■DQ5を久しぶりにやりたいかも。
でも弟の部屋までTVとかを取り返しに行くのが面倒くさいなあ。
 
でもそろそろ一回やって色々確認しないと、分からない部分が出てきたしなあ。
ビアンカちゃんにも会いたいしなあ。
 
第一、これ書くの飽きてきたしなあ。
ゲームでもやって萌えを補充しないとやばそうだもんなあ(笑)
 
 
■チゾット 3 (ビアンカ視点)
テスがお盆にスープとパンを載せて運んできてくれた。
しばらく、向かい合って無言で朝食を食べる。
「……ごめん」
突然テスがぽつりと言った。
「ビアンカちゃんが倒れて、ちょっと動転してたんだ。……怒鳴ったりしてごめん。倒れるほど無茶させたのはこっちなのにさ。それにも気づかないで、一方的に非難して……。辛い時に追い討ちかけるような事言った。平気だって言ってるのに、信じなくてごめん。……本当にごめん」
うつむいて、ぼそぼそと。私への謝罪を口にする。

どうしてこの人が、私に謝るんだろう。
悪いのは私のほうなのに。
体調が普通なら、あの山道くらい私だって平気だった。
テスは私が今普通じゃないのを知らないんだから。
謝らなくていいのに……。

泣きそうな気分。

何か云わなきゃって思うんだけど、全然言葉が出てこない。
ただ沈黙が私達の上にのしかかってる。
テスが「あ、そうだ」ってわざとらしく云ってから、話を始めた。 
「あのね、さっき聞いてきたんだけど、村のはずれのつり橋から、グランバニアが見られるんだって。……あとで行ってみようよ。ビアンカちゃん、一刻も早くグランバニアが見てみたいんでしょ?」
テスが微笑む。
「……え? あ、うん」
私は曖昧に返事した。
見たいわけじゃなくて……着かないと困るんだけど。一刻も早く、行きたいんだけど。
ちょっとずれてるんだけど……真相をしらなきゃ、確かに見たいんだろうって思われるのかも……。

私があまり無言だったからか、テスはまた不審そうに私を見た。
「どうしたの?」
「え? なんでもないわ。ちょっとグランバニアってどんなところか想像してただけ!」
私はあたふたと答えてスープをすする。
どうも隠し事って、私は向いてない。
「……あそう」
テスは納得してないみたいだったけど、追求はしてこなかった。
「あとね、とりあえずここの宿あと3日押さえてきたから。短いけどその間に体調を整えてね。食料の調達とかもしないといけないし、まあ、妥当な滞在期間だと思うんだけど、よかった?」
「うん、いいと思うわ」
すぐに答えられる内容の言葉って素敵だって思った。
そのくらい私には余裕がないんだろう。

「考えてみたらボク、これまで次の行き先とか滞在期間とか、全然相談しないで勝手に決めてたでしょ? 一人旅の癖が抜けてないんだね。……ビアンカちゃんは女の子なのに、体力差とか全然考えてなかったし。本当にあさはかだった」
テスはしゅーんとした様に云う。
あー、違う!私のほうが悪いんだってば!
いえたらどんなに楽だろう。
「……もうあんまり、自分のこと責めないでね、私は本当に平気だから。これからは話し合っていけばいいんだし。私も辛いなら辛いって云わなきゃいけないところを云わなかったんだから一緒よ!」
私が慌てて答えるから、テスにはそれがフォローに思えたらしい。
「それだけボクが頼りなかったってことだよ」
ぼそぼそと云ってうつむいてしまう。
「……本当に違うから! 本当に、自分のことは責めないで!」 

仲直りしましょう。
そういって握手した。
握手しながら、こんな事言いながら、まだテスの事をだましてるんだなって思ったら胸が痛かった。
 
 
チゾットは山肌にしがみついてるみたいな村で、村の人が普通に歩いてる場所もすぐそこが崖になっていたりする。
「……落ちないように気をつけてあるかないとね」
「もうそんなに子どもじゃないよ」
テスに苦笑されながら、私達は村のはずれにある大きなつり橋までやってきた。
つり橋の向こうの洞窟を下りながら抜けていくと、グランバニアにたどり着くんだそうだ。
……今度は倒れないように気をつけないと。
そんな事を思いながら、つり橋を中ほどまで渡る。
 
 
 
眼下に、広大な森が見えた。
見渡す限りの深い森で、その中に悠然と大きな石造りの町があった。
石の壁で周りを囲まれていて、その壁と同化するようにお城が立っている。
立派な国。
「あれがグランバニアなのね。ここから見ると、近いのか遠いのかよく分からないわ」
「町の大きさが分からないから、どのくらい遠いのか予想も出来ないね。……遠そうな気がする」
「きっと近いわよ。山を降りればすぐだわ」
 
答えながら私は隣に居るテスを見る。
テスはただ静かに、じっとグランバニアを見ていた。
懐かしむような、それでいて淋しそうな瞳。
「……風が出てこないうちに戻ろうか」
テスは私の手を引いて歩き出す。
振り返って、グランバニアをもう一度見る。
不思議な感覚。
きっと私達はあの国に迎え入れられるんだろうって、そんな気がした。

「あら、グランバニアを見てきたんですか?」
村の女の人に声をかけられて、私達は頷く。
私が倒れた事で、あまり旅人が来ないこの村で私達はすっかり有名になっちゃってるみたいだった。
「ええ。とっても立派そうな国でした」
テスがにこりと笑って答える。
女の人は少し頬を染めた。
そうね、テスは確かに綺麗な子だからね。笑いかけられたらぽーっと来るわよね。……見逃そう。変な事言ってテスと喧嘩してる場合じゃないし。
「グランバニアの国王は、パパスさまといって本当に立派な人だったんですよ。たしか王になったばかりの頃、この村に立ち寄られたことがありました。外の橋の上から長いことグランバニアのお城をながめてましたよ」
女の人は少し懐かしむような瞳で橋のほうを見つめた。
テスも橋を振り返る。
「そうですか」
少しため息交じりの声でそういうと、女の人にお礼を言ってまた歩き出す。

本当は。
一刻も早くグランバニアに行きたいのはテスのほうが気持ちとしては強いだろう。
それでも、私を優先してここに滞在するって言ってる。
 
……私は一体何をやってるんだろうか。

そんな自己嫌悪とともに、私はテスと一緒に宿に戻った。

 
■……あれ?
チゾットで書くべきことってまだあるのに……。
もう3回もチゾットに居てまだ書けてないってどういうこと?
明日もチゾット?
それともさーっとすすめようかな?
 
気が向いたほうで書きたいと思います。
 
■人気投票、まだ地味ーにやってます。
とはいえ、16日が最終日。そろそろ佳境でございます。
http://vote2.ziyu.net/html/zum_sieg.html
 
 

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