今日のDQ5 (60)
2005年2月14日 今日の「DQ5」■いたスト、次は「アレフガルド」です。
どうやらフローラさんが敵として登場するみたいですよ。
私の持ちキャラはビアンカちゃんなので、いまからドッキドキ!
何されるんだろう。何言われるんだろう。
どきどきどきどき。
■村の怪物 4 (ピエール視点)
キラーパンサーに飛び掛られたテス!
これからどうなる、テっちゃん!
とか胡散臭いことこの上ない恥ずかしいあおりをつけて今日は終わります。
文字数やばいのよ。
どうやらフローラさんが敵として登場するみたいですよ。
私の持ちキャラはビアンカちゃんなので、いまからドッキドキ!
何されるんだろう。何言われるんだろう。
どきどきどきどき。
■村の怪物 4 (ピエール視点)
入り口を入って右手側の道をまっすぐ進むと、やがて下りの階段が見えた。
「アレを下ってみよう」
主殿が階段を指指す。
「わかったー」
スラリンが返事をして、我々はその階段を目指して歩き出す。
階段を下ると、だだっ広い空間が広がっていた。
先ほどまでの壁(と呼んで良いのか?)のようなものはほとんどない。床が所々、穴が開いている。そっとのぞいてみると、下の階の床が見えた。
「落ちないように気をつけないとね」
同じ様に覗き込んでいた主殿が、乾いた声で呟いた。
我々も同じ様に、硬い表情で主殿を見上げると頷いた。
落ちないように道なりにまっすぐ進むと、やがて空間の端にでた。そのまま右手に道が続いている。
そのまま道なりに右手側にすすむと、やがて下りの階段が見えた。
「とりあえず、降りてみよう」
「そうですね」
我々は、階段を下る。
三階も同じ様な広い空間が広がっていた。
階段を下りてすぐに見えるのは、枯れ草の盛り上がった山。それを囲むように壁がたっている。
その壁づたいに歩いてみると、半分くらい回ったところで大きめの湖が広がっているのが見えた。
地下水がわいているらしく、かなり美しい水だった。
「うーん、一番下の階みたいだけど、怪物っていないね」
「そうですね」
「でも、あの小山はちょっと怪しい!」
スラリンが既に背後になっている、最初に見た小山を振り返って見上げる。こちら側から見ても、壁で囲われていて、その小山に近づけそうになかった。
「……上の階から、壁の中に入れるんだろうね。体も休まったし、戻ろう」
「わかりました」
主殿の声に我々は立ち上がると、残りの半周を見に回る。
やはりぐるりと一周まわるように、この階はなっていた。元来た階段に辿り着いただけだった。
階段を上って、左側に進む。相変わらず床はあちこち抜け落ちていて、危なっかしいことこの上ない。今歩いている道も、ずっと右手側が床も壁もなく、気を抜けば落ちるようになっていた。
「あれ、人がいるよ?」
主殿の声にその視線の先を追いかけると、確かに鎧を着た男が立っている。彼の向こう側はすぐが突き当たりらしく、壁がそり立っているのが見えた。
「あの、すみません!」
主殿がその男に声を掛けたときだった。
「うわ!」
男は主殿の声にビックリしたのか、バランスを崩してそのまま抜け落ちた穴に落ちてしまった。どうやら振り返ろうとしたのが間違いだったらしい。
「……!!!」
主殿が慌てて彼の落ちたところへ走り、そのまま穴を覗き込む。
「うわあ。あの人頭とか打ってなきゃいいんだけど……。とりあえず、一回下に下りて無事をたしかめなきゃ」
「そうだな、このままだと夢見わるいよな!」
スラリンが引きつったような声で言うのを聞いて、主殿は素早く立ち上がると、来た道を戻り始める。我々ももちろん急いでそのあとを追った。
階段を下り、すぐに左手側に向かって走る。
男はその床に伸びていた。
「おじさん! 大丈夫!」
主殿が男に声をかけると、男が目を覚ます。
「おお、一体何が……?」
