■いたスト。
スフィアバトル・スライムベスコース。
一回戦のアレクサンドリアは、余裕でぶっちぎりで優勝しました。
しかーし!
二回戦、オラクルベリーに落とし穴!
スライムに負けかけた!
スライムといえば、ヨワヨワ。Dランク。
コイツがダントツでトップでした。
 
もちろん、リセット押した。
でもCランクのリノアとかも居たのに、どうして……。

 
 
 

■死の火山 2 (ゲレゲレ視点)
テスは、さっきのアンディとかいう男と別れてから、ずっと押し黙っている。
何か考えているみたいだが、こいつはソレを言わないから俺達としてもどうしていいのか良くわからない。

それにしても、俺は不思議で仕方ないんだが、どうしてテスはいきなり手を引くだとか言い出したんだろう。
ちょっと前に結婚して幸せになるってかなり力説していたのに。
群れの中でつがいになろうっていうんだから、競う相手が出てくるのは当然で、それと戦うのが当然だろう。
なのになんで手を引く?
もし、手を引いて平気な相手なら、どうして結婚しようと考えた?

……第一、テスはビアンカとつがいじゃなかったのか?
 
小さい頃から良くわからんヤツだったが、大きくなってますます良くわからんヤツになってしまった。

「ちょっと休もう」
テスの声に、俺は顔を上げる。
現在地は地下1階。さっきの階より更に暑くなっている。まわりの溶岩はますます量がふえて、ますます赤くなっている。
「ホント、暑いね」
テスは見渡しのいい場所を選んで座ると、俺達に水をまわしてくれた。
「主殿は飲まないのですか?」
「最後でいいよ」
水を飲んでから、テスは俺達にここまでの地図を見せる。
「ええと、ここまでは一本道だったから、帰り道に問題はない。で、さっきの階にはソレらしいところがなかったから、ここの階か、もうちょっと下の階にあるだろうね」
そこまでいうと、ぐるりと俺達を見回す。
「皆は大丈夫? 体がつらいとかない?」
「平気です」
ピエールがいいながら頷く。俺とガンドフも頷いた。
「主殿は大丈夫ですか?」
「平気だよ」
テスはにこりと笑う。
もう、コイツの笑顔はクセみたいなものではないかと思った。

 
結局この階にも、怪しいところは全くなかった。
ただ、まだ下の階に続く階段を見つけただけだった。
「まだ続くのかぁ」
テスが疲れた声で、呟く。
「皆大丈夫?」
俺達のほうをみて、テスは心配そうに聞く。
「主殿こそ、本当に大丈夫ですか? 疲れてるみたいです」
「うん、大丈夫」
やせ我慢じゃないといいが。
俺達はテスを見上げる。
額から流れてくる汗を左腕で乱暴にぬぐうと、俺達の視線に気付いたのかコッチを見て、にへっと笑った。
 
この笑顔だけは、変わらない。
何処か間の抜けた笑い方。
なんとなく、守ってやろうって思う笑いかた。

思ってるほど、テスは変わってないのかもしれない。
「じゃ、行こうか」
テスは右手をふらっと振ると、先に階段を下りていく。
俺達も後に続いた。

 
階段をおりると、洞窟はまだ続いていた。
相変わらず、溶岩が赤く光っている。
「暑い」
ぼそりとテスが呟く。首筋を流れる汗を右手でぬぐいながら、洞窟の先を見据える。
少し、目を細めてため息をつく。
俺達は無言で歩き出す。



 
テっちゃんがどうにもこうにも解らなくなったオイラの逃げ道!
解らないなら、わからないまま放っておこう!
という事で、視点を変えてみました。
「お前の事がわからない」
というそのままの視点です。ありがとうゲレゲレ。
 
今日は短めにします。
明日辺りには火山をクリアしてもらおう。
もう、この辺辛すぎ。
早く出てきてビアンカちゃん……。

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