今日のDQ5(111)
2005年4月11日 今日の「DQ5」■弟のDQ8話を聞くたびに、やりたい気持ちがふつふつとわいてきています。
しかし10年来の友達達が「8をやったらコレを書かなくなる、もうちょっと頑張れ! せめて石化まで!」といいます。
もう、性格を見抜かれてることこの上なし(笑)
■チゾット 1 (テス視点)
■当初の予定ではテっちゃんもうちょっと怒ってたんですけど、ちょっと怒りが収まったみたいです。私が脳内で話を考えてる間にがんがん怒ってたから(笑)
途中で何かいてるのか分からなくなってくるしさあ。
今日も失敗だ。
しかし10年来の友達達が「8をやったらコレを書かなくなる、もうちょっと頑張れ! せめて石化まで!」といいます。
もう、性格を見抜かれてることこの上なし(笑)
■チゾット 1 (テス視点)
山頂にあいていたトンネルを抜けると、山にくっつくように小さな村があった。地図にもちゃんと載ってる。山岳の民が住む、伝統を守ってる村。チゾット。
確かそんな感じの所だったはず。
まだ完全に冬になっていないはずなのに、チゾットは雪に覆われていて肌寒い。
「とりあえず宿をさがさなきゃね」
「……そうね」
村の入り口すぐの所に、小さな宿屋があった。
「ここにしようか」
宿に近づいていくと、宿屋の人だろうか。女の人が玄関先を掃除していた。
男の人が隣で木を切っている。ボクらの足音に気付いたのかこっちを見た。そしてびっくりしたような声をあげる。
「いらっしゃいませ……あの、お連れの方の顔色がすぐれないようですが……?」
「え?」
ボクは驚いて振りかえる。
ビアンカちゃんはふらふらとした覚束ない足取りで、言われたとおり顔色が悪い。真っ青を通り越して、白い。
「ううん、なんでもないわ、ちょっとだけ気分が……心配しないで……だい……じょ……ぶ……」
絞りだすような小さな声で言うと、ビアンカちゃんはそのまま倒れこむ。
「……!? ビアンカちゃん!?」
ボクは動けなかった。
頭が真っ白になる。
「これはいかん! とにかくベッドに運ぼう! うちの宿を使うといい!」
男の人はそういうと、宿のドアをあけて中に声をかける。
「おーい! 人が倒れたぞ! ちょっと手伝ってくれ!」
ビアンカちゃんは一番奥の部屋に運んでもらった。
ベッドにゆっくりと横たえて、神父さまがくるのをまつ。
ビアンカちゃんは白い顔でぴくりとも動かず横になっている。
「……」
胃の辺りが痛い。
時間が流れてない気がする。
神父さまは横になっているビアンカちゃんを一通り見たあと、熱はないしただの疲れかもしれないから、今日は安静にしていなさいって言って帰っていった。
「大したこと無くてよかったですな。あなたの奥さんですか?」
宿のご主人に聞かれて、ボクはうなずく。
まだ「奥さん」って言われるのはちょっと恥ずかしい。
「いやー、べっぴんさんだ! あまり無理せず大事にしてやってくださいよ」
ご主人はにこやかに笑って言うと、部屋をでていった。
窓の外は、もう葉がない枝だけになった木が生えていて、淋しい景色。
ベッドには白い顔で眠るビアンカちゃん。
すぐそこに、死の世界が広がっている気がした。
ビアンカちゃんが目を覚ます迄の時間、ボクは自分がちゃんと息をしていたのかどうかすらよくわからなかった。
「ごめんね……テス」
弱々しい声。
目を覚ましたビアンカちゃんのそばによる。
「心配かけちゃったね……もう大丈夫だから……」
「いつからだったの?」
「今日だけよ……?」
「何で言ってくれなかったの? 気付かなかったボクが悪いんだけど、どうして言ってくれなかったの? ボクには辛いとか気分が悪いとか言いづらい? そんなに……頼りない?」
「そうじゃないわ……ただ、チゾット迄大丈夫だと思ったの……」
「ちょっとした不調でも言ってよ……ボク、ビアンカちゃんが居なくなったらイヤだよ……もう目の前から大事な人が居なくなるのはイヤだよ……」
「テス……」
「お願いだから自分のこと大切にしてよ……ビアンカちゃんの命は一つしかないんだよ? ボクの命の何倍も尊いんだよ……」
「一緒よ、命の尊さは一緒。テス……そんな淋しい事言わないで……」
「……ちょっと寝たほうがイイよ」
ボクは話を切り上げる。
このまま言い合ってたら、たぶん喧嘩になるだろう。
ビアンカちゃんは今疲れてるんだから喧嘩するわけにはいかない。
「そうね……少し眠るわ……お休み、テス」
「お休み、ビアンカちゃん」
ボクはビアンカちゃんが寝入ったのを確認してから部屋をでる。
馬車で待っていてくれた皆に、ビアンカちゃんの無事を伝える。皆ほっとしたようだった。
しばらくここに留まったほうがいいかもしれない。
ビアンカちゃんの体調がしっかり治るまで。
グランバニアはなくなったりしないんだし。
ビアンカちゃんが居なくなるほうが、グランバニアに行けないよりずっとイヤだ。
「しばらくここに留まるかもしれないから、皆そのつもりでいてね」
ボクは皆にそう伝えて、部屋に戻る。
ビアンカちゃんはよく眠っていた。
その手を握って、ボクは目を閉じる。
ビアンカちゃんの呼吸の音がする。
生きている音。
安心する音。
この音が、途絶えないように。
■当初の予定ではテっちゃんもうちょっと怒ってたんですけど、ちょっと怒りが収まったみたいです。私が脳内で話を考えてる間にがんがん怒ってたから(笑)
途中で何かいてるのか分からなくなってくるしさあ。
今日も失敗だ。
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