今日の「DQ3」(21)
2007年5月1日 今日の「DQ3」■今月は「DQ3強化月間」です。
なんでそんなこと言っちゃったのかなあ、と初日から思っています!(笑)
さて、いつまでやっていけるかなあ。
■前回(2月4日)までのあらすじ。
アリアハンを脱出したリッシュ(女・勇者)たちはロマリアで王様から「金の冠を奪い返してきておくれよー」と頼まれた。相手はカンダタとかいう盗賊だ。カッツェ姉さん(女・盗賊)因縁の相手だ。
リュッセ(男・僧侶)とチッタ(女・魔法使い)もそれなりにやる気だ! 多分!
現在、ロマリア北ですごろく場で遊び終わったところ。
旅の目的、覚えてますか?
■カザーブ
■さて、明日もちゃんとかけるでしょうか。
もう今から自信が無いです。
ちょっと短めですけど、まあ、いいよね。
なんでそんなこと言っちゃったのかなあ、と初日から思っています!(笑)
さて、いつまでやっていけるかなあ。
■前回(2月4日)までのあらすじ。
アリアハンを脱出したリッシュ(女・勇者)たちはロマリアで王様から「金の冠を奪い返してきておくれよー」と頼まれた。相手はカンダタとかいう盗賊だ。カッツェ姉さん(女・盗賊)因縁の相手だ。
リュッセ(男・僧侶)とチッタ(女・魔法使い)もそれなりにやる気だ! 多分!
現在、ロマリア北ですごろく場で遊び終わったところ。
旅の目的、覚えてますか?
■カザーブ
カザーブに向けて北上する。
その道はずっと山の中を通っていて、うっそうとした木々の間を赤っぽい土の道が続いている。時折飛び出してくる魔物と戦いながら、そんな道をもう随分歩いてきた。あまり人とすれ違うこともない。数回、行商人とすれ違った程度。ああ、そうだ。旅を続けている武闘家さんともすれ違った。彼の話では、今から向かうカザーブは彼らにとってはちょっとした聖地のようなところでもあるらしい。
どういうところなのか、少し興味がわいてきた。
カザーブに着いたのは結局、夜も遅い時間になったころだった。ロマリアから随分北上したせいか、夜はかなり肌寒い。考えてみればあと数日北に歩けば、ノアニールがあって、更に数日北に歩けば、この大陸の北限に行き当たるわけで、そりゃ寒くて当然かもしれない。
「夜遅いし、ともかく宿を見つけて泊めてもらおうよ」
チッタは少し寒そうに肩を抱きながら、白い息を吐く。
「そうだね、ちょっと寒いし、早く暖かい場所には行きたいね」
私もうなずく。
「ともかく、建物のあるほうへ行こう」
そう決めて、皆でなるべく固まって歩き始める。
カザーブは、中心にある広場と小さな池を中心に円形に広がった村のようだった。私たちが村に入ったところは、丁度その広場へ続く土の道がある場所で、その広場への道から右手側と左手がわにそれぞれ道が分かれていた。その道のどちらにも建物があるのが見える。
「とりあえず、左手側から行ってみよう。灯りが見える」
カッツェが指差したほうに、かなり小さいけれど灯りが見えた。少なくとも、誰かがおきているのは間違いない。
「では、参りましょうか」
異存はない、といった感じでリュッセはうなずくと、先に歩き始める。寒さに耐えかねたのか、チッタもすぐに歩き始めた。
「灯りが宿だとありがたいんだけどね」
カッツェは私に肩をすくめてみせると、歩き出した。私は苦笑すると、皆の後を追う。
暫く歩くと、灯りの正体が教会の戸にかけてあるランタンだということが分かった。ドアを叩こうかと一瞬思ったけど、すぐに思い直してノックをやめる。宿がなかったら泊めてくださいと言うためにもノックをしなきゃならないけど、たいした用事もなく夜中に神父様をたたき起こすこともないだろう。
「じゃ、このまま道なりで行ってみようか」
道は教会で右に曲がる。そのまま池を右手に見て、池の北側を通るように村の奥へ伸びていた。左手側は教会から続く柵がある。どうやら教会の墓地らしい。墓碑が沢山並んでいるのが見えた。教会にお墓があるのなんて珍しいことじゃないから、気に留めず歩いていたら後ろを歩いているチッタが声を上げた。
「ね、ねええ? アレ、何?」
声が震えている。かなり動揺してるみたい。
「何って、何が?」
チッタを振り返ると、彼女は立ち止まって墓地のほうを見ていた。心なしか、青ざめているような気もする。私はチッタが見ているほうを何気なく見る。
「どうしたんだい?」
カッツェ姉さんも不審そうに、チッタが見ているほうを見た。
「!!!」
墓地の真ん中に、白い骨があった。それは完全に人の形をしている。その骨の足元に、人が倒れていた。
「魔物!?」
考えるより先に体が動いていて、私は柵を飛び越える。すぐにカッツェが後を追ってきた。チッタとリュッセも、柵を乗り越えてやってきた。
剣を引き抜こうとしたそのとき。
倒れていた人が寝返りを打った。
「!?」
骨がこちらを見る。
「やあやあ、元気なお嬢さんたちだ」
骨が、あまりにも暢気な声を上げる。
「私は素手で熊を倒した、という伝説の武闘家だ。今はもう骨になってしまっているがな」
「素手!?」
チッタが素っ頓狂な声を上げ、リュッセに「驚くところは多分、そこじゃないですよ?」などといわれているのが背後から聞こえる。
「しかしね! 実は鉄の爪を使っていたのだよ。わっはっはっはっは!」
元・伝説の武闘家、現・骨はそういうと豪快に笑った。
「……そうですか」
あっけにとられて暫くその骨を見つめた後、私はのろのろと振り返ってリュッセを見る。彼は力なく首を横に振ったあと、ぼそりと「まあ、害がないなら、いいんじゃないですかね?」などと力なく呟いた。
結局、骨の元・伝説の武闘家に宿屋の場所を聞いて、私たちは宿に向かった。丁度中央の広場を中心に、教会とは反対側に宿屋はあった。宿までは土の道が続いていて、あたりは短めの草が生い茂っている。空はきれいな満月で、静かな村は平和そのものだった(元・伝説の武闘家のことは平和かどうか、ちょっと微妙な気もする)
「こんなに静かで落ち着いていると、世界が魔王にどうこうされるってウソみたいだよね。よっぽど村の外に出てくる魔物とかのほうが怖いよ」
チッタは空を見上げてそんなことを言った。
「ま、実際問題として、いつか来るかもしれない魔王より、生活に密着している分身近な魔物が怖いのは当然かもしれないね」
カッツェはそう答えて苦笑した。
「確かにそうかも。……世界を救う勇者にはなれないかもしんないけど、村を救った英雄くらいにはなれるかもしれないね。私でも」
私が答えると、皆が笑った。
「そうですね、そのくらいの心で臨んだほうがいいかもしれないですね」
■さて、明日もちゃんとかけるでしょうか。
もう今から自信が無いです。
ちょっと短めですけど、まあ、いいよね。
コメント