今日の「DQ3」(13)
2006年7月4日 今日の「DQ3」■同人速報。
中本センセとのサークル名は「ソライロとゼリービーンズ」という分かりやすくかつ投げやり気味な名称に決定しました。
合同誌も出すよ。にこにこ。
買ってくださいね(笑)
■レーベ〜湖
最近眠くて仕方ないです。
何でこんなに眠いんだー。
あ、漸くあとちょっとで目標だったアリアハン脱出が出来ますね。
頑張ったなあ私(笑)
え? 続き読みたい人居るの?(笑)
中本センセとのサークル名は「ソライロとゼリービーンズ」という分かりやすくかつ投げやり気味な名称に決定しました。
合同誌も出すよ。にこにこ。
買ってくださいね(笑)
■レーベ〜湖
「そうか、ナジミのは何も言わなかったんだな」
お爺さんは苦笑して、顎を撫でた。
「太古、アリアハンは海の遥か向こう、ロマリアと偉大な魔法の力でつながっておった」
お爺さんは少し遠いところを見ているような目をして静かに語りはじめる。
ロマリアの名前に、カッツェがぴくりと反応する。そうだ、カッツェの目的地はロマリアだった。
「この村の東、泉の奥にその魔法は残っている。旅の扉と言う名だ」
「今も使えるの?」
チッタがくびを傾げると、お爺さんはうなずいた。
「勿論。ただ、今は封印されている。国々のつながりが希薄になったのが原因だ。この魔法の玉はその封印をとくことができる」
「すごーい」
チッタはしげしげと魔法の玉を見つめる。金の装飾がついた輪がぐるりとついた、青と紫の間のような不思議な色をした、それほど大きくもない玉に、そんなすごい力があるとは思えなかった。
「リッシュ、これを持って行きなさい。ロマリアの王に会えるだろう」
お爺さんはさらさらと手紙を書いて私に差し出した。白い封筒は変哲もなく、赤い蝋で封がしてある。宛名はロマリア王となっていて、差出人はこのお爺さんの名前らしいものがかかれていた。
「ありがとうございます」
私は頭を下げて手紙をしまう。
「魔法の玉もちゃんと使わせてもらいます」
「ではゆけ、リッシュよ」
お爺さんはにっと笑うと東をさした。
レーベで一泊して、私たちは早朝から東にあるらしい湖をめざす。
東にしばらく行くと平原がおわって、鬱蒼とした森の入り口に辿り着いた。
アリアハン大陸の北東部分は、険しい山々と森になっている。この森を抜けると湖に辿り着くなんてあまり信じられない。
「とりあえず、森に入ったらしばらく真っすぐ東にすすむ。その内山につきあたったら南下」
カッツェは地図とコンパスと実際の景色を比べてすばやく言った。
「心強いですね」
リュッセは少し困ったような笑い方をしながら言った。
森のなかはあまり光がはいってこないから、昼なのにかなり薄暗かった。そのせいか、時々襲ってくる魔物たちはいつもより強く感じられる。
とはいえ、こっちもアリアハンの街を出たときよりずいぶん強くなっている。もちろん負けはしなかったし、怪我をすることもあまりない。
時々サソリバチの毒にやられたりもしたけど、大事に至ることもない。
強くなったんだな、と思うし、運がいいんだろうな、とも思う。
たぶん、どっちも旅をするには必要なもの。
森の中には細いけどしっかり踏み固められた土の道があって歩きやすい。もしかしたら、レーベの村人が狩りや、木の実や茸の採集にきているのかも知れない。
短い休みを何度か挟んで、森の中をどんどん南に進む。
歩いているうちに日が暮れてきた。
「そろそろ野営の準備しないとね。完全に陽が落ちたらこの森だ、仕事できないよ」
カッツェが木々に遮られた空を見上げる。枝の間から落ちてくる光はもうオレンジ色。陽が完全に落ちたら、真っ暗になるだろう。確かに手を打つなら、今。
カッツェは明るいうちに、手早くランタンに火を入れる。ぼんやりとした黄色い光が辺りをてらした。
光の届かないところの闇が深くなる。
「森で野宿って初めてだよね」
チッタは少し不安そうにあたりをみた。
「もう少し進みませんか?」
リュッセが控えめの声でいう。普段慎重なリュッセの意外な言葉に私たちは驚いて、思わずまじまじとリュッセの顔を見た。
「リュッセくんの言葉とは思えない! 誰!?」
「チッタさんってたまに言う事きついですよね」
リュッセは苦笑する。
「レーベの村の人に聞いたんですよ。森の南端あたりに小さな庵があってお爺さんがすんでいるそうです。森の番人の方らしいですけど、村の人や旅人を泊めてくれるそうですよ」
その言葉に、私もチッタも目を輝かせる。屋根のあるところで寝られるほうがいい。
「もうちょっと進んでみよっか」
言いながら、私はカッツェを見上げる。
「アタシはかまわないよ。別に野宿がしたいわけじゃない」
カッツェは笑う。それで決まりだった。
森の中に、その庵はひっそりと建っていた。まるで森と同化するみたいで、存在を知らなかったら通り越していたかもしれない。
「なんか、すごそう」
よくわかるような、わからないような感想をチッタがつぶやく。
内心私は同意した。
そんな間に、リュッセはさっさと庵のドアをノックする。
中から顔をだしたお爺さんに、リュッセは事情を説明してくれているみたい。何かをずっと話し掛けている。お爺さんはリュッセの言葉にいちいち頷いて、やがてドアを大きくあけて私たちに中にはいるように言ってくれた。
私たちは口々にお礼を言って一晩お世話になることにした。
中は意外と広くて、壁一面を本棚がしめている。小さなテーブルと椅子。小ぢんまりとしたキッチン。
全体的に質素。
お爺さんはしきりにリュッセと何かしゃべってる。何を話しているのかはよくわからなかったけど、二人ともやたら楽しそうだった。
一晩しっかり眠って、お爺さんに見送られて、朝早く私たちは東に向けて歩きだす。
今日も天気はいいみたい。木々の隙間から明るい光が差してきている。
しばらく行くと、唐突に森がおわった。
眩しい太陽の光があたりを照らしている。広い砂浜の向こうにキラキラ光る青い海が広がっていた。しばらく森の薄暗い中にいたから、世界の色が鮮烈だった。
世界は、綺麗。
砂浜を海に沿って北にむかう。砂浜の北の終わりは、険しい岩山だった。
その岩山に囲まれるように、小さな林があって、その中央にとても澄んだ水をたたえた湖があった。覗いてみると、底がみえる。真ん中のほうはずいぶん深いらしい、底が見えなかった。
「さて、それじゃ封印されてる旅の扉を探そう」
最近眠くて仕方ないです。
何でこんなに眠いんだー。
あ、漸くあとちょっとで目標だったアリアハン脱出が出来ますね。
頑張ったなあ私(笑)
え? 続き読みたい人居るの?(笑)
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