今日のDQ5(130)
2005年5月17日 今日の「DQ5」■あー、もう130回ですか。全然前に進んでないのに。
150回くらいにはテっちゃん無事に石になってるのでしょうか?(無事?)
何でもいいから、早く「お話をする娘」を出したいです。あ、息子も出したいです(そんなおまけみたいに!)
いや、子ども自体はもうちょっとしたら出てくるけど、まだ喋らないし。私がめろめろなのは、主に台詞だから!会話だから!早く書きたいよ!娘ー!(第一、まだ名前すらかけないし!!!←悔しい)
■試練の洞窟 6 (ゲレゲレ視点)
■行く手を阻んだ彼らは、絶対馬鹿だと思う、に1票。
だってカンダタだもん、DQにおける彼は馬鹿じゃないと嫌だ。
というわけで、ゲームよりさらに輪をかけて馬鹿にしてみた。
書いていて楽しかった。
そしてやっぱりテっちゃんは底意地が悪い。
次回はテっちゃん王様に。そしてパパに。
……幸せ、ラストスパート。
150回くらいにはテっちゃん無事に石になってるのでしょうか?(無事?)
何でもいいから、早く「お話をする娘」を出したいです。あ、息子も出したいです(そんなおまけみたいに!)
いや、子ども自体はもうちょっとしたら出てくるけど、まだ喋らないし。私がめろめろなのは、主に台詞だから!会話だから!早く書きたいよ!娘ー!(第一、まだ名前すらかけないし!!!←悔しい)
■試練の洞窟 6 (ゲレゲレ視点)
左の通路の奥にあったスイッチをいじると、やはり通路の奥をふさいでいた石像が動いて、中央の通路を通り抜けられるようになった。俺たちはテスを先頭に、ゆっくりと、しかし堂々とした足取りで奥にある祭壇を目指す。
両脇を柱で囲まれた通路を進み、動かした石像の横を通ると、そこからは床に赤い絨毯が敷かれていた。随分古いもので、ホコリが積もっている。しかし、そもそもモノが良かったのだろう、毛足の長い絨毯はまだしっかりしていて、多少踏んだくらいでは破れたりはしなかった。
絨毯は真っ直ぐ奥の祭壇に向かって敷かれていて、その両脇には立派な燭台が並んでいた。今は炎が入れられていないが、本来ならば炎が入れられ、この祭壇は明るいのかもしれないと思った。
「何か、立派だね」
テスは少し不安な声を上げながら、ゆっくりと祭壇に続く階段を上っていく。
俺たちはソレを見上げるようにしながら、階段の下で待った。
なんとなく、この階段は上ってはいけない気がした。
「あ、コレかな?」
テスがそんな声をあげながら、祭壇の真ん中から何かを拾い上げたのが見えた。
「ああ、ちゃんと鳥の紋章が入ってるね、ウチの国の」
階段を下りながら、テスは拾い上げたものの表や裏をまじまじと見つめている。
「『ウチの国』か。もう随分王様気分か?」
マーリンがそんな事を言いながら笑った。
「『よその国』って程親密な気分は希薄ではないし、でも、『ボクの国』っていうほどまだ厚かましくないよ」
テスはそういって笑うと、持ってきたものをオレたちに見せてくれた。
「随分重々しい……歴史を感じさせるものですね」
ピエールが言うとおり、テスが持ってきたものは小さいながらも重々しい光を放つなかなか立派なものだった。
「コレ一つで王様か。……なんだかなあ、ピンとこないね」
「コレはあくまで印であって、本当の実感はこれから来るんじゃよ」
「だろうね」
テスは少し苦笑いすると、手に入れた紋章を布でしっかりとくるんでから道具入れにしまいこんだ。
「さて、じゃあ、気をつけて急いで帰ろう。ビアンカちゃんが待ってる」
通路を半分来たところで、何か慣れないニオイがした。
生き物のニオイ。……知らない人間のニオイだ。
少し低くうなり声を上げて、先を歩くテスに知らせる。
「何? どうしたの?」
「何かが居るみたいですよ」
ピエールが通訳しながら剣を引き抜く。
「見えないけど……。匂い?」
「そのようです」
「ありがとう、ゲレゲレ」
テスも言いながら剣を抜いた。カジノ道楽で手に入れてきた割には、切れ味の良いあの剣だ。
「気をつけて進もう」
通路を通り抜け、広い場所に出た。
真正面には下りてきた階段。そこに二人組みの人間が居た。
片方はがっしりした覆面、もう片方はその子分といったところか。あまり強そうには見えなかった。
