電車男

■今日の本
ISBN:4104715018 単行本（ソフトカバー） 中野 独人 新潮社 2004/10/22 ￥1，365

電車内で絡む酔っ払い爺から女性を助けた、ひとりのアキバ系ヲタ青年。
彼女いない歴＝年齢（22）の彼は、助けたお礼を送ってくれた彼女をデートに誘うべく、モテない独身男達が集うネットの掲示板に助けを求める。
　「めし どこか たのむ」
「電車男」と呼ばれるようになった彼は、掲示板の住人たちの励ましや助言に後押しされて、ようやく彼女をデートに誘う。
悩み、戸惑う電車男のピュアな気持ちは、仲間達を熱い共感と興奮の渦に巻きこんでいく……。
「電車男」は果たして彼女に告白できるのか？　
ネット上で話題騒然、各紙誌絶賛。百万人を感動させた今世紀最強のラブストーリー、遂に刊行！！

「話題の本を読んでみよう」企画第一弾です（笑）
なんていうか私にとって「話題の本を読んでみよう」＝「苦行」です。流行ってるものって嫌いなんだよ、なんかその「波」を起こした人たちの手のひらで踊ってるみたいでさ。

ま、とりあえず読みました。

えーと。
最初の4ページくらいがきつかったです。
というのも、私はネット特有のあの顔文字っていうの？あれが苦手（苦手というより嫌悪の域）なのです。
だからねえ、最初の頃はノリについていくのが辛かった。

話としてはいい話だと思いますよ。
何だかんだいって、皆優しいよね。
人も捨てたもんじゃねーな、と思いました。

まあ、結論としてうまくいくのも知ってたし、その点は安心して読んだんですけどね。

ああいう可愛らしい彼氏がほしいなと思う反面（まあ私はヲタだからヲタ属性の人でも全く問題ないし）

恋愛はお金がかかるなー、とか
服を何とかしなきゃいかんのかー、とか
努力と忍耐の日々だなー、とか

何だかとても疲れたのでした（笑）
自分が四連敗（←増えてるし）した理由がなんとなくわかって生暖かい気分になったよ（笑）

うん、でも、一生懸命頑張るって素敵な事ですね。
私はもう、頑張らない事に決めましたので。
世の中のカップルを生暖かい目で見守るくらいの気持ちにはなれたよ、それでいいんじゃないの。

もうどーでもいい、とも言う。

楽しく読めました。
そうね、恋愛に希望を持ちたいときに読めばいいんじゃないかね。
悲観的なときに読むと多分キレると思います。

2005年20冊目