今日のDQ5(170)
2005年7月19日 今日の「DQ5」■白状すると、もうブオーン戦なんて随分前の話で、一体どんな戦闘をしたのか、苦戦だったのかどうなのか、あんまり覚えてません(ちょっと苦しかった気はする)
そして、ブオーンがどんなんだったかも、ほとんど覚えてません。
そんなちょっとうそ臭い今日の分です。広い心で接してください(笑)
■サラボナ 7 (テス視点)
■やっぱ戦闘シーンは苦手だわ。まだ避けて通れない戦闘ってあるなあ、嫌だなあ……。
えーと、とりあえず、サラボナはもう一回だけ続きます。
なんか長いぞ、サラボナ!
ま、いいか。
追伸。
ドラクエ系のサーチに、もし入るとしたら、一体どこがいいんでしょうか?(サーチとか全然使わないので良く分からんのです)
まあ、本当に入るかどーかは別なんですけど。
そして、ブオーンがどんなんだったかも、ほとんど覚えてません。
そんなちょっとうそ臭い今日の分です。広い心で接してください(笑)
■サラボナ 7 (テス視点)
大きな怪物と、目が合った。
「ブウウーイッ! まったくよく寝たわい」
鳴き声の後の、つぶやいたのかもしれないその声は、それでも十分大きかった。ぎろりとそいつはボクらをみた。
「さて……。ルドルフはどこだ。隠すとためにならんぞ」
普通に喋ったのかも知れないその声は、空気を振動させびりびりと耳が痛い。ボクは暫く黙って、怪物を見上げていた。
どういうのが一番いいだろうか。
大体、「ルドルフさんはもう居ません」なんて言っても、たぶん通じないだろう。
「……まあよいわ。体ならしにキサマらから血まつりにあげてやるわ!」
先に相手が痺れをきらせた。大きく一度ほえると、その手を大きく振りかざし、そして振り下ろしてきた。
戦闘が始まる。
「まとまってると危ないから、ソルは右。ピエールは左。ボク真ん中で注意引くから。マァル、後ろから援護。バイキルトを順番にかけて、その後は魔法で攻撃」
ボクは大まかに指示をして、左手で大体の位置を示す。
「分かりました」
ピエールが相手を見据えたまますばやく移動していく。
マァルはじりじりと後ろに下がりながらバイキルトをボクにかけてくれた。一瞬、身体が熱くなる感じ。身体の奥のほうから力が湧いてくるのが分かる。
「スクルトかけるね」
ソルは右側に走りこんでから、大きく両手を広げる。
青白い光が皆を包む。身の守りが堅くなったのが分かった。
「ええい、ちょこまかと」
怪物が忌々しそうに言う。
ボクは塔の外に張り出した部分にすっと出て行って、怪物に切りかかる。
多少の手ごたえ。ちゃんと斬っている。でも、それが効いているのかどうかは良く分からなかった。
と、怪物の手が横から無造作に振り下ろされるのが視界の端に映った。
「!」
とっさに身構えて、ソレを受ける。
スクルトで防御力は上がっていたし、盾も構えていたにもかかわらず、重い一撃だった。
「っ」
短く息を吐く。ちょっと一瞬くらっとした。
状況を確認する。
とりあえず、塔から落ちることはなかったし、身体は無事だ。痛いけど、まだいける。
「かなり重い、受けるときは覚悟!」
ボクは短く全員に聞こえるように叫ぶ。それぞれに首を縦にふったり、「わかった」と短く返事をしたりした。
「メラミ!」
叫び声と共に、ボクの横を大きな火の玉が飛んでいった。マァルの放った魔法だ。ビアンカちゃんが苦労して覚えたあの魔法を、この子はもう使うのか、と戦いの最中にもかかわらず少し呆然とした気分になった。
戦いは混戦だった。
相手からの一撃は苛烈で、物凄い痛みと重みを伴う。
相手にとっても、ボクらの攻撃は有効らしい。どんどん顔をゆがめていくのがわかる。
ボクもピエールも、そしてソルも途中で何度も回復の魔法を使った。はっきりいって、追いつかない。ある程度まで回復したら、もう次の一撃が来る。
「……」
ボクは少し大きく息を吸って、落ち着くために周りを見回す。
怪物は胴と腕、そして顔を中心に傷を負っている。随分苦しそうな息をしている。けど、相手は大きいし、こちらは塔の上で戦ってるせいで、足なんかはまだ無傷だ。
足元で戦う羽目にならなくて良かった。踏み潰されて終わりだっただろう。
こちらの状況はあまり良くない。皆肩で息をしている。
これ以上長引くと、多分いいことはない。
そろそろ決着をつけなきゃ、多分こっちが負けるだろう。
ボクは短く息を吐いた。
「行くよ!」
ボクの掛け声に、ピエールが頷く。
二人で同時に切りかかる。相手はどちらを攻撃しようか一瞬迷ったらしかった。
まずピエールが斬る。それで少し相手の注意がピエールに向かう。その隙を狙ってボクは大きく踏み込んで剣を突き刺した。
骨に当たる手ごたえ。
怪物が大きく目を見開いて、そして崩れ落ちていく。
「……勝ったの?」
マァルが、塔の少し奥まった部分から出てきて尋ねる。
「……たぶん。ルドマンさんが封印してくれるのを待とう」
ボクは息を吐きながら言うと、ソルとマァルに回復の魔法をかける。ギリギリのところだったから、自分には唱えることができなかったけど、そんなに気にならない。たぶん、今日これ以上戦う事もないだろう。
小さかった頃、戦闘が終わるたびにお父さんは「良くやったな」といいながら傷を治してくれた。ソレが凄く嬉しかった。
同じ事を、今やれる。
それで十分な気がした。
「ありがとう」
ソルとマァルは嬉しそうに笑った。
「お父さんたちにもかけてあげるね」
ソルは言うと、ボクとピエールにベホマを唱えてくれた。
「ありがとう」
ボクは笑い返す。
何だかとても嬉しかった。
サラボナに帰ると、街の入り口にフローラさんとアンディさんがいた。二人ともボクらをみて、無事を喜んでくれた。
そのままフローラさんたちと、ルドマンさんの屋敷に向かう。
「わっはっは。やあ、愉快愉快! 私が支度している間に倒してしまうとはな! 流石はテス! やあ、愉快愉快! ますますテスのことを気に入ってしまったわい!」
ルドマンさんはご機嫌だった。
一応、本当に戦うつもりがあったらしい。あまり似合わない鎧をしっかりと着込んでいた。
「封印はブオーンが弱っている間にしっかりとさせてもらったよ。そうしたら、こんなもんが出てきた。私には使い道がないから、テスが持っていくといい」
そういって、ルドマンさんはボクに不思議な形をした鍵を渡してくれた。
「ありがとうございます」
ボクが頭を下げて鍵を受け取ると、ルドマンさんは「礼を言うのはこっちだよ」といって、また豪快に笑った。
その日はルドマンさんの家で豪華な料理をご馳走になって、そのまま準備して貰った宿に泊まった。
■やっぱ戦闘シーンは苦手だわ。まだ避けて通れない戦闘ってあるなあ、嫌だなあ……。
えーと、とりあえず、サラボナはもう一回だけ続きます。
なんか長いぞ、サラボナ!
ま、いいか。
追伸。
ドラクエ系のサーチに、もし入るとしたら、一体どこがいいんでしょうか?(サーチとか全然使わないので良く分からんのです)
まあ、本当に入るかどーかは別なんですけど。
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