今日のDQ5(218)
2005年11月7日 今日の「DQ5」■久々に会ったDQ5を知らない友人に聞かれました。
友「今日のDQって、全部を10で言ったら、どの辺りまで進んだの?」
私「8くらいかなあ?」
……7位かもしれない、と今から訂正は間に合いますか?
その友人に「ソルは目立たない」とも指摘されました。
ソルは人気投票でマァルにダブルスコアで勝ったんだけどなあ……。
なんか色々考えてしまった秋の夕暮れでした。
■再び天空城へ (テス視点)
■思うままに書いていたら3000字を軽くオーバーしてて焦りました。
今もギリギリです。
ので、色々いいたいこともありますが、ここまで。
友「今日のDQって、全部を10で言ったら、どの辺りまで進んだの?」
私「8くらいかなあ?」
……7位かもしれない、と今から訂正は間に合いますか?
その友人に「ソルは目立たない」とも指摘されました。
ソルは人気投票でマァルにダブルスコアで勝ったんだけどなあ……。
なんか色々考えてしまった秋の夕暮れでした。
■再び天空城へ (テス視点)
ボブルの塔の前でもう一晩だけ野営をしてから、ボクらは歩いて天空城をおろしたところまで戻ることにした。
季節は秋もおしまいに近付いて、歩いていると風が随分と冷たい。
この分だと、今年も冬はグランバニアに戻って春が来るのを待ってから旅を再開することになりそうだ。
……まだビアンカちゃんは待ってくれているだろうか。
ちょっと不安に思いつつ、ボクは空を見る。
空の青色は、夏に比べて随分白っぽくなった。
浮かぶ雲の形も変わっている。
季節は確実に進んでいるけど、ボクは確実に前へ薦めているんだろうか。
相変わらず、ビアンカちゃんの手がかりも、お母さんの手がかりも、どちらも無いまま。
もう半年もしたら、子ども達は10歳になる。
時間だけが、ともかく足早に過ぎていっている気がする。
「お父さん、どうしたの?」
ため息をついたところで、ソルに見上げられた。
「……ちょっとね、色々考え事」
答えながら、ソルの声が甲高いうちにビアンカちゃんを探してあげないと、ビアンカちゃんもショックが大きいだろうな、とかそんな事を思った。
8歳児でも随分な衝撃だったもんなあ。
「お父さん、本当に大丈夫?」
ついにはマァルにまで心配そうに見上げられて、ボクはしばらくこのことを考えるのはやめる事にした。
天空城の入り口の長い階段をあがったあたりから、何だか変な感じがした。
小さな音でしか聞こえないけど、何か騒いでいるみたい。
遠くからわーわーと何か口々に言っているのが聞こえる。
「何か騒いでない?」
ボクがいうと、皆も頷いた。
「そうだね、普段はこの辺にも人が居るのに、全然居ないね」
ソルは入り口をあがってすぐの広場の辺りを指差す。
確かに人が誰も居ない。
「なんか怒ってるみたいな声よね? 恐い……」
マァルは声がするほうを見て少し眉を寄せる。
「でもこんなところまで聞こえてくるなんて、よほどの騒ぎですよ?」
サンチョが首を傾げて声のするほうを見る。
「……だよねえ、その辺でやってるのが聞こえるならともかく、姿かたちが見えないのに聞こえてくるんだもんね」
ボクも声がするほうを見る。
正面のドアよりもっと向こう。
玉座の間のあたりかも。上のほうから声がする。
「ともかく、凄いことになってそうだ、とは思う」
想像通り、玉座の間は随分な騒ぎになっていた。
多分、城中の天空人がここに集まったんだろう。入り口からは玉座が見えない。玉座の辺りを中心に、半円を描いて人が集まっている。
視線の先には多分プサンさんが居るんだろう。集まった人たちは口々に「何者だ」とか「答えろ」とか、いろんなことを言っていた。
どうしたもんかな、と暫くその様子を伺っていたら、一人の天空人がボクらに気づく。
「ややテスどの! いい所に来てくれました。実はこの城にあやしい男がひそんでいたのです!」
そういって、やっぱり円の向こう側を指差した。
向こうのほうから
