今日のDQ5 (75)
2005年3月3日 今日の「DQ5」■本日、友人の大槻くんとカラオケに行ったのですが(この話は日常の日記で詳しく書きます)その時に「今日のDQ5」について色々感想を頂いたわけです。
彼女はゲームのDQ5を知らない人なのです(これ、大前提)
大槻「ヘンリー君をね、ネットで検索して、髪の毛の色にショックを受けたんだよ」
高月「あー、緑ね」
大槻「しかも髪が長い」
高月「ああ、おかっぱね」
大槻「ショックだったよー」
高月「しかもヤツは白タイツでかぼちゃパンツだぞ」
大槻「それ以上言わないでー!」
どうやら、私が外見を説明しなかったのが原因らしいです。
……必要だったのか、と目からうろこ。
これから出るキャラクタはなるべく外見説明を書く約束をしました。
(他にも感想は貰ったんだけど、とりあえずここだけ御紹介)
■山奥の村で 4 (テス視点)
テっちゃん、ビアンカちゃんにしてやられる、の巻。
昨日の予告ではビアンカ視点だったのですが、テっちゃんのほうがしっくりきそうだったので、予定変更。
ようやく村を出そうですね。
……いやー、実はまだです。
今度こそビアンカちゃんの視点で。もう一回村の中。
その次がピエール視点、かな? 確か予定では。
あと3回くらいは水のリングを探しにいったりしません。
ここのイベント、ゲームではあっと言う間なのにね!(笑)
彼女はゲームのDQ5を知らない人なのです(これ、大前提)
大槻「ヘンリー君をね、ネットで検索して、髪の毛の色にショックを受けたんだよ」
高月「あー、緑ね」
大槻「しかも髪が長い」
高月「ああ、おかっぱね」
大槻「ショックだったよー」
高月「しかもヤツは白タイツでかぼちゃパンツだぞ」
大槻「それ以上言わないでー!」
どうやら、私が外見を説明しなかったのが原因らしいです。
……必要だったのか、と目からうろこ。
これから出るキャラクタはなるべく外見説明を書く約束をしました。
(他にも感想は貰ったんだけど、とりあえずここだけ御紹介)
■山奥の村で 4 (テス視点)
「あ、起きた」
目が覚めると、ビアンカちゃんがベッドの脇からボクを覗き込んでた。どうやら、起こしに来てくれたみたいだった。
「おはよう、テス。よく眠れた? 今、朝食の用意をするから、暫くたったら起きてきて?」
「あ、うん」
ボクの返事を聞いてから、ビアンカちゃんは手をひらりと振って部屋から出て行った。
ボクは欠伸をしながら起き上がる。
昨日は結局、ワインを飲みながら夜遅くまで、いや、むしろ明け方近くまで話をしていて、寝たのがさっきっていうイメージ。
あまりしっかり寝た気分じゃなかったけど、ご飯を作ってくれてるって話しだから、起きないわけには行かない。
昨日は、ビアンカちゃんの話を聞いているのが本当に楽しかった。引越しの時のてんやわんやだとか、この村につくまでの旅路。村についてからの仕事だとか。おばさんがなくなる話はちょっと辛かったけど、本当にのんびりした生活を送っていたみたい。
ボクの方は、ベラと一緒に妖精の村へいった話や、ヘンリー君との出会い。ヘンリー君とラインハットを救った話や、ベネット爺さんとルーラを復活させた話。そんな話をした。
もちろん、お父さんが死んだ時の話や、その後のドレイの日々ははなしてない。そんな話をして、心配されたり同情されたりするのは……嫌だ。
みんなの事も、きちんとは話せなかった。仲間が居ることや、名前はいえても、それが魔物だって事は言いづらい。
ゲレゲレとだけは再会できて、それがネコじゃなかったことは言ったけど。
ボクの人生は、あまり人に話せるようなものじゃない。
ちょっと、つらいけど、仕方ない。
起きて着替えてから、台所へ行くと、ビアンカちゃんは鼻歌を歌いながら暖めているスープをかき混ぜていた。
「おはよう。綺麗な歌だね」
「あら、ありがとう」
