今日のDQ5(183)
2005年8月10日 今日の「DQ5」■ドラクエコンサートのチケットを何処においたか記憶をなくしました。
あと10日、何とか探そう。
■トロッコ洞窟 5 (テス視点)
プサンの怪しさとかそこの知れなささとか、そういうのってなかなかうまくかけません。
うーん、難しいなあ。
次回トロッコ洞窟は終われると思います。
うまくいけば天空城にいけるかも。
あと10日、何とか探そう。
■トロッコ洞窟 5 (テス視点)
プサンさんは不思議な人だった。
ソルはとてもプサンさんが気になるらしい、歩きながらいろんな質問をした。プサンさんは答えをかえす。
「ココの洞窟が天空城につながってるのは、有名なの?」
「そうですねー、みんなわかるんじゃないですかね?」
「その服はどうしたの?」
「私が人間に紛れたとき流行ってた服を真似たんですよー? ナウいでしょう?」
「本当に流行ってたの?」
ソルは疑うように言ってボクを見上げる。
「お父さん、この服見たことある?」
「二十年以上前でしょ? ボクは子どもだったし、田舎にすんでたからわからないなぁ」
ソルはまたプサンさんを見上げた。
「二十年以上回ってたって言ってたよね? ご飯とかどうしてたの?」
「あんまり食べなくても平気なんですよ、天空人って。それに、実は私、ぱっと見若くてかっこいいナイスガイだと思うでしょうが、実はあなたお父さんの1000倍生きてるんです」
「嘘だぁ、冗談でしょ?」
「冗談だろうって? ふふふっそう思うならそうなんでしょう」
プサンさんはそう言って笑って、クルリとまわる。
「さすがに二十年以上ですから、ちょっとお腹すきましたねー」
またクルリ。
「なんでくるくる回るの?」
「さっきまで回ってたんで回ってないと物足りないんですよー」
「あははは、プサンさんって変だね!」
「ソル君も変ですよ? なんだか不思議な感じがします」
ボクは思わず立ち止まってプサンさんを見た。彼が振り返る。
「どうしました? テスさん?」
「あ、いや」
ボクがことばを濁すと、プサンさんは目をすっと細くした。そしてその目のままボクをじっと見る。
「テスさんもちょっと不思議な感じが……それに随分苦労しましたね? 目を見たらわかります」
ボクは思わず苦笑する。
「あー、確かにココの洞窟はトロッコが面倒で……」
「ちがいますよ、もっと長い間……それこそ生まれた頃から」
ボクは息を止める。プサンさんの目は不思議に力があって、視線を逸らすことができなかった。
なんだろう、威圧感みたいな。
「……そんなに疲れた顔してます?」
なんとか感情と表情をコントロールして笑う。
プサンさんもにかっと笑った。とたん、消える威圧感。
「気のせいですかね? ささ、まいりましょう。アメンボアカイナアイウエオー」
プサンさんは向こうを指差しておかしな事をいいながら歩いていく。ソルも真似してアメンボがどうの言いながらついていった。
「お父さん」
マァルがプサンさんの歩いていく方をみながら、ボクのマントの端っこを握り締めた。
「わたし、なんだかプサンさんが居ると落ち着かないの」
マァルは人の心に敏感だし、魔力が強いせいかちょっとした異変に敏感だし……まわりの事柄に影響を受ける。
だから、あのプサンさんの不思議な威圧感にやられちゃったのかもしれない。
「大丈夫、心配いらないよ」
ボクはつとめてにっこりと、余裕のある顔で笑った。
プサンさんが乗っていたトロッコを使ったら、うまく次の空間につながる所にでることが出来た。
辺りを見回すと左手側に短い下りの階段があって、その向かいに扉があった。
ボクらは次の空間は後回しにして、先に扉を見に行くことにした。
扉の向こうは小さな部屋で、机や棚、本棚などの暮らすための最低限の設備があった。中には髭を生やした囚人服を着た年配の男性が居て、ボクらを見て少し驚いている見たいだった。
「こんな所に今更来る人間がいたとはな」
「ここは何なんでしょう?」
ボクが聞くと彼は首を傾げ、そして曖昧な笑顔のまま首を左右に振った。
「さあなあ? この遺跡はかつて邪悪なるミルドラースが神に近づくために建てた神殿か……あるいは神が心正しき者をみちびくために残した神殿か……多くの学者がワシのような者をつかって発掘を続けさせたものだが……。本当のところは誰にも分からんかった。……あるいは真実をさぐる勇気が足りなかったのかもしれんがな」
淋しそうに笑って、おじさんはそれ以上何も言わなかった。
その話の間中、プサンさんはずっと腕組みをして壁にもたれたまま、何もしゃべらなかった。
ボクらはおじさんにお礼を言って部屋をでた。
そして来た道を戻って、次の空間に入った。
「……」
ボクらは声を失う。
広い空間に敷き詰められたクモの巣のようなレール。
数多い段差と、とぎれたレール。川も流れている。
今度も何回かトロッコを乗り換えたり、飛び跳ねたり、行ったり来たりしなきゃならないんだろう。
子どもたちは目を輝かせ、ボクとピエールはうんざりしてため息を吐いた。
「これ乗っていいの?」
「あー、待って。えーと、このレールはあっちにつながってるから、ポイントが……あれか」
ボクはメモと実際のレールとを見比べて頭を抱える。
ややこしい。
「乗っていいよ、乗ったあとポイントを切り替え」
本格的に移動の時に乗ればいいから、トロッコをあちこち動かすだけのときには、ボクやピエールは乗らないでポイントを切り替えるだけにするだけにした。
おかげで手早く移動は出来た。
……やっぱりトロッコは苦手だ、再確認。
プサンの怪しさとかそこの知れなささとか、そういうのってなかなかうまくかけません。
うーん、難しいなあ。
次回トロッコ洞窟は終われると思います。
うまくいけば天空城にいけるかも。
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