今日のDQ5(165)
2005年7月8日 今日の「DQ5」■今日からDQ8やります。やるったら、やる。
……幻想水滸伝1借りちゃった。どうしようかな。
「今日のDQ5」と「今日のDQ8」と「今日の幻水」は……同時進行無理だろうなあ。
……「今日のDQ8」は書きたいなあ。
■サラボナ 2 (ソル視点)
■……なんで喧嘩に発展したんだろう?
そんな話にするつもりはなかったのにねー。
でもまあ、お父さんが二股かけてた(かもしれない)とかわかったら、怒るわな、潔癖っぽいもんな、娘。
というわけで、娘の怒りに父は困り果てて逃げていきました、という感じ。
これからどうしようかな?
このようにプレイ日記からどんどん離れていく……いいのかなあ、よくねえなあ。
……幻想水滸伝1借りちゃった。どうしようかな。
「今日のDQ5」と「今日のDQ8」と「今日の幻水」は……同時進行無理だろうなあ。
……「今日のDQ8」は書きたいなあ。
■サラボナ 2 (ソル視点)
「怒らないって約束するなら話す」
お父さんの言葉に、ぼくらは頷いた。
そしてお父さんが話してくれたのは、お父さんがお母さんと結婚する頃の話だった。
ちょうど、エルヘブンでは教えてくれなかったあたりの話。
お父さんはぼくらの視線から逃げるみたいに、ずっとうつむいたままでぼそぼそと喋りだした。
「ボクね、この街にいる女の人と結婚するはずだったんだ」
言った言葉に、おもわずぼくらは「えー!」と声を上げる。
想像付かない。
まだぼくはお母さんを知らないけど、皆に聞いた話ではお父さんはお母さんにメロメロで、実際お父さんの教えてくれる話でもお父さんはお母さんが大好きで。
お母さん以外の人と、結婚しようって考えた事があることだって嘘みたいだ。
だって、エルヘブンで聞かせてくれた話って、お母さんに逢えて嬉しくて、大好きでって。
「この街に住むルドマンさんが、家宝として天空の盾を持ってるって知って、ルドマンさんに会いに行ったんだ。そしたら、娘さんの結婚相手を探してる最中でね」
「……もしかして坊っちゃん、家宝狙いで立候補したとか……言わないで下さいよ?」
サンチョが少し青ざめた顔で、震えた声でそんな事を言った。
お父さんは返事をしなかった。
「……でね、ルドマンさんが出した条件が、炎のリングと水のリングを探してくる事、だったんだ」
そういって、お父さんは左手をチラッと見た。
ソコには、オレンジ色の宝石が付いた指輪がはまってる。お母さんとの結婚指輪だって、言ってた。
「まあ、見つけたんだよ、どっちも。炎のリングは一人で。水のリングはビアンカちゃんと……ああ、勿論魔物の皆はどっちもついてきてくれてたけど」
お父さんは窓際まで歩いていって、窓の外を見た。
夕暮れで赤かった空が、随分紺色に変わってきている。
「ボクの本命が、ビアンカちゃんなのか、フローラさんなのか、っていう話になってね」
「そりゃなりますよ」
サンチョが呆れたような声で非難する。
「もー街中大騒ぎになったよ、賭け事の対象にされるし」
「お母さんを、何で選んだの?」
マァルがお父さんに聞いた。
「お父さんは、家宝がほしくて立候補したんでしょ? どうしてお母さんを選んだの? 家宝目当てにされた女の人がかわいそうだわ。どうしてお母さんを連れてきちゃったの?」
マァルはお父さんを真っ直ぐな瞳で見た。
お父さんはマァルを暫くじっと見てから、凄く優しい声で言った。
「そうだね、家宝目当てじゃ可哀想だ。でも、好きになったから立候補したんだよ。とても優しい人だったから」
そうしてお父さんはしゃがんでマァルと目を合わせる。
「けど、探し物をしてるときにわかった。フローラさんには、別に好きな男の人がいたし、その人もフローラさんが好きだった。ボクが邪魔できるものではなかったよ。それに、ボク自身も探し者をしてるときに、ビアンカちゃんに再会できてわかったんだよ」
お父さんはにっこり笑った。
「未来を一緒に生きていけるのは、この人しか居ないって」
