今日のDQ5(201)
2005年9月21日 今日の「DQ5」■モデム様復活。
漸くインターネット復帰ですよー。ネットって便利ですねー!
ありがたやありがたやー。
どれだけ自分が中毒なのか良くわかった4日間でした。
……モデム壊れてました。日曜から。
■妖精の城 2 (テス視点)
■はい、イベント開始です。
DQ5の中でも1・2位を争うであろう、感動的イベント。
頑張って夢を壊さないようにしたいと思います。
人気投票やってます。
http://vote2.ziyu.net/html/zum_sieg.html
気が向いたら投票してやってください。
漸くインターネット復帰ですよー。ネットって便利ですねー!
ありがたやありがたやー。
どれだけ自分が中毒なのか良くわかった4日間でした。
……モデム壊れてました。日曜から。
■妖精の城 2 (テス視点)
「ボク知ってるよ! 子孫って子どものことだよ。えーと……だから……わかった! お母さん伝説の勇者なんだ!」
妖精の話を聞いて、ソルはしばらく考えていたんだろう、いきなりそんなことを言った。
「……ちょっと違う」
「え? ちがうの?」
ソルは困った顔をする。
「でも、お父さんとお母さんがいて、伝説の勇者のぼくが生まれたんだったら、それならマァルだって勇者だよね? 伝説の装備はできないけど……でもマァルがいっしょにいてくれたからできたことって、いっぱいあるんだ!」
「そうだね」
ボクはソルの頭を撫でる。「わたしも同じ勇者だったらソルの使命を半分持ってあげられたのに……でも、ソルって伝説っていうほどまだ長生きしてないよね。なのに伝説……なの?」
マァルは不思議そうに尋ねる。
ボクはマァルの頭も撫でた。
やさしい子たちだ、と思う。なんだかとても誇らしい気分。
「ソルも言ったけど、マァルも勇者だよ。ビアンカちゃんとボクの大事な子だもん。二人ともやさしいね。……ソルはこれから伝説になるんじゃないかな、マァルと一緒に」
「その時はお父さんもお母さんも一緒だよ。 一緒に世界を助けるんだもん!」
「そうなるといいね」
「なるの!」
ボクらはそんな話をしながら二階にあがる。二つの扉が並んでいる廊下には、やっぱり人気がない。
ボクは向かって左の扉をあける。小さな部屋にずいぶん大きな絵が飾られていた。そしてその絵を守るように一人の妖精が部屋の端っこに座っていた。
ボクは絵をのぞいてみる。絵の中に描かれてるのは、金色の髪の男の子。
「あの絵に描かれてるのお兄ちゃんそっくり……」
マァルが驚いたように言って、絵を指差した。確かに、マァルが言うように絵の男の子はソルに似ている。
「この部屋に飾られる絵は、ときどき取り替えられるの。今のは伝説の勇者さまのお誕生を祝う絵だから、次はずいぶん先になるかもね……あなた勇者様に似てるね」
妖精の女の子はそう言ってソルをまじまじと見た。ソルはまた居心地悪そうに眉を寄せる。ソルはまたボクの影に隠れようとするから、手伝うように一歩前へでて妖精の女の子の視界をさえぎって声をかける。
「女王さまに二階に行くように言われました」
ボクがいうと、妖精の女の子はボクを見つめる。目がきらきら光ってて、ずいぶん興味を持ってくれてるみたいだ。
「じゃあ、あなたが女王さまやポワンさまが言ってたテスさまなのね」
彼女はいうとまたボクをまじまじと見た。ぱちり、とまばたきして、大きな瞳がきょろりと動いた。
やっぱり妖精にもいろんな子がいるみたいだ、と内心苦笑する。
ふーん、と彼女はつぶやくと、ようやくボクをまじまじと見るのをやめてにっこり笑った。
「隣のお部屋に別の絵があるの。そっちの絵のところにも妖精がいるから、その子に聞いて」
「キミは教えてくれないの?」
「私はこの絵の係だから」
ソルが尋ねると、彼女はそう言って肩をすくめて見せた。
ボクらは部屋をでて隣の部屋にむかう。その間の廊下で、サンチョはしみじみと言う。
「それにしても本当にすばらしい出来の絵でしたねぇ。……思い出しますねえ。坊っちゃんが生まれたときも肖像画を描かせておられました」
「どこにあるのそれ?」
ボクが聞くと、マァルとソルが驚いた顔をして見上げる。
「え!? お父さん知らないの!?」
「ぼくらよく見に行ってたよ!?」
「えぇっ!?」
今度はボクが驚く番だった。
「どこあるのそれ?」
「お父さん、今度一緒にお城をお散歩しましょ。わたし案内してあげるから」
マァルがボクの手を握って見上げてくる。ボクは笑いかえす。
「よろしく」
話している間に隣の部屋につく。
隣の部屋も似たような造りになっていて、小さな部屋の中央にある壁に絵がかかっている。
ボクらはその絵をのぞきこむ。
小さな村の風景画だった。
ボクとサンチョは思わず顔を見合わせる。
ソルとマァルはきょとんとして絵を見上げている。
この子たちは、知らない景色。
今は、どれだけ求めても、もう見ることが出来ない景色。
穏やかな緑に囲まれた、小さな村。
村には川が流れていて、奥には洞窟がある。
宿屋の裏庭の畑。
家の前の井戸。
「……サンタローズ」
村の名前をつぶやく。
ボクの。
今はもうない、もう一つの故郷。
部屋の隅に控えていた妖精が、ボクのほうへ音もなく近づいてきた。
「その絵の前に立って、心を開いてください。道が開かれます」
困っていたらマァルが近寄ってきて、ボクを見上げた。
「お父さんとりあえずあの人の言うとおり絵の前に立ってみたら?」
「……そうだね」
みんなが絵の前から少し離れる。入れ代わりに、ボクは絵の正面にたった。
懐かしい。
それでいて少し心の奥のほうが、痛いような気分。
宿屋にビアンカちゃんが泊りに来たことがあった。
洞窟の奥まで人を探しに行ったこともあった。
川のそばでゲレゲレと鬼ごっこをして、毎回負けた。
夕方にはサンチョが家からボクを探しにでてきた。
お父さんは、ボクやゲレゲレを見て、いつも柔らかく笑っていた。
どこを見たって、懐かしい。
絵のなかをじっと見る。
家はどんな風に描かれてるんだろう、少し身を乗り出す。
ふわり、浮遊感。
一瞬、耳がキーンとした。
眩しい。
ボクは目をこすって辺りを見る。
「……?」
聞こえるのは川のせせらぎ。
柔らかく落ちてくる日差し。
少し肌寒い。
「ここって……」
ボクは茫然と辺りを見回す。
ボクは、まだ無事だった頃の、
緑あふれる、
サンタローズに居た。
■はい、イベント開始です。
DQ5の中でも1・2位を争うであろう、感動的イベント。
頑張って夢を壊さないようにしたいと思います。
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気が向いたら投票してやってください。
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