■今日の本
『作家の犯行現場』 ISBN:4101204349 文庫 有栖川有栖 新潮社 2005/01 ¥700
地霊にいざなわれ、路地へ迷宮へ。「作家が創作という犯行を行なった現場」をめぐる旅。『ダ・ウィンチ』連載の「有栖川有栖 ミステリー・ツアー」に書き下ろし小説を2編加えた紀行エッセイ集。


「旅の終わりは、ピリオドではなく疑問符」

有栖川さんの小説は火村先生のしか読んだことないんですけど、基本的に旅ものとかエッセイとか好きなので、ちょっとチャレンジ。
ミステリ作家が「事件現場」とした「場所」には、それなりの力があるんではないか?という観点から、さまざまな「事件現場」へ赴くエッセイです。
私は無知であり、読書の幅も狭いので、取り上げられている場所の名前も2つくらいしか知らないし、紹介されてる本も一冊しか知らないという体たらくでしたが、とても面白かったです。

行きたくなった場所がいくつか。

まずは「明石海峡大橋」
コレは森博嗣の「そして二人だけになった」の舞台。
「そして〜」は実は読んだ時意味が分からなかったんだけど(苦笑)最近書評サイトで読み方を学んだのでもう一回チャレンジしてみようかなと思っております(笑)
で、明石海峡大橋のアンカレイジには本当に入れるそうです。八階建て近代的ビルのようになっているそうです。
行ってみてー!
 
次に「とりっくあーとぴあ那須」
トリックアートというのは名前だけは知ってたんだけど、実物は見たことがないんで、ぜひとも見てみたい。
一緒に載ってる写真がとても面白かったんだよ。
写真も自由にとっていいらしいので、是非行きたい。
仲間内で行けばとても盛り上がると思う。
書き下ろしでついていた「騙し絵奇譚」が良かった。
有栖川さんの作品はやっぱり好きみたい。
 
その次は「鳥取砂丘」
ま、コレはミステリ云々関係なく前から行ってみたいんだけど…(笑)かなりハードらしいので、私には向かないかもね。
でも風紋の残る朝の砂丘はかなり見てみたい。
綺麗そうだ。
 
 
ちなみに行きたくないところナンバーワンは「戦慄迷宮」
富士急ハイランドにある、病院がモチーフのお化け屋敷。
全長700メートル、決まったルートなし。
ぜーったい行きたくない。
 
 
紹介されていた本も読みたくなるのが沢山あった。
森博嗣の「そして二人だけになった」は読み返さねばって思ったし、エドワード・D・ホックの「有蓋橋の謎」も面白そう。ホックは怪盗ニックのシリーズで読んでると面白いし、かなり期待できそう。
あと、綾辻行人の本が二冊「霧越邸殺人事件」と「十角館の殺人」が気になりました。
あと、水没の悪夢で紹介されてた4冊。
しばらく読む本に困らなさそう。

……って、今ホックの本を検索したら怪盗ニックのシリーズ、新しいの出てる!知らなかった!買わなきゃ!女怪盗サンドラって誰!
 
 

6冊目/100冊

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