今日のDQ5(255)
2006年1月13日 今日の「DQ5」■前回の分に結構痛恨なミスがありまして、指摘いただいて直しました。ははは(失笑)
……恥ずかしかったです。
何だかどっと疲れました……。
DQ6はちみっと進んで、今から幸せの国に乗り込むところです。
……まだ職業レベルがあがりません。何ゆえ??
でもチャモロの僧侶と、バーバラの魔法使いはマスタしました。
■ジャハンナ (ソル視点)
■魔界の地図って、いつもの地図ボタンで表示されるのが変わるだけですけど、やっぱソレってねえ、ちょっとヘンでしょ。
ので、おじさんに貰う事にしました。
歩いたところが表示される不思議な地図の表記を大昔にしておけばこんな苦労はなかったろうに(笑)苦労して無いけど。
ジャハンナはもう二回くらい続くと思います。
たぶん。一回で終われたらラッキー。
……恥ずかしかったです。
何だかどっと疲れました……。
DQ6はちみっと進んで、今から幸せの国に乗り込むところです。
……まだ職業レベルがあがりません。何ゆえ??
でもチャモロの僧侶と、バーバラの魔法使いはマスタしました。
■ジャハンナ (ソル視点)
ハシゴをのぼると、小さな町があった。
入り口には石でできたアーチがあって、そのすぐ傍に綺麗な水の小川が流れていた。川は小さな町をぐるりと取り囲むようになっていて、町の奥の方には家よりも大きい水車がゆっくりと動いているのが見えた。
「こんな所に町があるなんてね!」
お母さんは目をおっきく開いて、ビックリしてる。
「本当ビックリだね!」
ぼくが言った時、石のアーチのところで遊んでた男の子がこっちを見た。
ぼくらを見て、にこにこ顔で駆け寄ってくる。
「こんにちは! ねぇ聞いて! ぼく人間になれたんだよ! お友達のスラタロウくんも早くなれればいいのにね!」
そう言って、男の子はうれしそうにその場で一回転した。
男の子が指差したほうには、スライムがぽよんぽよん跳ねている。
???
ぼくはもう一度男の子を見る。
普通の子だ。
「そう、よかったねぇ」
お父さんが言うと、男の子は大きく頷いてから、走ってアーチの所にいるスライムの所へ行ってしまった。
「どういうこと?」
お母さんが首を傾げる。
「さぁ? あの子はもともとスライムだったんだろうね。……魔物が人間になるのはそんなにめずらしく無いのかも」
「確かに人間に化けてる魔物いっぱい倒したよね!」
ぼくが言うと、マァルは頷く。
「でも、それって強い魔物ばっかりだったよ? ……スライムって初めて」
マァルがそこまで言った時だった。いきなりお母さんが手をぱちんと叩いた。
「あ、ねえ、あの子が本当にスライムだとして、だったらスラリンも人間になれたりするのかしら! うわ、見たい!」
「本当にそうなったら楽しいね!」
ぼくもマァルも笑って頷く。スラリンが人間になったら、鬼ごっことか楽しそう。
お父さんは暫く黙ってたけど、
「……うわぁ」
って嫌そうな声をあげてまた黙ってしまった。
「どしたの?」
お母さんがきょとんとした顔でお父さんをみた。お父さんはうめく。
「嫌な想像になった」
「何で? 楽しいじゃない」
「肌、水色の半透明のままだった……」
「テスは想像力ないなぁ」
お母さんは呆れたように言ってから笑う。
水色のまま想像できちゃうのも、ある意味想像力あるんじゃないかなって思った。
町の中は明るいかんじで、外にいるときの嫌な感じも全然感じられない。
小さな花壇なんかもあって、綺麗な町だった。
本当に小さい町で、家は少ないけど、それでもほっとできる町。
人は結構沢山歩いてる。
本当は、魔界に来てちょっと不安だった。
勿論お父さんもお母さんも、マァルも隣にいるから心配する事ないんだろうけど、それでもなんか心細かった。
それが嘘みたい。
お婆様が「東のほうへ行けば手助けになる」とか言ってたのは、きっとこの町のことだろう。
ぼくらはあたりをきょろきょろと見ながら、ゆっくり町の中を歩く。
町の真ん中には、小さな石造りのテーブルとベンチがあって、ちょっと太ったオジサンとオバサンが仲良く話をしていた。
「こんにちは」
お父さんがニコニコと笑って声をかける。
オバサンがこっちを見た。
「おや 見かけない顔だね。まさかオモテの世界から来たとか……」
「は?」
「いや、そんなことがあるはずないね」
オバサンはうんうんと一人納得したように頷く。
「あんたもきっとマーサ様のお力で邪悪な心を改心させてもらったね。はやく立派な人間におなりよ」
オバサンはニコニコ笑ったまま続ける。
「だからって、この人みたいに安心しきって太るんじゃないよ。折角綺麗なんだから」
オジサンが照れくさそうに頭をかく。
「いやあ、私、元悪魔神官なんですけどね、昔は裏切ったり裏切られたりギスギスしてたのが、今はすっかり心も生活も平和だろ、人柄が丸くなってんだよ!」
人柄だけ?
