今日の「DQ3」(26)
2007年5月8日 今日の「DQ3」■今日は反省してちょっと早めの更新です。
……っていうのはうそぴょん、で、夜「ゲゲゲの鬼太郎」を見に行くことになったので、今日中のアップを目指すと今しか時間が無かっただけです。
まあ、何時に更新してもあんまり変わらない気がするんですけどね。
■地底の湖で 1
■今日は此処まで。
この辺のイメージが実はすごく薄かったりするので、書きにくいことこの上なしです。
え?
いや先週クリアしたんだけどね?
……っていうのはうそぴょん、で、夜「ゲゲゲの鬼太郎」を見に行くことになったので、今日中のアップを目指すと今しか時間が無かっただけです。
まあ、何時に更新してもあんまり変わらない気がするんですけどね。
■地底の湖で 1
再び森の中を移動する。相変わらず全体的に黄緑色の、光あふれる緑の中を歩く。地面は緑色のコケで覆われていて柔らかいのも変わらない。道はないけれど、起伏はきつくないから歩きやすかった。
隠れ里を出て、南に数日歩いたところにその洞窟はあった。
里からそんなに離れているわけでもなく、入り口も隠されているわけでもない。もちろん、こんな森の奥深くまでやってくる旅人はそういないだろうから、誰もこんな洞窟なんて知らないだろうけど、決して見つけにくいものでもなかった。
「この奥に隠れてるかもしれないって、言ってたよね? あんまり里に近すぎない? もっと遠くに逃げて行っちゃってる気がするんだけど」
チッタは暗い洞窟の中を覗き込みながら首をかしげる。
「女王はここかもしれないって言ってたけど、見に来てないんだよね? なんでかな?」
私もチッタと一緒になって洞窟を覗いてみた。入り口ですらかなり薄暗い。たいまつやランタンを持って入らなきゃ、まっすぐ歩くのも難しいだろう。
「結論を知りたくなかったんじゃないか? ここに居ても居なくても、現実が突きつけられることには変わりない」
「探してるんでしょ?」
「ここに居て、拒絶されたら?」
「うわ、嫌だ」
「だろ? 居なかったら、本当にどこに行ったのか分からなくなるしな。探さないってのは一つの手だよ。……逃げでもあるけど」
カッツェは腕組みして洞窟の中を覗き込んだ。
「結構深そうじゃないか。あんまり人もこなさそうだし……何かお宝があればアタシとしては嬉しいんだけどね」
「エルフの宝物があったりしてね」
「あったらここを紹介しませんよ」
チッタの言葉にリュッセが苦笑する。
とりあえず、元気そうで良かった。
「さて、まあ、お姫様が居るにしても居ないにしても、洞窟を覗いてこないと分からないわけだから。行こうか」
そんな風に声をかけて、私はみんなの顔を見る。
「こういうときくらい、『行くぞ!』とか言ったほうが雰囲気出るんじゃないかな?」
チッタは私の顔を見る。
「んー、今更な気がするんだけど、じゃあ、行くぞー!」
「おー!」
拳を突き上げる私とチッタを見て、カッツェが深々とため息をついた。
「アタシャたまにあの子達の若さについていけないよ」
「問題ないでしょう、僕もついていけないというか、圧倒されてますから」
「アンタには若さが足りない」
洞窟の中はひんやりとした、湿っぽい空気で満たされていた。地面は硬いけれど、表面がうっすらとぬかるんでいる。コレまでもぐったことのある洞窟と比べても、随分空気も地面も水を含んでいるように感じられた。
「気をつけて歩かないといけないね」
カッツェは壁や床にランタンを近づけて暫く周囲を観察してからそういった。
「うん、こけたら最悪」
チッタは壁に手をついてみて、随分嫌そうな顔をした。どうやら、壁も随分濡れているみたい。松明やランタンで照らされた壁は、てらてらと光っている。
「気をつけていこう」
洞窟は、元は自然の洞窟だったところにかなり人の手を加えて、今の形になったみたいだった。道はいくつか枝分かれしているけれど、地面はずっと平らで歩きやすい。しかも、下の階に続く階段までが用意されている。今、エルフの人たちはこの洞窟にはやってこないらしいけど、昔は何かに使っていたのかもしれない。……エルフの昔なんて、一体どのくらい前なのかは見当もつかないけど。
階段をおりると、ちょっとした水場が広がっていた。水場と言っても、水は浅くて水溜りよりちょっと水量が多い程度。その水場の中央には、6本の柱がたてられている。近付いていくと、そこだけきちんと床に石が敷き詰められていて、周りの柱との関係から祭壇のように見えた。柱と床は円形に広がっていて、その中央から青白い光が溢れてきていた。
それはとても神聖な雰囲気で、見ていても全然恐ろしさを感じない。
青白い光は、冷たい印象ではなく、むしろ暖かな感じ。
光は強くなることも弱くなることもなく、ただ床から溢れ出てきている。それは緩やかなうずを巻き、天井まで達している。
「何だろう?」
そっと近づく。
誰も私を止めなかった。
本能的に、この光を恐れる必要がないのを皆分かっていたんだとおもう。
そっと光に触れる。
暖かい、と感じた。
――飛び込んでしまいたい。
そんな衝動に駆られて、私は光の中へするりと体を飛び込ませる。
一瞬、体が軽くなる感じ。
光から外に出ると、体が軽くなった気がした。
「……だ、大丈夫なの?」
チッタが心なしか青ざめた顔で言う。
「何が?」
「無事?」
「うん。なんかね、体が軽くなった気分。疲れが吹っ飛ぶっていうか。気分がいいよ。入ってみたら?」
チッタは胡散臭そうに私の顔をまじまじと見た後、大きくため息をついてから光の渦の中に入っていった。暫くして、チッタは少し興奮気味に光から飛び出してくる。
「ちょっとリュッセ君も入ったほうがいいよ!」
「どうしたんです?」
リュッセが眉を寄せてチッタを見る。かなり不審に思っているみたいだ。
「コレね、多分魔力が吹き上がってるんだよ。それで気力体力が持ち直す感じ。だからリュッセ君も入ったほうがいいよ。魔法使うのが楽になるから。カッツェ姉さんも!」
チッタの言葉に私も慌てて大きく何度もうなずく。カッツェとリュッセは私とチッタを見比べて、それからお互い暫く顔を見合わせて、それから信じてなさそうに光の渦に入っていった。
暫くして出てきた二人は、妙に納得した顔をしていた。
「とりあえず、やばくなったらここに戻ってくるようにしたほうがいいね。奥がどれだけ深いか分からないし、魔物だって頻繁にでて来てる」
カッツェの言葉に私たちはうなずくと、先を進むことにした。
■今日は此処まで。
この辺のイメージが実はすごく薄かったりするので、書きにくいことこの上なしです。
え?
いや先週クリアしたんだけどね?
コメント