■今日の本
ISBN:4061824511 新書 森博嗣 講談社 2005/09/06 ¥945
森林の中に佇立する《伽羅離館》。超能力者神居静哉の別荘であるこの洋館を、7名の人物が訪れた。雷鳴、閉ざされた扉、つながらない電話、晩餐の後に起きる密室殺人。被害者が殺される直前に聴いていたラジオドラマは『τになるまで待って』。ミステリーに森ミステリィが挑む、絶好調Gシリーズ第3弾!!

「感じ悪いですね」彼女は小声で山吹に言う。
「え? 犬が?」
「いえ、さっきの人です」窓のところに居た係員の事だ。
「ああ、向こうもそう思っているかも」山吹が言った。
「え? どうしてです?」
「美少女探偵を知らないから」山吹は自分でそう言って、自分でぷっと吹き出した。


はーい、森センセの新刊です。
発売日に買ったのに今日まで読んでませんでした。一月以上ほったらかし。
なんか、読むまでに勢いが必要なんですよ、今回のシリーズ。
なぜかしら。

今回は館モノ(笑)です。
雨の中開かなくなった玄関。
電話も外部との通信も出来ない状況に取り残される主人公達。
そして密室で殺される館の主!

王道ですねー、ついにここまで来ましたか(笑)

なんか心境の変化でもあったんですかね。
あ、コレまでも密室殺人だったし、外部と連絡取れないこともしばしばあったか。
コレまでどおりか。
たぶん、見せ方が変わったって事でしょうね。

珍しく冒頭から犀川先生の出番があって嬉しかったです。
そしてなんか丸くなったか、国枝先生!(笑)
気を使うようになる先生なんて先生じゃない!(嘘です、先生は相変わらず可愛いです)

佐々木の叔母様が今回はかっちょよかったです。

萌絵ちゃんにはいいところが無かったかな。
犀川先生を相変わらず振り回してたけど、最終的には犀川先生にしてやられてた。
二人の状況もちょっとだけ変化したのかな、って感じはしましたけど。

あ、推理を一瞬で終わらせる犀川先生はかっちょ良かったです。
ページにして半分くらい。
コレまでで最短なんじゃないですかね。
……犀川先生の能力が伸びたのか、それとも作者の中で犀川先生の万能レベルが引き上げられたのか、はたまたシリーズ的に謎のほうのレベルが下がったのか、その辺りがちょっと謎。

まあ、私には比べる事が出来ない、くらいの話ですが。

あ、ところで赤柳さんって、あの人なんですかね?
その割りに周りが何にもいわないのがなあ……。
うーん。
まあ、このことは保留しておこう。

 
そろそろ何が相手なのかが分かってきたわけですけど、直接の対決とかあるのかなあ?
とりあえず、次を楽しみにしておきます。
 
 

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