今日のDQ5(157)
2005年6月28日 今日の「DQ5」■DQ1で、姫を抱えてるときにうっかり敵に負けちゃうと、姫を取り上げられてまた例の洞窟に姫は幽閉されるって本当ですか?
その際、番人がドラゴンじゃなく、負けた相手に代わるって本当ですか?
……や、やってみたい。
■エルヘブン 2 (テス視点)
■魔法の鍵とか絨毯とか「さずけよう!」という人と、「結婚許せん」のおばあさんは同じ家の人じゃなかったような気が……。
調べりゃいいのに調べず。
メモもこの辺眠かったらしくイマイチ微妙な書き方。
間違ってても大目に見てください。
ソレより、攻略本見たら、あのマーサが居た塔に名前付いててビックリしました。
次回は長老に会います。たぶん。
その際、番人がドラゴンじゃなく、負けた相手に代わるって本当ですか?
……や、やってみたい。
■エルヘブン 2 (テス視点)
最初の階段を登りきる。
かなり急で段数も多かったから、少しサンチョは息を切らしている。
下から見上げていたときより、ずっと綺麗な景色が広がっていた。
深い森がずっと広がっているのが見える。空が物凄く青い。まるで手が届きそうなくらい、近くに見えた。
チゾットでもそうだったけど、村の人はこの高さに慣れてるんだろう。崖のほうには手すりがない。なるべく外側へは行かないようにすることにした。
「ここがマーサさまの故郷……なにやら神秘的というか、不思議な感じの村ですね」
サンチョはあたりを見回して、感心したように言う。
「静か過ぎてちょっと眠いや」
ソルは大きなあくびをする。
「とりあえず、お母さんの事を聞きながら回ってみようか。……その前に宿を取っておこう」
ボクは目の前に立っている宿を指差した。
宿はこじんまりとした、綺麗な宿だった。
お客は久しぶり、という事だったけど、気のよさそうなおかみさんが案内してくれた部屋は、とても綺麗に片付いていた。
「ここに泊まったら、おばあちゃんのお顔見られるといいのに。わたしおばあちゃんのお顔見たいな」
マァルはベッドの端にちょこんと座ってベッドをなでる。
「おばあちゃんもここに泊まったことあるかなあ? あっでもここの村の人だったら宿には泊まらないか。えへへ……」
ソルは恥ずかしかったのかベッドに突っ伏した。
ボクは少し笑って、それからベッドに横になった。
本当に静かな村だ。外からの音がほとんど聞こえなかった。
暫く休憩してから、外に出る。
少し日が傾き始めていて、吹く風も涼しくなってきていた。
「さて、それじゃお母さんの話を聞いて回るか」
ボクはソルとマァルの手を引いて歩き出す。
見るもの全てがどこか神秘的で、ボクらの歩くスピードはとてもゆっくりとしたものになった。ソルもマァルも、興味があるものの方へ歩いていこうとするから、それにあわせて寄り道も沢山する。サンチョはやっぱりちょっと階段とか辛そうだったから、何度も休憩しながら村を巡った。
「ほう、旅人とは久しぶりじゃな。この前見たのはいつじゃったかの?」
随分変わったところに建っている家のご主人は、旅人であるボクらを見て、嬉しそうに家の中に招き入れてくれた。
「もう何年前になるかのう……。この村に1人の若者が迷い込んできてのう。村の娘と恋に落ちて、娘はその若者に連れられて村を出て行ったんじゃよ。娘の名はマーサ。若者はたしかパパスとかいう名前じゃったな」
ご主人は少し懐かしい目をしてそんな事を言った。
「え!?」
ボクらが一斉に驚いたから、今度はご主人のほうが驚く番だった。
「どうしたかね? 何か驚くような話があったかね?」
「いえ、あの」
ボクは驚いてしまって、なかなか答えることが出来ない。
「あのね! マーサってぼくのおばあちゃんの名前だよ! パパスはおじいちゃん!」
ソルが得意気に大きな声をあげる。
ご主人が目を大きく開く。
「なんと! そなたはマーサどののゆかりの者と申すか?」
ボクを見て、それからご主人は大きく頷いた。
「確かによく似ている」
ボクは頷く。
