様にお届けするってことで、ポルトガの街を目指そうー!」
チッタの掛け声とともに、私たちは平野を南下し始めた。
■確かDQ3を書き始めたときは「DQ5みたいに長く書かないぞー!」と心に誓ったはずでしたが、なんか長くなってきてませんか? 長くなってきてますよね?
あっさりしなきゃ、これから夏だし。
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ソルから下の子たちの、だんごっぷりが素敵だと思う今日この頃。
もうテスとビアンカは勝手にしてればいいよ。といわんばかりのこの票差。
個人的にはこのあたりが得票すると嬉しいです。
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