今日のDQ5 (283)
2006年3月9日 今日の「DQ5」■携帯で遊んでる「モンスターフレンズ」
現在はゴーレムとおしゃべり中です。
昨日、ゴーレムが言いました。
「可愛げ……。私は可愛げが無い……。どこに行けば売っているのでしょう?」
……。
そんなん知っとったら私が先に買いに行くっちゅーねんー!
■絵の中で (テス視点)
■テっちゃんは
『つまり。
お父さん(若)は、お母さん(若)と目下大熱愛中。視界狭小、猪突猛進、二人の為に世界はあるの、そんな状況?』
と突っ込んでました。
……そういう言葉がすらすら出るってことは、お前もそうだったんだな? と、誰かテスに突っ込んでやってくれ。
なんで親分もビアンカちゃんもここにいないんだよー(笑)
現在はゴーレムとおしゃべり中です。
昨日、ゴーレムが言いました。
「可愛げ……。私は可愛げが無い……。どこに行けば売っているのでしょう?」
……。
そんなん知っとったら私が先に買いに行くっちゅーねんー!
■絵の中で (テス視点)
どうやら、ココはエルヘブンみたいだった。白い絶壁に生える草の緑が目に眩しい。太陽はキラキラと頭上で輝いている。どうやら、朝の慌ただしい時間がおわったくらいらしい。洗濯物がはためいているのが見えた。
村の入り口は相変わらず長い急な階段があって、その近くに困った表情の兵士が一人うろうろ歩き回っている。鎧についた紋章を見ると、グランバニアの兵みたいなんだけど、今使っている鎧とは少しデザインが違っていた。
「パパス王子は一体どこに……。こんな朝早くからまたマーサ殿の所だろうか? 王になられる日も近いというのに、またサンチョ殿や王様にしかられるぞ……」
兵士は頭を抱えてため息を吐いた。
……。
パパス王子とは久しぶりにきいた響き。
お父さんがそう呼ばれていたのを知ったのが、ボクとビアンカちゃんがグランバニアをめざすきっかけになった。
なるほど、妖精が言っていた「愛しい人」って、お父さんやお母さんの事か。
で、
そのまだ若いと思われるパパス王子は、マーサ様の所に行ったかもしれない、と。
で、
そのせいで、サンチョやお爺様(会ったこと勿論無し)に叱られる、と。
つまり。
お父さん(若)は、お母さん(若)と目下大熱愛中。視界狭小、猪突猛進、二人の為に世界はあるの、そんな状況?
うーん、それは見たくない気がする。
聞かせてくれるならともかく、勝手に知っちゃうのは果たして良いのかな?
ともかく、これだけは分かる。
……ボクはどうやら、随分過去にやってきたらしい。
自分が何者なのか言えないのは前と同じだけど、ちょっとエルヘブンを見てまわってみよう。
もしかしたら、お父さんやお母さんに会えるかもしれない。
声を掛けるかどうかは別として、見てみたい気はする。
ボクは入り口の長い急な階段をのぼりはじめた。
村のなかは、ボクが知っているエルヘブンとかわりがなかった。ただ、村のなかを歩いている人が若い。
つまりボクがいったエルヘブンは、この時代から硬直していたんだろう。お母さん以外誰も出ていかず、誰も入ってこなかった。
それは良いことなのかな?
悪いことなのかな?
