今日のDQ5(132)
2005年5月19日 今日の「DQ5」■ふとここまでを振り返ってみて、まあ、良く書いたものだなあと思いました。
まだ先は長いんですけど。
でも、コレだけかけるのなら(毎日1時間程度書いてるだけだけど)この時間をオリジナルの小説書く時間にしていたら、今頃なんか一作くらいかけていたんじゃないかと思うと、ちょっと「何やってるんだ私は」って気分になったりします。
……ま、コレはあらすじが決まってるからかけるんだろうと思いますけどね。
■誕生 2 (テス視点)
■というわけで、お子様方の名前が漸く出す事が出来ました。
ソル君とマァルちゃんです。
ソルの名前をつけたとき、隣に居た弟に「バッドガイ?」と聞かれました。ギルティじゃないやい。
ソル・バッドガイ格好いいけどな。好みじゃないけど。
ソル君は「ソリッド」(solid)からつけました。「固体」とか「硬質」とかいう意味ですが、「直線的」なイメージでつけた名前です。
マァルちゃんはそのものずばり、「丸」から。まるっとした可愛らしさを目指してつけました。「マール」としなかったのは「マーサ」ママとちょっとかぶるから(こういうのかぶるとは言わないかもしれないけど)でも「ァ」を打つのは結構面倒くさい。
それぞれ、勿論「本名」を決めてあるんですけど、まあ、気が向いたらそのうち本編でテっちゃんが言うと思うので、しばらく伏せておきます。
■「こんなに小さいのに、いつか大きくなってお嫁さんとかになっちゃうわけ?」
という親馬鹿台詞は、ちょっと前から考えてありました。
というのも、この前TVに出てた高橋秀樹が、生まれたばかりの娘さんを初めて抱き上げたときに、こう思って泣けてきたって言っていたから。
男親って、そうらしいですよ。
いつかこの子は俺のところからいなくなる……!っていう感覚らしいです。
女の子に、男親は甘いしね(苦笑)
これからテっちゃんもきっとマァルには甘いんだ。きっと。
ソルには……どうだろうかな。
さてさて、次回は即位式。
ゆっくりと破滅に向かっていきます。
まだ先は長いんですけど。
でも、コレだけかけるのなら(毎日1時間程度書いてるだけだけど)この時間をオリジナルの小説書く時間にしていたら、今頃なんか一作くらいかけていたんじゃないかと思うと、ちょっと「何やってるんだ私は」って気分になったりします。
……ま、コレはあらすじが決まってるからかけるんだろうと思いますけどね。
■誕生 2 (テス視点)
部屋の中は落ち着いていた。窓が開けられているらしくて、どこからともなく風が吹いてきている。
ビアンカちゃんは両側に赤ちゃんを寝かせた状態で、ベッドに横たわっていたけど、ボクを見つけてすぐににっこりと笑った。
「テス……私頑張ったよ。良くやったって、褒めてくれる?」
そういって、ボクのほうに腕を伸ばす。
ボクはその手をしっかりと握った。
「うん、ありがとう。……凄いと思う。ボク恐くて下でずっと座り込んでただけで……その間にビアンカちゃんは……頑張ってくれたんだよね。ボクは何にも出来なかった」
そういうと、ビアンカちゃんは優しく笑った。
「ありがとうテス。お城にテスが居るときに産めてよかったわ。一人だったら、きっと頑張れなかったと思うの」
ビアンカちゃんは言いながら、隣に寝ている赤ちゃんを交互に優しい瞳で見つめた。
ああ、お母さんの目って、こういう感じなんだなってふっと思った。
「ねえ、私達の赤ちゃんよ? 名前どうしようか?」
「ビアンカちゃんは考えなかった?」
「考えてたけど、産んでるときに忘れちゃったわ。私、テスにつけてほしいって思っていたし。どんな名前がいいかしら? テスは考えた事あった?」
「まあ、考えた事は……一応」
「じゃあ、教えて?」
ビアンカちゃんは期待のまなざしでボクを見た。
「そんなに期待されても……普通だよ? 男の子がソルで、女の子がマァル。どっちが生まれてもいいように考えてたら、どっちも生まれてきてくれたよ。……欲張ったのが神様にわかったのかな?」
ボクが言うと、ビアンカちゃんは少し笑った。
「欲張っておいて良かったわね。いっぺんに二人なんて、私達幸せ者よ。……男の子がソルで、女の子がマァル。ちょっと変わってるけど、素敵な名前だわ」
「……変わってるかな?」
「私的にはね」
そういって、ビアンカちゃんは笑うと、二人にそれぞれ、「君はソルよ」とか「あなたはマァル」なんて言いながらその頬をなでた。
「この二人が大きくなるまでに、平和な時代がやってくるといいわね」
「うん、そうだね」
