■今日の本
ISBN:4840205582 文庫 高畑京一郎 メディアワークス 1997/01 ¥509
鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…”若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香の記憶を分析する。そして、彼が導き出したのは、謎めいた時間移動現象であった。“タイム・リープ―今の君は、意識と体が一致した時間の流れの中にいない…”第1回電撃ゲーム小説大賞で「金賞」を受賞した高畑京一郎が組み上げる時間パズル。

「なにが、『頼りになる人』よ! 大嘘つき!」
「ちょっと、待て」
次第に激していく翔香を、持て余したように眺めていた和彦が、そこで口を挟んだ。
「誰が、そんな事を言ったんだ? 俺が頼りになるなんてさ」
「『私』よ!」


ほぼ年に一度は読み返す、最愛の小説です。
個人的には、タイムトラベル物の中では、最高傑作。
ライトノベルで出版された作品の中でも、個人的には最高傑作。
高畑作品としても、たぶん最高傑作。

というくらいべた褒めします。
大好き。
初回に読んだ時は借り物でした。
夜中の二時ごろ読み終わり、余りの衝撃にすぐ読み返し、四時ごろ読み終わり、次の日ふらふらになりながら本屋に駆け込んで本を買った、といえばこの本がどのくらい私にとって衝撃的だったか分かっていただけるでしょうか?

何回読んでもドキドキするし、オチを知っててもドキドキするし、きっとまた読んでドキドキすることでしょう(笑)

読んでない人がうらやましい。
絶対損しないから、読んでみて欲しいです。

それにしても若松君は格好いいなあ。

2006年6,7冊目(上下巻)

コメント

Rei
Rei
2006年3月23日13:12

タイムリープ、良いですかね〜?
実は高畑作品は、今流行りの(?)ハイパーハイブリッド〜しか
読んでおらんのですよー。<仮面○イダー
私も読んでみようかなぁ…。

こーき
こーき
2006年3月24日21:40

>Reiさま
タイムリープいいですよ!
いろんな人に勧めましたが、一度も「つまらなかった」といわれたことがありません!
といっても、5人くらいですけど(笑)
ハイパー〜は私1巻で挫折しましたが、タイムリープは本当にいいですよ!

Rei
Rei
2006年3月24日21:48

わかりました(笑)
それじゃあ近日中に買って読んでみますね!

ハイパー〜は…主人公と同じく、研究室に身を置く者として
最初は非常に共感持てた部分もあり面白かったのですが、挫折…
というよりは続巻を読まなくても良いかな…?と途中から思い
始めるようになってしまって…(苦笑)

そうだ。そういや、常勤の職、おめでとうございます。
司書…でしたっけ?
関西弁風に猫と自称する司書……どんどん萌えポイントアップ
していますよw

こーき
こーき
2006年3月24日22:18

>Rei様
早!
是非是非読んでみてください。きっとドキドキして読み返すこと間違いなしですよ。
私はいま、番号振ったしおりがはさんである状態です。またその順にしたがって読むつもりです(意味は小説読んだら分かると思います)

ハイパーはやっぱり面白くないですよね……。気のせいじゃなかったのだ……。
デビュー作とタイムリープが、高畑作品の山場だったかも、と思います(二作だけ!?)

常勤きまりました、ありがとうございます。
司書です。とはいえ、書き込んでいただいた時とはちょっと境遇が違う司書です(笑)
関西弁でネコっぽい司書は多分他にもいると思いますよ(笑)
ちょっと前まではメガネの女教師という違う萌えキャラ属性でしたけど(笑)全然生かせてないのが実態です。
……ってこんなこと平気で言っちゃうからダメなんでしょうね(笑)

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