今日のDQ5(168)
2005年7月14日 今日の「DQ5」■本日、サイトのほうのDQ部屋の背景画像を変えました。
それに伴い、ログとかも編集してアップしてみました。
その時、またもやDQ5のサントラ聞きながら作業したんですが、なんで「愛の旋律」聞くと笑っちゃうんでしょう、私。
気恥ずかしいのは確かですが。
■サラボナ 5(マァル視点)
■しんどかったのでマァルちゃんの怒りにはすーっと消えて貰いました。
まあ、本当はテっちゃんは口先でうまくごまかすことも出来るんでしょうけど、そういう事しないみたいです。
真っ直ぐ付き合っていくつもりらしい。
というわけで、次回はツボの色でも確認して貰います。
それに伴い、ログとかも編集してアップしてみました。
その時、またもやDQ5のサントラ聞きながら作業したんですが、なんで「愛の旋律」聞くと笑っちゃうんでしょう、私。
気恥ずかしいのは確かですが。
■サラボナ 5(マァル視点)
フローラさんが話してくれた結婚の時のお父さんは、そんなに嫌な感じがしなかった。
多分、フローラさんがお父さんを嫌ってなくて、良い思い出として話してくれたのと、お父さんが教えてくれなかったところを教えてくれたからだと思う。
お父さんは、自分を悪者にして話したから、多分嫌な感じがしたんだろう。
「確かにお二人に良く似てるね」
さっきフローラさんのだんなさんのアンディさんが帰ってきた。金色の髪の毛を腰まで伸ばした、優しそうな顔をした人。くりっとした目が人懐っこそうな感じ。
アンディさんはわたしとソルを見て笑う。わたしはにこりと笑い返しておいた。
「……テスさんに後でちょっとお話をしなきゃね」
アンディさんがルドマンさんのお家を見る。
フローラさんは少し眉を寄せて心配そうな顔で家を見た。
アンディさんが来てから随分時間がたったころ、漸くお父さんがゆっくりとこちらに歩いてきた。
「こんにちは……えー、今更ですけど、ご結婚おめでとうございます」
お父さんは少し苦笑してフローラさんとアンディさんに挨拶する。
「お久しぶりですわね」
「お元気そうでなにより」
二人は口々にお父さんにそういって握手した。お父さんはわたしやソルをちらりと見てから
「先に子ども達がお世話になったようで」
「楽しかったですわよ、いろんなお話をしました」
フローラさんは笑う。
わたしやソルは、お父さんが来るまでフローラさんたちにいろんな話をした。ここまで来るのに見てきた風景や、面白かった事。
お父さんとお母さんを探していた頃の事。
「ビアンカさんは……大変な事になって」
フローラさんは少しうつむいた。
「再会したらすぐに挨拶にきます」
お父さんはそういって少し困ったように笑った。
「ソレよりありがとうございますね。なんか色々」
お父さんはそんな事を言って、それからわたしたちを見た。
「次に行くところを決めたから」
お父さんはそういってわたしたちを見回した。
「えーと、お世話になった恩返しをしたいと思います」
なぜかそんな丁寧な言葉遣いをして、お父さんは地図を取り出す。
「ちょっとしたお手伝いなんだけどね。……ここ」
お父さんはサラボナから川をさかのぼって北に指を進めていく。ちょうどお母さんの村から北西に行ったあたりを指差した。
「ここに、小さな祠があるらしいんだけど。ルドマンさんの大切なツボが置いてあるんだって。その色を見てくる」
その話をお父さんがしたとき、フローラさんが「あの」って声を上げた。
「最近父の様子がおかしくて……。少し心配していたんです。もしかしてその事が関係してるんでしょうか?」
「どうかわからないんですけど。……赤かったらすぐに帰ってきて知らせてほしいといわれました。……多分何か心配な事があるんでしょうね」
お父さんは少しフローラさんから目を離していった。
「とりあえず、明日の朝早く行ってきます。多分すぐ解決しますよ。心配要りません」
お父さんはにっこり笑うと、わたしたちのほうを見た。
「さあ、もう遅い時間だしお暇しよう」
「あのさ」
宿に帰ってきて、お父さんは部屋の戸締りを確認してからわたしたちを見る。
「ごめんね」
お父さんはそういってわたしに頭を下げた。
「?」
わたしが首を傾げると、お父さんは少し苦笑して
「マァル怒ってたでしょ? 何で怒ってるのかわかるんだけど。……ボクって何か基本的に言葉が足りないのかも」
「もう怒ってないわ」
わたしは笑う。「フローラさんのお話のほうがわかりやすかったから」
そう言うと、お父さんは目に見えてがっくりと肩を落とした。
「そう……まあ、うん、とりあえず」
お父さんはそんな事を言いながら、少しわたしたちに近寄るように言った。
「コレはさっき言えなかったんだけど」
お父さんは小声で話を始める。
「実はね、ルドマンさんの様子がおかしくなったのは、行商人からツボの色が赤かったという話を聞いてかららしいんだ。『そんなバカな!』って真っ青になったって」
お父さんの言葉に、誰かが大きく唾を飲み込む音が聞こえた。
「それとね、コレはルドマンさん家のメイドさんが聞いたらしいんだけど、本棚の日記を調べながら『古の奴がよみがえる』って言っていたらしい。隙を見て読んできたから、今から言うね」
お父さんは右手の人差し指で、何回かこめかみを叩いた。
「えーと、確か……『わが名はルドルフ。この日記を代々伝えよ。けっして無くしてはならぬ! 今しがた、私は巨大な魔物をツボの中に封印することに成功した。奴の体は雲をつきぬけ、天までとどくほどの巨大さだった。放っておけばサラボナだけでなく、世界中が滅ぼされた事だろう。しかし残念な事に、封じこめた聖なるツボのちからは100年……長くても150年だろう。ツボがその力を失い赤く光ったその時、奴は再びこの世界に現れる! まだ見ぬわが子孫よ。何もしてやれぬが頑張るのだ。私もこの事を後の世まで伝えるため、とりあえず子供だけは作っておこう。では運悪く150年目に当たったわが子孫よ健闘を祈る』」
お父さんはそこで大きくため息をついた。
「ルドマンさん、大当たり」
「ツボが赤かったら、どうなさるんです?」
サンチョが不安そうにお父さんに尋ねた。
「うーん、とりあえず封印の力はルドマンさんにあると信じて、ボクらはその手伝いが出来ればいいかなあ、と。……手伝ってもいいよね?」
「坊っちゃんがお手伝いなさるなら、もちろん私はお手伝いしますよ」
「ぼくもー」
サンチョとソルが口々に賛成する。もちろんわたしも大きく頷いた。
「お父さんはわたしたちが嫌だって言ったら、一人でもお手伝いに行くんでしょう?」
「……まあね」
お父さんは苦笑いした。
「そういうことだから、今日は早く寝よう」
次の日は少し天気が悪くて、今にも雨が降りそうな薄暗い雲が空を覆っていた。
「それじゃあ出発」
船は川を静かに北上し始めた。
■しんどかったのでマァルちゃんの怒りにはすーっと消えて貰いました。
まあ、本当はテっちゃんは口先でうまくごまかすことも出来るんでしょうけど、そういう事しないみたいです。
真っ直ぐ付き合っていくつもりらしい。
というわけで、次回はツボの色でも確認して貰います。
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