涼宮ハルヒの溜息

■今日も読んだ
ISBN:4044292027 文庫 谷川流・いとうのいぢ 角川書店 ￥540

宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?ハルヒが何かを言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな―スニーカー大賞“大賞”を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2弾登場。

昨日「憂鬱」が面白かったから、とりあえず買ってみた。
最後まで読める程度には楽しかったし面白かった。
ただー。
ただねー。
人には勧めない程度にしか面白くない。
なんだろう、残念。
なんかうまくいえないというか、まあ、うん、最後までは読めるよ。それなりに面白いんだよ。でもそれだけなんだよ。

いや、自分が嫌な理由は実に単純かつ明快にわかってるんだよ。

「憂鬱」の感想でもった「萌え要素の分割」が失敗した方向に飛んでいったかなって感じ。

ええいもう端的に言う。
「朝比奈みくるが気に食わない」
以上！

憂鬱ではまだ大丈夫だったんだけどなー。
基本的にみくるちゃんの方面の萌え要素キャラって嫌いなんだよ。
なんていうかね、基本的に「同情を引こう」系の「小動物系」っていうのがね、死ぬほど嫌いなキャラクタなんだよ、まさにみくるはその方面にいっちゃったのです、非常に残念！

いや、憂鬱のほうでも結構ギリギリラインだったんだけどねこの人は。
狙いすぎで気持ち悪い。

んー、まあ、そういうわけで、面白いことは面白いんだけど、全体的には残念感が拭い去れないのであった。

あ、しまった褒めるところは褒めておかないと。
えーと（しばらく思い出す作業）
……キョンがハルヒを怒るシーンは良いかと思います。
殴る腕をとめられても足残ってるじゃん蹴れるぞキョン、とか思った私はひどい女でしょうか。

さて次の巻を買うべきか買わざるべきか。