■今日の本
ISBN:4062752573 文庫 森博嗣 講談社 2005/11 ¥730
艶やかな赤に彩られた塗装死体!
Vシリーズもいよいよクライマックスへ!

深夜、マンションの駐車場で発見された死体は、全身を真っ赤に塗装されていた。数日後保呂草(ほろくさ)は、被害者の恋人と名乗る女性から、事件の調査を依頼される。解明の糸口が掴めないまま発生した第二の事件では、色鮮やかな緑の死体が……!
美しくも悽愴な連続殺人! 快調Vシリーズもクライマックスの第10弾!

「そう決まったわけじゃないわ。でも、もしこれが本当なら、さらなる事件を未然に防ぐことになります。人の命を救う事になるのよ」
「貴女に会える方が、はるかに価値が高い」
「ありがとう」


ついに到達、Vシリーズ10巻。最終巻。
ああ、ついにたどり着いちゃった。次は四季だから、こっち方面のシリーズは全部押さえちゃったんだな。残念な気分。
これから読む人が羨ましい。

ともかく、最終巻。
展開は、久しぶりに派手かな……。
コレまでの人も、これからの人も沢山出てきて、見栄えはします。
最後のほうの保呂草さんが、とても格好良かった。
引き際って、こういうのを言うんだろうな。
紅子さんも、ソレを理解してるんだ。
紫子さんの反応は当然だし、その紫子さんに対する練ちゃんがとても男らしかった。素敵。
……練ちゃんは紫子さんがすきなんだろうなあって、思う。
皆それぞれに優しいんだろうな。

ともかく、最終巻としてはとても良い終わり方かつ、続きを予感させる終わり方だったと思います。

……ちょみっとだけ犯人当てたのも、いい気分の原因かもしれない。多分当てられたのは作者のサービスだと思うけど。
サービスといえば、栗本さんの妹さん(婉曲表現)もサービスでしょうな。出てきた瞬間にわかるんだから、やっぱり彼女の存在感は凄いです。
 
ともかく、久しぶりにドキドキしながら読んで、やられた!って思いました。
やっぱり読書は良いですねー。
  

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