今日のDQ5(214)
2005年10月28日 今日の「DQ5」■携帯アプリその後。
スライムとは仲良しこよしになったので、他のモンスターを紹介してもらう。
こんどはワタぼう。
やっぱ可愛さはスライムのほうが上だぜ、とか思いつつもやたら話しかけてワタぼうとも仲良しになりました。
現在、ドラゴンを手懐けております。
強敵です(笑)
■ボブルの塔 6 (マァル視点)
■あー、今日は書きにくかった。
あー、参った参った。
とはいえ、次は嫌いな戦闘シーン。
どうしてくれよう。
スライムとは仲良しこよしになったので、他のモンスターを紹介してもらう。
こんどはワタぼう。
やっぱ可愛さはスライムのほうが上だぜ、とか思いつつもやたら話しかけてワタぼうとも仲良しになりました。
現在、ドラゴンを手懐けております。
強敵です(笑)
■ボブルの塔 6 (マァル視点)
来た道を戻って、階段を上がったところで休憩になった。
お父さんは話しかけると答えてくれるけど、何も言いたくないみたいだった。
さっき戦った魔物は、記憶がまちがってなかったら、水の中の天空城で見た、お父さんの記憶に出てきてた魔物。
おじい様を、お父さんの目の前で殺した、魔物。
あんなに怒った、感情を表に出したお父さんを見たのは初めてだった。
……恐かった。
考えてみる。
もし、もしも、お父さんが魔物に目の前で殺されちゃったら。
わたしだって、きっとその魔物は憎いと思う。
お父さんが、あの魔物を憎いと思ったのと一緒。
当然のことなのかもしれない。
「ごめん」
お父さんがぽつりと言った。
わたしたちは一斉にお父さんのほうをみる。お父さんはその様子に少しだけ笑って、続けた。
「……どうにもならないのはわかってるんだけどね、けどやっぱり、目の前にあらわれると押さえがきかないって言うか……。あいつらの事は憎いよ。憎んでも憎んでも、足りないくらい。ジャミも、ゴンズも倒した。けど何にも変わらないね」
お父さんは自分の手を見る。
さっき、止めを刺した右手。
「倒したところでお父さんが生き返るわけでもないし、憎しみが消えたわけでもなかった。……それどころか、ゴンズはボクの事を覚えてすら居なかった。こっちは二十年忘れた事はないのに。……何か自分だけが憎しみにとらわれてどんどんどす黒くなっていくみたいだ」
わたしはお父さんの手をきゅっと握る。
「お父さん、大丈夫よ。お父さんは怒って当然だもの。わたしだって、おじい様を殺した魔物は憎いと思うもの」
「そうだよ!」
ソルがわたしのあとに続いて言う。
「大事な人を傷つけられたら怒っていいんだよ!」
お父さんはちょっとだけ笑った。
「うん、ありがとう」
「あ、でもね」
わたしはお父さんに恐る恐る尋ねる。
「魔物が皆憎いわけじゃないよね?」
お父さんはキョトンとした顔で暫く私の顔を見つめて、そのあと笑った。
「勿論だよ。ボクね、小さい頃から魔物って一回も恐いとか嫌いって思ったことは無いんだ。敵対してるときだって、相手は縄張りにボクが入ったから怒ったりおびえたりしてるだけだしね。仲間の皆の事は勿論信頼してるし大好き。……本当だよ?」
「じゃあ、大丈夫。お父さんは真っ黒になっちゃったりしないよ」
「これからどうしましょうか?」
ピエールがお父さんに尋ねた。
「一回地上に戻ろう。何だか疲れちゃった。しっかり休みたい」
「ではそうしましょう」
「それに」
お父さんは勢いをつけて立ち上がる。
「ゴンズが言ったでしょ。『ゲマ様の手を煩わせるまでもない』って。……つまり、居るんだ、ここに。ゲマが」
お父さんはそういってぎゅっと手を握り締める。
「ここで確実に、仇を討ちたい。そのためにしっかり休憩して、何が何でも勝たなきゃ」
「そうだね! ぼくもがんばる! おじい様の仇だもん、絶対許さない!」
お父さんは少し悲しそうな顔をソルに向けた。
そしてソルの頭にぽん、と触れて、
「ソルまで憎しみにとらわれる事はないよ」
そういって、くしゃっと頭を撫でた。
「とどめはボクに譲ってね」
一度地上に戻って、昨日と同じようにサンチョの作ってくれていたご飯を食べた。
それからしっかり眠る。
夜中に一回目が覚めて、その時お父さんとサンチョと、それから皆が何かを話しているのが聞こえたけど、声が低くてよく聞き取れなかった。
気になったけど、わたしは目を閉じる。
目を開けたら朝だった。
お父さんは朝日に少し目を細めながら、塔をじっと見ていた。
背筋をしゃんと伸ばして立っていて、何だかいつもと違う感じに見える。
りりしい感じ?
