今日のDQ5(242)
2005年12月16日 今日の「DQ5」■モンスターとのアプリも、実はのんびり続けています。
今日、漸くキメラとの仲良し度が最高になりました。
やっと次のモンスター登場。今度はゴーレムです。
……彼は彼で(彼女かも)なんだか付き合いが難しそうです。
ソレが終わったら挫折したベビーサタンへ。
一体いつになったら終わるんでしょう。
■グランバニアで 3 (テス視点)
■ソルとマァルが、お母さんの横でどっちが寝るかで軽い喧嘩になる話や、どっちもお父さんの横を希望してくれないから軽く凹むテスの事や、いじけてソファで眠るのを希望するテスと、ソレを止めるビアンカの話が入りませんでした。
流れ的に。
もったいない事したかな。
別時間軸みたいな感じでかきとめに短編で書くか……。
……誰も気にしないかそんなの。
今日、漸くキメラとの仲良し度が最高になりました。
やっと次のモンスター登場。今度はゴーレムです。
……彼は彼で(彼女かも)なんだか付き合いが難しそうです。
ソレが終わったら挫折したベビーサタンへ。
一体いつになったら終わるんでしょう。
■グランバニアで 3 (テス視点)
オジロン様との話が終わって、ボクは部屋へ戻る。
ソファの上では、三人が寝息を立てていた。ボクはそっと近付いて声をかける。
「ねえ、三人とも。ここで寝たら風邪引くよ、起きて」
声をかけても目を覚まさないから、軽く肩を叩く。
「起きて」
ソルは一度だけ軽く目を開けて、また閉じてしまった。
「……」
ボクは仕方ないからソルを抱き上げてベッドへ運ぶ。ソルをベッドの中へ滑り込ませてから、今度はマァルを運んだ。
もう十歳になる二人は、想像以上に重くなっていた。
知らないうちに、どんどん時間は流れて行ってる。その時間は、どれも貴重なもの。ボクやビアンカちゃんの手からは、随分すり抜けていってしまった。
ボクはため息をつくとビアンカちゃんに手を伸ばす。何とか抱きかかえられない事も無いだろう。
「……寝ちゃってた?」
体に触れると、ビアンカちゃんがそっと目を開けた。
「うん。……ベッドでちゃんと寝たほうが良いよ。風邪を引くから」
「……何かあったの?」
「え?」
ビアンカちゃんはボクの目を覗き込む。
青く澄み切ったガラス色の、吸い込まれそうな目。
「何か……あったの?」
もう一度聞いて、ビアンカちゃんはボクの答えを待った。
「……何にも無いよ。心配要らない」
「……そう?」
ビアンカちゃんはまだちょっと疑ってるみたいだった。
「ねえ、テスは、いつ石から戻ったの?」
「ボクは……二年くらい前。八年かな、だから」
「……そっか」
「ごめんね」
「謝らないでよ」
「うん」
「……ちょっとね、羨ましい」
ビアンカちゃんはそういって微笑む。
「私ね、実はまだちょっと面食らってるの。ソルもマァルもあんなに大きくて……。ちょっとピンとこないっていうか」
「ボクも最初はそうだったよ。でも子どもって凄い。こっちが徐々に慣れていけばって思ってても容赦ない。”お父さん””お母さん”って呼んで、全部あけっぴろげでぶつかってくる。……おかげで助けられた部分もあるけど」
「テスがあの子達と分かち合った時間も羨ましいけど……テス、ちゃんとお父さんの顔してるんだもん。あの子達が羨ましいわ。テスがお父さんになっていく過程をちゃんと知ってるんだもん。私は知らないのに」
ビアンカちゃんはそういって口を尖らせた。
ボクは苦笑する。
「ボクでさえそれなりにお父さんになれたから、ビアンカちゃんはもっとしっかりしたお母さんになれるよ」
「そうかしら?」
「そうだよ」
ボクはビアンカちゃんの頭をそっと撫でて、それから二人で子ども達の眠るベッドにもぐりこんだ。
暫くすると、三人の寝息が交じり合うようにして聞こえてきた。
そのどれもが安心しきった優しい音色。
ボクは少しだけ目を開けて、三人を見つめる。
ボクとビアンカちゃんの間で眠るソルとマァル。
一番向こうで、少し丸まるようにして眠るビアンカちゃん。
ボクの、宝物。
ボクの、光。
ボクは、本当にこの宝物を置いて旅に出ることが出来るんだろうか。
