今日のDQ5(155)
2005年6月24日 今日の「DQ5」■DQ8の主人公の名前、決めました。
夏休みがきたら遊ぶぜ! とめてもむだだ! 私は遊ぶったら遊ぶんだ!(笑)
……それまでに「スターゲイザー」クリアできるかな?2週目もする気満々だけど。
そしてその頃、「今日のDQ5」はどこまで進んでるのかな?
……「今日のDQ8」は書けるのかな?(苦笑)
■お父さんが怒った(マァル視点)
■SFC版でコリンズ君は王女の事が好きでしたよね?PS2版では王女に嫌われてましたが。それを引きずってみました。
マァルちゃんはコリンズ君が大嫌いです。
コリンズ君はマァルちゃんが好きみたいです。
素直になれよコリンズ。
テっちゃんの怒りは、ゲーム中の私の怒り。
コリンズにムカついたし、へらへらしてて子どもをしからないヘンリーに呆れたし、大臣がドアから出てきたとき、めちゃめちゃビックリしたし(このイベントをすっかり忘れてた)
夏休みがきたら遊ぶぜ! とめてもむだだ! 私は遊ぶったら遊ぶんだ!(笑)
……それまでに「スターゲイザー」クリアできるかな?2週目もする気満々だけど。
そしてその頃、「今日のDQ5」はどこまで進んでるのかな?
……「今日のDQ8」は書けるのかな?(苦笑)
■お父さんが怒った(マァル視点)
お父さんは凄い早さでどんどん歩いていってしまう。わたしやソルは、ちょっと走らなきゃついていけなかった。
サンチョも、少し走ってる。
あんまり凄い早さで歩いてるから、デール様がびっくりして立ち上がった。そしてお父さんに「どうなさったんですか?」って聞いたんだけど、お父さんは答えないまま階段を駆け上がっていってしまう。
わたしはデール様にお辞儀してから、お父さんを追いかけた。
お父さんは、ヘンリー様のお部屋のドアを、蹴破るような勢いであけると中へ入っていく。
ヘンリー様が一瞬ビックリしてこっちをみて、それから
「悪かったな、ウチのが迷惑かけたみたいで」
って言って頭を軽く下げた。コリンズ君はむすっとしたままで、口を尖らせている。
「ヘンリー君」
お父さんの低い声に、ヘンリー様は眉を寄せた。
「ヘンリー君、目、瞑ってて」
「断る。おまえが目を瞑れって言うのは、大体人を殴るときだ。この状態で殴られるったら、コリンズだろ? こどもが殴られるのがわかってておとなしく目を瞑ってられるか」
ヘンリー様はそういうと、軽くお父さんをにらんだ。
お父さんは少し口の端っこを吊り上げる。勝ち誇ったような笑顔。
「その時はグランバニア国王と王子王女を侮辱した件で外交問題に発展させるから。その時はえげつない手を使うよ?」
ヘンリー様は暫くお父さんの顔を見つめていて、それから大きくため息をついた。
「……マリア、目、瞑ろう。テスは友人間の話にしてくれるらしい」
その言葉に、コリンズ君が青ざめる。
「父上!」
「コリンズ、お前が全面的に悪いんだからいたずらの責任くらい取れ。それから、テスは本気で怒ってるからな、ちゃんと謝れ」
コリンズ君が泣きそうな顔をした。
「ま、運命だと思ってあきらめなよコリンズ君。ラインハットの小生意気なくそガキはグランバニアの国王にひっぱたかれる決まりなんだ」
お父さんはそういってにやりと笑う。
「おいちょっと待て、聞き捨てなんねぇ!」
ヘンリー様が叫んだけど、お父さんは聞こえないふりをした。
「覚悟はいいね?」
お父さんはそういって、コリンズ君の前に立つ。
コリンズ君は最後の抵抗なのか、それでも偉そうにお父さんを見上げて、「ふ、ふん! おまえ弱そうだからな、恐くなんかないぞ!」なんて叫んだ。
お父さんはあっさりと頷いて、
「うん、弱いよ。本気だしてもせいぜい片手で林檎を握り潰すくらいだし、壁だってちょっとへこむ程度だ」
そういって、コリンズ君の前でボキボキと指を鳴らして笑った。
コリンズ君は「ひぃ」って息をのんだ。顔が、こわばってどんどん青ざめていく。
マリア様がおろおろと、お父さんとヘンリー様と、それからコリンズ君を見比べた。
「歯、食いしばれ」
お父さんが低い声で宣言する。
コリンズ君が目をぎゅっと瞑った。
お父さんの拳が勢い良く振り上げられる。
