今日の「DQ3」(9)
2006年6月14日 今日の「DQ3」■最近、またちょっとカウンタの回りが良くなってきています。
何があったんですかね。
書き始めたからですかね(笑)
■ナジミの塔 3
■よし、いいぞー。もうすぐナジミの塔を終われるぞー。
書き始めたら楽しくなってきました。
最近の悩みはリッシュとチッタの書き分け。
ちょっとだけあるんですけど、分かりにくそうだ。
名前もリッシュとリュッセが微妙に分かりにくそうだ。
私の中では全然違うんですけどね。
どうなんでしょう。
何があったんですかね。
書き始めたからですかね(笑)
■ナジミの塔 3
深呼吸。
大丈夫。確かに高さのある景色だけど、まだ、二階。
二階っていったら、ウチと一緒。心配いらない。
「そんなに壁ぎわ歩かなくても落ちないよ?」
チッタが小声で私の耳元で言う。
「念には念をってあるでしょ」
「まあそうなんだけど」
チッタは壁のない塔の外周方面をみる。そこではカッツェとリュッセが床ぎりぎりの所まで歩いていっていて、下を覗き込んでいる。
正気の沙汰じゃない。
「ああいうのもどうかと思うし」
チッタは苦笑しながら肩をすくめる。
「バレないといいね、高いところ苦手なの」
「まったく身動きとれないくらいの苦手さじゃないから、なんとか誤魔化せるよ」
「でもねリッシュ。次の階はもっと高いよ?」
「言わないで……」
そうこうしていたら、カッツェとリュッセが戻ってくる。
「いい景色だねぇ。風も涼しいし。……さ、先を急ぐか」
カッツェがふうっと息を吐いてから、回廊の先をみつめる。
「とりあえず、正解か不正解か、行ってみなきゃわからないしね」
私たちは回廊を進む。もちろん壁ぎわを。恐いとか関係なく、単に魔物が襲ってきたときの自衛のため。壁のないほうを歩いていて、魔物に襲われて地面に落ちる、なんてあったらしょーもない。
そういう結論から壁ぎわになったんだけど、個人的にはラッキーで、ほっとした。
もちろん、そんなの黙っておくけど。
回廊を南に真っすぐ進むと、やがて右(西ね、一応)に通路が折れた。
そのまま道なりに角を曲がると、右手側に部屋への入り口が二個並んでいた。等間隔なのからみて、たぶん同じくらいの部屋が並んでいるんだろう。
通路は相変わらず外側に壁がない。突き当たりだけ壁があった。
たぶん部屋もあの行き止まりあたりまでの広さなんだろう。
「手前から攻める?」
私が言うとカッツェが頷いた。
「それがいい」
手前の部屋をのぞいてみる。入り口にはドアはないから、本当に顔を突っ込んで覗いた程度。でも、それで中はすべて見渡せた。手前の部屋はがらんとした広い部屋で、特に目立ったものはない。
「ハズレね」
チッタの声に私は頷く。
「次の部屋見てみよう」
次の部屋も予想どおり広さは同じくらい。がらんとした所も似ている。
ただ、決定的に違うのは部屋の右奥にのぼりの階段があるところ。
「あ、今度は当たりだ」
チッタが階段を指差した。
「のぼりますか?」
リュッセの質問に、私は頷いた。
「とりあえず、のぼっちゃおう。他にも階段はあるかもしれないけど、それはあとで調べてみたらいいよ」
「それもそうですね」
話はまとまって、私たちは階段の所まで部屋の中をずんずん進んだ。今のところ、魔物も襲ってこなくて平和。
そのせいで気を抜いてたとは言わないけれど。
「うわっ」
階段をのぼった瞬間にバブルスライムが上から降ってきたのには心底びっくりした。
あわてて剣を抜いて応戦する。
階段での戦いは大変だった。
前衛の私やカッツェがどかないと、リュッセやチッタがあがってこれない。二人があがってこれないと、魔法の援護が受けられない。だから移動したいけど、なかなか思うように動けない。
こういうの、ジレンマっていうのかな。
ともかく、そんななかなか上手くいかない戦いだから、時間がやたらかかった。
時間はかかったけど、なんとかバブルスライムを倒すことができた。形を保てなくなったバブルスライムが床に溶けていく様は、はっきり言って気持ち悪かった。
急にリュッセが階段に座り込む。
「どうした」
気付いたカッツェが声をかける。リュッセは苦しそうな息を吐いた。
「毒にやられたみたいです」
答えて、荷物から毒消し草を取り出す。傷口にもみ込みながら、痛そうに顔をしかめていた。
痛そう。
すっごく痛そう。
私が怪我した訳でもないのに、思わず顔をしかめる。なんだろう、痛い気がしてきた。
「リッシュさんは怪我してないんですから……」
リュッセは苦笑しながら言う。
「そうなんだけどー」
見てて痛いのは、本当だし。
治療が終わったのかリュッセが立ち上がる。
「ご心配かけました」
私の頭をぽんぽん、と軽く触ってリュッセは微笑んだ。
「気を付けろよ、ウチのパーティーの身の安全はアンタにかかってるんだからね」
カッツェは方眉をはねあげて困った顔をしながら、ため息混じりに言う。
「気を付けます」
リュッセは罰の悪そうな顔で笑った。
「でも無事でよかったよ。……まだ毒消し草はあるの?」
チッタの問い掛けにリュッセは頷いた。
「多くはないですが、まだありますよ。ご心配なく」
「少し休んだら進もう」
私たちが上った階段は通路の隅にあった。この通路は、塔の外周をぐるりと回るようになっているみたい。ちなみに、また所々外周の壁がなかった。
冗談じゃない。
勘弁してほしい。
三階の通路を歩いてみる。
通路は階段から少し西に進んだあと、北にむかってのびていた。そしてしばらく行くと塔の中心に向けて曲がる通路とそのまま外周をまわる通路に分かれていた。
塔の外周をまわる通路の、別れ道から先の部分は外周に壁があった。
少しほっとする。
塔の中心には行かないで、そのまま外周を回ってみたけど、なにもかわったことはない。
塔をぐるりと回りおわると、通路は行き止まりになって、その突き当たりにのぼりの階段があった。
「あ、また当たり? リッシュすごいね! 勘が良いんだ!」
チッタが手をたたく。
私は少し笑った。
「ハズレも引いてるよ……? じゃ、のぼっちゃおうか。鍵が貰えると良いね」
階段をのぼると、圧倒的な太陽の光に迎えられた。
そこは、塔の屋上といっていい場所。
塔の真ん中に、小さな小屋みたいなものが建っている。たぶん、鍵の持ち主がすんでいるんだろう。
周りを遮るものは何もない。
澄み渡った空。
柔らかそうな白い雲。
太陽を反射してキラキラ光る海原。
どこまでも見渡せる。
アリアハンの城が遠くに小さく見える。
きれい。
そして、動けなくなった。
■よし、いいぞー。もうすぐナジミの塔を終われるぞー。
書き始めたら楽しくなってきました。
最近の悩みはリッシュとチッタの書き分け。
ちょっとだけあるんですけど、分かりにくそうだ。
名前もリッシュとリュッセが微妙に分かりにくそうだ。
私の中では全然違うんですけどね。
どうなんでしょう。
コメント