今日のDQ5 (269)
2006年2月11日 今日の「DQ5」■昨夜は「ソライロノート」
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/8371/
の管理人・中本様とメッセで延々とお話をしました。
内容は二人だけのヒ・ミ・ツ(笑)ですが、とっても楽しかったです。
半分以上がスライム族の可愛さについての語りだっただなんて、ホント秘密ですよ(笑)
今日もお話する予定なのです。楽しみ。
■聖なる水さし (ビアンカ視点)
■なんか最近ドラクエ日記ばかりですみません。
普通の生活でのニュースといえば、スカートを買ったことと、デジカメを買ったことくらいです。
なんか、よどんだ毎日ですよ。もっとメリハリある生活をしたいです(泣笑)
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/8371/
の管理人・中本様とメッセで延々とお話をしました。
内容は二人だけのヒ・ミ・ツ(笑)ですが、とっても楽しかったです。
半分以上がスライム族の可愛さについての語りだっただなんて、ホント秘密ですよ(笑)
今日もお話する予定なのです。楽しみ。
■聖なる水さし (ビアンカ視点)
「聖なる水さしねぇ……」
私は視線を宙にさまよわせる。とりあえず、今までそういうものを見たことも聞いたこともない。
「んー、聞いたことないよねー」
テスが眉を寄せる。テスの記憶にないなら、確実に知らないものだ。
「もしかして、これまでの道で見落とした部屋とかあったのかな?」
「うーん……」
ソルの言葉にマァルは首を傾げている。
「ともかく、ここで悩んでてもわからないよ。一回見落としがないか戻ってみよう。お母さんが存在を知ってるんだから、あるとしたらココかジャハンナ、グランバニア、エルヘブンだろうね」
テスが腕組みしながらぼそぼそという。考えながら話してるんだろう。
「どこだと思う?」
それなりに考えがまとまっている様子だから尋ねてみると、テスは右のこめかみをトントンと叩きながら話しはじめる。
「とりあえずその中でグランバニアは確実に無い。宝物庫のリストに載ってなかった。エルヘブンも確率は低いね。魔界で必要だって言ってくれるはずだからね。そうなるとジャハンナかココ」
テスは足元を指差してニヤっと笑う。
「どっち?」
「ジャハンナは探険してあるから言うけど、たぶんないね。ココだと思う。たぶんどこかで見落としがある」
テスは言うと、さっき入ってきた入り口を指差す。
「ってわけだから、回れ右。探しにいこう」
私たちは下ってきた道を戻る。緩やかな登り道を暫らく行くと、階段が見えてきた。あの上に祭壇がある。
少し、内心ため息。
「あ!」
私の前を歩いていたソルが、前を指差して声をあげる。
祭壇のあった場所は、坂のしたであるこっちから見ると台地のようになっていて、ずいぶん高い崖になっていた。ソルが指差したのは、階段の逆側。
崖にぽっかりと横穴が開いている。テスはその入り口をみて乾いた笑い声をあげた。
「あっはっは、見事に見落としたねー。あんなにしっかり口が開いてるのに」
「本当ねー」
「ともかく前しか見てなかったからねぇ。ちょっと視野が狭くなってたね。魔王を倒すのは大切だけど、ちょっと余裕をもたなきゃダメだね」
「そうかも……」
私たちはお互い顔をあわせて苦笑する。
「落ち着いていこう」
私たちは入り口からなかを覗いてみた。内部はこれまでの迷宮と同じ、白い床と深い青の壁で作られていた。ソルのトヘロスのおかげか、もともとがそうなのか、やっぱり内部は不気味に静まり返っていた。
入り口からは細めの通路がつづいている。角を二回曲がったところで、視界がひらけた。広い部屋で、柱が何本か並んでいる。床には、部屋の壁に沿って不思議なタイルが並べられていた。ずいぶん大きくて、一枚のタイルに大人が一人余裕で乗れる。タイルにはVの字のような柄が彫られていて、その尖ったほうが部屋の奥に向かって一方向につながっていっている。矢印が延々とつながっているみたいに見えた。
