今日の「DQ3」(39)
2007年5月28日 今日の「DQ3」■日付変わりまして1時半ごろです。
だいありーのーとさんの障害に引っかかり、アップが遅れ申した。
まーたーかー!
何か久しぶりの障害だったねえ、でも2日続いたね(笑)
しかし全然気にしないのだ。
ブログ変えたりしないのだ。
■星降る腕輪
■人気投票継続中です。
1位を激しくテスとビアンカちゃんが奪い合い、それを少し離れたところでイチとリッシュ、リュッセが見守るという展開になってきました。
なんか、キャラクタ性を反映していて面白いです。
コメントはビアンカちゃんが一番多く、イチが一番熱い気がします。その辺も面白いです。
皆様の清いような気がしないでもない組織票など、お待ちしております。
http://vote2.ziyu.net/html/zum_sieg.html
だいありーのーとさんの障害に引っかかり、アップが遅れ申した。
まーたーかー!
何か久しぶりの障害だったねえ、でも2日続いたね(笑)
しかし全然気にしないのだ。
ブログ変えたりしないのだ。
■星降る腕輪
お城から街に戻るために前庭を歩いていくと、左手側の壁際を男の人が歩いているのが見えた。黒っぽい服を着て、少し疲れたような足取りだった。
「どうしたんだい?」
カッツェが近寄っていって警戒したような声を出す。男の人は私たちに気づくと苦笑した。
「まあ、野暮用で来てみたものの、当てが外れたってわけよ」
「へえ?」
「アンタも探すんだろ? 気合入れて探しな」
「何のことやら?」
カッツェが口の端を吊り上げて笑う。余裕の笑みに見えた。
「よく言うぜ。星降りを探してるんだろ?」
男の人は苦笑する。
「さあ? どうだったかな?」
「ま、うまくやれや。オレは諦める」
「次はうまくやんな」
「お互い様だ」
男の人は肩をすくめると、左側の壁にある細い通用門のようなところから出て行った。
「ねえ、今の、何?」
チッタが尋ねると、カッツェは苦笑した。
「同業者だよ。初めて見る顔だったから、この辺が根城なんだろうね」
「……盗賊さん?」
「そう」
「何の話だったの?」
私が訪ねると、カッツェは首をかしげた。
「さあ? さっぱりわかんないね。アタシはこっち方面で活動したことないから、あんまりこの辺のお宝には詳しくないし。ただ、何かあるんだよ」
カッツェの目が楽しそうに細められる。あ、コレは探すって言い出すなと思っていたら案の定その通りで、結局強く止めることもできなくて私たちは男の人いうところの「星降り」を探すことになった。
「それにしても、あの距離でよく相手がご同業だとわかりましたね」
左手側の壁沿いを歩きながらリュッセがカッツェに声をかける。
「まあ、基本は歩き方だね。近くへ行っても足音がしなかったし。あと、なんとなく空気みたいなもんかな」
「そういうものですか」
「そういうもんさ」
そんな話をしながら暫く歩いていくと、左側の壁は二重になっていてその間を何とか通り抜けられることにカッツェが気づいた。その隙間をゆっくりと進んでいく。どんどんさっき出てきたばかりのお城が近づいてきた。通路はお城の西の端っこに繋がっているようで、突き当りには小さなドアがある。
「ビンゴ」
カッツェが楽しそうな声を上げてそのドアをくぐる。暗くて細い通路に出た。壁や床の雰囲気はイシスのお城と同じ。多分、城内に入ったのは間違いなさそうだった。
「いいのかなあ」
「いいんだよ」
「遺跡の宝箱は遺失物のイメージがまだあるけど、ここ、お城」
「盗賊仲間が探してたんだし、見るだけでも構わないんだ」
カッツェはそういうと、通路をどんどん進む。
丁度、お城の中を想像してそういえばそろそろ突き当たりだな、というくらい真っ直ぐ進んだところで、通路は右に折れていた。ここまで誰の気配もなかったし、通路は相変わらず細くて暗いままだった。