「プサンとかいったな! お前は何者だっ!? 我々天空の民にはプサンなどという名前の者はいなかったぞっ」
なんて声が聞こえてくる。
やっぱり騒ぎはプサンさんが原因らしい。
ボクらは集まった人たちを掻き分けるように円の中心を目指す。
玉座の前で、プサンさんが困り果てた顔をしていた。
二人の天空人がプサンさんに詰め寄っている。
「あのー」
ボクが声をかけると、一人が振り返る。
「ちょうどいい所に来てくれましたテスどの。このあやしい男を調べるのにどうかご協力ください!」
「あの、プサンさんは、ボクと一緒にここに来たんですけど……」
騒いでいた人たちが一瞬黙った。
「テスどの、こんな得体の知れない男を天空城に!?」
「……天空城のことを色々教えてくれたのはプサンさんなんですけど」
答えると、調べていた人の一人がぎろりとプサンさんをにらんだ。
「天空城のことを知っているとは、お前何者だ!」
「私は私ですよー」
プサンさんは弱々しい声で答えにならないことを言う。
ボクはプサンさんに近寄った。
「テスさんも私は怪しくないって言って下さいよ〜」
いやあ、十分怪しいでしょう。
思ったことは言わないで心にとどめておく。
再び周りが口々に色々言い始める。
そんな中、プサンさんが一瞬凄く真面目な顔でボクを見た。
ボクはプサンさんに近寄る。
「テスさん……ドラゴンオーブを持ってきてくれたのですね?」
ボクは頷く。
プサンさんは満足そうに頷いた。
「やはりあなたがたは私の思ったとおり、知恵と勇気をかねそなえた人たちですね」
周りの喧騒で、ボクらの話し声はほとんど周りに聞こえていないみたいだった。ソルとマァルが必死に、プサンさんはとりあえず恐くないと説得している。
ボクらはそんな中小声で話を続けた。
「持っては来ました。けど、コレはマスタードラゴン様が力を封じたものでしょう?」
ボクが尋ねると、プサンさんは頷いた。
「ええ、そうですよ」
「マスタードラゴン様は不在みたいですから、とりあえず信用できる方に渡したいんですけど」
「私に渡してくださいよ」
ボクはプサンさんを見た。
「さあ、どうしましょうね。……少なくとも、ここの人たちはあなたを信用してませんよ」
「本当ならウデずくでももらうのですが……私は見ての通りのやさ男。あなたにとても勝てそうにありません。オーブはあきらめることにしましょう……」
プサンさんはため息をつく。
「あれ? 諦めるんですか?」
ボクがいうと、プサンさんはまたため息をついた。
「……テスさん、前から思ってたんですけど、あなた実は私のこと」
「考えましたよ、色々。……人間になって楽しかったですか?」
尋ねると、プサンさんはにやにやと笑った。
「ええ、とても。……いつから怪しいと?」
「マァルがあなたの事を恐がるんです。あの子は魔力に敏感だから……。普通の人相手だったらあそこまで恐がりません」
ボクは大きく息を吐いた。
「それに、ソルのことも不思議な感じがするって言ったでしょう?」
ボクはプサンさんをみた。
「色々力を持ちすぎてて、普通の天空人ではないだろうな、とは思ってました。確信したのはプサンという天空人が居ないと聞いたときです。……あなたの試練はちょっとボクにはきつかったですよ」
「ちゃんと乗り切ったじゃないですか。出来ると思ったから与えたんです」
「その分、色々返してくださいよ? 世の中持ちつ持たれつです。人間になってその辺学習していただけましたか?」
「ええ、私に出来る助力ならいたしましょう?」
プサンさんはにやっと笑った。
「この私を脅した人間は、長い歴史の中でもそうはいませんよ?」
「褒め言葉だと思っておきます」
ボクはドラゴンオーブをプサンさんに手渡した。
「色々期待してますからね、神様」
■思うままに書いていたら3000字を軽くオーバーしてて焦りました。
今もギリギリです。
ので、色々いいたいこともありますが、ここまで。
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