「おじさんさっき、上の階から落ちちゃったんだ。ボクが声を掛けちゃったから」
「ああ、そうだったか。いや、私は怪物が怖くてドキドキしていたから、余計に驚いてしまったようだな」
男はそういうと豪快に笑った。
「ま、あんたも気をつけな」
「おじさんもね。本当にゴメンなさい」
主殿は、男にホイミをかけて頭を下げると、その場を後にした。
「えと、さっき左側はダメだったから、まっすぐ元の階段まで戻って、それから行ってない道を進んでみるしかないね」
「ええ」
我々は再び主殿を先頭に歩き出す。
来た道をもどり、左手側に階段をみながら、更にまっすぐ進む。やがて再び空間の壁に行き当たる。そこで道は左右に分かれていた。
右側を見てみると、すぐ行き止まりになっているのが解る。
「左だな」
「そうだね」
左側に進むと、やがてまた行き止まりで左手側に進むしかできないようになっていた。
「どうもさっきから一本道ですね」
「そうだね、ワナじゃなきゃいいけど」
主殿の言葉に、我々は一瞬顔を見合わせる。
「……気をつけていこう」
「そうだな」
一本道を進むと、いきどまりに下り階段があった。
「空間の中心だし、きっとコレを下るとさっきみた、下の階の小山のあった壁の中にいけるね」
主殿はぎゅっと武器を握り締めると、ゆっくりとその階段を下る。我々もそれぞれに戦う準備をして、そのあとに続く。
階段を下りきると、目の前に小山がそびえていた。
そして、その中に入れるような入り口がぽっかりと口をあけている。
「皆、準備いい?」
主殿の声に、我々は頷く。
「行くよ」
小山の中は広々とした空間になっていた。
奥のほうには枯れ草が敷き詰められた、巣がある。
その巣の上に、一匹のキラーパンサーが居た。
他のキラーパンサーたちのボスなのだろうか。少し風格のある、大きめのキラーパンサー。
「あれかな、怪物」
「でしょうね」
「キラーパンサーだったんだ」
「だったら勝てるな!」
スラリンの声に、相手が反応する。
戦いは、なし崩しに始まった。
キラーパンサーが、低い声でうなる。
しかし我々の攻撃をなるべく避けようとして、あまり反撃はしてこない。
「……」
主殿は不思議そうにそのキラーパンサーを見て、やはり攻撃をしようとしない。
「主殿!」
「テス!」
我々が口々に主殿に声を掛けるが、主殿はなかなか動かない。
仕方なく我々がキラーパンサーに切りかかろうとすると、主殿が大声をあげる。
「ダメ! 皆ダメ! やめて!」
主殿は声をあげながら、私の腕を掴み、コドランのシッポをもう一方の手で掴み、止められなかったスラリンをあろう事か蹴り飛ばす。
「テス! なんてことするんだ!」
「あとで説明する!」
スラリンの非難にも、主殿は大声でそう答えるだけで、多くは語らない。
キラーパンサーの方も、少しずつ動きを止めていく。何かを考えるように。
しばらく、主殿とキラーパンサーが見つめあう。
「……ゲレゲレでしょ?」
主殿の小さな呟きに、キラーパンサーは驚いたように一瞬動きを止めた。
主殿はその様を見て、はっとしたように腰にある道具入れをごそごそと探して、すこし古びた緑色のリボンを取り出した。
「ゲレゲレ! ゲレゲレでしょ! ねえ! ボクだよ! テス! コレ! 憶えてる!? ビアンカちゃんのリボン!」
主殿はその緑のリボンをキラーパンサーに見せる。
キラーパンサーが、そのリボンをじっと見つめ、やがてその匂いをかいだ。
キラーパンサーと、主殿が見つめあう。
キラーパンサーが、主殿に飛び掛る方が、一瞬早かった。
キラーパンサーに飛び掛られたテス!
これからどうなる、テっちゃん!
とか胡散臭いことこの上ない恥ずかしいあおりをつけて今日は終わります。
文字数やばいのよ。
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