今日のDQ5 (73)
2005年3月1日 今日の「DQ5」■封印の洞窟、クリアしてきました。
割とラクでした。
王者のマントを手に入れたわけですが。
……ださい。
■山奥の村で 2 (ビアンカ視点)
なんだか、山奥の村の話はとっても長くなりそうです。
なかなかテっちゃん旅立たないかも(笑)
どうでもいい話としては、テっちゃんの身長は175〜180くらい。ビアンカちゃんは165前後のイメージで書いてます。ああ、どうでもいい話だなあ。
ゲーム画面でかなり身長差あるもんねえ。
さてさて、明日はテっちゃん視点。
まだまだ村での話は続きます。
どうでもいいところに力を入れてまいります。
割とラクでした。
王者のマントを手に入れたわけですが。
……ださい。
■山奥の村で 2 (ビアンカ視点)
お母さんのお墓に参って、私は家に帰る。毎日の日課になってて、それが終わるとお父さんとお昼ご飯。
毎日同じ日々。
もう慣れちゃって、嫌だとかそういう感覚はないけれど、時々小さな頃を思い出す。
毎日がキラキラしてて、楽しかった。
お化け退治なんてした事もあったっけ。
思い出すと、その楽しかった日々に心が騒ぐ。
また、ああいう感覚を味わいたい。
でも、その頃一緒に居たテスはもういない。
今でも、ラインハットは憎い。
サンタローズはなくなって、テスもおじさまも行方不明で、そしてそのあと私はすぐにこの村に越してきた。
私はため息をついて立ち上がる。
「お昼、ナニにしようかな」
私は伸びをしてから歩き出す。
しばらく行ったところで、スレイさんに声を掛けられた。
「あ、ビアンカさん!」
「何?」
「さっきねえ、水門を開けて欲しいっていう旅人が来たから、キミの家紹介しておいたよ」
「え? そうなの? 変わった人ね。わかった、ありがとう」
私はスレイさんに手を振って家路を急ぐ。水門を開けるなんて、私がここに引っ越してきてから初めての話。どんな変わり者か早く見てみたい。
家に帰ると、床下の庭(なんでか良くわからないけど、私の家は高床式みたいになってる。だから、床下に庭がある)で草取りをしてくれてたドッガさんが
「あ、ビアンカさん、おかえりなさい! 何か、変な旅人がビアンカさんの家に入っていきましたよ」
なんて教えてくれて、そして上を向いて不機嫌そうな顔をした。
「そうなの? さっきスレイさんが教えてくれた人かしら? 教えてくれてありがとう」
私はドッガさんに手を振って、階段を駆け上る。
ドアの前で一回大きく深呼吸。
第一印象は大事に。明るく笑顔でご挨拶。
ドアを開けて、なるべく明るい声で家の中に声をかける。
「ただいまー」
入り口入ってすぐの部屋には、誰もいない。
どうやら旅の人、お父さんの部屋に居るみたい。実際、すぐにお父さんの部屋の方から足音がどたどたと聞えてくる。
お父さんが、男の人の手を引いて玄関の方へ走ってきた。
はっきりいって、こんな元気なお父さんを見るのは久しぶり。ここのところずっと寝たきりみたいな感じだったし。男の人、はっきり言ってお父さんの勢いに負けてる。
男の人が、コッチを見た。
背がすらーっと高い人。村の同じ歳くらいの男の人たちと比べても、多分一番背が高いんじゃないかしら?
手足もすらりと長くて、やせてるけど筋肉質で、スタイルがいい。
意志の強そうな眉。優しそうな真っ黒な瞳。通った鼻筋。背中まで伸びた長い黒髪を、一つに纏めてる。
綺麗な男の人。
こんなに綺麗で格好イイ人見るのは、久しぶり。
多分、私が知ってる男の人で、二番目に格好イイ。
一番はもちろんおじ様。
何だろう、すごくドキドキする。
お父さんは興奮気味に私に向かって叫ぶ。
「ビアンカ! テスだよ! お前の友達のテスが生きてたんだよ!」
……テス?