通路を右に曲がっても、通路は相変わらず細いままだった。暫く歩くと、少しだけ広い場所にでる。丁度お城で考えると、中央くらいにあたるその場所に、下り階段がひとつだけ作られていた。辺りは何の装飾もない。階段も凄く質素なかんじで、カッツェが期待するような宝物にはたどり着きそうにもなくて、私はこっそり胸をなでおろす。宝探しはピラミッドに期待してもらうことにして、ここでは雰囲気だけを楽しんだってことでいいじゃないか。
なんてちょっと安心して階段をおりる。
地下は相変わらずの細い通路が北に向かって延びているだけで、それといって変わった感じはしなかった。ただ、作られてから随分時間がたったのか、所々から砂が進入してきていて足元で時々じゃりっという音がした。その通路を進んでいくと、小さな部屋に出た。そこで通路は行き止まりになっている。
「拍子抜けだね」
チッタは首をかくん、と横に傾けると苦笑する。確かにちょっと拍子抜けはするかもしれない。カッツェは諦められないのかあたりを確認し始める。リュッセは興味なさげに部屋の入り口にぼんやりと立っているだけだった。
「あれ?」
一応部屋を一周しようと歩いていた私は、部屋の突き当たりに落ちていた腕輪を発見した。
全体的には緑色で、不思議な紋様がびっしりと刻み込まれている。一箇所だけ大きな水色の宝石が埋め込まれているけれど、基本的には随分シンプルな腕輪だった。
「腕輪?」
チッタが私が拾った腕輪を覗き込んだときだった。
わたしの眠りをさましたのはお前たちか?
低い声が響いて、腕輪が落ちていた辺りにぼんやりとそれは現れた。
少し目つきがキツイ、堂々とした男の人、のように見える、なんか全体的にぼんやりした感じで、あっちが透けて見えるような、つまりは多分幽霊とかそういう類のものに見えなくもない、ああやっぱり宝を盗むと呪われるんだ。
私はこくこくと慌てて首を縦に振った。どうせ本当のところこの幽霊様は私がコレを拾ったのは見ているはずで、ウソなんてついたって駄目に決まってるんだ。
では星降る腕輪を拾ったのもお前か?
私の手の中にあるのはまさしく腕輪であって、そういえばカッツェのご同業の方とか言う人が探していたのは「星降り」とかいうやつで、つまりコレがこの幽霊様の言う「星降る腕輪」である可能性は否定できないわけで、私はまたこくこくと首を縦に振る。
お前は正直者だな。よろしい。どうせもうわたしには用のないもの。
お前たちにくれてやろう。では……。
幽霊様は少し笑った後そういうことを言って掻き消えるように消えてしまった。
そんなことなら最初から脅すような出方しなくてもいいのに。
少し気が抜けて、思わず苦笑する。
「では、じゃないわよね」
チッタも苦笑している。
「結局、腕輪貰っちゃったってことだよね?」
「そうでしょうね」
誰にともなく聞いた言葉に、リュッセが頷く。その間にカッツェは腕輪を色んな角度からみて、首をかしげていた。
「なんだろね、コレ」
「お城の人に聞くわけにもいかないしねえ」
結局何物か分からない腕輪を貰って私たちは城からこっそりと出ることになった。
後で城下町で調べてみたら、行動が速くなるとかいう魔法のアイテムだということが分かった腕輪は、「回復呪文の使い手が早く動けると生存率が上がる」という意見で満場一致となりリュッセが使うことになった。
■人気投票継続中です。
1位を激しくテスとビアンカちゃんが奪い合い、それを少し離れたところでイチとリッシュ、リュッセが見守るという展開になってきました。
なんか、キャラクタ性を反映していて面白いです。
コメントはビアンカちゃんが一番多く、イチが一番熱い気がします。その辺も面白いです。
皆様の清いような気がしないでもない組織票など、お待ちしております。
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