今日のDQ5(135)
2005年5月24日 今日の「DQ5」■ここのところ、ゲームしてないです。
もう「今日の」じゃなくなって久しいこの日記ですが、それでもプレイ日記と言い張ります(笑)
プレイ記憶日記、小説風。
が正解かも。
■会議 (テス視点)
■ドリスちゃんを出せました。とっても唐突(笑)
ドリスちゃんはビアンカちゃんのファンです。
そしてテっちゃんを「テステス」と犬のように呼びます。
テっちゃんの事を嫌ってません。むしろ気に入ってます。
言葉使いは悪いけど、曲がった事が大嫌いな純粋な子です。
あ、世の中のドリスはどうか知りませんが、とりあえずウチのドリスは筋トレ好きじゃありません。武闘派ではないです。
で。
どんどん話が暗くなってきて、元来暗い話を書くのがとっても嫌いで苦手な私としては困ってます。
その上テっちゃん余裕ゼロ。
機嫌悪いし、頭回ってないし、攻撃的だし。
これからどうなるんだろう。
もう「今日の」じゃなくなって久しいこの日記ですが、それでもプレイ日記と言い張ります(笑)
プレイ記憶日記、小説風。
が正解かも。
■会議 (テス視点)
国中の兵士をたたき起こして、主要な人間だけが二階の会議室に集まった。
重苦しい空気に、場が支配される中、オジロン様が声を上げる。
「すると城の者たちが眠りこけた頃怪物どもがやってきたと申すのだな?」
部屋の隅に立っていた、女の人が頷く。
「はい。でもビアンカ様は逸早く邪悪な気配を感じられ……私に赤ちゃんを連れて隠れるようにと……」
女の人はまだ恐ろしさが消えないのだろう、青ざめた顔で震えながら答える。
「それにしても、この騒ぎに誰も気づかぬほど眠りこけていたとは妙ですね」
兵士長が腕組みをほどきながら、重い声で言った。
「何者かが祝賀の酒の中に眠り薬でも入れたのかも……」
その言葉に皆がはっとしたような顔をして、それから黙り込んだ。
お酒に薬が入っていたなら、ボクが最初に目を覚ましたのはわかる気がする。ボクはお酒に弱いのと、全員の話を聞くので忙しかったせいでほとんどお酒は飲まなかった。
「そういえば大臣の姿が見えんな。大臣はどうした? 誰か大臣の姿を見た者はおらぬか?」
オジロン様は、会議室を一通り見渡して首を傾げる。
中に居た人間は、全員首を横に振った。
誰も見てない、か。
もう少し気を配っておくんだったな、と後悔する。
「ふむ……いつもならここで大臣の助言を聞くところだが、いないものはしかたがないな。テス王……心中お察し申すぞ」
オジロン様が大きなため息と共にボクの手をそっと握った。
ボクは曖昧に頷く。
「とにかく一刻も早く王妃様を探し出すのじゃ! ではゆけっ!」
オジロン様は立ち上がると、凛とした態度で手をドアに向ける。
その声にしたがって、中に居た兵士達は一斉に外へ出て行った。
会議室に残ったのは、ボクとオジロン様、それとサンチョだけになった。
「せっかくテスが新しい国王になってくれたというに、こんな事になって……。わしはいったいどうしたらいいのか……」
オジロン様はさっきまでの態度を一変させて、オロオロとあちこち歩き回った。
「坊っちゃん! いえテス王! 王妃様はきっと見つかります! ええ見つかりますとも!」
サンチョは青い顔で、それでも言い切った。
ボクは頷いた。
「うん、見つけるよ」
ともかく、大臣が最近何をしていたか、まずはソレを知る事から始めよう。
そんな事を考えながら、ドアに向かう。
サンチョがその進路に立ちふさがった。
「坊っちゃん! ……まさかビアンカ様を探しにに行かれるおつもりでは?」
「ボクが行かなきゃ誰が行くんだよ」
「それはなりません! お気持ちは分かりますが、ここは兵士たちに任せて。……生まれたばかりのお子たちもいるのです。どうか……どうか……」
思わず左手を拳にして、壁を殴る。
少し壁がはがれて、パラパラと欠片が落ちていった。
少し手を傷つけて、血が滲んだけど気にならなかった。
「子どもが居るからこそ行くんだよ! お母さんが居ないのがどれだけ淋しいか、知ってるからボクは行くんだよ! まだそんなに遠くに行ってない筈なんだ、今行かなきゃ駄目なんだよ!」
