今日のDQ5(210)
2005年10月24日 今日の「DQ5」■はいはい、お久しぶりです(笑)
二週間ぶりらしいです。反省してます。この反省を踏まえて、とりあえず、今後は攻略本をなくさないよう努力したいと思います(苦笑)
あ、でもこの週末にちゃんとボブルの塔の構造調べてきたから!
他にもあの洞窟やらあの建物やらも調べてきたから!
続きはさくさく書いていきますよぉー!
■ボブルの塔 2 (テス視点)
■はい、ちょうどいいところで文字数も危うくなってきたので、今日はここまで。なんだか、やたらボブルの塔は長くなりそうです。
二週間ぶりらしいです。反省してます。この反省を踏まえて、とりあえず、今後は攻略本をなくさないよう努力したいと思います(苦笑)
あ、でもこの週末にちゃんとボブルの塔の構造調べてきたから!
他にもあの洞窟やらあの建物やらも調べてきたから!
続きはさくさく書いていきますよぉー!
■ボブルの塔 2 (テス視点)
頂上の穴から、中をのぞいてみる。四角く切り取られた穴の向こうには、塔の内部が広がってる。ボクのほぼ上から太陽が照っていて、ボク自身が影を作ってるせいで中はよくわからない。ただ、確実にここから中へは入れそうだ。
「ソルが言うとおり、フックがついたロープをここで使えば中へ入れそうだね」
ボクは道具袋からフックつきのロープを取り出して、フックを塔の入り口のところにある金具に固定した。
「ボクが先に降りるよ。大丈夫そうだったら声をかけるから、順番に降りてきて」
「大丈夫じゃなかったら?」
マァルが不安そうに言う。
「んー、まあ、魔物が居たとかなら、慌てて呼ぶから助けに来てね」
ボクは笑うと、ロープをしっかり握った。
「入ってどうしようもなかったら、また登って来るから」
それだけ言い残すと、ボクは一気にロープで下に降りた。
こういうのには慣れている。
内部は、狭い空間だった。
屋根に比べれば随分広くはなっているけど、それでも根元のほうに比べたら随分狭い。屋根の部分までは外壁を螺旋状に登ってきて、上に行くほど狭くなるっていうのは何となく理解できていたけど。
思ったより、壁が分厚いらしい。想像以上に狭かった。
「どうですかー?」
天井の四角く切り取られた穴から、ピエールの声がする。
「うーん、ちょっと待ってねー」
ボクは辺りを調べる。
天井に穴が開いて入り口になってるせいで、雨風がどんどん吹き込んでいるんだろう。床や壁の下のほうには砂が雨の形を残してこびりついて、お世辞にも綺麗ではない。
辺りには何も居ないらしい、気配は無かった。
右手側に下っていく螺旋階段が見える。
「大丈夫ー、とりあえず敵はいなさそうだし、階段もあるから降りていけそう。順番に降りてきて。ゆっくりね!」
屋根に向かって叫ぶと、暫くしてソルが器用に両手と両足を使ってロープを安定させて、ゆっくり降りてきた。
「到着ー!」
床が近付いたところで、ソルはロープから手を離して綺麗に両足で着地した。
「お父さん、どう?」
ちょっと得意気にソルが尋ねる。
「お上手」
軽く手を叩きながら言うと、ソルは胸を張った。
「次、わたし行くねー」
天井から声がする。
「気をつけてね」
ボクは返事をする。暫くすると、マァルがこわごわとロープを使って降りてきた。
「目、つぶりたいー!」
「つぶったら危ないー!」
マァルの声にソルが返事をする。「うー」っとマァルが苦い声を出す。ボクはロープに近付いていって、両手を挙げる。そしてマァルが抱えられる位置まで降りてきたところで、ロープからおろしてあげた。
「……恐かった……もうロープでは降りたくない……」
マァルは少し青ざめている。ちょっと気の毒だ。
「今度降りる羽目になったら、ボクが一緒に降りるよ」
「ホントね? 約束だからね!?」
マァルは必死になって言う。ちょっと可愛い。
「では、行きますね」
ピエールの声がした。そういえば、ピエールはスライムに乗ってる。……どうやってくるんだろう。下のスライムは別なのかな?だとしたらここまで喋ってないのは変だよな?
