■あとちょっとー
ISBN:4044292078 文庫 谷川流・いとうのいぢ 角川書店 ¥630
年末から気にしていた懸案イベントも無事こなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?大人気シリーズ怒涛の第7弾。

「よう、元気か」
「当たり前でしょ」


久しぶりにみくるちゃんにスポットが当たったわけですが、基本的にあんまり役に立たないのは変わりなく、それでいて目の前であまりどじを踏んでくれなかったのでイライラしないで読めました。
わかってるんだ、私は彼女の何が嫌いなのか自分でよくわかっているのだ。
それがないから、この巻は平気。

さて。
久々の長編。
これまで見ない振りしてきた出来事に決着を付けたのもつかの間、新しい展開に突入です。
あまりに始めの決着があっさりついちゃったから、ちょっとどうなることかと思っちゃったよ。
同様に、みくるちゃん関係の最後の出来事は残りページ少ない状況で始まって、やっぱりどうなるんだと思ったのでした。

上手にまとめてある。

それぞれの立場がちょっと明確になりつつ、明確な敵も出てきた感じ。
次の巻からがーっと話が転がるのかな?
どうなのかな?

ハルヒの「陰謀」は非常にかわいいレベル。
しかし結構重要イベントだよね。
わすれるなよー! キョンー!!!

私は長門のに書いてあった「進呈」が一番好き。
これ、いいな。
今度もし贈ることがあったら「進呈」と書こう。一番笑えた。

一応次の巻も買ってあるんだけど、とりあえず次に読むのはハルヒじゃないです。
私の中でぽっと出のハルヒより、犀川先生と火村先生のほうが重要です。
というわけで、次は森センセの新刊を読みます。

2007年9冊目

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