いや、
だからこそ、置いていくべきなのかもしれない。
もうこの光溢れる世界に、戻ってこられないのかも知れないから。
ボクはそっと目を閉じる。
昔は眠るのが恐かったっけ。
体は休みたくて眠りたいのに、眠ってしまったら周りがどうなるかわからなかったから。
この閉じた目が、二度と開かなくなるかもしれなくて。
眠る事は、死ぬ事によく似てる。
いつから、眠るのが平気になったんだろう。
目がさめたとき、部屋には光が溢れていた。随分遅くまで眠ってしまったらしい。
それでもベッドの中で、ビアンカちゃんもソルもマァルも眠っていた。三人の金色の髪が、同じ色の光を集めて輝いている。
嘘みたいに綺麗な光景。
胸の奥が、柔らかく暖かい。
決めた。
ボクは決心して起き上がる。それから三人を順番に起こした。
眠い目をこすりながら、ソルとマァルがぼんやりとボクを見る。
「おはようお父さん」
「おはよう」
まだ眠ったような声でマァルは挨拶した。それに返事をしてから、ビアンカちゃんの体をゆする。
「起きて、ビアンカちゃん、朝だよ」
「……お父さんって」
ソルがぼんやりしたままの声で言った。
「本当にお母さんのこと、ビアンカちゃんって、名前で呼ぶんだね」
「は?」
思わずソルを見ると、ソルは続けた。
「ちっさい時、お父さんやお母さんがどんな人なのか、皆に聞いて回ったとき、スラリンが言ってた」
「何て?」
「テスはビアンカのことを、ビアンカちゃんって呼んでた」
ソルはスラリンの口調を真似して言う。
「……問題ある?」
「別に。ただ、珍しいんでしょ?」
首を傾げてソルはボクを見た。
「珍しいのかな? ボクはずっとそうやって呼んできたから、よくわからないや」
答えて、またビアンカちゃんの体をゆすった。
「朝だよ」
考えてみたら、ボクはいつもビアンカちゃんに起こされていたから、起こすのは初めてかもしれない。
「……もう朝?」
「もう朝だよ」
起き上がりながら、少しくしゃりとした長い髪を手で押さえて、ビアンカちゃんはボクを見た。
「おはよう……何か寝た気がしないわ」
「おはよう。……まあ、暫くは疲れが溜まっててそうなるよ。ボクもそうだった」
「そっか」
ビアンカちゃんは大きくあくびをして、それから伸びをした。
「今日はどんな予定?」
寝ぼけたような少し眠そうな目で、ビアンカちゃんはボクを見る。
「うん、ボクはちょっと出かけてくる」
「えー? 私も一緒に行きたい」
「ビアンカちゃんは、ソルとマァルと一緒にここに居てあげてよ。遊んだり話したりしてさ」
「え? ぼくらも置いていかれるの!?」
「……ラインハットだよ?」
「お留守番してます」
マァルがしかめっ面で即答したから、ボクは苦笑した。
コリンズ君はよっぽど努力しない限り、認められることはない。こんなに望み薄なんて、ちょっと気の毒にも感じる。
「マァルが残るならぼくも残るよ」
ソルはあくびをしながら答えた。
「えー? 私行きたい。ヘンリーさんや、マリアさんにもご挨拶したいし、その噂のコリンズ君も見てみたいわ」
「またいつでも会えるよ。今はソルやマァルと居てあげてよ。そのほうが重要だよ」
「……うん、それもそうかなあ」
ビアンカちゃんは頷いた。
「じゃあ、そういうことで。ボク朝ごはん食べたら出かけてくるね」
「うん、わかった」
ボクを見てビアンカちゃんは笑う。
ボクは笑い返す。
「何か、わたしたち、邪魔?」
マァルが小さい声でボソッと言った。ソルのほうはキョトンとしている。
「そんな事無いよ」
ボクはマァルの頭を軽く撫でて、苦笑する。
……やっぱり、女の子って凄い。
■ソルとマァルが、お母さんの横でどっちが寝るかで軽い喧嘩になる話や、どっちもお父さんの横を希望してくれないから軽く凹むテスの事や、いじけてソファで眠るのを希望するテスと、ソレを止めるビアンカの話が入りませんでした。
流れ的に。
もったいない事したかな。
別時間軸みたいな感じでかきとめに短編で書くか……。
……誰も気にしないかそんなの。
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