お父さんはそういうと、恥ずかしかったのか立ち上がって、ぼくらから顔を背けた。
「ビアンカちゃんがボクには必要だった。だから、ビアンカちゃんを選んだ。盾はここにあるんだから、焦る必要はないと思った。お互い望まない結婚なんて、する必要はない」
「でも、コレまでのお話だと、その盾の持ち主で娘さんを選んでもらえなかった人が、坊っちゃんの結婚式を挙げてくださったんですよね?」
サンチョは不思議そうにお父さんに尋ねる。
「ボク自身のことを気に入ってくれたんだよ。後見人みたいな感じだね」
お父さんはまだぼくらと目を合わせない。
「ひどいことをしたっていうのはね、わかってるんだよ。一時的なことだったとはいえ、ビアンカちゃんもフローラさんも傷つけたし、そういうのって、一生治らないじゃない? フローラさんが今幸せにしてくれていたらいいんだけど」
お父さんは窓の外をもう一回見た。
「ビアンカちゃんは……どうなのかな」
お父さんが小さな声でつぶやいたのを、ぼくは聞いてしまった。
お父さんは少し泣きそうな顔をしてたけど、涙は出てないから泣かなかったんだと思う。お父さんは大きく息を吐いてからこっちを見た。
「もう今日は遅いから、ルドマンさんの家には明日の朝行こう」
そういったお父さんは、もういつもどおりの顔をしてた。
朝起きたら、お父さんはもう起きたらしくてベッドに居なかった。
ぼくはマァルを起こす。
「おはよう」
「うん、おはよう」
マァルは何だか少し機嫌が悪いみたいだった。
「昨日の、ショック?」
ぼくは聞く。
「ソルは?」
「うーん、よくわかんない。他の女の人と結婚しようって思ってたのはショックだったけど、でもお母さんのこと大好きなんでしょ?」
ぼくは答えて首を傾げる。
「わたしね、何だか凄く嫌な気分なの。お父さんがおばあちゃんに逢いたい気持ちはわかるのよ、わたしたちと一緒だもん。お母さんに逢いたいもん。けどそのために、女の人を一瞬でも秤にかけたのがいや。お父さんはその人のことが好きになったからって言ってたけど、本当かしら? 盾の持ち主だから、好きになったんじゃないかしら?」
そういわれると、そんな気もする。
「あ。起きた? 朝ごはんの用意してもらったよ」
ドアを開けて、お父さんが入ってくる。ぼくは思わずお父さんをにらんでしまった。マァルだって似たようなもんだと思う。
「……二人とも、どうしたの?」
お父さんは眉を寄せて、困ったようにぼくらを見た。
「べつに」
マァルが凄く機嫌の悪い声を出した。
「……」
お父さんは暫く宙を見つめて、それから
「そう」
と小さく答えて、「ともかく朝ごはんを食べよう」って言った。
朝ごはんはサラダとパンとスープだった。
サンチョはテーブルの周りで色々と用事をしてから席に着く。
「いただきます」
食べ始めても、マァルはお父さんと口をきかなかった。
「あのさ」
お父さんはサンチョに話しかける。
「今日、ボク一人でルドマンさんに会いにいってくるよ。サンチョはソルとマァルを連れて観光でもしておいでよ。ここね、教会が凄く綺麗だし、噴水広場も整備されてて綺麗なんだ」
「はあ」
サンチョはいきなりそんな事を言われてビックリしてるみたいだった。
「でも私もルドマンさんにご挨拶したいんですが。坊っちゃんが色々お世話になったんですし」
「会った時に言っておくよ、ともかくちょっと一人で行ってくる」
お父さんはそういうと、後は黙々とご飯を食べて、皆より早く食べ終わった。
「じゃあ、ボク行ってくるから」
そういってワタワタと行ってしまった。
■……なんで喧嘩に発展したんだろう?
そんな話にするつもりはなかったのにねー。
でもまあ、お父さんが二股かけてた(かもしれない)とかわかったら、怒るわな、潔癖っぽいもんな、娘。
というわけで、娘の怒りに父は困り果てて逃げていきました、という感じ。
これからどうしようかな?
このようにプレイ日記からどんどん離れていく……いいのかなあ、よくねえなあ。
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