今日のDQ5 (272)
2006年2月13日 今日の「DQ5」■バトンを回していただいていたり、それなりに色々あったのですが、ちょっとお休みしてDQ5を先に終わらせちゃいます。
なんだか、此処のところDQばかり進んでてごめんなさい。
ところで、サイトのほうですが、切番の設定にミスがあったので、ちょっと訂正しておきました。
54321がもうすぐ来ます。あと300くらいです。
その次が55555になってましたが、考えてみれば先に来るのは55000でした。そのつぎが55555ですね。ので直しました。
狙ってる方はここらへん連発しますから、狙いどころですよ。
■ミルドラース (テス視点)
■色々言わずに、次に行こうと思います。
今週には終われそうだ!
今週には終わるぞ!
コレを合言葉に頑張りたいと思います。
なんだか、此処のところDQばかり進んでてごめんなさい。
ところで、サイトのほうですが、切番の設定にミスがあったので、ちょっと訂正しておきました。
54321がもうすぐ来ます。あと300くらいです。
その次が55555になってましたが、考えてみれば先に来るのは55000でした。そのつぎが55555ですね。ので直しました。
狙ってる方はここらへん連発しますから、狙いどころですよ。
■ミルドラース (テス視点)
黄色い床をもった、大きな円形の乗り物が目の前にある。ボクらが乗ってもまだ余裕がある広さ。それは、ボクらが乗ると静かに動きだした。
相変わらず、空間を雷が切り裂いていく。その中をゆっくり進んだ。
祭壇が近づいてくる。
大きな岩を組み上げた小さな祭壇で、その中央にそれは浮いていた。
小柄な老人だった。
真っ白な長いヒゲ。
白の長いマントに、紫のローブ。
肌は黄色で、髪のない頭には左右と額から鋭い角がはえている。
その瞳は、冷たく鋭い。
彼は、宙に浮いたまま真っすぐ背をのばしてたっている。
腕組みをしたその様子は威厳さえ感じられた。
彼は冷たい瞳でこちらをみると、地の底から響くような冷たく恐ろしい声で話しはじめた。
「ついにここまで来たか。伝説の勇者とその一族の者たちよ。私がだれであるかそなたたちにはすでに分かっておろう。魔界の王にして王の中の王・ミルドラースとは私のことだ。気の遠くなるような長い年月を経て私の存在はすでに神をもこえた。もはや世界は私の手の中にある」
魔王はゆっくりした口調ではなす。
その小柄な体のどこから、こんな声がでるんだろう。
この圧倒的な威圧感はなんだろう。
「私のしもべたちがあれこれとはたらいていたようだが……あのようなことはそもそも必要のないくだらない努力にすぎなかったのだ。なぜなら私は運命に選ばれた者。勇者も神をもこえる存在だったのだからな……。さあ来るがよい。私が魔界の王たる所以を見せてやろう」
魔王はにたりと笑う。
ボクらの、最後の戦いが始まった。
マァルとビアンカちゃんが、それぞれ最初にバイキルトをボクとソルにかけてくれた。
ソルは息にそなえてフバーハを唱える。
ボクはお母さんの命のリングに一瞬祈ったあと、ミルドラースに切り掛かる。
手応えがあった。
とりあえず、ここに実体がある。
ちゃんと戦えてる。
ミルドラースは大きくいきを吸って、至近距離から輝く息をはく。
一瞬で辺りの空気が冷えて輝く。ソルのフバーハがなければかなり危なかった。
傷ついた体を、マァルが賢者の石をかかげてなおしてくれた。
「ありがとう!」
ボクとソルは次々ミルドラースに切り付ける。ビアンカちゃんのメラゾーマの大きな火球が炸裂する。