「おーっと、待ちな!」
がっしりしたほうが野太い声を上げる。テスは相手を見ながら、向こうにはわからない程度の小さなため息をついて立ち止まる。
「悪いが王家の証を持っていかせるわけにはいかねえな!」
がっしりした覆面は、そこでばっと右手をこちらに向けて一瞬動きを止めた。どうやら決めポーズらしかった。
「……」
テスはどうしていいか考えているらしく、リアクションしなかった。心底呆れた顔で向こうを見ている。
ソレがどうやら向こうには驚いて声も出ないように見えたらしく(半分は正解だ)さらに気を良くして胸を張った。
今度は子分みたいなほうが半歩前に出て、
「テスさんが王になるのを嫌がる人もいるってことよ」
と、品の悪い声で言ってから笑った。
「……」
テスは「あそう」とでも言いたそうな顔をして、少し視線を相手からそらした。本気でどうしたものか困っている。
『代わりに噛み付いてやるか?』
俺がピエールに聞くと、ピエールは力なく首を左右に振った。
「とりあえず、主殿に任せましょう」
小声でやり取りしている間に、あっちは進展があったらしい。がっしりしたほうが、右手の人差し指を口元に持っていって、「しー!!」とかやっている。
「余計な事を言うな! お前なんて事するんだ!」
そんな事を言って子分を殴っている。
「……どうしたもんかなー」
テスがついに小声でぼやいた。
「ともかく!」
がっしりしたほうが気を取り直したのか、再びこっちをみてびしぃ!と人差し指を突きつけた。
「そいつは返してもらうぜ!!!」
「……嫌です」
テスは随分さわやかな笑顔で言った後、しっかりと剣を構えて見せた。
『噛んでもいいのか』
俺がピエール越しにテスに聞くと、テスはため息混じりに「死なない程度にね」とだけ言った。
あっけなく戦いは終わった。
「……どうも見くびられてるのかな? ボクってそんなに弱そう?」
テスはひっ捕まえて縄で縛り付けた男達を見て、大きくため息をつく。
「まあ、黙って立っていればそんなに使い手には見えないですね」
ピエールは剣をしまいながら答えた。
「うーん、コレでも冬と春はお城で剣術習ってたから、知ってるべきだよね。それだけ城の中で起こってることに興味がないってことだよね。……地位を守る前にやるべきことあるよねー?」
「い、言っとくけどオレたちは誰に雇われたかなんていわないからな!」
がっしりしたほうは、テスたちの話を聞いて居るのか居ないのか、そんな事を悲鳴混じりに叫ぶ。
「いや、別に言って貰わなくてもわかるし。大臣でしょ?」
「何でわかるんだー!」
「あ、やっぱり当たりだって」
「貴様オレたちをはめたな!」
「お前さんたちが馬鹿なだけじゃ」
「何か、面白いねこの人たち」
テスと爺さんは捕まえた奴らをしばらくからかった後
「じゃあ、帰ろうか。この人たちどうしよう? ここに置いて行ったらここが穢れるし、かといって国に連れて行くのも面倒だから、入り口の兵士さんに預けていこうか。ボクが王様になったら最初にする仕事はこの人たちの裁判の傍聴かな?」
「よかったの、お前さんたち即刻死刑じゃなさそうじゃぞ」
「……主殿もマーリンも、いじめるのはその辺に……」
ピエールが目を伏せながらつぶやくようにたしなめた。
結局捕まえた奴らは、予定通り入り口に居た兵士達に預ける事になった。最後まで奴らは口々に何か言っていたが、悲鳴じみていてほとんど聞き取れなかった。
「じゃあ、帰ろうか。ルーラで行こう。早くビアンカちゃんにあいたい」
テスがそういうから、俺たちはルーラでグランバニアの城に戻った。コレでテスは王様になるらしい。
……何だかよくわからない話だと思う。
■行く手を阻んだ彼らは、絶対馬鹿だと思う、に1票。
だってカンダタだもん、DQにおける彼は馬鹿じゃないと嫌だ。
というわけで、ゲームよりさらに輪をかけて馬鹿にしてみた。
書いていて楽しかった。
そしてやっぱりテっちゃんは底意地が悪い。
次回はテっちゃん王様に。そしてパパに。
……幸せ、ラストスパート。
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