今日のDQ5(128)
2005年5月13日 今日の「DQ5」■彼は死にそうになりながらも、目の前に立ちふさがったドラゴンを漸く倒す事が出来た。
残り少ない薬草で軽く傷を治すと、部屋の中へゆっくり進む。
洞窟には似つかわしくない、赤い絨毯が敷かれただけの質素な小部屋の真ん中で、栗毛の長い髪をした少女がこちらを見ていた。
「テスさま。私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
彼は微笑んで頷く。彼女は嬉しそうに笑った。彼はそっと彼女を抱き上げる。
「まあテスさま。うれしゅうございます」
彼女は頬を染めて、彼の首に腕を回した。恐かったのだろう、少し震えている。しかし、彼女はしばらくすると、ほっとしたように大きく息を吐いた。彼は彼女が安心したのを確認すると、
「参りましょう」
と声をかけ、彼女を抱き上げたまま歩き出す。洞窟の外は綺麗に晴れ上がった空が広がっていた。
……ちうことで、めずらしく、本当に久しぶりにローラ姫を物語の中盤で助けてみました(普段は助けなかったり、竜王を倒した帰り道に拾って帰ったりする)
そのままマイラの宿屋に直行しました。
「ゆうべはおたのしみでしたね」だよ。子どもの頃は、意味がわからなかったなー小学生だったもんな(遠い目)
さて、ローラ姫はお城に行かない限り、ずっと抱き上げたまま行動が出来ます。携帯電話アプリ版は、いつでも中断できるように、「中断の書」というものが存在します。フィールドでもセーブ・ロードが出来ちゃうわけです。
……どこまで連れ歩けるか、チャレンジ開始!
そのためにわざわざ姫を助けてきたんだからな!!(笑)
現在、ローラと共にガライの墓を攻略中。現在レベル16。
■試練の洞窟 4 (ピエール視点)
■なんでこういう話になったのか、私は良くわかりませんので、あまりきかないでください。
残り少ない薬草で軽く傷を治すと、部屋の中へゆっくり進む。
洞窟には似つかわしくない、赤い絨毯が敷かれただけの質素な小部屋の真ん中で、栗毛の長い髪をした少女がこちらを見ていた。
「テスさま。私をお城まで連れて帰ってくださいますのね?」
彼は微笑んで頷く。彼女は嬉しそうに笑った。彼はそっと彼女を抱き上げる。
「まあテスさま。うれしゅうございます」
彼女は頬を染めて、彼の首に腕を回した。恐かったのだろう、少し震えている。しかし、彼女はしばらくすると、ほっとしたように大きく息を吐いた。彼は彼女が安心したのを確認すると、
「参りましょう」
と声をかけ、彼女を抱き上げたまま歩き出す。洞窟の外は綺麗に晴れ上がった空が広がっていた。
……ちうことで、めずらしく、本当に久しぶりにローラ姫を物語の中盤で助けてみました(普段は助けなかったり、竜王を倒した帰り道に拾って帰ったりする)
そのままマイラの宿屋に直行しました。
「ゆうべはおたのしみでしたね」だよ。子どもの頃は、意味がわからなかったなー小学生だったもんな(遠い目)
さて、ローラ姫はお城に行かない限り、ずっと抱き上げたまま行動が出来ます。携帯電話アプリ版は、いつでも中断できるように、「中断の書」というものが存在します。フィールドでもセーブ・ロードが出来ちゃうわけです。
……どこまで連れ歩けるか、チャレンジ開始!