「……はあ」
お父さんはちょっと困ったように笑いながら相槌を打っていた。それからちょっと視線を宙に彷徨わせて何かを考えたみたいだった。
「どうもご親切にありがとうございました」
そう言って、ぼくらを連れてオバサンたちからちょっと離れたベンチに座った。
「どうやら、本当にここは元魔物の人が住んでる町みたいだね」
「うん、そうね。ビックリすることの連続ね」
「でもどうしてこんなところに町があるんだろう。それにお母さんが、どうやら皆を人間にしたみたいなこと言ってなかった?」
「言ってた!」
ぼくとマァルは頷く。
「そんな話初めて聞いたよね? ……ねえ、お父さんも魔物の皆を改心させて人間に出来るの?」
マァルの言葉にお父さんは苦笑する。
「うーん、考えた事なかったなあ。……でも、話で聞く限りお母さんは凄い力の持ち主みたいだし、ボクはそうでもなさそうだから、出来ないんじゃないかなあ?」
「そっか。出来たら楽しかったのに」
「……まだスラリン諦めてなかったの?」
「うん」
「スラリン、今でも話できるんだからわざわざ変わんなくても良いんじゃない?」
「んー、そうなんだけどー」
マァルはちょっと口を尖らせて不満そうにした。
暫くそんな話で盛り上がっていたら、ちょっと年をとった強そうな剣士さんがこっちに歩いてきた。ヒゲが格好いい。
「お若いの。ここにこのような町があって驚いたであろう」
ぼくらを見て剣士さんは落ち着いた声で話しかけてきた。
「ええ、ビックリしました」
お父さんはにこりと笑う。
「ここはジャハンナ。この町をとりかこんでいる水は、マーサ様がオモテの世界から持ってきた聖なる水。マーサ様はこの町の救い主なのだ」
剣士さんは少し目を細めて、町をぐるりと見回した。
お父さんも一緒に町を眺める。
「綺麗なところですね」
お父さんはそういって、少し寂しそうに笑った。
「お若いの、この辺りは初めてだろう?」
「ええ」
「随分キョロキョロしていたからな」
剣士さんは苦笑して、一枚の紙をくれた。
「この辺の地図だ。参考にするといいだろう」
「……ご親切にありがとうございます」
「人に親切にするのは楽しいな」
「そうですね」
剣士さんはニコリと笑って手を振って、向こうのほうへ歩いていってしまった。
「いい人だったわね。……親切が楽しいって、素敵ね。きっとお義母様の人柄のおかげよ」
お母さんは笑顔で言いながらお父さんの顔を覗き込む。
お父さんは頷いた。
「うん。そうだね」
■魔界の地図って、いつもの地図ボタンで表示されるのが変わるだけですけど、やっぱソレってねえ、ちょっとヘンでしょ。
ので、おじさんに貰う事にしました。
歩いたところが表示される不思議な地図の表記を大昔にしておけばこんな苦労はなかったろうに(笑)苦労して無いけど。
ジャハンナはもう二回くらい続くと思います。
たぶん。一回で終われたらラッキー。
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