今日のDQ5(236)
2005年12月6日 今日の「DQ5」■昨日ふと思い立ってDQTさんでエルトリオを検索してみた。
世の中には同盟まであった。
エルトリオ素敵だもんなー。
ウィニアとのお話扱ったサイトさんも結構あった。
あの二人いいもんなー。
これ以上手を広げるのはなー……。
■大神殿 7 (テス視点)
■ヨシュアさんを見つけたとき、辛かったです。衝撃。
冥福を祈ります。
今日はグダグダ。何書くべきかわからなくなりました。
世の中には同盟まであった。
エルトリオ素敵だもんなー。
ウィニアとのお話扱ったサイトさんも結構あった。
あの二人いいもんなー。
これ以上手を広げるのはなー……。
■大神殿 7 (テス視点)
神殿の中は複雑だったけど、基本的に構造としては、二層構造になってることがわかった。
入り組んでいるように見えるけど、実はそんなに複雑じゃない。
沢山小部屋があるわけでもなく、基本的には上り下りが大変なだけで、一本道だ。二層構造で道の上を通ったり下を通ったりするからわかりにくいだけで、たいしたことは無い。
時折襲い掛かってくる魔物や、人間に化けた見張りの魔物が居て、厄介な魔物が多くてちょっと面倒だった。けど、あまり沢山の数を置いていないらしく、そんなに襲われる事は無かった。
小部屋を何度か通り抜け、はしごを上った所にあった入り口を通ると、最初の広い空間に出た。ただ、向こう側からは行き止まりになっていた廊下の向こう側に当たる部分にたどり着いたらしかった。
「あれ、あっちの柱、見たことあるよね?」
ソルが遠くに見える入り口代わりだった二本の柱を指差す。
「うん。多分、一番最初に入った所の、奥のほうに着いたんだ。随分遠回りだったけど」
「そっか」
ボクは見える範囲の部屋の構造を、メモに書き足す。
「この階段を下りて、向こうのほうに見える入り口のほうへ移動かな?」
「面倒だねー」
「本当にね」
ソルの言葉に頷いて、ボクは大きくため息をつく。
「ねえお父さん。わたし強くなったかな? お父さんの役に立てるかな?」
マァルがボクを見上げてぽつりと言った。
「勿論だよ。マァルも、ソルも、ピエールも、他の皆も、全員居なきゃボクはここまで来なかった。皆のおかげだよ」
ボクはマァルの頭をくしゃりと撫でる。
「ボクは弱いからさ。皆が居てくれて……本当に助けて貰ってる」
マァルはにこっと笑うと、ボクの手を握った。
「前に進んでるよね?」
「進んでるよ。ビアンカちゃんまで、あとちょっと」
階段を下りて、真っ直ぐ見えていた次の入り口を目指す。
はしごを上ったところで、左手側にその入り口はあった。
「基本的に一本道なんですね」
ピエールの言葉にボクは頷く。
「うん。長距離歩くようになってるけど、基本は一本道」
その答えが正しかったかのように、入り口の先に広がっていた通路も、ほぼ一本道だった。いくつかに道は分かれているけど、全部ここから行き止まりかどうかがわかる。ここの空間も二層構造になっていて、どうやら次に進むためにははしごを下りる必要があるみたいだった。
最初の角で左に曲がって、見えていたはしごを下りる。
正面の壁には次の部屋への入り口。
右手の奥側にももう一個別の部屋に続いていそうな入り口があった。
上から見たときの形から言って、右奥の入り口はこの小部屋の隣に続いているんだろう。
「先に正面から確かめよう」
ボクは言うと先頭を歩く。
狭い、L字型の部屋だった。すぐに行き止まりなのがわかる。
部屋のちょうど角に当たる部分の床にあるものに、ボクの目は釘付けにされた。
服は、ここの見張りの兵士が着ているもの。
そして、ソレを着ていたであろうのは、確実に人間。
もう、真っ白な骨だけを残すだけで、ソレが誰かの死体だということを認識するまでに、随分時間がかかった。
骨の形は、魔物とは違う。
人間に化けていた見張りじゃなくて、本当に人間だった見張り。