ボクは言い返して、サンチョをにらむ。
サンチョも、ボクを見上げてにらんでいる。
しばらく、ボクらは無言でにらみ合った。
行かせたくないサンチョと、行かなきゃいけないボク。
主張は平行線のまま、交じり合う事はない。
「サンチョ、お願いだ。どいて」
無言に堪えられなくなって、ため息混じりにいったときだった。
急に会議室が明るくなって、部屋においてあったはずの天空の剣がその場に現れた。
光をまとって、とてもまぶしい。
「こ……これは……パパス様が求められた天空の剣!」
サンチョは驚いて目を見開きながら、現れた剣を見つめる。
「どういうことでしょう……この剣で……いやこの剣が城を守るというのでしょうか?」
「……」
ボクは答えられなくて、しばらく黙って剣を見つめた。
そのうち、すーっと剣は床の上に落ちる。
からん、という乾いた音がした。
「……ともかくこの剣は大事にお預かりしておきます」
しばらくうつむいて剣を見ていたサンチョが、小さな声で搾り出すように話し出す。
「どうか坊っちゃん……いえテス王! 無茶をなさいませんように……」
「……行かせてくれるの?」
「お留めしても行かれるのでしょう? なら、送り出させてください。そして……お願いですから、絶対に帰ってきてください」
「うん、必ず帰ってくる。ビアンカちゃんを連れて。すぐ帰ってくるから、少しの間、ソルとマァルをお願い」
「わかりました。お気をつけて」
「うん」
ボクはサンチョの顔を見ないようにしながら、横をすり抜ける。
とりあえず皆に声をかけて、すぐ出かけられるように準備をしてもらおう。
それから大臣の部屋にいって、何か手がかりがないか調べて……。
そんな事を考えながら、自分の部屋に向かう。
服を着替えて、旅装束を着る。
ベッドを見ると、二人は何事もなかったように静かに眠っていた。
「行ってくるね、すぐ帰るから、いい子で待ってて」
ボクは二人の額に口付けると、部屋を出る。
外に出ると、ドリスちゃんがいた。
「おう、テステス。大変な事になったな」
「ドリスちゃん……」
「なっさけない声上げるなよ。それにちゃん付けはやめろよな」
「だったらドリスちゃんもテステスなんて犬みたいにボクの事呼ぶのやめてよね。……で、何?」
ドリスちゃんはオジロン様の一人娘で、ボクの唯一のイトコになる。可愛い子なんだけど、言葉使いが物凄く悪い。ソレがオジロン様の悩みだった。
けど、とても優しくて、いい子だとボクは思う。
「いやな、信じなくってもいいんだけどさ。あたし、大臣の奴が北の方へ飛んでいったのを見たんだ」
「それ、本当?」
「こんな時に嘘言っても仕方ないだろ? ま、あの大臣前からどっかオカシイ感じだったしさ、言っておこうと思って」
「ありがとう、北のほうへ向かってみる。大好きだドリスちゃん」
いうと、ドリスちゃんは顔をばーっと赤くした。
「軽々しく好きだとか言うなよなー。そんな事はビアンカ様に言ってろよ。さっさと探しに行け、あたしはビアンカ様が心配であって、テステスはどうでもいいんだ」
ドリスちゃんはそういうと、「はっ」って鼻で笑って先に階段に向かって歩き出す。
「ありがとうドリスちゃん」
その背中に声をかけると、ドリスちゃんは右手をひらりと振ってそのまま振り返らないで階段を下りていった。
「さてと」
ボクも階段を駆け下りて、まずは皆の所へ向かった。
■ドリスちゃんを出せました。とっても唐突(笑)
ドリスちゃんはビアンカちゃんのファンです。
そしてテっちゃんを「テステス」と犬のように呼びます。
テっちゃんの事を嫌ってません。むしろ気に入ってます。
言葉使いは悪いけど、曲がった事が大嫌いな純粋な子です。
あ、世の中のドリスはどうか知りませんが、とりあえずウチのドリスは筋トレ好きじゃありません。武闘派ではないです。
で。
どんどん話が暗くなってきて、元来暗い話を書くのがとっても嫌いで苦手な私としては困ってます。
その上テっちゃん余裕ゼロ。
機嫌悪いし、頭回ってないし、攻撃的だし。
これからどうなるんだろう。
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