「テス、ちょっと抱いてみる?」
ビアンカちゃんはそういうと起き上がる。
「起き上がって大丈夫なの?」
「病気じゃないのよ? ちょっと疲れてるだけで。平気」
呆れたように笑ってから、ビアンカちゃんはソルを抱き上げた。
「何かね、こうやって頭を支えるみたいにして抱くんだって。まだ首がしっかりしてないから」
「へえ」
ボクは恐々、マァルを抱き上げる。物凄く小さくて、壊れそうな感じ。手とか凄く小さいのに、ちゃんと手の形をしているのが凄く不思議な感じだった。
「……うわ、重い」
思っていたより、赤ちゃんはずっとずっと重かった。壊れそうなくらい小さいのに、ちゃんと重くて、ちゃんと人間だ。
「……こんなに小さいのに、いつか大きくなってお嫁さんとかになっちゃうわけ? この子が? ……嘘みたいだ、嫌だなあ」
思わず口をついて出た感想に、ビアンカちゃんは大笑いした。
「ちょっと、今生まれたばっかりなのよ? お嫁さんって何年先の話よ。しかも今から『嫌だ』なんて。……ちょっと心配しすぎよー!」
「だって、いつか居なくなるんだよ? 嫌だよそんなの」
「……でも、大好きな人と結婚するならいいじゃない、ちゃんと祝福できるわよ私。だって私もテスと結婚してとーっても幸せだもの。テスはその幸せをマァルにはあげないわけ?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「どっちにせよ、ちょっと心配しすぎよ。ああ、今からこれからの事が心配だわー。何をするにも大騒ぎするテスが目に見えるわ」
ビアンカちゃんはそういってちょっと遠い目をした。
「……とりあえず、小さいときはともかく可愛がって……ある程度大きくなったら距離を置けばいいんでしょ?」
「ぜーったいそういう事出来ないわよ、今のテスじゃ」
「……努力します」
ボクはそういうと、眠っているマァルをビアンカちゃんの横に寝かせた。ビアンカちゃんも笑いながら、ソルを隣に寝かせる。
「ごめんね、疲れたせいで何だか眠くなってきたの。ちょっと眠るわ。おやすみ、テス。私とっても幸せよ」
「うん、ありがとうビアンカちゃん、ボクも……凄く幸せだ。少し眠ったら、また話をしよう」
「うん。ごめんね。テス……王様になるの?」
「うん、多分今週中には即位式があるとおもう。頑張るよ」
「うん、頑張ってね。……お休み」
ビアンカちゃんが眠るのを見届けて、ボクは部屋から出る。
外で待ち構えていた皆に、ソルはボクに似てるだとか、マァルはビアンカちゃんに似て美人になるだとか、いろんなことを言われた。
皆が心のそこからお祝いしてくれるのが、とても嬉しかった。
サンチョなんか、もう泣きながら喋るから全然何を言ってるかわからないくらい。
その日は夜ささやかなお祝いの席があって(盛大なお祝いは、即位式と一緒にしてくれるらしい)ボクは本当に、幸せの中にいるんだなって、漸く実感した。
夏の、風がさわやかな日だった。
■というわけで、お子様方の名前が漸く出す事が出来ました。
ソル君とマァルちゃんです。
ソルの名前をつけたとき、隣に居た弟に「バッドガイ?」と聞かれました。ギルティじゃないやい。
ソル・バッドガイ格好いいけどな。好みじゃないけど。
ソル君は「ソリッド」(solid)からつけました。「固体」とか「硬質」とかいう意味ですが、「直線的」なイメージでつけた名前です。
マァルちゃんはそのものずばり、「丸」から。まるっとした可愛らしさを目指してつけました。「マール」としなかったのは「マーサ」ママとちょっとかぶるから(こういうのかぶるとは言わないかもしれないけど)でも「ァ」を打つのは結構面倒くさい。
それぞれ、勿論「本名」を決めてあるんですけど、まあ、気が向いたらそのうち本編でテっちゃんが言うと思うので、しばらく伏せておきます。
■「こんなに小さいのに、いつか大きくなってお嫁さんとかになっちゃうわけ?」
という親馬鹿台詞は、ちょっと前から考えてありました。
というのも、この前TVに出てた高橋秀樹が、生まれたばかりの娘さんを初めて抱き上げたときに、こう思って泣けてきたって言っていたから。
男親って、そうらしいですよ。
いつかこの子は俺のところからいなくなる……!っていう感覚らしいです。
女の子に、男親は甘いしね(苦笑)
これからテっちゃんもきっとマァルには甘いんだ。きっと。
ソルには……どうだろうかな。
さてさて、次回は即位式。
ゆっくりと破滅に向かっていきます。
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