ミルドラースが両手をこちらに向けた。とたん、衝撃が突き抜けていく。凍てつく波動だ。ボクらを守っていた様々な魔法の効果が一瞬で吹き飛んでいく。
「ずるいわよっ!」
ビアンカちゃんは悔しそうに叫んで、またバイキルトを掛けなおしてくれた。つづいてソルがフバーハを唱える。
マァルは賢者の石での回復に手いっぱいで、なかなか魔法が使えない。
ボクはミルドラースに切り掛かる。手応えがあるのに、斬ってない感覚。果たしてこの攻撃はきいてるんだろうか。
ミルドラースは腕を複雑に動かす。空間が歪んで、手下であろう悪魔神官が二人あらわれる。
「助け呼ぶの!?」
ソルが「嘘ぉっ」と言いながら悪魔神官に切り掛かった。
「ソル、そっちはいいから魔王に集中!」
ボクはソルに叫ぶ。悪魔神官はやっかいだけど、脅威にはならない。
ビアンカちゃんのメラゾーマがまた、ミルドラースに炸裂した。
ミルドラースの体が大きく揺れた。
「テス!」
ビアンカちゃんが魔王を指差す。
狙うなら、今。
ボクはミルドラースを切り付ける。魔王の体が、後ろに仰け反った。
「ソル!」
「うん!」
ボクの声に、ソルは大きく頷いて天空の剣を大きく振り下ろした。
魔王の体が、祭壇におちた。
「……やった、の?」
ビアンカちゃんはくびを傾げる。
「んー……」
わからなかった。
確かに強かったけど、あっけなかった。
こんなに単純でいいのか?
「さすがだな。伝説の勇者とその一族の者たちよ。しかし不幸なことだ……。なまじ強いばかりに 私の本当のおそろしさを見ることになるとは……。泣くがいい。叫ぶがいい。その苦しむ姿が私への何よりの捧げ物なのだ。勇者などというたわけた血すじを私が今ここで断ち切ってやろう!」
魔王は叫ぶと、ドンッと大きく祭壇を拳でたたく。
それから立ち上がって、手をあわせた。
相変わらず雷が響く。
真っ黒な雲がすごい勢いで流されていく。
そんな中、魔王の体はゆっくり、かたちがかわっていく。
一度眩しい光が弾けた。それから魔王の体は大きくなっていく。その巨体は祭壇に乗るぎりぎりのサイズ。
次に、肩の辺りからもう一対の腕が生える。
それから、コウモリみたいな羽がばさりと音を立ててひらいた。
最後に、しっぽが伸びる。
青黒い刺が先端にいくつもついていた。
裂けた口からはするどい牙が何本もでている。
赤っぽいオレンジの皮膚には、青黒い刺と斑点がいくつも散らばっている。
「気持ち悪い」
ビアンカちゃんはつぶやく。
魔王が、吠えた。
完全に魔王の理性は飛んでしまったようだ。
ギョロリとした瞳が、ボクらを捕らえたのがわらった。
とたん、魔王の指先が光ってボクらの真ん中でイオナズンが炸裂した。
「大丈夫!?」
ソルはベホマラーを、マァルは賢者の石をそれぞれ使って皆の傷をいやす。
「やばそうよね……」
ビアンカちゃんが眉を寄せる。
ボクは魔王を見上げる。
吠え、目に映るボクらを追うように攻撃するその姿は、何だか哀れだった。
ここに居るのは純粋な破壊衝動をもった魔物で、魔物を統べていた王には見えなかった。
「……」
ボクはミルドラースに切り掛かる。
手応え。
魔王は吠えて、その腕を振り下ろした。ボクは避けきれなくて祭壇に叩きつけられる。
自分の傷をいやす。
魔王は腕を振り下ろし、吠え、灼熱の炎をはく。
その姿はともかく悲しくて哀れで、
「もうやめなよ、みっともないよ、ミルドラース」
ボクは何だか泣きそうになった。
■色々言わずに、次に行こうと思います。
今週には終われそうだ!
今週には終わるぞ!
コレを合言葉に頑張りたいと思います。
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