決意のせいかもしれない。
何だか、ちょっと格好良くて、いつものお父さんじゃないみたいで、ちょっとドキドキした。
わたしたちは、塔に入る。コレで三回目。
そしてきっと、最後になるだろう。
多分お父さんの予想通り、お父さんの、わたしたちの仇がいる。
湿っぽい洞窟を通り抜ける。
お父さんは「昨日行かなかったほうへ行こう」って言って、どんどん歩いていく。
わたしは、お父さんがどうやって地図を覚えてるのか、本当に昨日通らなかったのか、全然わからなかった。
階段をおりて真っ直ぐ進む。細い通路が続いていて、一度だけ水が染み出してちょっと川みたいになっているところを渡った。
その先は一本道で、やっぱり細い通路が続いている。一回だけ右に折れ曲がって、その先は広い空間に続いていた。
空間の中央に、また水が染み出している。今度のは深くて渡れそうになかった。
空間の左手側に、また通路が続いている。
行き止まりに、下り階段があった。
階段の下から、嫌な感じがした。
なにか、圧倒的な悪意を感じる。
「……」
わたしは思わずお父さんの手を握った。
お父さんがわたしを見る。
それから、強く手を握り返してくれた。
「大丈夫だよ。……大丈夫」
そういって、下りの階段を見つめる。
「この先に、居るんだね」
お父さんの問いかけに、わたしは自分でもわからないうちに頷いていた。
階段を下りた先も、暫くは通路が続いていた。
そして唐突に広い空間に出る。
空間はほとんどが水に覆われていた。もしかしたら地下湖なのかもしれない。
その水の中に突き出すように通路が続いていて、ちょうど水の真ん中辺りに広い床が出来ていた。
そこに、背の高い魔物が立っている。
人間型だけど、耳が尖っていて、酷く悪趣味な服を着ていた。
悪意だとか、邪心だとか、そういう感情の塊みたいに見える。
魔物はわたしたちのほうを、お父さんを見て一度嫌な顔で笑った。
それからゆっくりと、手を口のところへ持っていって、今度は声をあげて笑った。
「ほっほっほっほっ。ここで待っていれば来ると思っていました」
少し高めの声で、聞いていると背中がぞわぞわする。
「私のことをおぼえていますか?」
お父さんのことを馬鹿にしきった目で見て、魔物は笑う。
「忘れるわけがない」
お父さんは魔物の視線にひるまないで、睨み返しながら低い声で言った。
魔物は笑う。
「ほっほっほっほっ。まあ、そんなことはどちらでもいいでしょう。ともかく、今ここでお前たちのチカラを確かめさせてもらいますよ」
そういって、高々と両手を上げた。
その頭上に大きな火球が出来ていく。
メラゾーマだ。
お父さんたちは一斉に剣を抜く。
わたしはちょっと後ろに下がった。
一斉にばらばらに散ったおかげで、とりあえず火球が炸裂したところから逃げる事ができた。
「絶対許さないからな!」
お父さんの絶叫。
戦いが始まる。
■あー、今日は書きにくかった。
あー、参った参った。
とはいえ、次は嫌いな戦闘シーン。
どうしてくれよう。
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