ボクは背中に冷たいものが流れていくのを感じながら、ゆっくりとその場所へ近付く。
うつぶせに倒れたんだろう。骨の右側、少し頭寄りの床に、苦しげな文字が刻まれていた。
”マリア… 兄さんはもうだめだ…
せめて…せめておまえだけはしあわせになってくれ…。”
ボクは口を押さえてしゃがみこむ。
目を閉じて、何度か深呼吸して、もう一度その文字を確かめる。
マリア。
兄さん。
視界が歪む。
「かわいそう……。よっぽど誰かに伝えたかったんだろうね……」
ソルが白骨を見てつぶやく。マァルは泣いているらしく、しゃくりあげる声が聞こえた。
「神さま……。この人の迷える魂にどうか聖なる祝福を」
泣きながらも、マァルは手を組んで天に祈る。
ボクはもう一回深呼吸した。
「ヨシュアさん……」
ボクは彼の隣に跪いて、もう骨になってしまったヨシュアさんに声をかける。
「……マリアさんは、幸せになりました。……ヘンリー君と結婚して……子どもも居るんですよ」
ソルもマァルも、ピエールもボクを見た。
「……マリアさんの、お兄さんだよ。……ボクは……間に合わなかったんだ」
「マリア殿の……」
ピエールはうめくように言うと、それっきり黙った。
暫く、誰も何も言わないで、手を合わせて彼の冥福を祈る。
彼のおかげでボクは助かった。
今の生活は、全部彼のおかげで、でもボクは彼を見捨てた。
また、間に合わなかった。
大事な事に、ボクはいつだって間に合わない。
何一つ守りきれたことも、助けた事も無い。
無力で
役立たずだ。
「……ごめんなさい。本当にごめんなさい」
ボクは頭を下げてヨシュアさんに何度も謝る。
何度言っても足りない。
ボクは許される事は無いんだろう。
ソルとマァルが無言でボクの両脇にやってきて、ボクの事をぎゅっと抱きしめてくれた。
「……大丈夫だよ。きっと許してくれるよ」
「そうよ。お父さんがここに来なかったら、ずっと誰も知らないままだったのよ? ヨシュアさん、きっと怒って無いわ」
「ボクは……また守れなかった」
「……うん。でも、それはお父さんだけじゃないよ。ここに居ないけど、苦しいのはヘンリーさんや、マリアさんも、きっと一緒だよ」
「……うん、そうだね」
きっと、ずっとヘンリー君たちのほうが、ヨシュアさんの事を心配していただろう。
そして、今、ここに彼らは立ち会う事すらできないんだ。
その最期の言葉も、様子も、見ることが出来ない。
「ちゃんと伝えなきゃね。最期まで、マリアさんのことを心配していたって」
ボクは手を伸ばして、いくつかの骨を拾い集める。
マントの端を切り裂いて、それに骨を入れると丁寧に包んでから道具を入れる袋にしまいこんだ。
「マリアさんに、渡さないとね」
「うん」
ボクらは頷きあう。
悲しい事は沢山ある。
けど、立ち止まるわけにはいかない。
「イブール、絶対に許せない」
ソルは口を尖らせた。
「皆悪い事してないのに」
マァルも頬を膨らませる。
ボクは二人の頭をなでた。
「二人とも優しいね。その気持ちを忘れないで。……憎しみにはとらわれないで。憎いって言う気持ちはわかるし、そういう気持ちを持つなとは言わない。けど、その気持ちだけにならないで」
二人は暫く神妙な顔でボクを見つめた後、にこっと笑った。
「うん。わかってるよ。お父さん、前も同じこと言ったよね?」
ソルがボクの手を握る。
「憎い憎いって思ってたら、心が濁っちゃうもんね」
マァルはその場でクルリと回って見せた。
「さあ、お父さん行こう? お母さんを助けなきゃ」
ボクは二人に手を引っ張られて、この部屋を後にする。
この先も、辛い事はいっぱいあるかもしれない。
けど、
この子達となら、乗り切れる。
そう思う。
■ヨシュアさんを見つけたとき、辛かったです。衝撃。
冥福を祈ります。
今日はグダグダ。何書くべきかわからなくなりました。
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