よく見ると部屋の内部は至る所に矢印タイルが並んでいる。そのタイルに紛れるように下りの階段がいくつかみえる。
「何かしら、あのタイル」
「見たことない仕掛けかな」
私たちは恐る恐るタイルに近寄ってみる。真っ白なタイルは、刻まれたV字以外には変わったところはない。
ソルとマァルはしゃがんで、タイルをしげしげ見つめている。
「まぁ、害のあるものでもなさそうだし、適当にあの階段から行ってみようか」
テスは部屋の中央にある階段を指差してそっちの方向へ歩き始める。ちょうど足元にタイルがあった。
足がタイルに乗った瞬間。
「うわぁっ」
テスが悲鳴とともにタイルの上を滑っていく。それはタイルに刻まれた矢印と対応した動きで、角をしっかり曲がって少しここから離れた位置に放り出された。ちょうどタイルが無くなる位置。
私たちはタイルを避けながらテスに走りよる。
「だ、大丈夫!?」
「……平気。ちょっとビックリしたけど」
テスは床に座り込んで胸の辺りをさすりながら、ひきつった笑顔をみせた。
「タイルは、刻まれた方向に無理矢理移動させる装置みたいだね」
テスは立ち上がる。
「だから、えぇと……」
床の階段とタイルとを見て、暫らく黙る。
「私こういうの苦手……好きなところへ歩けなくてイライラしちゃう……」
「最短距離考えるから、ちょっと待ってね」
イライラと爪を噛む私にテスは苦笑した。
「とりあえず、ここから」
結局この部屋にはよっつの下り階段があって、下には小さな部屋があった。どの階段も同じ部屋に続いていたけど、あの矢印タイルで区切られていて真っすぐ部屋をよこぎったりできなかった。
「ぼくいつもならわ〜い! すべる床って楽しいな〜! ってさわぐところだけど……今日はとてもそんな気分になれないよ……」
ソルはげんなりした顔で部屋を見る。
それじゃなくてもお婆様が亡くなった淋しい場所なのに、そのうえこれじゃあね。
結局テスに床のコトは任せて、部屋の中をまわった。
部屋のなかにおかれていた宝箱から、漸く聖なる水さしだと思える物を発見する。
銀色の、優美な形をした水さしで、青っぽい銀で丸いラインをもった飾りが付けられている。中を見るときれいな水がなみなみと入っていて、注ぎ口からどれだけ水を注いでも、中の水が無くなることはなかった。
「聖なるみずさしってきれいなお水がいっぱいはいっているのね。わたし今度大事なお花さんに、このお水かけてあげたいな……」
マァルは何度も水さしの蓋を開けたり閉めたりして中身を確かめて、目を輝かせる。
「うん、使いおわったらマァルにあげるよ」
テスは軽くマァルに約束して、一度水さしを受け取る。
「それじゃ行こうか」
再び溶岩が充たされたくぼみがある小部屋に戻った。もうお義母様の声はしなかったけど、この部屋にはまだ声が残っている感じがした。
きっとうまくいく。
「それじゃやるよ」
テスは宣言してから、聖なる水さしをつかって溶岩に水をかける。
はた目に見れば、焼け石に水という感じで、全く無駄なことに見えた。けど、真っ赤に燃えていた溶岩は少しずつ冷めていく。
やがて炎と熱は冷めきって、くぼみには水だけがたまった。その中央に、下りの階段が見える。道はつながってる。
一瞬、風が階段から吹き抜けていった。
まるで挑戦状を叩きつけるみたいに。
私たちは無言で見つめあうとうなずきあった。
それは決意。
「行こう」
■なんか最近ドラクエ日記ばかりですみません。
普通の生活でのニュースといえば、スカートを買ったことと、デジカメを買ったことくらいです。
なんか、よどんだ毎日ですよ。もっとメリハリある生活をしたいです(泣笑)
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