私は目の前の男の人を見る。
私の知ってるテスは、6歳のまま。
ちょっとドンくさくて、ぼんやりしてて、でも優しくて強かった、かわいらしい男の子。
この人と、なかなかイコールで繋がらない。
「ひ、久しぶり。元気だった?」
男の人が、にこりと笑って私に挨拶してくれる。
その笑顔は、見覚えのある笑い方で、テスだってようやく納得できた。
でも、声はとっても低くなってる。
ああ、テス、男の人になっちゃったんだ。
当たり前の事なのに、何だかとっても衝撃的だわ。
でも。
とっても嬉しい。
「まあテス! やっぱり無事だったのね! サンタローズの村が滅ぼされてテスが行方不明になったって聞いたけど、私は生きてるって信じてた」
私はにっこり笑うと、テスの手を握ってぶんぶんと上下に振りながら握手した。
「だってあの時、また一緒に冒険しようって約束したものね」
「うん、そうだね」
テスは苦笑して頷いた。
やっぱり、低い声。ちょっとドキドキする。
「でも、あれからもう10年以上か……。色々積もる話を聞きたいわ。ゆっくりして行ってね!」
そういうと、テスは困ったような顔をした。
「えっと、あんまりゆっくりもしてられないんだ」
「あ、そういえば、水門開けて欲しいっていいに来た旅人って、テスか。何かあったの?」
テスは私から視線をはずした。
「えっとねえ、実は、ボク……結婚をね、考えてて。水のリングっていうのを探してるんだ」
「何ですって? まぁー!」
頭がくらくらした。
「えっと、でも、一日くらいは泊まって行きなさいよ。ね?」
「うん、わかった。お世話になるね」
そういって、テスはにっこりと笑った。
「さて。お昼ご飯だけど、テスが来てくれてたから材料足りないかも。買い物行ってこなきゃ。お夕飯の分も買わないといけないし」
「あ、ボクも一緒に行くよ。荷物くらい持つからさ」
「じゃ、おねがい」
私はテスと一緒に家を出る。何を食べたいかとか、好き嫌いはなくなったのかとか、そんな話をしながら、お店に向かう。
時々、すれ違う村の人がビックリしたみたいな顔をして私達を見たけど、気にしないことにした。
今しか、テスと一緒に居られないんだから。
よろずやさんで野菜やお肉を買って、荷物をテスに持ってもらって私達は家に戻る。途中でお母さんのお墓をテスが参ってくれた。
「元気だったのにね」
「うん」
テスはお墓をしみじみと見つめて、呟くように言った。
「おじさまは……?」
「うん、10年前にね、ボクを守るために……」
「そっか。おじさまも……」
私達は暫く黙って、空を見上げた。
今日もとってもよく晴れた青い空に、雲が浮かんでいる。
「そうだ! この村ね、いい温泉があるんだよ。テスも入って行きなよ」
私が言うと、テスはちょっと困ったような顔をしたあと、
「うん、でもボク、旅の途中で魔物と戦ってて結構傷跡とかすごいからさ、村の人ビックリすると思うよ。だから、今日はいいよ」
「うーん、じゃ、宿のおかみさんに閉店後に入れるようにしてもらってあげる。それなら一人で入れるから大丈夫でしょ?」
「じゃ、お願いしていいかな?」
「わかった。じゃあご飯食べたら頼みに行ってあげる」
「ありがとう」
私達は家に戻って、のんびりとお昼ご飯を食べた。
テスは多分、明日か明後日には旅立って行ってしまう。
だから、今だけは、一緒に居て。
沢山思い出を作っておこうと思った。
なんだか、山奥の村の話はとっても長くなりそうです。
なかなかテっちゃん旅立たないかも(笑)
どうでもいい話としては、テっちゃんの身長は175〜180くらい。ビアンカちゃんは165前後のイメージで書いてます。ああ、どうでもいい話だなあ。
ゲーム画面でかなり身長差あるもんねえ。
さてさて、明日はテっちゃん視点。
まだまだ村での話は続きます。
どうでもいいところに力を入れてまいります。
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