そんな事を考えていたら、ピエールは器用にも両手だけで降りてきた。スライムと一緒に。
「……?」
ボクがじっと見つめているのに気づいたんだろう。
「どうされましたか?」
「いや、下のスライムも一緒なんだ?」
「変ですか?」
ピエールはきょとんと尋ねる。
「いや、……うん、無事で何より」
「ええ、ありがとうございます」
ボクは暫く黙った。
暫く黙って、色々その間考えた。
スライムの上にピエールは乗ってるんじゃなかったのかなあ?とか。
で、結論に至る。
「行こうか」
どうせ考えたってわかりっこない。
多分、上も下もピエールなんだろう。くっついてるのかどうかはよくわかんないけど。
「一緒に居てもわかんないことっていっぱいあるよね」
「そうですか?」
ボクのつぶやきにピエールは首をかしげた。
「うん。いっぱいあるよ。言い出したらきりがないからやめとくけど」
ボクはそこで話を切り上げた。
不思議なことっていっぱいある。暫くいろんな例を考えたけど、どれもやっぱり答えは出なさそうだ。
「うん、やっぱりきりがなさそうだからやめとく」
ボクがぼそっとつぶやいたのを見て、ピエールだけでなくソルやマァルも首をかしげた。
「ま、ともかく進もうか」
ボクはロープを回収してから、皆に声をかけた。
ボクらはすぐそこにあった螺旋階段をおりた。
次の階は、さっきの階より少しだけ広い。上の階という「屋根」があるせいか、さっきの階より随分綺麗だった。
中央には小さな人工の池がある。床にブロックを積み重ねて水が入れられるようになっていて、そこに実際水を溜めたようだ。
もしかしたら上から吹き込んで来た雨が溜まっただけかもしれないけど。
ここにも何もなさそうだったから、そのまま先に見えていた螺旋階段をおりた。
随分長い階段だった。
今は上から三階目。床面積は随分広くなったらしい。階段を下りて正面の方向はしばらくいくと外周でカーブしていて、先がわからなくなっている。
左手側にはボクの肩あたりまでの壁。他の皆は背が足りないから向こう側が見えない。何気なく壁の向こう側を覗く。
床の一部だけ綺麗なタイルが貼られている。どうやら部屋になっているみたいだった。中央にはこの壁と同じくらいの高さの壁があって、向こう側には何があるのか見えない。
ボクが見ている場所から言うと左手の奥側に、祭壇があるのが見えた。
「何かあるの?」
ソルが足元から尋ねる。
「うん、祭壇があって……」
そのまま視線を床に落とす。
そこに、人が倒れていた。ボクは短く息をのむ。皆はそれで異常に気づいたらしかった。
「人が倒れてる!」
「え!」
ボクは走り出した。左手側はずっと壁だった。角を二回曲がる。部屋に入る入り口は無かった。行き止まりにまた下りの階段。
「部屋に入るところないよ!?」
マァルが慌てたように言う。
ボクは部屋の中を見る。さっき覗いたところから、ちょうど向かい側。やっぱり部屋の中央には壁があって内側に何があるか見えない。
床に倒れている人は、酷い怪我をしているらしい。こちら側から見ると床に血溜まりが出来ているのが見えた。
「賭け事って嫌いだけど、賭けよう」
「何を!」
「部屋の真ん中に壁で囲まれて、ここからじゃ何があるか分からない空間がある。下からの階段が通じてるはず!」
ボクは叫ぶと、目の前にある階段を下る。
後ろから皆も慌てたように付いてきた。
今度も長い階段だった。
もどかしい。
下りきったところで辺りをうかがう。
広い部屋だった。部屋の中央には螺旋の登り階段がある。
「ビンゴ!」
ボクらはその螺旋階段を駆け上がる。
間に合え。
そう思いながら。
■はい、ちょうどいいところで文字数も危うくなってきたので、今日はここまで。なんだか、やたらボブルの塔は長くなりそうです。
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