考えながら歩く。
旅人が珍しいのか、時々村の人にじろじろ見られるのがちょっと変な感じだった。
今、エルヘブンの一番の話題はやっぱりお父さんとお母さんのことらしい。
いろんな噂を聞かせてもらえた。
「最近グランバニアの王子が毎日のようにマーサどのをたずねて来てこまったものだ。パパス王子にはなぜかにくめないところがあって、わが民にもうちとけた者がいるようだし……」
「エルヘブンの民のチカラは年ごとに弱まってきているらしい。だからこそ長老たちはそのチカラを強く持つマーサさまを大事にしているのだ」
「しかしいくらマーサさまがエルヘブンの宝だからって大事にしすぎるのもどうかのう。祈りの部屋にとじこめられて自由に出歩くことすらままならぬとは……」
お母さんに同情的だったり、お父さんに戸惑っていたり。
中には「エルヘブンの娘が外の人間と結婚するのは反対だ」っていってるオバサンもいた。
まあ、この時点でいろんなことを言われるのは仕方がない。これはまだずっと続いていく考え方で、ここが開かれるのはもっとずっと先、魔王が倒れた後の話だ。
だから、ボクは何も言わないでただその話を聞くだけだった。
エルヘブンの村のなかを大体まわった。
最後に立ち寄った家は、ちょうどお母さんがいる祈りの塔の裏手の階段を随分おりた所にあった。
坂に建っている家で、入り口のある所と窓際では柱の長さが違う。窓際のほうが長い。
ノックして中に入ってみると、白髪で髭のお爺さんがいた。そう言えばこの家にはお爺さんが住んでいたのを思い出した。
なるほど、ここも硬直しているわけだ。
家は二部屋のようで、奥の部屋から誰かが喋っている声がぼそぼそ聞こえてきていた。
「おや、旅の方かね。珍しい」
お爺さんは目を細める。
「すみません、お客さまなんですね。お話を聞かせて頂こうと思っただけですので、また来ます」
「ああ、いや、いいんだ」
彼は部屋の奥の方をみた。
「ここまで来るときに色んな話を聞いたじゃろ? 渦中の人物がきとるんだ。誰にも言わないのならかまわんよ」
「ええ、あなたが不利になるようなことはいたしません」
ボクが笑いかけると、お爺さんもほほえんだ。
「まったくパパス殿ほどまっすぐな瞳をした若者もめずらしいわい。その熱い心がマーサ様の孤独な心にしみたんじゃな」
「きっとそうでしょうね」
ボクは笑った。
お父さんはいつだって真っすぐで熱い心をもっていた。
「色男のお顔を拝見してきます」
ボクが言うと、お爺さんは大きな声で笑って「そうしたらいい」と頷いた。
隣の部屋には、大きな机があって、二人の男の人が座っていた。
一人は銀の長い髪をしたひとで、エルヘブンの民族衣裳を着ている。
そのヒトは頭を抱えてうなり声をあげていた。
もう一人が、お父さんなんだろうけど、はっきり言ってしっくりこない。
長めの黒髪を一つにまとめているのや口髭はかわらない家ど、やっぱり知ってる顔より随分若い。
もしかしたら、ボクより若いんじゃないだろうか?
水色の服に白い上着を重ねている。あぁ、王子様なわけだ。
……へんな感じ。
二人は深刻な顔で悩んでいるようで、ボクには気付いてないみたいだった。
「う〜ん……。やはりマーサ様の顔を描くならマーサ様がいないとどうも筆が進まないなあ。しかし祈りの部屋は兵士が守っていて私を通してくれないからなあ。それに先日お金にこまって絵の道具をすっかり商人に売ってしまったし……」
「う〜む。なんとかマーサ殿の絵を描いてもらえないだろうか? お城の名工が王位継承記念のロケットペンダントを作ってくれたので……そこにマーサ殿の絵を入れてやがて来る結婚の日の記念にしたいのだ」
二人の前には、ボクがサンチョから渡されたあのロケットがおかれている。
なるほど、こういう経緯で絵が入ってないんだ、あのペンダント。
それにしたってお父さん。
ボクは結婚するのは知ってるからいいけど、「結婚の記念にしたい」ってそれはさすがに気が早いよ?
そんなことを思いながら話を聞いていたら、お父さんがボクに気付いた。
「おや? あなたは旅の人かな?」
そう言ってボクの全身をじっと見た。
「ほほう……。お見かけしたところかなり旅なれたお方のようだ」
「ええ、まあ、世界は大抵まわりました」
「そうだ! あなたなら妖精の羽ペンとパオームのインクを知っているのではないか!? それがあれば何年も色あせない絵が描けるのだそうだ。もし持っていたらぜひかしてほしい。不躾な願いだとは分かっているが……この気持ちどうにもおさえられないんだ」
お父さんは真剣な目でボクを見た。
そう言うモノは聞いた記憶はないけど、たぶん博物館のゆうじいさんなら知ってるだろう。
ルーラで行って帰って……何とかなるかな?
「わかりました。持ってきましょう」
ボクが頷くと、お父さんはうれしそうな顔をした。
「ではお願いします!」
■テっちゃんは
『つまり。
お父さん(若)は、お母さん(若)と目下大熱愛中。視界狭小、猪突猛進、二人の為に世界はあるの、そんな状況?』
と突っ込んでました。
……そういう言葉がすらすら出るってことは、お前もそうだったんだな? と、誰かテスに突っ込んでやってくれ。
なんで親分もビアンカちゃんもここにいないんだよー(笑)
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