■今日の本
ISBN:4041510155 文庫 椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二 角川書店 2000/08 ¥650
日曜日の夕方、温泉街の宿に集まった四人の男たち。風呂からあがりビールをあおり身も心もゆっくり解きほぐされた頃、予習、展望全くナシ、の座談会が幕を開く。「忘年会と新年会はどちらがエライか」「もし夜がなかったら…」「いい記念日、悪い記念日」等々、日頃からどうしても解決したかった人生の本質を、いーやホントは、どーでもいいに違いない話題を朝まで熱く語り尽くす。ゆるーく盛り上がる行く先知らずの言葉のライブ、完全パックでお届けします。

木 「空を飛べるようになったら何をしたい?」
目 「それが最大の問題だね」
椎 「まず、飛んでいる鳥を脅かしたい(笑)」
目 「『わっ』とか言うの?(笑)」
木 「それは俺もやってみたいけど」
目 「そりゃあ、向こうは驚くだろうけど、何の意味があるのかねえ?(笑)」


この本も先日かえって来ました。どうりで家で探してもないわけだよ(笑)
ということで、久しぶりに読んでみました。
基本的に自分達が良くわかってないことを、よくわかってないなりに理解しようと、無茶な論理展開と強引な自論と、なんとなくそんなきがしないでもないぞ!というその場のノリで物事に決着をつけていく本です。

引用は「もし空をとべたら」からです。
結論は……途中で話が変っていって、結局「空を飛ぶのはもういいや」とかなっちゃいます。土に潜る話になったりね。
というわけで、真実が知りたい人、話に理路整然としたものを求める人には向きませんが、話を単純に楽しみたい人にはオススメします。

沢野さんの理屈には勝てませんよ。ホント。

 
ともかくオススメです。
 

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