ゲームの話をしよう〈第2集〉

■遂に買った！　そして読んだ！
ISBN:475770173X 単行本 永田泰大 エンターブレイン 2001/10 ￥1，365

“ファミ通”の編集者がクリエイターから一般ユーザーまで、さまざまな人たちと話すゲームのアレコレ。週刊ファミ通の人気連載ページの単行本、おまたせしつつも再登場。和田ラヂヲの描き下ろし4コママンガも収録。

永田　ガンブレードだ。
大神　……「これは使える」と。
一同　（爆笑）
大神　ガンブレード……これはもうコントローラーにするしかない。
永田　あいたたたたた。
大神　……最初は、当然のように原寸でコントローラーになんないかなと考えて。
永田　ガハハハハハハ。
大神　攻撃のときは振るとか。
一同　（笑）
大神　まあ、でもやはりですね、……安全面の問題ですとか。
永田　（爆笑）
大神　……試行錯誤したんですが、まあ、スクウェアさんのほうからありがたいことにボツがでまして。

というわけで、二巻です！
これで永田さんの本はコンプリート！
3巻を堀井さんの対談目当てに買って、あまりの面白さに1巻から集めようと1巻を買ったら、近所の本屋から2巻が消えて、なんかネットで調べたら絶版とか言われて、がーんとなりつつ密林で探したら10冊くらい残ってたところを捕獲した、という2巻です。説明長いな。

今回も、いろんなゲーム界の人に話を聞きに行っています。
でも2巻の目玉はこの「HORI」（あのみょうちきりんなコントローラーとか作るので有名なあの会社）の大神さんとの対談でしょう。
もうね、この人との対談のために1300円払っても損はしませんよ。世の中にはこんな人がいるんですね。
上に抜き書いたのはFF8の「ガンブレード」の話ですが、この人たちはすごいですよ。ブリッツボールを作ろうとしたはなしとか、PCエンジンのコントローラー（1メートルくらいの幅があって、真ん中に電卓ついてる）とかコントローラーに植毛してみた、とか、なんだそのチャレンジャー精神。

でも一番すばらしかったのは、ファミコンの電波コントローラー。
隣の家のファミコンの電波を拾ってしまって、自宅で他人のやってるDQ1を見ていたら、やたら死ぬ。思わず「薬草使えよ！」と電話しそうになったけど、深夜だから断念した、とか。

うわー、そのコントローラーほしいー！（笑）

あとは、アンフォグラムジャパンの最高執行責任者の方が見せてくれた「GEKIDO」というイタリア人の二人組みが作った格ゲー。話聞くだけで笑える。

この巻はホント、買いです。

2007年25冊目