「あの、父と母は……その……駆け落ちしたんですか?」
何よりもソコに驚いた。ちょっと目の前がクラクラする。
確かに、さらわれたお母さんを助けに、国を捨ててまで旅をしたような人だ。情熱家なのは間違いないだろう。
けど。
まさか。
そんな。
「私は村の娘が外のもんと結婚するのは反対だったのに」
ご主人の奥さんだろうか。おばあさんは少し不服そうだった。
「なんたる失礼な! マーサ様はご結婚なされて本当にお幸せそうでしたのに!」
サンチョがむかっとした顔で反論する。
ボクはサンチョの腕をつかむ。
「サンチョ」
ボクが声をかけると、サンチョはとりあえず怒るのをやめて、それから大きく息を吐き出した。
「母の事を聞かせてくださって、ありがとうございました。出来れば生家に行きたいのですが、どちらの方向ですか?」
ボクが尋ねると、ご主人は
「マーサ様はずっと祈りの塔に住んでおられたよ。村の一番上にある塔じゃ」
そういって、ボクの手を握る。
「本当に良く似ておる。優しそうな瞳とか、そっくりじゃ。……村には魔法の絨毯と魔法の鍵というものが保管されている。マーサ様のゆかりの者がもって行くのなら、村の者も何も言わんじゃろう、もっておいきなさい」
「……ありがとうございます」
ボクは頭を下げて、家を後にした。
「本当ですよ? 本当に、マーサ様はご結婚なさって幸せそうだったのに!」
「うん、そうだろうね」
「坊っちゃんそんな適当に返事しないで下さいよ!」
サンチョの怒りは、あの時爆発しなかった分今ピークらしかった。ボクは適当に返事しているつもりはないんだけど、一緒に怒らないことに対して、たぶんサンチョは怒ってるんだろう。
「あのねえ、サンチョ」
ボクは村からみえる景色をぐるりと見てからサンチョを見つめる。
「こんな綺麗な村で、皆に愛されてお母さんは育ってた。ソレを全部捨てなきゃいけないのをわかった上で、お母さんはお父さんを選んで、それでグランバニアに行ったんだ。……お母さんはそれだけの覚悟をした。それだけで十分わかるよ。お母さんはお父さんを好きだったし、結婚して不幸だったわけがない」
ボクがそういうと、サンチョは少し落ち着いたようだった。
「その上で、ボクもサンチョも、ちょっと覚悟をしておかなきゃいけないよ。この村では、お父さんに対して、多分いい評価は聞けないだろう。村の一番の宝物だったお母さんを連れて行っちゃったんだから」
そういうと、サンチョは少し眉を寄せた。
「ビアンカちゃんがさらわれるきっかけを作った奴や、そうした魔物たちを、ボクやグランバニアの人間が許せないのと一緒だよ」
「ちょっと淋しいな」
マァルがぽつりと言う。
「うん、そうだね」
ボクは答える。
「それじゃあ、先に祈りの塔へ行ってみようか。多分あれだ」
ボクは村の一番上にある、高い塔を指差す。
かなり遠そうで、サンチョがため息をついたのが聞こえた。
「お父さん、競争!」
ソルが叫ぶと嬉しそうに先に走っていく。
「ソルずるい!」
マァルは言うと、高いところが苦手なはずなのに、夢中で追いかけていく。
「……子どもって、元気だねえ」
「坊っちゃんのお小さい頃よりは、お二人とも静かなものですよ」
サンチョは大きく息を吐いて、それから覚悟を決めたのか歩き始める。
「お父さーん! 早くー!」
なかなか歩き始めないボクに、ソルが上から声をかける。
「わかったー、今行くからー」
ボクは答えると、サンチョの手を引っ張って塔を目指した。
■魔法の鍵とか絨毯とか「さずけよう!」という人と、「結婚許せん」のおばあさんは同じ家の人じゃなかったような気が……。
調べりゃいいのに調べず。
メモもこの辺眠かったらしくイマイチ微妙な書き方。
間違ってても大目に見てください。
ソレより、攻略本見たら、あのマーサが居た塔に名前付いててビックリしました。
次回は長老に会います。たぶん。
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