■毎度おなじみ、遅刻アップです。
今日は2時間半遅れ!(笑)

いやあ、金曜日は友人とプールにウォーキングに行くんですけどね、どうも家に帰ると疲れて寝てしまうんですよね。
敗因はそれです。
目が覚めたら時効警察が終わりかけてました。ビデオ撮っといて良かった。どうでしょうを生で見てしまった(苦笑)

■ホビット
チッタのルーラでアッサラームに到着する。
女王様の手紙があるからポルトガにすぐ向かっても良かったんだけど、アッサラームから東への抜け道があったら、それはそれで知っておいて損は無い。もしかしたらもう二度とこっちの方面には来ないかもしれないから、先に調べておこうということになった。
昼間のアッサラームは、相変わらずぼったくりの商人なんかが居て油断できないけど、活気にあふれている。夜のアッサラームは大っ嫌いだけど、昼間の活気にあふれたこの街は、嫌いじゃないかもしれない。

色々噂話なんかに参加してみたけど、東を目指す人は多くても実際に道を知っている人はほとんど居なかった。ただ、一人だけ、イシスから移住してきたというおじさんが抜け道の存在を知っていた。その人はもともとはもっと東へ行ってみたかったらしいけど、その抜け道から先へ進むことができなくて、結局ここに定住したらしい。
抜け道はアッサラームの北東にあって、険しい山脈にある洞窟が入り口になっているそうだ。けど、そこにはホビットが住んでいて、抜け道を知っているくせに教えてくれないらしい。
「一応確認に行ってみて、駄目だったらポルトガへおとなしく向おう」
そう話し合って、私たちはアッサラームの東の山脈を目指して歩き出す。山裾は深くうっそうとした森がひろがっていて、歩いていると魔物が近寄ってくる。けれど流石にこの辺りの魔物は戦いになっても、もう全然恐くない。思えば強くなった。
山脈は近寄っていくと、コレは人の足で越えるのは無理だと思わせる断崖絶壁の山が続いているのが分かる。灰色の岩壁の連続で、頂は雲に隠れて見えないことが多い。本当に大陸を東西に分断しているのが分かる。
「これ、洞窟があるっていうのも胡散臭い話だよ」
チッタは山を見てため息をつく。それもそうだな、と私も思う。けど、どうしようもないのは確かだから、山沿いに暫く北に向けて歩いてみる事にした。洞窟はアッサラームから見て北東なのだから、北に沿って歩くしかない。
右手に灰色断崖絶壁を見ながら、うっそうとした森の中を歩く。アッサラームから結構はなれた場所に、その洞窟はぽっかりと暗い口をあけていた。
洞窟は入り口こそ自然に出来たものっぽかったけど、少し中に入っていくと松明の火が掲げられていたり、地面が平だったりと、人の手が加えられている事が分かるようなつくりで、道も分岐なんかは無くて単純なつくりになっていた。暫くその少し広い一本道を東に歩いていくと、突き当たりにたどり着く。左手に通路がある以外、全然目立ったものは無かった。
「この場合、こっちだよね?」
左手側の通路を指差して、全員で歩いていくと、細い通路はやがて広い部屋にたどり着いた。
そう、そこは部屋だった。
床には藁でできた敷物が敷かれていて、粗末なテーブルや椅子が置いてある。壷なんかもいくつか置かれていて、簡単なベッドも置かれていた。
何より、その部屋には人がいる。
「何だ、あんたがたは」
鋭い目つきでこっちを見ているのは、正確に言うと人じゃない。背が低くてヒゲをはやしたホビットだった。ちょっと気難しそうな感じがする。
「え、と、東のほうへ行きたいので、抜け道をご存知だったら教えていただきたいな、と思いまして」
私がしどろもどろになって答えると、そのホビットは不機嫌そうな顔を一層不機嫌にして
「知らん! 知らん! とっとと帰れ!」
と叫んで、後は私たちのほうを見向きもしなかった。
暫く呼びかけてみたりしてみたけど、変化は無い。
「仕方ないね」
カッツェは肩をすくめると、私の腕を引いて歩き出す。リュッセとチッタも後ろについてきている。細い通路を抜けて、行き止まりまで戻るとカッツェはため息をついた。
「多分、知ってるけど教えたくないって所だろ。ポルトガを目指そう。ここで押し問答してても何ヶ月たっても変化ないよ、ああいう手合いは」
「話が通じそうな相手でもなさそうでしたしね」
リュッセも苦笑する。二人とも、このことは仕方ない事として処理する事にしたらしい。私とチッタも頷いた。
「じゃあ、外に出たらルーラでロマリアだね。そこから封鎖されてる道っていうのは近いの?」
チッタがカッツェに尋ねると、カッツェは頷いてから地図を広げて見せた。
「今、まあこの辺な。で、ロマリアがここ」
カッツェはロマリアがある半島を指差す。地図で見ても、ここから結構離れている。イシスだって凄く遠いし、カザーブやノアニールなんて大陸の北の端っこだ。我ながら、良く歩いたものだと思う。
「ロマリアから北西に暫くいくと、ここにでかい川があるだろ? この底を通り抜ける通路があるんだよ。扉で封鎖されてるけど、アタシらは今はあけられる」
「勝手にあけていいのかな。封鎖したのは誰かしらないけど」
「しらばっくれといたらいいんだよ、そんなの」
カッツェはわしゃわしゃと私の頭を撫でると、にや、と笑う。
ちょっと納得できない気持ちも含みつつ、私たちはルーラでロマリアに戻った。


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正直、リッシュのどの辺がかわいいのか、まったく見当付きません。

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