ビアンカちゃんはこっちを向いてにこりと笑った。
「悪いんだけど、お父さん起こしてきてくれる?」
「うん、いいよ」
ボクはそのまま部屋を横切って、ダンカンさんの部屋のドアを叩いて、一拍置いてからその部屋に入った。
「おはようございます、ダンカンさん。もうちょっとで朝ごはんだから、起きてきてくださいね」
「ああ、有難うテス」
そういうと、ダンカンさんはボクを手招きする。
ボクがベッドの脇にいくと、そこにおいてある椅子に座るように勧められた。
「なあ、テス。このことはビアンカに黙っておいてほしいんだが」
ダンカンさんはそんな前置きをしてから、ボクに静かに話し出す。
「ビアンカはね、実は、本当は私の実の娘じゃないんだよ。アルカパで宿屋をやってる時、魔物に襲われて息も絶え絶えになった若い夫婦が連れていた娘さんでね。まだ生まれたばっかりの赤ちゃんだったよ。結局その夫婦はなくなってしまって私が引き取ったんだよ。……だからこそ、余計にビアンカの事が不憫でね……。幸せにしてやりたいんだよ」
ダンカンさんは、壁の向こうに居るビアンカちゃんが見えるみたいに、台所の方を見る。とっても優しい瞳をしていた。
「私はこんな体だから、この先どうなるか分からないし……。テスがビアンカと一緒にくらしてくれたら安心なんだがなあ」
そう言って、ダンカンさんはボクを見る。
ボクは、その視線から逃げるように目をそらした。
「おじさん、ボクは……旅を続けるから……一緒に暮らすとか……幸せにしてあげるとか……無理だよ……」
ボクが搾り出すように言うと、ダンカンさんは小さく「そうか」っていって笑った。
暫く、ボクらは無言だった。
すると、ドアがいきなり開いた。
「ねえ、出来たよ?」
ビアンカちゃんがニコニコ笑って言う。
「そうか。さ、行こうテス」
ダンカンさんはそういうと立ち上がる。ボクもそれに続いた。
「さ、テスはこっちに座って?」
ビアンカちゃんに言われた席について、ボクらは朝のお祈りをしてからご飯を食べ始める。
「ねえ、食べながらでいいから、聞いてくれる?」
ビアンカちゃんがボクを見て話し出す。
「昨日あれから考えたんだけどね、水のリング探すの私も手伝ってあげるわ! だってテスには幸せになって欲しいもんね。いいでしょ?」
「な、何言ってるのビアンカちゃん! 危ないんだよ? お化け退治の頃とは違うんだよ?」
ボクがあわてて言うと、ビアンカちゃんはにやっと笑った。
「あら? いいの? 私が居なきゃ水門を開けられないわよ? だから、いいでしょ?」
そんな切り札が!
ずるい、ずるいよビアンカちゃん!?
「……分かった、それじゃ仕方ないもんね」
ボクはうつむいて搾り出すように答えた。
ダンカンさんが向かいで笑いをかみ殺している。
ビアンカちゃんは本当に嬉しそうににっこりと笑った。
「うふふ、また一緒に冒険ができるわね! 出かける時は声掛けてね、私ちょっと近所の人にお父さんの事頼みに行ってくるから、待っててね? その隙に行こうとしたら……一生水門開けてあげないからね?」
「……わかった、わかったよ」
ボクはもう、覚悟を決めるしかないって思って、お手上げですっていうのを示すように両手を軽く上に上げた。
「お昼頃、出発しよう」
ビアンカちゃんは頷くと、旅の用意をしに家を出て行った。
テっちゃん、ビアンカちゃんにしてやられる、の巻。
昨日の予告ではビアンカ視点だったのですが、テっちゃんのほうがしっくりきそうだったので、予定変更。
ようやく村を出そうですね。
……いやー、実はまだです。
今度こそビアンカちゃんの視点で。もう一回村の中。
その次がピエール視点、かな? 確か予定では。
あと3回くらいは水のリングを探しにいったりしません。
ここのイベント、ゲームではあっと言う間なのにね!(笑)
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