そのためにわざわざ姫を助けてきたんだからな!!(笑)
現在、ローラと共にガライの墓を攻略中。現在レベル16。
■試練の洞窟 4 (ピエール視点)
階段を下りた先は、小さな小部屋になっていた。
階段の両脇に、これまでと同様に紋章の入った小さな石版が床に埋め込まれている。多分、スイッチになっていて、何かの仕掛けが動くのだろう。
「狭いね」
主殿はあたりを見渡してから、ボソリという。
「全然どうなるのか想像つかない」
我々は、何かないものかとしばらく辺りを調べてみたが、結局何も見つける事が出来なかった。
扉もなければ、壁に継ぎ目もない。
「スイッチ、踏んでみる?」
主殿は足元の紋章をまじまじと見つめた。
「今度も水ってことはないとおもうけど」
「もうああいうのは、勘弁してほしいの」
マーリンが肩をすくめる。確かに、あれは少し参った。
「じゃあ、踏むよ?」
主殿は辺りを見て、何もないことをもう一度確認してから、片方のスイッチを踏む。
一瞬、足元が揺れた様な気がした。その後、ゴウンという低い音がして、細かな振動が続く。
「うわ、今度は何だろう? かなり大掛かり?」
主殿は少し不安そうな瞳で、あちこちを確認する。
やがて、大きな振動が一度。ソレが始まりだった。
右手側の壁がゆっくりと動き出す。
何も継ぎ目などなかったはずなのに、壁がスライドして隠されていた通路が我々の目の前に現れる。
「……どんな技術なんだろう?」
主殿は首をかしげ、それから壁をじっと見つめた。
「ともかく、行ってみよう」
通路は二人ほどが並んで歩ける程度の広さで、しばらく真っ直ぐ続いていた。しかし、最終的には行き止まりになっていて、何も見つける事は出来なかった。
「はずれを踏んだかな?」
主殿は首をかしげて苦笑する。
「そのようですね」
私が答えると、主殿は肩をすくめて、それから元来た道を戻り始めた。
もう一方のスイッチも、やはり同じ働きをした。
今度は先ほどとは向かい側にあたる壁がスライドして、やはり同じような一本道の長い通路が現れる。
「今度は当たりだといいね」
「当たりじゃなけりゃ、困るじゃろ。他の道はなかったんじゃから」
「うーん、途中で何回か失敗してるから。資格を剥奪されてないことを祈るよ」
主殿はそんな事をいいながら、通路に向かって歩き始める。
我々も慌ててその後に続く。
通路の突き当りには、下に降りる階段があった。
「よかった、とりあえずチャレンジ続行」
主殿はそういうと、我々に向き直る。
「ねえ、ボクってさ、王様に向いてると思う?」
唐突な質問に、我々はしばらく言葉を失った。
「なぜそんな事を聞く?」
我に返ったのは、マーリンが一番早かった。
「うん、ずっと考えてたんだ。……ずっと不安だったっていうか」
主殿はしばらく言葉を捜すように、天井を見上げていて、やがて
「勉強はしたよ。マナーだってとりあえず叩き込んだ。けど、付け焼刃だからきっとボロがでるし、そもそもここに来たのだって、大臣に信用されてないからだよね」
そこで、一度言葉を切る。
「なるからには、ちゃんとやりたいとは思ってるけど、そのうちまたお母さんと勇者様を探す旅に出るんだし、そういうの前提で王様になっていいのかな? って思うんだ。それに……」
「それに?」
「王様の器って、やっぱりお父さんみたいな人にあると思うんだ。今でも国の人にお父さんが好かれて尊敬されてるのは、きっとそういうことだと思う。皆は……ゲレゲレ以外はお父さんを知らないから、あんまりわからないかもしれないけど、ボクは……あの人のレベルにはまだ遠く及んでないって言うか……」
主殿が喋るたび、少しずつ暗い気分になっていってるのがわかる。
偉大すぎる父。
その方が、どのような方だったのかはわからない。
しかし、主殿に大きな影響を与えているのはわかる。
それは、尊敬の念であり、
重荷でもある。
「お前さんは、王に向いてるとおもうぞ」
マーリンが沈黙を破るように静かな声で言った。
「確かにマナーは悪いかもしれん。だがお前さんは良く回る頭と、度胸がある。大臣には信用されてないかもしれんが、それ以上にお前さんを信用してくれている人が居る。嬢ちゃんも居る。それに」
マーリンは手を伸ばして、主殿の手をそっと握った。
「わしらは、ずっとお前さんについてきた。国という形はないが、もうずっと、お前さんはわしらの王じゃったよ。お前さんはわしらのために命をかけてくれた。わしらも、お前さんのために命をかけた。お前さんが今からなろうとしている、王様というのは、国と国民のために命を懸けて、そのかわり国と国民からいのちを守られるんじゃ」
「……」
「同じじゃろ? 国は、支配するものと、支配されるもの、二人が居れば成り立つ。わしらは支配という言葉とは縁遠く、信頼という言葉で結びついていたが、やる事は同じじゃ」
「ああ、うん……そうか」
「だから胸を張れ。わしはお前さんの父親は知らないが、きっとお前さんは同じようになっていると思う」
主殿は少し照れくさそうに笑った。
「だと、いいけど」
「さあ、迷いはもうなくなったか?」
「うん」
「では、進め」
マーリンは、下りの階段を指差す。
主殿は頷くと、その階段を下る。我々もその後に続いた。
■なんでこういう話になったのか、私は良くわかりませんので、あまりきかないでください。
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