私は恐くなって、目を閉じた。
暫く、とっても静かだった。
思ったような音はしなかった。
恐る恐る目を開けてみる。
隣ではちょうど、ソルがそーっと目を開けたところだった。
コリンズ君は殴られてなかった。
コリンズ君も漸く、恐る恐る目をあける。
そして殴られなかった事を知って、あの嫌な笑い方をした。
「ふん、何だ、結局殴らないのか。口だけじゃないか」
「だって、ボクが本気で殴ったら、君無事じゃないでしょ?」
そういうと、お父さんは隣にあったテーブルに、がん!と拳を下ろす。丈夫なテーブルが、物凄い音をたてた。上においてあった花瓶が振動で倒れて床に落ちて、けたたましい音を立てて割れた。コリンズ君はそれを呆然と見ていた。
お父さんは少ししゃがんで、コリンズ君に目を合わせる。こつん、とその額を叩いてから、
「君はね、ちょっと自分がしたことについて考えてみるべきだ。例えば、君がヘンリー君と歩いていて、ちょっと目を離した隙にヘンリー君が居なくなったらどんな気分?」
「父上がオレを置いてどっか行くわけないだろ?」
「そうかもしれない、けど、そうじゃないかもしれない。人が居なくなるなんて簡単だよ。君がソルやマァルの目の前から消えたのと同じで」
お父さんは優しい声でそういった。
しばらく、コリンズ君は考えてるみたいだった。
「父上が……オレを置いていったら、やだな」
「だろう? 君がしたのは、そういうことだ。ソルやマァルに嫌な思いをさせた。いいかい? 大事な人や、知ってる人が、目の前から消えるって事は、凄く凄く恐い事だ。君がしたことは、とても卑怯な事だよ?」
「卑怯」って言葉は、コリンズ君にとってとってもビックリする言葉だったみたい。コリンズ君は目を見開いて、それから、ヘンリー様を見上げた。
ヘンリー様は頷く。
「コリンズ、することがあるだろう? 謝りなさい」
ヘンリー様はそういって、コリンズ君を見る。
コリンズ君が口を尖らせた。そして、小さな声で
「ふん、わるかったな」
とだけ言った。
それを見てため息をついてから、お父さんは立ち上がる。
「ヘンリー君、あのさ、もうちょっとちゃんとコリンズ君に言葉遣いを教えたほうがいいと思うな。それから、あの階段なんだけど。よくもまあ残してられるよね? 痛い目にあったのを忘れたわけ? はっきり言って不快だよ」
「お前まだ怒ってるな?」
「当たり前だよ。……死ぬの覚悟したもん、あのドアが開いたとき」
お父さんの言葉に、ヘンリー様は少し顔を曇らせて、それから
「あれは緊急脱出用だからなくすことは出来ないが、普段は使えないようにしておくよ。悪かった」
「言っておくけど、今回の事は根に持つからね? 事あるごとに蒸し返すからね?」
お父さんはそういってにやりと笑う。
「お前ってホント、たまにしか怒らない分怒ると根深いよな」
ヘンリー様は呆れたようにそういって、それからお父さんの肩を軽く叩いた。
その間に、コリンズ君はわたしとソルのところにやってきた。
「何?」
声をかけると、コリンズ君は少し頬を赤らめて、「いいものをやろう、大切に使えよ?」そういって、羽のついた帽子を私にくれた。
「……プレゼントでごまかさないで、ちゃんとごめんなさいって言わないと駄目なのよ?」
わたしは呆れてしまってコリンズ君を見る。
コリンズ君はわたしから目をそらした。
本当に、嫌な子。
「ソル、マァル。今日はここに泊まるからね?」
その言葉にわたしはうなずく。
本当は、コリンズ君がいるここに泊まるの、ものすっごーく嫌だったけど。
■SFC版でコリンズ君は王女の事が好きでしたよね?PS2版では王女に嫌われてましたが。それを引きずってみました。
マァルちゃんはコリンズ君が大嫌いです。
コリンズ君はマァルちゃんが好きみたいです。
素直になれよコリンズ。
テっちゃんの怒りは、ゲーム中の私の怒り。
コリンズにムカついたし、へらへらしてて子どもをしからないヘンリーに呆れたし、大臣がドアから出てきたとき、めちゃめちゃビックリしたし(このイベントをすっかり忘れてた)
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